ようこそ、あなたは 人目のお客様です。( Since 1999/2/2)
本日のアクセス数: 昨日のアクセス数:

トップページ

情報室
IT資格情報
所有資格
実験室&作品展示室
談話室
遊戯室
趣味の部屋
購読雑誌紹介
プロフィール
雑記帳
気ままにブログ

業務紹介
 ・会社案内
 ・業務内容
 ・サポート料金表
 ・使用機器
 ・主な業績

メ−ル送信
備考
ページ毎アクセス集計
サイトマップ

北山川カヌー(2008年5月)

日にち:2008年5月3日〜5日

場所:三重県

コース:田戸→小川口

天気:3日晴れ、4日晴れ、5日雨

2008年のゴールデンウイークですが、久しぶりに熊野川の上流の北山川を家族で下ってみることにしました。北山川には2003年にも一度来ているのですが、そのときは玉置口から河口まで下りました(そのときの様子はこちら
当初は出来たら田戸から志古まで下れたらと思っていたのですが、5日目の天気が悪そうでしたので川を下るのは4日のみとして、田戸から下れるところまでのんびりと下ってみることにしました。

昨年は北山川よりさらに遠い日置川に行くために朝3時45分に出発したのですが、今回はさすがにそこまで早くなくても良いだろうと思い、3日の朝5時に自宅を出発しました。ただこれが今回の狂った歯車の第一歩になるとは予想もしていませんでした(^^;。そして今回は予定外の事やアクシデントが次々と起きてしまったのでした。
中央道は特に問題なかったものの、東名阪自動車道の途中で事故による渋滞に巻き込まれ1時間近くのろのろとなり、おかげでその先の高速の渋滞も時間と共にどんどんひどくなってしまったのでした。これだとまだ下の国道の方が動くだろうと9時、弥富で下りてR23に出ようとしたのですが、弥富ICからR1までの道路が全く動かず...。ここでも30分以上ロスしてしまいました。結局R23も渋滞で四日市市までたどり着いた時にはもう12時近くなってしまっていました。参ったなあ、四日市ICは予定では8時半くらいには通過しているはずだったのに...。そののろのろ運転のせいか、今まで一度も車で酔ったことの無かった娘がすっかり車に酔ってしまってダウン。おまけに休憩に立ち寄ったコンビニではトイレ前に10分以上の行列が出来ていて、もうさんざんでした。
ただ四日市市よりR23が順調に流れる様になり、津から再び伊勢自動車道に乗って紀勢自動車道、R42と順調に進んで行きました。途中のスーパーで3日間の買い出しを済ませてから、熊野市でR311に進んでキャンプ予定地の小川口を目指します。
小川口でキャンプをするのは今回が初めてですが、カヌーでキャンプする人が多いらしいと聞いていましたので、今日はかなり混雑するのではと心配していましたが、16時30分、実際に現地に着いてみると予想通りの混雑でした(^^;。

ここは川原まで普通車で入れ、川の上には公園があって水洗トイレや水道があるということで、確かにキャンプ適地で人気なのはよく分かりました。(なお特にキャンプ場として管理されている場所ではありませんので、ゴミは必ず持ち帰ることが原則です)
草地の良い場所はもう埋まっていましたので、川原の石の上にテント、タープを張ることにしました。この辺りは比較的小さめの石が多いですので、まあ寝ていても不快ということはありませんでした。逆に大きな石が近くになく、タープの張り縄を固定するのに遠くから石を運んで疲れました。
今回もここで3日間キャンプですので、オートキャンプ用のコールマンのスクリーンタープ(3ポールスクリーンタープ)の中に山用のテント(ICIのティンバーライン4〜5人用でフライは付けず)を張りました。

川側からキャンプサイトを見たもの。すぐ上に道路が走っていて、その脇に家などがあります。自然の中のキャンプというよりは町はずれの川原でキャンプという雰囲気です(^^;。ただ北山川でのキャンプとなると、5年前にキャンプした瀞の郷は現在は営業していない(らしい)ということで、かなり上流にオートキャンプ場が一つある以外は、トイレと水が確保できる場所はここくらいしか無い様な気もします。

次の写真は川原の上にある公園のトイレ。水洗でまあまあきれいでした。水場も少し先にありますが、私達は20リットル×2の水を持ってきましたので、それでことたりました。

設営後18時30分くらいまでのんびりしてから夕食の準備を始めます。メインはお手軽にバーベキューです。先ほど買ってきた海鮮ものを中心にいただきました。

私は運転疲れもあって22時過ぎにはもう寝てしまいました。夜はスクリーンタープをフルクローズしていると多少蒸し暑いくらいでした。
次の日は朝6時過ぎに起き出します。テントから顔を出すと、今日も青空が広がっていました。

朝食後7時45分、車に乗って今日のスタート地点の田戸に向かいます。小川口から川沿いに田戸まで道路は走っておらず、R311→R169と大回りして行かざるをえません。
次の2枚は瀞大橋の上から見た川の様子。上が下流側。左岸が今回のキャンプ地です。


(クリックすると800×600pixelの画像が見られます)


(クリックすると800×600pixelの画像が見られます)

R169に出る少し手前に、次の3枚の写真の場所があります。川は1枚目の上の方から流れてきて、2枚目の手前を右に流れ、3枚目の上の方に向かって流れていきます。

途中で写真を撮ったりして少し時間がかかり、8時24分、やっと田戸に到着です。観光客用の無料の駐車場がかなり用意されていますので、そこを使わせてもらいます。まだ車がそれほど停まっていませんので、駐車場の一角でカヌーを組み立てます。(今回使うのはアリーの組み立て式カナディアンカヌーです)

9時15分、やっと準備が出来ましたので、カヌーその他の荷物を持って下に下りていきます。下る場所はこちら。

古い瀞ホテル(現在休業中らしい)の建物の横の急な階段を下りていきます。階段は狭くて急なため、比較的大きめのカナディアンカヌーを運ぶのに苦労しました。

階段の途中から見た瀞峡の様子。なんとなく中国の奥地の川の様な風情があります。


(クリックすると800×600pixelの画像が見られます)

ただしここはジェット船の発着場にもなっていまして、私達が準備をしている間にも轟音を響かせながら観光客を乗せたジェット船が行き来していました。


(クリックすると800×600pixelの画像が見られます)

最初、運び下ろしたカヌーをすぐ脇の川原に置いておいたところ、ここは船が着くので移動して欲しいといわれ、川原の一番先まで移動しました。

船に乗る観光客用に売店があり、そこでお昼用の買い物をします。最初はめはり寿司を買う予定だったのですが、売ってないといわれたため、焼き魚と餅を買いました。

9時57分、準備も完了しましたので、そろそろ出発します。このアリーの組み立て式カナディアンですが、本来は2人用ですが、今回の様に荷物を積まなければなんとか大人3人は乗れます。私と長男がほぼ大人一人ずつ、妻と長女で合わせて大人一人程度の重量です。ただ長男も長女もだんだんと大きくなってきていますので、そろそろフネを分けないと乗れなくなりそうです。

瀞峡ですが、ご覧の様に周りが切り立った崖が続きますので、万が一転覆してしまうと大変ですので、注意しつつ進んでいきます。ただ...、普段は1時間に1往復のジェット船が今日は本当にひっきりなしに往来していて、その船の起こす波に対応するために頻繁にカヌーの向きを変えなくてはならず、ちょっと疲れてしまいました(^^;。(船の起こす波は30cmから40cmほどありますので、波に対してカヌーを垂直にしていないと危ないため)


(クリックすると800×600pixelの画像が見られます)


(クリックすると800×600pixelの画像が見られます)

さらに悪いことにおそらく玉置口か小川口から入ったと思われるジェットスキーがこの辺りまで頻繁に上がってきて、ジェット船かと思ってカヌーを横に向けているとジェットスキーだったということが何度もありました。まあうるさくて排気ガスが臭いだけでならまだ我慢できましたが、最後にすれ違ったジェットスキーは実にとんでもない奴でした。そのためジェットスキーが今の様に好き放題をこの川でしている限りは危険だし気分が悪くなるので、今後はこのエリアを下るのは止めようと思います。川事態は良いのですが、共存できない相手がいるというのはとても残念です。
ジェット船が通れる様に瀬を掘り下げている結果、ジェットスキーにとっても走りやすいルートとなってしまっているためでしょうが、それにしても最低限のモラルは持って欲しいものです。

しばらくすると切り立った崖の領域が終わりますので、この先に川原で休憩としてちょっと早めのお昼にします。

このすぐ先に今日最初の瀬があります。ちなみに先ほども書きましたがジェット船の運行されている区間は、瀬もジェット船が通れるほど深くなっていますので、瀬のど真ん中を障害物を気にすることなく下っていくことが出来ます。瀬はせいぜい1級程度で、カナディアンでもほとんど危険を感じることなく下っていけます。

すぐに両側の川原が広くなってきたなと思ったら、そこは前回のスタート地点の玉置口でした。ここからは和船による瀞峡巡りが出ているようです。キャンプ場の瀞の郷は営業していないと聞いていますが、なにやらテントが見えています???。

この先で川は大きく左にカーブしますが、その内側の川原も広く、ここでもキャンプしている人がいました。水、トイレは無いもののキャンプ適地です。

お昼近くなるに従って少しずつ風が強くなってきて、漕ぐのがだんだんと疲れてきましたので、この先で岸に上がってゆっくりと休憩します。

再び両側から山が迫ってきて、

その渓谷地帯を抜けると再び空が広くなります。そしてこの辺りから正面から吹いてくる風がかなり強くなりました。タープやテントは果たして無事でいるのか心配になるほどです。

やっと正面に瀞大橋が見えてきました。今日はもうこの強風で漕ぐのに疲れましたので、キャンプ地まで下ってそこで終わりとします。

確か上の写真のちょっと下あたりのことでした。流れが狭くなって多少瀬になっている部分を漕いでいたときのこと、下から上がってきた、後ろに女の子を二人乗せたジェットスキーが、なんと私達が下っている瀬に勢いよく突っ込んできたのです。そしてカヌーの横2mほどのところを轟音を響かせて通り過ぎていきました。そしてジェットスキーの跳ね上げる水しぶきの一部は私達にも降りかかりました。頭から浴びるというほどではなく、服にかかった程度でしたが、避けようがない狭い瀬の中でこちらの通過を待つことなく、速度を落とすことなく突っ込んで来たのには、普段はあまり怒らない私もこればかりはかなり頭に来てしまいました。

瀞大橋を過ぎると間もなくキャンプ地が見えてきます。そして12時40分、ゴール。
タープ、テントですが、この強風の中、なんとか倒壊せずに持ちこたえてくれていましてホッとしました。
さて次はどうやって車を置いてある田戸まで戻るかですが、もう疲れたのでジェット船に小川口から乗ることも考えましたが、ただせっかくそのために車にマウンテンバイクを積んできていましたので、予定通りマウンテンバイクで田戸に向かう事にします。その準備をしていたところ、なんといきなり私の履いていた靴の靴底が両足ともべろっとはがれてしまったのです。代わりの靴は持っていないので、仕方なしかっこ悪いですがガムテープでぐるぐる巻きにして今日は我慢して、明日帰るときに靴屋さんに寄ることにしました。
13時50分、キャンプ地スタート。なんとか2時間でここに戻ってこられるかなと思っていたのですが、実際にはもう少しかかってしまいました。

間もなく道は急に細くなります。

最初の峠まで登り切ると、そこから先は奈良県でした。北山川は三重県と和歌山県の境というイメージがあるのですが、この辺りだけ奈良県に入り込んでいるようです。

R169は最初は広い道ですが、すぐにぎりぎり対面通行出来るかどうかと言う幅の道路になります。そしてここから峠を登り切るまで今回のツーリングの核心部でした。疲れました...。

下りきると玉置口です。

橋の下を流れる玉置川も清流でした。

この先はしばらく登った後は深い渓谷を横切って道路は続き、緩いアップダウンが続きます。
下のT路地でR169に沿って右に曲がりますが、この先は1km近くはあろうかというトンネルとなります。

天井には点々と灯りはありますが、灯りと灯りの間は足下も見えないほど暗くなります。

トンネルから出たときにはホッとしました。すぐに瀞峡入口の標識があります。

田戸とは反対側に旧道に架かる橋が見えていました。

田戸の駐車場到着、15時40分。車にMTBを積み込んで、再び今来た道を戻っていきます。

キャンプ地に戻ると、周りのテントがいくつか無くなっていました。どうやら昨日キャンプしていた人の3分の1位は今日夕方までに帰ったようです。やはり昨夜は混雑しすぎでした。

2日目の夜は、昨日の残りのバーベキューにシチュー、そしてライスクッカーでご飯を炊いて食べました。
なお明日の天気予報は曇りということで、雨の心配なく撤収が出来るかなと期待していたのですが、早朝、タープをたたく雨の音で目が覚めました。ああ雨かと思いつつ、しばらくしたら止んだのでそのまま寝て、6時30分に再び起きてテントから顔を出すと雨は降っておらず曇りでした。
今日は早めに撤収して、帰る途中鳥羽水族館に寄っていく事にし、朝食後撤収を始めます。ただ途中から再びぽつぽつと雨が落ちてくる様になり、なんとか車に全部積み終わって帰り始めた頃から本降りとなってしまいました。まあ本降りになる前に撤収できてラッキーでした。

その後来た道を戻って北上していきますが、今回の最大の悲劇は帰る途中で起きてしまったのでした。11時20分に紀伊長島の国道を走っているとき、信号で停まっていた前の車に追突事故を起こしてしまったのです。私もブレーキをかけていてもう少しで停まると言うところでぶつかりましたので、車が大破する様な大きな事故では無く、また今のところ双方に特に怪我は無さそうなのですが、警察に来てもらってその後警察署まで行って手続きと、相手の人に大変迷惑をかけてしまいました。
ちなみに乗用車の後ろは10cmほどへこんでいましたので、私のパジェロも前はかなりクラッシュしているのかもと思ってみてみたら、表面上は少し傷が付いている程度で意外でした。
その後、最終的に警察署を出たのが13時過ぎということで、今日はもう水族館へ行くのは無理と信州にまっすぐ帰ることにしましたが、水族館を楽しみにしていた娘はふくれっ面でしばらく機嫌が戻りませんでした(^^;。
今回の事故を振り返ると後悔が次から次へとわいてきますが、ただ起きてしまったことをくよくよしても元に戻るわけでもないですし、むしろ大きな事故にならなかったことに感謝して今後は運転に気をつけなくてはと心に強く思うのでした。