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パソコン検定試験(P検)

資格概要

パソコンのエンドユーザ向けの資格の一つ。OSからアプリケーション操作、ネットワーク関係、システム管理まで、パソコンに関する幅広い知識が試されるのが特徴。
なお毎年4月に試験内容がリニューアルされている。

ホームページ

http://www.pken.com/

対象ユーザ層

パソコン一般ユーザ。この資格は5級から1級までと幅が広く、初心者から上級者までレベルにあわせてチャレンジできる。

試験について

級によって試験方法等が異なります。P検のバージョンによっても異なる場合もありますので、最新の内容は公式サイトを参照下さい。

【P験99 3級】

試験時間:タイピング10分+テスト50分
合格ライン:不明

【P験99 2級】

試験時間:テスト70分
合格ライン:不明

【P験99 準1級】

試験時間:テスト60分
合格ライン:不明

【P験2000 準1級】

試験時間:テスト60分
合格ライン:不明

【P験2002 準1級】

試験時間:テスト60分
合格ライン:750点(1000点満点)

【P験2003 1級】

試験時間:テスト90分
合格ライン:70%(1200点満点)

受験記

P検99 - 3級 1999年5月 合格報告

P検99 - 2級 1999年5月 合格報告

P検99 - 準1級 1999年12月 不合格報告

P検99 - 準1級 2000年2月 合格報告

P検2000 - 準1級 2000年10月 不合格報告

P検2002 - 準1級 2002年12月 不合格報告

P検2003 - 1級 2003年4月 合格報告

【P験99 3級 合格】

1999年5月10日合格

パソコン検定(P検)の3級を受けてきました。
パソコン検定という資格試験、私、ちょっと前まであまり知らなかったのですが、あるニュースに最近P検受験者が急増しているという事が載っていまして、それで興味を持ちましてとりあえずまずは体験と言うことで受けてみることにしたものです。

P検は5級から1級まであり、初心者から上級者まで対象にしているおもしろい試験です。取得目標は2級、出来たら準1級を目指したいと思っていますが、そのためには3級を合格しないと受験できないと言うことで、まず3級を受けてみました。 ちなみに3級はパソコンが一通り使えるレベル、2級はそれにプラス、データベース、プレゼンテーションの知識が要求され、準1級は急に難しくなってNetwork OS(NTなど)、グループウェア(ノーツかエクスチェンジ)、開発ツールが試験対象に含まれますのでシステム管理者並みの知識が必要となります。
試験の場所は全国にたくさんあります。 私は諏訪で受験してきましたが、地元のパソコンスクール等で受けれる手軽さがありがたいです。

3級はまず最初にパソコンにてキー入力を10分間行い、続いて試験問題が50分(確か)あります。キー入力テストですが、これは予想以上に量がありまして、ちょっと疲れましたです。全部入力し終わったのは終了2分前でした。 ちなみに試験会場の人からアドバイスされたのですが、入力は速さよりも正確さが要求され、ミスる毎に減点される方式なので、確実に入力した方が良いとのこと。ただ私、そうは言われても急にタイプスタイルを変えることは出来ずに、まあいつも通り95%位の精度で入力してしまいました。続いての試験は、OSはWindows95、ワープロはWord97、表計算はExcel97を選択しました。

さてP検試験は試験が終了すると、その場で結果が表示されます。 私の3級試験結果ですが、575点で合格でした(^^)
内訳はタイピングテスト96点(満点は多分100点)、選択式テスト479点(満点は多分500点)。全科目ランクAでしたが、各ジャンルにおいて1〜2問位は不安な問題もありましたので、多分1問〜2問は間違ってもAになるような気がします。パソコン検定試験オフィシャルガイドに付いていた試験集と同じ問題も10問位あったような気がします。 3級の内容的には、パソコンでワープロ、表計算、インターネットなどが自分で一通り使えるレベルならば合格圏だと思います。ただ実際にそのソフトを使って操作するわけではありませんので、メニューとかツールバーとかショートカットの構成をある程度覚えておいた方がいいでしょう。このあたり、実際にExcelやWordを使って操作を行うMOUS試験とはちょっと違いがあります。 さて次は2級に挑戦です。

使用した参考書

  • IDG「パソコン検定試験オフィシャルガイド」
  • アスキー「パソコン検定試験オフィシャル問題集(3級、4級対応)」

なおMOUSのExcel/Word一般問題集も一通り目を通しておきました。

受験される方へのアドバイス

タイピングは思いのほか量がありますので注意を。ただし60%位打てれば合格ラインみたいですので、とりあえず確実に入力を。
また試験対策には、オフィシャルガイドに付属する模擬試験ソフトが大変役に立つでしょう。

【P験99 2級 合格】

1999年5月21日合格

3級に引き続きP検2級を受けてきました。

2級は3級と比べると、ジャンルにプレゼンテーションソフトとデータベースソフトが追加されて、その分キー入力のテストは無くなります。 試験はパソコン一般知識、OS(Windows95を選択)、ワープロソフト(Word97を選択)、表計算ソフト(Excel97を選択)、プレゼンテーションソフト(PowerPoint97を選択)、データベース(Access97を選択)、ネットワークの各ジャンルからそれぞれ15問〜25問づつ、計110問出題されます。

Word97、Excel97は3級に比べるとだいぶ突っ込んだ内容が多くなり、解答に自信がもてたのは5割ほど。3割ほどは分からない問題が出てきたような気がします。 PowerPoint97とAccess97は、私自身は日頃あまりいじっていないこともあってちょっと難しく感じましたが、内容的には入門の上〜中級の下程度の問題だったような気がします。

さて結果ですが...、パソコン一般知識とExcel97、ネットワークがAで残りは全部Bで、見事合格!
点数は669点でした。多分満点は800点ではないかと思われます。今回は試験前にあまり勉強できなくて、試験中ももしかしたら落ちたかもと言う気持ちもあったので、合格の表示が出たときは、正直ほっとしました。

なお P検は、この上は準1級となります。(ちなみに一番上の1級はまだ開始されておらず)
準1級は2級までの一般向けの内容ととぐーんと趣を変えて管理者向けの試験内容となり、グループウェア(Exchange、Notesから選択)やデータベース構築(ORACLE、SQL Serverから選択)、開発言語(VisualBasic、C++から選択)などがジャンルとなりますので、ちょっと私も現時点では手が出ないです。
今年中にはNotesとOracleをもっと勉強して、なんとか準1級にチャレンジしてみたいと思いますが、さてどうなりますことやら。

使用した参考書

  • IDG「パソコン検定試験オフィシャルガイド」
  • アスキー「PowerPoint97 ステップバイステップ」
  • アスキー「Access97 ステップバイステップ」

受験される方へのアドバイス

2級に出題されますPowerPointとAccessですが、内容的にはそんなに難しい問題は出ませんので、いずれも入門向けの参考書を1冊やりながら実際に操作しておけば大丈夫でしょう。

【P験99 準1級 不合格】

1999年12月 不合格

P検試験を受けるのは、2級に合格して以来ほぼ半年ぶりになります。
準1級は2級と比べると内容がかなりグレードアップしているため、特にグループウェアとデータベースをある程度勉強してからでないとかなわないと思い、なかなか試験するきっかけをつかめなかったのですが、最近Exchange ServerとOracleを別資格の為に勉強したこともあって、やっと重い腰を上げてチャレンジしてみることに。

試験はハードウェア(DOS/V互換機を選択)、ネットワークOS(NT 4.0を選択)、インターネット上級、グループウェア(Exchange 5.5を選択)、データベース構築(ORACLE 7を選択)、マルチメディア、開発言語(Visual Basic 6.0を選択)で受けることにしました。

中でもVisual Basicは今まで全然いじったことがないと言うこともあって一番心配で、今回の試験勉強では一番重点的に勉強しました。
が、そのあおりで他の勉強が十分出来なくなり、ORACLEとExchangeをざっと流したあたりで時間切れとなってしまいました。
この時点で勉強が全体的に足りないのを感じまして、もしかするとだめかなあという予感もあったのは事実(^^;

さていよいよ試験です。
試験は各ジャンルについてそれぞれ10問から15問出題されました。でも試験内容が予想していたものよりちょっと難しくて、かなりてこずりました。
解答に自信を持てたのは全体の3割ほどだったでしょうか。
結局見直しの途中で試験時間の終了を迎え、結果は662点で不合格でした。

結果で 一番悪かったのはネットワークOSのNTでD。
データベースのOracleとグループウェアのExchangeはC。
ハードウェアのDOS/Vとマルチメディア、インターネット上級、開発ソフトのVisualBasicはAかBのいずれかでした。

心配していたVisualBasicは思いの外いい点が取れましたが、特にNTのDは予想外でした。 このウインドは何、このアイコンは何、初期設定はどれ、どのメニュー項目にあるかなど、全体的に操作系を問う問題が多く、その方面の勉強不足を思い知らされました。(私自身、普段はWin98とMacをメインに使っていまして、NTを毎日いじっているわけでは無いもので)
またもう一つ、出題傾向として、P検は管理系の知識を問う試験ではないんだなあということも感じました。そんなわけで 今回はちょっと勉強のポイントがずれていたような気がしました。
ま、それ以上に敗因は勉強不足にあったのは明らかですので、さて次回に向けてもう一度勉強し直しです。

【P験99 準1級 合格】

2000年2月9日 合格

前回の準1級チャレンジは慌ただしい中、試験勉強不足のまま受けてしまって見事に落ちてしまった反省から、今回は少なくとも自分である程度納得できるまで勉強してから受けようと思い、余裕をもって申し込んであったはずだったのに、なんと直前に風邪を引いて2日ほどダウン。
でもなんとかその後頑張って追い込み、多少手ごたえを感じ始めたのが試験日の朝4時頃だったでしょうか(^^;

前回はVisualBasicの勉強に時間をかけすぎて、ほとんど勉強しなかったNTなどがぼろぼろだった反省から、今回はNT、Exchange、Oracle、VisualBasicをほぼ均等に勉強するように時間を割り振ってみました。
またP検の試験では操作に関する問題もかなり多く出題されますので、本を読むだけでなく、出来るだけ実際にいじって、メニュ−とかウインドとかボタンとかショ−トカットを出来るだけ覚えるようにしてみました。
それとオフィシャルガイド(またはP検ホ−ムペ−ジ)に載っている試験項目のカテゴリと項目について、理解できたところは塗りつぶす様にして、もれが無いように勉強してみました。もちろん私も全部塗りつぶすことは出来ませんでした(^^;

DOS/V、マルチメディア、インタ−ネットについては、前回の点数も悪くなかったし、私が普段読んでいるDOS/V Magazine誌、Internet Magazine誌その他でほぼカバ−出来ているなという感じがしていましたので、今回の事前勉強も前回試験の時に分からなかった点を中心に調べてみたくらいでした。

さていよいよ試験の開始です。
前回出たのと同じ問題も多く(全部の問題を覚えているわけではないのですが、結構同じ問題が出てきたような気がします)、DOS/V、ORACLE、マルチメディア、インタ−ネット、Visual Basicと順調に来まして、問題のNTとExchangeに取り掛かりましたが、なぜか前回とおんなじ問題に悩まされたりして(^^;、みるみる時間は減ってゆき、最後の問題を回答し終わったのは終了5分前。それから終了までできる限り見直しをしていましたが、やっぱり今回もNTとExchangeには悩まされました。ちなみにNTとExchangeは各15問、それ以外は各10問づつ出題されました。

で、結果ですが、なんとか無事合格(^^)
ほっと一安心の一瞬でした。
点数ですが762点で、NTとOracleがC、ExchangeがBで、残りは全部Aでした。
となると満点は900点から1000点あたりなんでしょうかね?

使用した参考書

  • 翔泳社「独習Visual Basic 6.0」
  • 技術評論社「かんたんプログラミング Visual Basic 6 基礎編」
  • IDG「MCPセルフスタディシリーズ Exchange Server 5.5」
  • Oracle CBT「Oracle8基礎」(CD-ROM自己学習ソフト)
  • アスキ−出版「Oracle8デ−タベ−ス入門 インスト−ル編」
  • 翔泳社「MCSE教科書 Windows NT Workstation 4.0」

VisualBasicは入門書を1冊こなせば十分合格ラインです。
Exchangeですが、上記のMCPセルフスタディシリ−ズは内容が本格的管理者向きとなっていまして、ちょっと内容が難し目です。準1級対策でしたら、ほかにもう少し易しい参考書があればそちらの方が良いかもしれません。
Oracleですが、製品をお持ちでしたら付属しているCBTが全体像をつかむのに最適です。(買えば2万円位とられたような?)また今回は読みませんでしたが、SQL言語の勉強にはソフトバンク「SQLプログラミング入門」がいち押しです。

また今回直接の勉強という訳ではありませんが、日頃読んでいるDOS/V Magazine誌やINTERNET Magazine誌も、ハードウェアやインターネットの試験に役立ちました。

受験される方へのアドバイス

NT、Exchange、Oracle、VisualBasicではそんなに難しい問題は出ませんので、とにかくカテゴリに載っている内容を浅く広く勉強するのが良いと思います。
MCSEとかOracle Masterとかの試験では、本当に突っ込んだ問題や重箱の隅的な問題が多く出題されますが、P検ではそういった問題は少数でした。
むしろ操作に関する問題が比較的多く出題されますので、実際にソフトをいじってメニュ−、ツ−ルバ−、ウインド、ショ−トカットなどを覚えてみて下さい。
学習のポイントとしては、P検ホームページまたは公式ガイドブックで公開されている試験対象のカテゴリの各項目を一つ一つつぶしていくとグッド。ただしそれに載っていない項目も出題されることもあります(^^;

なお今回再受験に際して、私がいくつかの項目についてメモ書きした資料がありましたので、何かの参考になればということで御紹介します。→参考資料

【P験2000 準1級 不合格】

2000年10月20日 不合格

P検ですが4月よりP検2000として内容がリニューアルし、準1級の試験内容も今までとずいぶんと変わりましたので、新しいバージョンでもう一度チャレンジしてみたいと思いまして、試験を受けてきました。

ただ出題カテゴリーが今までに比べるとあいまいで、具体的に何を勉強して良いのか分からず、もちろん対策本等も無く、なかなか受験するきっかけがつかめませんでしたが、最近受けた秋の情報処理技術者試験(ネットワークスペシャリスト)の試験勉強で半分くらいはカバーできているかもと思いまして、思い切って受けてみることにいたしました。
ということで、実際の試験勉強ですが、ネットワークスペシャリストの参考書をもう一度ざーっと見直してみて、あとWindowsNT Serverオフィシャルマニュアル、SQL Server 7.0のトレーニングキットも本当にかいつまんでざっと見ただけという感じでした。

試験は1時間で40問。ただし多次元選択式?の問題もありまして、問題自体はもう少し多かったです。なお多次元選択式の問題ですが、最初どんな形式なんだろうとどきどきしましたが(^^;、まああまり気にするほどのものではありませんでした。
試験問題自体は以前のP検99の準1級に比べると、具体的なソフトやOSの操作を問うものはほとんどなくなり、出題カテゴリーにあるようなシステム、ネットワーク等の管理方法や運用方法を問うものが多かったように感じます。具体的なソフトの知識が必要なのは、出題カテゴリーにもありますが、運用部門システム運用管理がWindowsNT Server 4.0について、データ加工活用でExcel/AccessのVBAに関して位でしょうか。それもそんなに突っ込んだ知識はいらなそうです。

ただ、だからといって問題が簡単というわけでなく、結構選択肢に悩む問題も多くて、40分でとりあえず答え終わった後、残り時間でもう一度全部を見直しましたが、自信があるものは40%位であとはなんともいえないという所。覚悟を決めて終了のボタンを押します。

が、595点で不合格の文字が...(^^;

カテゴリー別の点は以下でした。

情報基盤整備        E
情報セキュリティ管理    A
利用部門システム運用管理  B
インターネット・イントラ  D
情報化の推進        C
データ加工活用       C

判断に悩む問題の多かった情報基盤整備が思いの外悪い点数でした。
この辺の問題は複数選択の問題が多く、絶対的に間違っている答えより、システムや環境の状況によっては組み合わせが異なるとか、管理者の方針などにも左右されそうな選択肢が多く、結果として私の選択はP検2000 準1級の想定するシステム管理方針と若干のずれがあったのかもしれません(^^;

さて再チャレンジするかどうかは現在思案中。

使用した参考書

  • 技術評論社「ネットワークスペシャリスト受験研究」上下巻
  • アスキー出版「Windows NT Server 4.0 オフィシャルマニュアル」
  • 日経BP「SQL Server 7.0 System Administrationトレーニングキット」 上下巻

勉強してつくづく感じたのは対策本が欲しいと言うことでした。
これをやればという1冊は残念ながらありませんでした。
ネットワークスペシャリスト受験研究は、つい最近勉強に使ったからと言う理由で使いまして、これが最適だからとかの意味ではありません。もしかすると上級シスアドの参考書の方が役に立つかもしれません。

受験される方へのアドバイス

P検2000の準1級は思いの外手強かったです。各問題そのものが難しいという感じはあまりしませんでしたが、選択肢に悩むものが多かったという感じです。
なお試験カテゴリで具体的な名前の挙がっているNT Server 4.0、Excel/Access VAB、SQL/Oracleについては広く浅く、基本的な部分を押さえるようにすれば、なんとかなりそうです。

【P験2002 準1級 不合格】

2002年12月11日 不合格

本当に久しぶりにP検準1級を受けてきました。前回受けたのはP検2000の時で、不合格でしたのでまたいつかリベンジをと思っていたのですが、それ以来もう2年も経ってしまいました(^^;。

試験内容ですが、P検2002の準1級は利用部門側でのシステム運用やデータ活用に関する問題が主となっていて、システム管理的な要素が減っているのが特徴です。たとえば以前は2級の範囲だったAccessが今回は準1級での扱いとなっていて、その分情報基盤整備などが無くなっています。
相変わらず準1級用の対策本や問題集は全く出ていないために、試験勉強はまず出題カテゴリを印刷して出題項目を一つ一つ押さえていくようにしてみました。
ただ勉強期間は実質1週間でした(^^;。正直、自分でも短すぎるなとは感じましたが、でも今年の秋以降、Server+、情報処理試験、.com Master★★などの試験を受けてきたため、それらをあまり忘れない内に早めに受けようという意識があったのは事実で、とりあえず短期集中で勉強してみることにしてみたものです。
準1級のカテゴリは大きく次の5つに分かれています。
 1.情報セキュリティ管理
 2.利用部門システム運用管理(Windows NT Server 4.0 or Windows 2000 Server)
 3.インターネット/イントラネット
 4.データベース基礎
 5.データベースの加工活用(Access97 or Access2000 or Access2002)
情報セキュリティ管理には昨年の秋の情報処理試験で使ったアイテックの「情報セキュリティ 専門知識+記述式問題 重点対策」を、利用部門システム運用管理にはIDGの「直前必修問題集 MCP/MCSE Windows 2000 Server」を、インターネット/イントラネットにはNTTコミュニケーションズの「.com Master★★2002公式テキスト」を、データベース基礎には日経BPの「3週間完全マスター テクニカルエンジニア データベース 2002年版」を、 データベースの加工活用には日経BPの「Access2000オフィシャルマニュアル」を使って勉強してみました。いずれも以前に買ってあったもので特に今回用に買ったものではないのでベストマッチとは言えないかもしれませんが、とりあえず時間もないのでこれらで飛ばし読みしつつ読み返してみました。(これらを全部丁寧に読んでいたら数週間はかかってしまうため、本当に文字通り飛ばし読み状態でした(^^;。)

試験当日、手応えがあるような無いような、そんな状態で試験会場に向かいます。
そしていよいよ試験開始。最初に全39問で60分と表示されます。選択問題はWindows2000 ServerとAccess2000を選択しました。
試験はカテゴリの順に出題され、情報セキュリティ管理で7問、利用部門システム運用管理で11問、インターネット/イントラネットで4問、データベース基礎で8問、データベースの加工活用で9問でした。多次元式の問題が2つあり、それぞれ3問ありましたので、答えた問題としてはトータルで43問と言うことになります。
問題の内容そのものは決して難しくないのですが、選択肢で曖昧なものも多く、またそういう問題に限って3つ選べとかすべて選べという指定があったりして、前回同様(これも予想通りか(^^;)苦戦を強いられました。複数選択の問題は12問ほどあったかも知れません。
最後のAccessに関する問題だけは具体的な操作や記述について問う問題が目立ちましたが、それ以外は全体的な知識または運用面での一般的な知識を問う問題が多かったと思います。常識を問う問題があるかと思えば、情報管理やネットワークトラブル、ヘルプデスク対応等、より具体的な運用面での知識を問うみたいな問題もありました。「利用部門システム運用管理」の問題も特に2000 Serverだからという問題はほとんど無かったような。
45分ほどで一通り答え終わり、残りの時間見直しのチェックを付けたものを中心に見直して行きますが、最後まで自信が無くてチェックの外せなかったのは10問ほどありました。この時点でなんとかぎりぎり合格ラインに到達出来ているのではとの手応えもあったのですが、時間切れで表示された結果は残念ながら合格ラインの750点に届かずの674点でした...。
思ったより悪い点に、悔しいと言うよりはなぜ?という気持ちの方が強かったです。
ジャンル別では情報セキュリティ管理がA(80%以上)、データベースの加工活用がC(60%以下)、それ以外はB(80%以下)でした。それにしても得意のはずだったAccessで一番点数が悪かったのはちょっとショックです。

使用した参考書

今回は上記の参考書を使用しましたが、いずれも手元にあるものを使っただけでこの試験にお勧めという事ではありません(^^;。
きっちりやれば得点アップが望めそうなのはAccessのみで、それ以外はずばりというものは無くて勉強方法に悩むところです。AccessについてもVBAのプログラミングまで扱った初級〜中級用の参考書を1冊やれば十分だと思います。 とりあえずは参考書を見ながら出題カテゴリを一つ一つつぶしていくという事になるかと思います。(参考書をすべて勉強する必要は無いです)

受験される方へのアドバイス

P検2002の準1級は以前に比べると若干取っつきやすくなったとは言え、やはり思いの外手強かったなあというのが正直なところです。合格ラインが高いのもありますが。
各問題そのものが難しいという事はあまり無いのですが、選択肢に悩むものが多かったなあという感じで、ちょうど知識の曖昧な部分をうまく突かれてしまったなあという感じです。
勉強ですが、上記にも書きましたがとにかく具体的な内容まではあまり突っ込む必要はないです。広く浅く、そしてポイントはシステム管理者側の知識ではなく、あくまでも利用者部門側でのシステム運用やデータ活用という点です。

難しくないのに難しい、そんな試験ですね、これは。

【P験2003 1級 合格】

2003年4月24日 合格

P検2003になって1級もCBT方式(パソコン上で試験を行う方式)に変更になり受けやすくなりましたので、早速ですが力試しにと1級を受けてみることにしてみました。ただ受験資格の準1級は99年に取ったもので最近は落ちているので(^^;、気持ちの上ではP検2003の準1級を受かってからと言う思いも若干はあったのですが、今年はあまり時間も無いということもあり、とにかく1級の試験を経験してみることにしたものです。

受験のタイミングですが、春の情報処理技術者試験が終わったその直後に受験することにしてみました。情報処理試験はシステム監査技術者を受けたのですが、情報基盤整備や情報セキュリティ管理というP検1級の試験範囲と若干は重なる部分があることと、システム監査的な考え方が出来るようになることでP検1級にも役に立つかもしれないと思ったからです。
ただ情報処理試験が終わってから受験日まで実質3日しかありませんでしたので、勉強できることは限られています。とにかく効率的に勉強することを心がけ、まずシステム監査技術者で使った「システム監査技術者合格完全対策」の該当箇所(第1章のみ)をざっと読み直して復習し、続いて以前に買ってあった「上級システムアドミニストレータ合格完全対策」を一通り読んでみました。
この2冊で知識的には1級の試験範囲である「情報基盤整備」、「情報セキュリティ管理」、「利用部門内情報化の推進」の基本はカバーできるような気がしました。
ただ1級の試験には多岐選択式テスト以外に論文作成テストという項目もあって、こちらがどんな内容なのかいろいろ調べても全く情報が無く、どのくらいの分量の論文を書かなくてはいけないのかが一番の心配な点でした。ただ試験時間の90分ということから、高度情報処理技術者試験の午後IIに出題される論文ほどのことは無いだろうとは思ったのですが、何を勉強して良いか分からず、結局「上級システムアドミニストレータ過去問題&分析」の午後Iと午後IIの問題と回答例を2年分ほど読むだけ読んでおくことにしました。(ちなみに論文を書く練習は、ちょっと前にシステム監査技術者の時に多少はやってありました)

そしてあっという間に試験日となりました。
試験時間は90分、合格ラインは70%です。
試験内容は多岐選択式と論文作成があり、どんな形で行われるのか非常に興味があったのですが、実際受けてみてこの試験は高度情報処理技術者試験でいう午後I試験(記述式)に相当するものだなと感じました。
まず最初に長文の問題文が表示されます。画面を4回ほどスクロールしないといけないほどの量でしたが、そんなに長文というほどではありませんでした。続いてその問題文に関する設問が表示されます。
選択式(複数選択を含む)は5問、文章を入力させる問題は5問ありました。選択式の問題は準1級までの試験と同じ形でした。文章を入力させる問題は、情報処理試験でいう記述式(答えを50文字、200文字で書けという形)に相当する形式でした。もちろん文章はキーボードから入力します。
最初、てっきりこの10問を終わらせると次の問題文が表示されるに違いない、いったい全部でどれくらいの問題があるんだろうと焦って、あわてて問題をやりましたので、30分ほどで10問まで行き着き、さて次の問題文へ行くにはと思って次の問題へのボタンを探してみたらそのボタンが無く、結局問題はそれだけでした(^^;。
もう30分かけてじっくりと見直し、終了のボタンを押しました。
問題のレベルですが、個々の設問そのものはそんなに難しくないと思いました。手応えもそれなりにありましたが、ただP検2002の準1級もそうですが、問題自身は難しくなくても点が取れないケースもありますので(^^;、今回もどういう結果になるかちょっと不安になりつつ、結果を待つことにします。

そして試験後1ヶ月をちょっと過ぎた5月31日に結果が届きました。
大きな封筒だったので合格だなと分かりましたが(^^)、結果は1060点(1200点満点)でした。
カテゴリ別評価については、1級は各カテゴリを統合した問題を出題しているため、出題カテゴリ別評価の表記は無いとのことです。
とりあえずほっとしました。

ただ最初にも書きましたが、 最近の準1級に受かっていませんので(^^;、またいつか準1級にもチャレンジしてみたいと思っています。

使用した参考書

現時点でこの試験用の参考書や対策本、問題集は無いと思います。
今回は上記の参考書を使用しましたが、いずれも手元にあるものを使っただけでこの試験にベストという事ではありません(^^;。他にももっと最適な参考書があるかも知れません。
ただ試験範囲的には上級シスアドをベースに、あとシステム監査技術者(あるいはシステムアナリスト)の情報システム全体的な基礎知識、セキュリティに関する基礎知識をカバーできる本であれば良いと思います。

受験される方へのアドバイス

受験して感じたのは、P検2003 - 1級が想定する人物像を的確に描けているかどうかが最大のポイントであると感じました。例えばある問題に対応する際に、利用者個人レベルで行う対応と、部門のパソコンリーダーが行う対応と全社的な管理者が行う対応とでは内容が異なってくるはずです。その辺をきちんと理解できているかどうかが分かれ目かもしれないと感じました。
問題そのものは意外に素直なものばかりだったように思います。最近の準1級の問題を考えると、選択式はもしかして1級の方が簡単かもしれないと思えるほどでした。また論文作成テストも、多くは数十文字から200文字程度で、これは論文ではなくて記述式という名称の方が適切だと思いました。たださすがに自分で文章を書かなくてはいけないので、記述式の試験にある程度慣れていないとちょっと厳しいかもしれません。まあ1級を受ける人は少なくとも記述式や論文の含まれた試験をすでに受けている可能性は高いとは思いますが、記述式の練習には上級システムアドミニストレータの午後I問題あたりが非常に参考になると思います。
内容的には情報処理試験の上級シスアド+システムアナリスト(またはシステム監査技術者)の情報システム全体に関する基礎知識を少々+情報セキュリティアドミニストレータの知識を少々という感じだったように思います。