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熊野川/北山川カヌー(2003年4月)

日にち:2003年4月26日〜29日

場所:三重県の北山川〜三重県/和歌山県の境を流れる熊野川(熊野川町瀞の郷→和歌山県新宮市熊野大橋手前まで)

2003年のゴールデンウイークは前半と後半とがつながらずに長い休みが取りにくかったのですが、思い切って前半の4日間をフルに使って家族で熊野川カヌーツーリングに行くことに決めました。熊野川に行くのは今回が初めてと言うことで、どんな川か楽しみに出かけたのですが、予想以上にいい川でした。特に上流の北山川は、今まで行った川の中では最も水がきれいな川で感動しました。
ちなみに熊野川ですが、上流の北山川と十津川が合流して熊野川となり、三重県と和歌山県の境を流れて熊野灘に流れ込みます。

26日の朝8時半、茅野から一緒に行くTファミリーと待ち合わせ、中央道に乗って一路南紀を目指します。天気は晴れ。天気予報ではこの先3日間はまあまあの天気が続きそうと言うことでした(^^)。
中央道、東名、東名阪自動車道、伊勢自動車道と高速を乗り継ぎますので渋滞を心配していたのですが、結局途中で渋滞は全くありませんでした。(帰りも伊勢自動車道が若干混んだくらいでしょうか)
勢和多気のICを降りてからはR42を南へ走りますが、子供もいるので休憩を頻繁に取りつつ行ったので思った以上に時間がかかり、このペースでは暗くなる前に1日目のキャンプ予定地の瀞の郷に到着できるかと心配になり始めましたが、途中の道の駅で埼玉から来たI夫妻と合流後、なんとか暗くなる手前の18時30分頃に目的地の瀞の郷に到着出来てほっとしました。茅野からの走行距離は約450kmでした。
受付はもう閉まっていたので、明日手続きをすることにして早速キャンプサイトにテントとタープを張ってキャンプの用意をします。ちなみにこのキャンプ場には私たち以外にはラフティングのグループが10名ちょっといるだけでした。
海の幸の バーベキューをたっぷりいただきます(^^)。

次の日の朝は5時頃に目が覚めました。テントから顔を出すと雲一つ無い快晴の良い天気です。

軽く朝食を取った後、カヌーの準備をしてから車3台で最終地点の熊野大橋手前の河原(出発地点から約40kmほど下流)に向かいます。そこに2台を置いてもう1台で中間地点の志古まで戻り、志古からジェット船に乗って出発地点まで戻ることにします。
熊野川〜北山川は観光用のジェット船が走っていることでも有名な川で、カヌーで下っている時はこのジェット船が一番の大敵となります(^^;。朝9時前から午後3時過ぎまで1時間に1往復していまして、狭い川の上でジェット船と出会うたびに慌てて岸によって波を待ちかまえることとなります。
志古から瀞の郷(玉置口)までの切符を買い、名物のめはり寿司を今日の昼食用に買い込んでジェット船に乗り込みます。

途中でカヌーで下っているのに出会うとスピードを落としてくれるのは分かりましたが、それにしても狭い瀬の中でいきなり出会うのだけは避けたいと願うばかりです。

瀞の郷に戻ったのはお昼ちょっと過ぎでした。せっかくだから多少でも川を下ってからお昼にしようと、出発の準備を急ぎます。カヌーはキャンプ道具に2日間の食べ物、そしてビールが一杯のクーラーボックスと満載状態です。

出発出来たのは13時くらいでした。
ただ出発の準備をしている間に下流からの風がどんどん上がってきてしまい、加えてスタート直後でまだ漕ぐのに慣れないこともあって皆相当苦労してしまい、結局500mほど下った出発地点がまだ見える河原にたどり着くのがやっとで、そこでお昼にすることにします。
この強い風ですが、この日だけかなと思っていたのですが、結局その後3日間とも午後になると下流からの風が強く吹きました。カナディアンの様な風の抵抗を受けやすいカヌーは午後は要注意かもしれません。
風が若干弱くなるまで待って、午後15時くらいから再び下り始めます。

今下っているのは熊野川の上流の北山川と呼ばれる清流なのですが、水のきれいさは上の写真でも分かるとおり最高でした。とにかく下っている間中、ずーっと川底がフネの上から見えていました。また周りに人工物もほとんどありません。
気になるのは唯一ジェット船の往来だけでした(^^;。ジェット船が下流あるいは上流から近づいてくると、そのエンジンの音が遠くからも響いてきますので、慌てて河原の方によって波に対して直角になるようにフネの向きを調整してジェット船の通り過ぎるのを待つことになります。波は30cmから高くても50cmくらいでしょうか。あまり岸に近く寄りすぎると、波で打ち上げられてしまうかもしれませんので要注意です。
この日は当初は志古の手前あたりくらいまで下る予定だったのですが、予定の半分も進めないまま夕方になってしまいましたので、途中の河原に上陸してそこでその日はキャンプをすることにします。

大人がテントを設営している間、子供達には夜のたき火用の薪を拾わせますが、河原のあちこちから沢山の薪を拾ってきてくれまして大助かりでした(^^)。

次の写真はキャンプの準備が一段落したのでよく冷えたビールを片手にくつろぐ私(^^)。

今夜の食事ですが、小さめのバーベキューコンロと炭を積んできてありましたので、野菜とウインナの網焼きと鉄板に載せ替えての焼きそばを楽しむことが出来ました。

3日目の朝ですが、起きてテントから顔を出すと霧が漂っていて周りの山の上あたりは真っ白でした。ただ7時を過ぎるとその霧も徐々に晴れてきて、またもや暑い日差しが照りつけ始めます。今日もまた日焼け止めをたっぷり塗らないと...。
出発までの間、子供達は川の畔で飽きもせず一緒に遊んでいました。

今日は昨日下れなかった分下らないといけないのでちょっと早めに出発することにし、8時過ぎから撤収を開始します。
9時ちょっと前にこの日最初のジェット船が上がってきました。

出発は9時半でした。
次の写真はスタート直後の私たちの写真です。今回小学3年の息子にも初めて普通のパドルを持たせて漕がせたのですが、思った以上に漕いでくれて助かりました。

やがて周りが開けてきて川の正面に大きな道(R168)が見えてくると、そこが北山川と十津川の合流地点になります。ここから下流は熊野川と名前を変えます。

上の写真は前日に車を下流に置きに行った際に道路上から撮った写真ですが、左上方から合流する北山川と比べると、左から流れてくる十津川は上流にダムがあるために写真でも分かるとおり若干白く濁っています。
そして 合流後しばらくは透明な水と白い水が混じり合わずに流れていました。
すぐにジェット船のスタート地点である志古に到着します。
ジェット船が運行されている区間は定期的に川を整備してジェット船を通りやすくしているために浅瀬や障害物がほとんど無かったのですが、ここから下流はジェット船が通らないために整備されておらず、瀬や障害物に気を付けないといけなくなります。
志古の広い河原で昼食を取った後、しばしお昼寝タイムでくつろぎます。
ところが午後1時半頃になるとまた下流からの強い風が吹き始めてしまったではありませんか。うーん、なんてことだ。どうも午後は晴れていると向かい風が吹く可能性が高いようです。
苦労して下り始めますが、漕ぐのを止めると前に進まなくなるほどの向かい風だったため、結局すぐ上陸して風が少し収まるのを待つことにします。
15時半まで待ち、多少風が落ちてきたのを見計らって再び出発します。なおもうこの時点で終着地点の車の置いてある場所までは今日中に行き着けないのははっきりしましたので、今夜も適当な河原を見つけてそこでキャンプすることに決定です。
熊野川ですが、すぐにまた狭い渓谷にはいり、あちこちで大きな岩が崩落している独特の風景の中を流れていきます。

この日は夕方の17時過ぎまで漕ぎましたので、最後はちょっと疲れました。
適当な河原を見つけて上陸し、そこにテントを設営します。ちなみに熊野川になってからは常に川沿いにR168が走っているため、上流の北山川と比べると人工物(道路とか家とか)がかなり目につきます。それでも大きな集落がほとんど無いため、川は合流後、下流に行くに従って再び澄んできているようでした。

この日も子供達は広い河原のあちこちから薪を拾ってきてくれました。
ただ夜になってから吹く風がずいぶんと涼しくなったため、この夜は皆早めにテントに入りました。
最終日の29日は天気が徐々に崩れていくと言う予報でしたので、朝の天気がどうなるかちょっと心配だったのですが、起き出してみると今日も快晴の良い天気でした。

いよいよ熊野川カヌーツアーも今日が最終日です。終着地点まであと7、8kmほどの地点には来ているはずなのですが、ここから下流はあまり流れが無いという話であり、向かい風に吹かれると相当辛いものがあると言うことで、今日は早めに8時半には出発することにします。
とりあえず出発前に全員で記念写真を1枚。

新宮市の手前で川は大きく左にS字上にカーブを描いて流れますが、このあたりまで来るとほとんど流れが無くなり、確かに漕がないと前に進みませんでした。

このカーブを曲がりきるとすぐに終着地点の河原に到着します。

ここから500mほど下流に熊野大橋が見え、そしてその1kmほど先で熊野川は太平洋に注ぎこみます。

北山川〜熊野川ですが、河口までほとんど山の中を流れている実に良い川です。特に上流の北山川のきれいさは想像以上でした。ぜひまたいつか来てみたいと思います。