初級システムアドミニストレータ 1998年秋 合格
第一種 1999年春 不合格
第一種 2000年春 合格
ネットワークスペシャリスト 2000年秋 合格
テクニカルエンジニア(データベース) 2001年春 不合格
情報セキュリティアドミニストレータ 2001年秋 合格
テクニカルエンジニア(データベース) 2002年春 不合格
システムアナリスト 2002年秋 不合格
システム監査技術者 2003年春 不合格
システムアナリスト 2003年秋 不合格
システム監査技術者 2004年春 不合格
システムアナリスト 2004年秋 不合格
システム監査技術者 2005年春 不合格
システムアナリスト 2005年秋 不合格
【初級システムアドミニストレ−タ 98年秋 合格】
1998年10月受験→合格
通産省が実施しています国家資格である情報処理技術者試験もいろんな資格があるのですが、私が受けてみたのは「初級システムアドミニストレ−タ」という、企業内の各部門でパソコンリ−ダ−として活躍されている方向けの資格です。パソコン全般の話題はもとよりQCとか業務改善とかプレゼンテ−ションの進め方から言葉の使い方まで幅広く取り扱われていて、実際のところいろんな意味で勉強になりましたです、はい。もちろん表計算やデ−タベ−スについてもある程度の知識を要求されます。私の場合、デ−タベ−スのSQLはあまり得意ではありませんで、試験でもその部分は鉛筆を転がしてました(^^;
と言うことで、この資格、情報処理技術者試験の中では唯一?と言ってもいい一般ユ−ザ向けの資格ですので、もしパソコン関係の資格を取ろうかなと思っている方にはちょっとお勧めしたいです。企業によっては昇級の条件にこの資格取得をあげているところもあるくらいです。
ちゃんと合格通知が来たときにはほっとしました(^^)
使用した参考書
- リックテレコム「初級シスアド完全攻略ゼミ」
- リックテレコム「初級シスアド徹底予想」
受験される方へのアドバイス
パソコンの資格を取ってみようと言う方には、お薦めの資格の一つです。
【第一種 99年春 不合格 】
99年4月18日受験
98年秋は初級シスアドを受けて合格したので、99年春の情報処理技術者試験は何を受けようかと悩みました。第2種は勉強すればなんとかなるという自信があったのですが、でも第1種は春しかないと言うことで、思い切って第1種を受験してみることに。上級シスアドや高度はあまりに難しそうだし。
でも結局なんやかんだで、本格的勉強を始めたのは試験の10日ほど前。
これじゃあ間に合わんと言うことで連日夜遅くまで勉強したのですが、 勉強を始めてみて、予想したとはいえその内容が初級シスアドより一段とグレードアップしている事に、すっかりまいってしまいました。情報基礎理論的な部分、アルゴリズム、経営分析、プログラム的なところにめっきり弱いんだなあ、これが。
で、あっという間に試験当日に。
予想通り、かなりの勉強不足状態でした。
1週間ほどがんばって勉強したので、午前中のマークシート問題対策はなんとかめどが立ったものの、午後の記述式試験(マークシートでなく、答えを全部手書きで書く方式)は全く手つかず状態。正直、受ける私自身、午後問題については全く自信がありませんでした。
さて試験ですが、午前のマークシート試験ですが、これは予想外に良い出来でした。自己採点では100点満点の90点くらい。(実際には凡ミスが何ヶ所もあって多分80点台の前半くらいだったと思われます)
が、午後試験は予想通りというか予想以上にぼろぼろ...
予想以上の難問が多く、問題集を開けて10分くらいは実際のところ唖然として手に付かなかったというのが本音です。
アルゴリズムの問題を解くだけでも1時間くらいかかり、結局問題を3問ほど手つかずで残してしまいました。←多分、これが敗因でした
午後試験を終了した直後の予想点数は、気分的に100点満点中30点位かなあという感じでしたが、 実際には40点台には行ったと思います。
最初は完全に落ちた〜と思っていたのですが、どうも第1種の合格ラインは午前午後合計で130点前後という噂を聞き、特に今回は問題が難しかったので合格ラインが多少下がるとあわよくばと、若干の(いや相当の)期待を胸に合格発表日を迎えたのですが、やはりそうは甘くなかった。
見事落ちていました。
ちなみに合格率は9.9%とかなり低い数字なったところを見ると、やはり今年の問題は難しかったと言うことが分かります。
合格した人の自己採点の点数を見ると、どうやら130点あたりが実際にボーダーだった様で、120点台での合格者はまれにしかいないようです。
まあ点数だけ見ればあと5点から10点という所でしたが、冷静に考えてみればやっぱりあの午後の内容ではいかんと言うことで、もう一度来年春に再チャレンジしてみようと決意を新たにしているところです。
使用した参考書
- 技術評論社「第1種要点・重点短期集中速攻対策」
- ソフトバンク「第1種短期集中ゼミ」
- 電気書院「平成11年度版第1種模範回答集」
- 通産資料調査会「図解合格マニュアル新1種」I/II/III/IV
ただしこのうち実際にやったのは上の2冊だけでした。
受験される方へのアドバイス
とにかく午後対策はしっかりしときましょう。午後問題はマークシートでないので、実際に自分の手で繰り返し問題を解く練習が必要です。頭で覚えるだけの勉強だけでは太刀打ちできまんでした。
【第一種 2000年春 合格 】
2000年4月16日受験
2000年に取得を目指している資格の中でも一番欲しかったもの、それがこの第一種でした。
前年受験した際には、特に午後の試験が惨敗と言っても良い状態で、レベルの差をつくづく思い知らされましたので、今年は特に午後対策を重点的に行う事を最大の目標にして試験勉強をスタートさせました。
ちなみに本格的試験勉強を始めたのは3月の末頃からで(^^;、時間的には非常に厳しい状態でした。
今回試験勉強に使ったのは主に経林書房の「第一種情報処理技術者合格完全対策」と「第一種情報処理技術者過去問題&分析」、そしてアイテックの「第一種午後問題の重点対策」の3冊。
午前問題は昨年受けた際も点数は悪くなかった事もあって、復習をかねて「第一種情報処理技術者合格完全対策」を一通り目を通す位で済みましたが、やはり一番の問題は午後問題対策。
毎回出題される問題が大きく異なり、過去問をこなしていてもこれだけやったら安心というラインが見えてこないのです。
またもう一つ、時間との戦いもありました。過去問をやっていても、1問解くのに30分から1時間、ものによっては2時間位もかかってしまうのです。午後試験は2時間半で8問ですから1問あたり15分から30分でこなさないといけません。なぜ他の人はそんな短時間で解けるのだろうというのが、過去問を始めてみての素直な感想でした。
過去問やアイテックの午後問題の重点対策をやるに当たって、とにかく全問題をどんなに時間がかかっても自力で解き、自分の中で納得するようにという固い決心のもと、問題を解き始めたのですが、特にアルゴリズム系の問題を中心に、1時間2時間経っても答えが出せない問題もあって一時は頭を抱えてしまいましたが、でも午後問題こそは答えを見てしまっては自分の力には決してならないと、無制限勝負のつもりでとにかく頑張ってみました。
そしてなんとか問題集も2冊をこなすことが出来、いよいよ試験日を迎えました。
午前の試験問題ですが、過去問に出ていたのとほとんど同じ問題も数問ほどあったりして、全体的に難易度はそんなに高くないように感じました。自己採点では85%から90%ほど。
そしていよいよ問題の午後試験に突入です。
さすがに試験勉強の成果もあってか、問題を見て戦意喪失で手も足も出ずという事はなかったのですが 、やはり一番の問題は時間との戦いでした。1問せめて30分から45分くらいかけて考えさせてくれたら...
なんとか時間内に最後の問題まで行き着くことが出来ましたが、でもやはり時間が無くて回答欄の全項目を埋めることは出来ませんでした。
自己採点では50%から60%くらいの出来。
その後、いろんなホームページの解答速報で採点してみると、午前は93.75点、午後は中間点無しで58点位でした。
そして6月30日に合格発表。
自分の受験番号が載っているのが確認出来ました(^^)
次は秋のネットワークスペシャリストを目指したいと思います。
使用した参考書
- 経林書房「第一種情報処理技術者合格完全対策」
- 経林書房「第一種情報処理技術者過去問題&分析」
- アイテック「第一種午後問題の重点対策」
- 技術評論社「第1種要点・重点短期集中速攻対策」
上記3冊以外に昨年使った技術評論社の参考書もざっと見直しました。
経林書房の合格完全対策ですが、復習がてらポイントを押さえるには良いかも知れませんが、全体的にちょっと読みにくかったです。
受験される方へのアドバイス
午前問題は、過去3年分くらいの過去問をやってみて一通り解けるようになれば、足切りラインを突破出来ると思います。
午後対策は、とにかく問題を解く練習をしっかりする事だと思います。時間さえかければ解けるんだと言う自信が付けば、実際の試験でどんな問題が出てもなんとか対応できるようになります。
【ネットワークスペシャリスト 2000年秋 合格 】
2000年10月15日受験
2000年春期試験で念願だった一種に合格できましたので、次のステップアップとしてこのネットワークスペシャリストにチャレンジしてみることにしてみました。
普段から仕事でネットワーク管理はある程度していますし、また2000年になってから今までにCCNA/CCDA、Network+/i-Net+など、ネットワーク関係の試験を受けるために繰り返しネットワークは勉強してきたこともあって、高度の試験科目の中では一番取っつきやすかったと言うこともあります。
試験勉強ですが、いつもながら間近にならないと本腰入れてやろうとしないので(^^;、当初は一応9月下旬から約1ヶ月間このネットワークスペシャリストに絞って勉強する予定をたてました。
試験勉強のために用意した参考書、問題集は5冊。
昨年買ってあった技術評論社の「ネットワークスペシャリスト受験研究(上下巻)」、日本経済新聞社の「ネットワークスペシャリスト重点問題集」、アイテック「ネットワークスペシャリストのためのネットワーク技術」、「ネットワーク 記述式・事例解析の重点対策」です。
ところが仕事の関係でその時期出張が多かったり 、また10月初めには業務の法人化でかなり時間がとられてしまい、結局ネットワークスペシャリストの参考書を開くことが出来たのは実質2週間ほどとなってしまいました。最後の1週間はこれはまずいとかなり追い込んだのですが、「ネットワークスペシャリスト受験研究」と「ネットワーク技術」、「重点問題集」を一通り終えた段階でタイムアップ。残念ながら予定していた(本当は一番時間をかけて勉強する予定だった)アイテックの「ネットワーク 記述式・事例解析の重点対策」はまったく手つかずのまま試験当日をむかえることになってしまいました。
試験ですが、午前は選択式ですし、まあ問題集をやった範囲でもなんとかなると思っていたのですが、予想よりちょっと難しめの問題が多く、時間めいっぱいまで粘ってしまいました。
午後Iの試験は90分で3問を解く、時間的に非常に厳しい試験です。1問あたり30分でけりをつけないと行けないのに、1問目を終えた段階で45分が経過。(問題を解き終わるまで集中していたので時間を気にしなかった) あわてて2問目を20分で終わらせ、3問目に取りかかったのですが、問題を理解するのに時間がかかってしまい、結局回答欄に2つ白い枠を残してしまいました。まあそこまで回答欄を埋めることが出来ただけでも良しとすべきか(^^;
午後IIの試験は120分で長文の1問を解く、時間的には大変余裕のある試験。2問の選択問題をざーっと読んで、WWWシステムの方が取っつきやすいかなということでそちらを選択。時間はたっぷりとあるのでとりあえず回答欄は全部埋めることが出来ましたが、ただ解答の多くは記述式(理由を40字以内で述べよ、みたいな感じ)の為、当たらずとも遠からずをどこまで評価してくれるか分からず、また漢字を書けなかった場合や誤字脱字にどれくらい減点されるのかも不安材料でした。
試験が終わった段階で、午前問題は8割から良くて9割くらいの手応え。
午後Iは計算ミス等も心配で5割から6割あたり。
午後IIは文章がどれくらい評価されるのかが全く分からず、4割から7割のどっかあたりかなあという感触でした。
その後速報サイトで自己採点してみたところ、午前は87.5点、午後Iは65点。午後Iはやはりボーダーライン上でした。午後IIは文章の趣旨があっているのは正解と見なせば70点位になりそうですが、採点の基準が分からずこれもかなりボーダーライン上と言えそう。
と言うことでかなりどきどきした状態のまま合格発表を迎えましたが、さきほどなんとか私の受験番号をリストの中に発見することが出来ました。
なお2001年春期試験ですが、データベースを既に申し込んであります(^^)
使用した参考書
- 技術評論社「ネットワークスペシャリスト受験研究 上下巻」
- 日本経済新聞社「ネットワークスペシャリスト重点問題集」
- アイテック「ネットワークスペシャリストのためのネットワーク技術」
- アイテック「ネットワーク記述式・事例解析の重点対策」
この中で受験研究とネットワーク技術は1年前に買った本を買い直さずに使いました(^^;
「ネットワーク記述式・事例解析の重点対策」は午後対策としてお勧めですが、今回は時間が無くて全く手つかずのまま終わりました。
受験される方へのアドバイス
2001年の春から試験内容が変わりますが、とりあえず今回の受験から感じたことなど。
午前問題は、参考書を読んで過去問をある程度こなせば、足切りラインを十分突破出来ると思います。
午後Iは時間との戦いがポイントの一つになります。午後IIは時間的には余裕がありますが、記述式の問が多いため、文章をまとめる力が重要となります。この辺はやはりある程度練習問題をこなさないといけないと思います。
私も受験研究と重点問題集(ただしPart5まで)、ネットワーク技術の問題は出来るだけこなしました。
【テクニカルエンジニア(データベース) 2001年春 不合格 】
2001年4月15日受験
私の場合、昨年秋に受けたネットワークはまさに本業に密接に絡んだ部分であったのですが、データベースも多少はかじってはいることもあって、ネットワークの次に受験する科目としてこのテクニカルエンジニア(データベース)を選んでみました。
試験勉強ですが、当初は試験前約3週間みっちりやろうと計画を立ててみました。
試験勉強に用意したのは、午前午後対策としてITECの「データベース技術」、午後対策としてITECの「データベース記述式・事例解析の重点対策」
を。そして午前対策にと用意したのは技術評論社の「平成13年度ソフトウェア開発技術者試験 よくわかる要点・重点 短期集中速攻対策」とITECの「午前に出る情報技術」の計4冊。
午前対策は、今までの受験の際もそうでしたが、ある程度参考書と問題集をこなせばなんとかなるという見通しはありましたので、とりあえずまず先に午後対策の方を重点的に進めてみることにしてみました。
「データベース技術」に取りかかり始めてほぼ1週間が過ぎた頃でしょうか。 ある夜、風邪による高熱と震えが来ていきなりのダウン。日頃滅多なことでは寝込まない私ですが、さすがに今回ばかりは体中が痛くて夜も満足に眠れない日が続いて、ほぼ1週間は完全に寝込んでしまいました。
なんとか1週間後には復帰できたのですが、さすがに試験直前の完全1週間ダウンの遅れを取り戻すのは難しく、それから急いで午前対策の2冊を重要ポイントだけざっとやり、残りの時間を出来るだけ「データベース記述式・事例解析の重点対策」の問題を解いてみることにしてみましたが、試験日前日までにやれたのは半分弱と言ったところ。やはり自分の中でこなれていないのを感じていたのは事実です。
さていよいよ試験日当日。
午前問題は今回の試験改正で時間と問題数が変更になっています。90分で全50問。選択問題はなく、全問必須です。
データベースに関連した問題がかなり多く、また全体的にちょっと難しめで思った以上に手こずりました。ぎりぎりまでねばって見直すも、感触としては8割前後の手応え。
午後I試験は問1が必須、問2から問4は2問選択で、計3問を90分で解きます。 選択問題は問3と問4を選択してみました。 一応ほぼ回答欄は埋めることが出来ましたが、自信のあるものは全体の3割ほど。記述式の解答を中心にちょっと自信のないものが多く、午後I試験は6割から7割位の手応えでした。
ちょっと午後Iがボーダーラインながら、自分としては予想以上の出来に、このまま午後IIも調子よく行けばなんとかなるかもと甘い夢も見たりしたのですが、やはり現実はそう甘くはありませんでした(^^;
午後II試験は120分で二つの問題から1問を選択して答えますが、今回は問1問2ともにかなり難しく問題の選択の段階でつまずいてしまいました。開始後20分で両方の問題を読みどっちにするか考え始めましたがすぐに結論が出ず、だんだんと自分の中で相当に焦り始めます。結局、問2にしようと
決めたのが開始後45分も経過した時点でした。
ただもう気持ちの上ですっかり焦ってしまっていたせいか、設問1の概念データベースの問題から考えがまとまらず、なんとか自分の納得のいく答えがかけたのが終了15分前。設問2はなんとか10分で片付け、続いて設問3に取りかかり始めたのですが、回答欄を一つ埋めた時点で時間切れ。
この時点で午後II試験は3割くらいしか出来ていない感触でしたので、すっかりがっかりして帰途についたのでした。
帰ってきてから速報サイト等でさっそく解答をチェックしてみました。
午前は82%位と足きりラインはクリアできた模様。午後IはSQLやフローチャートでちょんぼがあったりして60%位とちょっと厳しい辺り。午後IIは記述式の中間点をどうかんがえるかで相当変動しますが、ちょっと甘めにみて55%位。これは完全にボーダーラインを下回っていそうです。
ただ自分の中にはもしかするとと期待する自分もいたりして(^^;、合格発表日までちょっと落ち着きませんでしたが、結局合格者リストには私の受験番号は載っていませんでした。
今回は確かに自分の中でもこなれていないものがあったのは事実で、その辺を中心に来年の春にもう一度勉強し直してみたいと思っています。
使用した参考書
- ITEC「データベース技術」
- ITEC「データベース記述式・事例解析の重点対策」
- ITEC「午前に出る情報技術」
- 技術評論社「平成13年度ソフトウェア開発技術者試験 よくわかる要点・重点 短期集中速攻対策」
午前問題のデータベース以外のジャンルの勉強用に技術評論社の「ソフトウェア開発技術者試験 よくわかる要点・重点 短期集中速攻対策」を使ってみました。
「データベース記述式・事例解析の重点対策」は結局時間が無くて半分も出来なかったのが残念です。
受験される方へのアドバイス
午前対策としては ITEC「データベース技術」、「午前に出る情報技術」をきっちりやれば、多分足切りライン(多分65〜70%のあたり)はクリアできると思います。
午後問題ですが、普段からデータベース絡みの業務をされている方は別として、この試験で本格的にデータベースを勉強しようと言う方の最大のポイントはデータモデルの理解ではないかなと感じました。特に午後IIはいずれの問題も正確な概念データモデルを理解出来、また適切に描けるかが最大のポイントになっていたような気がします。
あともちろんですが午後I、午後II共に記述式の解答が多いため、文章をまとめる力も必要です。 この辺はある程度練習問題をこなして練習しておいた方が良いでしょう。
【情報セキュリティアドミニストレータ 2001年秋 合格 】
2001年10月21日受験
2001年春のデータベースが不合格だった為、秋にもデータベースがあれば引き続き受けたかったのですが、残念ながら秋にはデータベースが無いことから、今回は新たに始まった情報セキュリティアドミニストレータを受験してみることにしてみました。
事前に公開された試験問題のサンプルを見てみたところ、ずいぶんとネットワーク絡みの問題が多く、日頃から実務でも資格試験でもいろいろとネットワーク関連には関わっている私にとって、一番取っつきやすい試験だったからということも大きかったです。
ただ初めて実施される試験ゆえ、出題される問題がどのようになるのか、またそのレベル、そして合格率がどれくらいになるのかなど不安の種は尽きませんでしたが、とりあえず以下の参考書を揃えて試験の2週間前から本格的な勉強をスタートさせました。ちなみに試験の2週間前にはMCPの70-220
Designing Security for a Microsoft Windows 2000 Network(Windows 2000
ネットワークのセキュリティ設計)の試験を受けていまして、そちらの勉強に約2週間ほど費やしており、セキュリティに関する勉強としてはトータルでは1ヵ月ほど行ったことにはなります。70-220の試験勉強が全て情報セキュリティアドミニストレータの受験に役に立ったとは言えないものの、確かにある程度の相乗効果はあったかもしれません。
今回用意した参考書・問題集はTAC出版の「情報セキュリティアドミニストレータ 基本テキスト」、アイテックの「2001情報セキュリティ 専門知識+記述式問題 重点対策」、「2001
情報セキュリティ 予想問題集 」の3冊です。
まず最初に午前の基礎知識確認用に、以前に買ってあった技術評論社の「ソフトウェア開発技術者試験 よくわかる要点・重点 短期集中速攻対策 平成13年度」から対象範囲だけをピックアップしてさっと復習します。情報処理技術者試験を何度も受けていると、午前に関してはちょっとした復習だけでだいぶ知識が戻ってくるようになるのは確かで、これは短時間で切り上げて続いてセキュリティの基礎知識を勉強する為に「情報セキュリティアドミニストレータ
基本テキスト」にとりかかります。1回通して読み、チェックした箇所をもう一度確認しながら読み直しますが、関連法規など暗記項目や概念的なものも多く、ちょっと頭痛がしてきたのは確かです(^^;
とりあえず頑張って引き続き 「2001情報セキュリティ 専門知識+記述式問題 重点対策」に取りかかりますが、こちらは試験のポイントの説明と問題が半々くらいの配分となっていてポイントも整理されており、全体的に分かりやすかったです。今回はこの1冊を特に重点的にこなすようにしてみました。記述式問題も、とにかく自分の答を全て書いてみるようにしてみました。
そして試験の前日からは予想問題集を出来るところまでやってみて(3割ほどは出来たかも)、いよいよ試験当日、試験会場に向かいます。
午前の試験ですが、90分で50問。全問必須の選択問題です。
開始早々、出題範囲に入っていなかったデータベース関係からいくつも出題されていたのにまずびっくりしましたが(^^;、全体としてみれば難易度はそんなに高くなかったかなという感じで、終了時点で9割ほどは出来たかなと言う感触でした。
午後Iの試験は記述式で4問から3問を選んで90分で答えるというもの。最初に問題をざっと目を通して1、2、4問目をやることにし、1問30分以内を目標に解き始めますが、やはり文章を書く問題を中心にまとめるのに時間がかかり、最後は時間が無くなってかなり焦りました。なんとか全問記入だけはすることが出来ましたが、ただ記述式の答を中心に自信の無いものも多く、感触としては6割ちょっとといった感じでした。
いよいよ最後、午後IIの試験にはいります。午後IIは2問から1問を選んで90分で答えるもので、最初に問題を両方とも読んでみて、両方とも同じ位のレベルの問題ながら多少自分にとって解きやすいと感じられた問2の方をやることにすぐ決定。(やはり問題選択で悩んで時間を浪費してはいけません(^^;)
問題がめちゃくちゃ難しいという事はなく、ほぼ予想されたレベルだったと言っても良いでしょう。と言いつつも文章を書かせる問題を中心に答をまとめるのに結構時間がかかってしまい(^^;、一通り解答し終わったのが終了15分前のこと。それから答の文章を見直し始めるも、間もなく終了。やはり記述式の答えに自信が無いものが多く、感触としては6割ほどと言ったところでした。
試験から帰ってきてから早速、速報サイトで解答のチェックをしてみると、午前が44/50の88%、午後Iが中間点も若干考慮して67%、午後IIが同じく中間点を若干考慮して68%という辺りでした。午後がやはりボーダーライン上です。記述式の答えがどう判断されるかによって結果が大きく変わる事となり、どきどきしながら発表日を待つことに。
そしていよいよ合格発表日。なんとか私の受験番号を合格者リストの中に発見することが出来ました(^^)
ちなみに合格率も13.2%と出ていました。個人的には難易度としてほぼソフトウェア開発技術者と同じくらいかなと感じていましたが、合格率もだいたいそんなところになっているようです。
使用した参考書
TAC出版の基本テキストですが、セキュリティ全般をていねいに書いてある点は評価出来ますが、練習問題は一切無くまた読んでいてポイントをつかみにくい感じがしました。
「専門知識+記述式問題 重点対策」はポイントが整理されていて問題も多くお勧めできます。ただしポイントの解説は全体に少な目です。
受験される方へのアドバイス
情報セキュリティはネットワークの知識が前提となることは確かで、特に午後問題はネットワークとセキュリティを絡めた問題が多いので、まずはセキュリティと言うよりもネットワークの知識をきっちりと押さえた方が良いでしょう。
ただしネットワークの試験ではないので、広く浅くで良いと思います。 午後問題はある程度出題される範囲が絞られると思いますので、勉強はしやすいのではないでしょうか。
それと今回午後IIを受けて感じたのは、技術的な面はもちろんですが、それと共に問題文を良く読んで答を探し出して文章をまとめるという能力を問われた試験であったように思います。私はそんな、技術的というよりは国語的な部分でかなり疲れました(^^;
【テクニカルエンジニア(データベース) 2002年春 不合格 】
2002年4月21日受験
2002年春の情報処理技術者試験ですが、昨年春落ちたこのデータベースへ再チャレンジすることを今年の目標の一つにもしていましたので、受験の申し込み開始当日に早速申し込みを済ませました(^^)。
と言うものの、実際の本格的勉強開始は今回もほぼ2週間前からでしたが(^^;。
本当はもう少し前から勉強に取りかかりたかったのですが、2月から挑戦していたMCDBA(マイクロソフト認定データベースアドミニストレータ)の資格の取得に予想外に手間取ってしまい、その影響でこちらの勉強期間が減ってしまったのです。
ただしMCDBAもデータベースに関する資格であり、テクニカルエンジニア(データベース)との相乗効果を狙っていた部分もありましたので、データベースの勉強としてはほぼ2ヵ月くらいはしていた事になります。もちろんMCDBAの勉強が全てこちらでも有効だった訳ではありませんで、今から思えばオーバラップする部分は2割程度だったかなとも思います。
さて受験の2週間前、やっとの思いでMCDBAを取得し、それからテクニカルエンジニア(データベース)の本格的な勉強を開始しました。さすがにMCDBAでの勉強の効果もあって、この時点でSQLに関してはある程度の自信はありました。
今回勉強用に用意したのはリックテレコム「最短合格問題集2002 データベース」、リックテレコム「午後徹底演習」、アイテック「データベース 記述式・事例解析の重点対策」、日経BP「3週間完全マスター テクニカルエンジニア(データベース)2002年版」の4冊でしたが、さすがに2週間でこれを全部こなすのは無理な為、一番とっつきやすかった日経BP「3週間完全マスター」をメインに、午前対策としてリックテレコム「最短合格問題集」をやってみる事にしてみました。
「3週間完全マスター」を実質1週間ちょっとと3倍のスピードでこなし、「最短合格問題集」の午前問題の部分だけをやって、もう一度「3週間完全マスター」を読み直していたらもう試験前日になっていました(^^;。
昨年よりは理解度が上がっているのは実感出来ましたので、かすかな期待を胸に試験会場に向かいます。
最初の午前試験は1時間30分で50問。全問必須です。
過去問と同じ問題もいくつかみかけました。今回はデータベース関係以外の問題が15問ほどと多かったように感じますが、その辺でちょっと癖のある問題も目に付きました(^^;。
難易度は昨年と同じくらいで、解答し終わった時点での感触は85〜90%と言ったところでした。
午後Iは1時間30分で必須1問と選択の2問(3問から選択)を答えるもので、とにかく時間に追われる厳しい試験です。最初に選択問題をざっと読み、計算問題の問2は計算ミスすると連鎖でダメになる危険性もあるので、それ以外の問題を選択する事に決定。
必須の問1は比較的やさしめの問題でしたが、設問3で思わず考え込んでしまって時間を忘れ、ふと時計を見るともう予定時刻を10分オーバーしているのに気が付き、設問3は半分ほど諦めて、急いで選択の問3に取りかかります。問3は問題そのものは難しくないのですが、かなりの分量のSQLを回答欄に書かねばならず、それにちょっと苦労して一通り解答し終えたのが35分後のこと。
この時点で残り時間はあと15分。とにかく出来るところまでやるんだとの思いで、諦めの気持ちと闘いつつ最後の問題に取りかかります。それにしても問4は5ページにも渡る長文の問題で問題を読むのにも時間がかかり、焦りと緊張と集中で答を書く手もちょっと震えてしまいました(^^;。それでもなんとか終了の合図までに設問2の途中まで記入出来たのには自分でもびっくりしましたが。
午後1ですが、最後の問題があまり自信が無く(あまり考えている時間がなかった為)、感触的には50〜60%あたりでした。
最後の午後2は2時間で1問(2問より選択)を答えるという、時間的には比較的余裕のある問題です。最初に問題をざっと読み、昨年の失敗を繰り返さないよう、開始後10分以内で問2に決定します。比較的やさしい問題かなと思って進んで行ったのですが、途中の代替客室の部分で考えがまとまらなくなり、ここで時間をかなり食ってしまって、結局最後の設問は半分ほどしか出来ずに終了をむかえてしまいました。終了した時点で午後2の感触は70%ほど。自分としてはそこそこの自信があったのですが...。
午後2よりも午後1の方で落ちたかなという気持ちで、ちょっと落ち込みつつ帰途についたのでした。
その後速報速報サイトで採点してみると、午前は86点とまあまあ。午後Iは、問4で苦し紛れに書いた答えが結構合っていて69%と予想外の出来でした。ただ午後2が、いくつか見落とし的なボンミスがあって思わぬ点を落としてしまい、55%前後とかなり厳しい点数になってしまいました。
午後2はこれでは完全にボーダーを下回っています。ただもしかするとと期待する自分もいて(^^;、かすかな希望を胸に合格発表を待ったのですが、結局私の受験番号は合格者リストには見つける事が出来ませんでした。
今回も残念ながら合格する事が出来ませんでしたが、でも勉強を重ねる事でそれなりに理解度も上がってきている事は実感出来ましたので、次にチャレンジする時にはぜひ自信を持って合格発表日をむかえる事が出来るようにしたいなと思います。ただ来春は...、データベースかシステム監査かでちょっと悩んでいます。
使用した参考書
- 日経BP「3週間完全マスター テクニカルエンジニア(データベース)2002年版」
- リックテレコム「最短合格問題集2002 データベース」
この2冊以外にリックテレコム「午後徹底演習」とアイテック「データベース 記述式・事例解析の重点対策」も買ってあったのですが、時間が無くてほとんど使いませんでした。
今まで使ったデータベース用の対策本の中では、この日経BPの「3週間完全マスター」が一番読みやすかったです。ちょっと全体的に浅めの感じもありますが。
午前対策としては リックテレコム「最短合格問題集」が適当にまとめられていると思います。
受験される方へのアドバイス
午後1はとにかく時間がないので、時間配分に注意が必要です。自分もそれを意識していたにもかかわらず、ちょっと失敗してしまいましたが(^^;
それは比較的余裕のある午後2も同様で、今回私はある部分に引っかかってしまってそこで時間を浪費してしまったのですが、目的は試験の合格であって問題の内容の100%の理解では無いのだからある程度の割り切りも必要かなと感じました。まずは全問の回答欄を埋める事です。
【システムアナリスト 2002年秋 不合格 】
2002年10月20日受験
2002年秋期の試験で、論文有りの高度試験の一つであるシステムアナリストに初チャレンジしてみました。
我ながら無謀かなとは感じたのですが(^^;、ただシステムアナリストの経営側の視点で情報システムを見るという位置づけが、今年に同じく初チャレンジした中小企業診断士に一番近い内容だったので、相乗効果を期待して迷わず受験を決めました。
ただ予定外だったのは今年の秋になってから仕事がめちゃくちゃ忙しくなってしまい、勉強期間として自分としては異例の 1ヶ月ほどを確保してあったのですが、ほとんど勉強が進まなかったことでしょうか。(ああ、毎度同じ言い訳をしているような気が...)
当初は9月下旬からシステムアナリスト試験に向けて本格的に勉強を開始する予定だったのですが、結局のところ実質的に勉強を始めることが出来たのは試験のほぼ2週間前になってからでした。でも連日夜9時頃まで客先での作業が続いていて、それから自宅に戻って勉強できるのは3時間ほどしかなく、試験前としてはかなり厳しい状況でした。
試験対策として用意した参考書、問題集は経林書房の「システムアナリスト合格完全対策」、アイテックの「システムアナリスト予想問題集」、「システムアナリスト専門知識+記述式問題重点対策」、午前対策として経林書房の「高度情報処理共通午前問題合格完全対策」、論文対策として経林書房の「はじめての午後II論文攻略ゼミ」、リックテレコムの「高度情報処理試験論文対策パーフェクトブック」の合計6冊でした。もちろん勉強期間が1ヶ月間あったとしてもこれを全部こなせるはずもなく、ただ無いよりはあった方が多少の役に立つかもと言う意識で買ってしまったようなものでした(^^;。
勉強ですが、まず最初にはっきり予定が立つ午前問題の対策を手早く済ませようと、午前対策からスタートしました。「高度情報処理共通午前問題合格完全対策」を過去の記憶を思い出しつつさっと数日で読みます。
続いてシステムアナリスト全体の勉強のために「システムアナリスト合格完全対策」を読み始めますが、情報密度が濃い上に読んでいてすぐ眠くなってしまい(^^;、このままでは試験日までに終わりそうも無いために、結局この本は少しやっただけで諦めて、続いて「システムアナリスト専門知識+記述式問題重点対策」に取りかかります。こちらはかなり読みやすく、また問題が適度にちりばめられていて内容の確認もスムーズで、この本を一通りこなしたあたりでやっとシステムアナリストの全体像が見えてきたと言っても良いでしょう。
ただこの時点で試験まであと2日。ここから今回一番の課題であった論文対策に取りかかりますが、もはや時すでに遅し...。
「はじめての午後II論文攻略ゼミ」をざっと読み、 「高度情報処理試験論文対策パーフェクトブック」のシステムアナリストの部分を読み、インターネット上のサイト「高度情報処理技術者試験の論文集」で出来るだけ論文に目を通し、気が付けば自分で一度も論文を書かないまま試験日当日になってしまいました。
試験会場はいつもの甲府の山梨大学です。システムアナリストは、今まで受けた試験に比べるとかなり受験者が少ないので、今回どれくらいの人がいるのだろうかと思っていたのですが、この会場ではシステムアナリストは小さい教室1室のみ、用意された席は20ありましたが実際の受験者は11名だけでした。
午前問題は1時間半で50問です。試験範囲でないネットワーク系の問題がいくつかあったり、まったく分からない問題もあったものの、全体としてはちょっとやさしめだったかなと感じました。手応えとしては8割強と言ったところでした。
続いて午後I問題は1時間30分で4問中3問を選択して解くもので、私は2問、3問、4問を選びましたが、いずれも内容がめちゃくちゃ難しいと言うことはなく、私を含め多くの方は多分時間内にすべての回答欄に答えを記入できたのではないかと思いますが、ただ計算問題などはいっさいなく、すべて記述式の文章で答える形式のため、文章をまとめるのにかなり時間を食ってしまい、升目の半分くらいしか文章が書けていないところも結構あったりしました(^^;。
テクニカルエンジニア等で要求される具体的な知識を問うものは全くなく、全体的な考え方や 方針を問うと言った内容ばかりでした。
そして記述式のため、いまいちどれくらい出来たかの感じが分かりにくく、おそらく4割から6割のどっかくらいかなという程度の感触でした。
そしていよいよ未知の領域(^^; である論文試験の午後IIです。 3問から1問を選ぶ選択式で、問1はERP、SCM、CRMなどのIT戦略の立案について、問2は情報システムの全体構想の立案について、問3は統合型業務パッケージの導入計画立案についてとなっていて、ここは自分に唯一書けそうな問2を迷わず選びました。
論文の内容ですが、最初に設問アでは概要について800字以内で記入し、次に設問イと設問ウであわせて1600字以上3200字以内で記述する形になっています。
最初に問題集の一番最後のページを切り取って整理用のメモ帳として使うことにします。さすがに自分が扱ったことのあるシステム構築でないと全然文書が書けないので、現在立ち上げようとしている某システムのことを題材に書いてみることにしてみました。書く内容のポイントをメモ帳の上で20分ほどかけて整理し、それからいよいよ解答用紙の原稿用紙に書いていきますが、時間的に大幅に書き直している時間がないために、まさに一発勝負の緊張感あふれる文章作成となりました。
ただシステムアナリストとしての論文になりますので、「システムアナリストとして私は、経営的観点から...」みたいな普段言わないような言い回しで書かなければならず、論文書きに慣れていない私はそれが書いていて結構苦痛でした(^^;。とにかく時間に追われつつ、800文字+1650文字を書くことが出来ましたが、でもやはり私のように論文書きになれていない人は、ある程度論文を書くことになれておかなければ、この時間で2400文字以上書くのは相当に難しいと感じました。
論文の出来ですが、初めて書いた論文としては自分では100点満点で40点くらいはあげても良いかなと言うところでした。ただこれで合格は無理だろうなと言う自覚はありました。
その後速報サイトで午前と午後Iの採点をしてみたら、午前は88%、午後Iは55%位の出来でした。
その後、年が明けて合格発表がありましたが、やはり私の受験番号は合格者リストの中に見つけることは出来ませんでした。
でも受けてみて課題が明確になりましたので、また次の試験では再チャレンジしてみたいと思っています。
使用した参考書
- 経林書房「高度情報処理共通午前問題合格完全対策」
- アイテック「システムアナリスト専門知識+記述式問題重点対策」
- 経林書房「はじめての午後II論文攻略ゼミ」
- リックテレコム「高度情報処理試験論文対策パーフェクトブック」
この4冊以外に経林書房「システムアナリスト合格完全対策」、アイテック「システムアナリスト予想問題集」も買ってあったのですが、時間が無くて全く使いませんでした。ただ経林書房「システムアナリスト合格完全対策」は内容が濃くて、じっくり腰を据えて勉強するには良い対策本だとは感じました。
アイテック「システムアナリスト専門知識+記述式問題重点対策」は、ポイントも整理されていて分量も適当でお勧めできます。
受験される方へのアドバイス
午後問題でのポイントは、システムアナリストとしての立場で解答することが何より重要だと感じました。そしてすべて記述式の解答となりますので、文章をまとめる力もそれなりに要求されます。
そしてやはり最大のポイントは午後IIの論文でしょう。こればっかりは論文を普段書き慣れている人以外は、事前に論文をいくつも書いて慣れるしかないと思いました。
ターゲットを決めて準備論文をいくつか用意しておくのも効果的かも。
【システム監査技術者 2003年春 不合格 】
2003年4月20日受験
2003年の春は迷うことなく、このシステム監査技術者を受験することに決めました。昨年秋より論文ありの高度試験にチャレンジしていて、システムアナリストの次はこの試験だなと思っていたことと、あと今年受験予定の中小企業診断士の勉強にある程度役に立ちそうだということが大きな理由でした。
勉強期間は当初は約1ヶ月ほど予定していたのですが、3月がめいっぱい忙しくてほとんど勉強が出来ず、結局今回もまた(いつもの反省が生かせず(^^;)試験まであと3週間を切った頃からやっと本格的に勉強を始めることとなりました。
今回新たに用意した参考書は経林書房の「システム監査技術者合格完全対策」と「システム監査技術者過去問題&分析」、技術評論社の「システム監査技術者受験研究」の3冊でした。技術評論社の受験研究は97年版が最後と言うことで新しくはないのですが、でも午後I、午後II対策になかなか評判が良さそうだったので、とりあえず買ってみたものです。
まず「システム監査技術者合格完全対策」をメインの参考書とし、これを1週間ほどかけてじっくりと2回読んでみます。
次に午前対策用に、経林書房の「高度情報処理共通午前問題合格完全対策」を3日ほどでさっと読みます。この本は昨年秋にも使った2002年版をそのまま使いました。
そして最後の1週間は「システム監査技術者過去問題&分析」と「システム監査技術者受験研究」で過去問と論文の練習に集中してみました。「システム監査技術者過去問題&分析」の午前、午後I問題を一通り解き、午後IIの論文はピックアップした4つほどを実際に手で写して書いてみました。本当は自分オリジナルの論文を複数用意できれば一番良いのですが、さすがに時間が無くてそこまでは手が回りませんでした。ただ結論的には、やはり自分で構成を考えたオリジナルの論文を書く練習をしておかないと、実際の試験の時には応用が利かないなと言うことをしみじみ感じました。
なお論文対策として前回システムアナリストの時にも使った経林書房の「はじめての午後II論文攻略ゼミ」の該当箇所もさっと目を通しておきました。
最後、時間のある限り 「システム監査技術者受験研究」の午後I問題をこなし、載っている午後II論文も一通り読むだけは読んでみました。
そして試験当日、午前、午後Iは何とかなりそうな感触を感じつつも、午後IIの論文は昨年ほどひどくは無いにせよ準備不足で自信が無いまま、試験会場の甲府に向かいます。
この会場で用意されたシステム監査技術者試験の部屋は1つ、受験者は私を含め8名だけでした。
午前問題は90分で50問を解くというもので、全問必須です。過去問と似た問題もちらほらあったりして、8割ほどは出来ていそうな感触でした。
午後になり、席に着いたのは午前より1名少ない7名でした。
午後I試験は90分で3問を解く、非常に時間的に厳しい試験です。問1、問2が必須で、問3と問4から1問選択となっています。最初に問1から取りかかりますが、この問題が予想外に手ごわくてなかなか答えがまとまらず、30分で終了させる予定を10分ほどオーバーして何とか答えだけは書き込むものの自信が無く、ここでかなりがっくり来ます。次の問2、そして選択で選んだ問4はそんなに難しい問題ではなく、それなりに答えを書けたと思います。
午後II試験は2時間で、問1から問3のいずれかを選択して2400文字以上の論文を書くという試験です。問1がERPパッケージ導入について、問2が事業継続計画について、問3が情報セキュリティマネジメントについてとなっており、ここは迷わず唯一書けそうな問3を選んでみました。
なお受験開始時には受験者は7名いたのですが、30分後に2名が退室していきました。
設問アで720文字、設問イ+ウで1900文字ほどは書けたでしょうか。情報セキュリティシステムについて書くことはそう苦では無いのですが、ただ設問にある組織体制へつなげる論文展開がうまく行かずにちょっと強引となってしまい、中途半端なまとめ方となってしまったのがとても残念でした。
時間的に途中で書き直す余裕は全くありませんし...。
試験が終了した時点で午前の足きりは多分クリア、午後Iはボーダーライン上、午後IIはあれでは駄目だろうなという感触でした。
試験から帰ってきて速報サイトで自己採点してみると、午前が80%、午後Iが61%(中間点を若干考慮)という結果でした。
多分駄目だなと言う感触はあったのですが、でももしかしてと期待する自分もいて(^^;、合格発表の6月25日を楽しみに待ちましたが、やはり自分の受験番号はそのリストに見つけることは出来ませんでした。
やはり自分にとっての最大の課題は午後IIの論文であり、これだけは短期間の勉強ではどうしようもないと言うことがよく分かりましたので、今度受験する時には心を入れ替えて(^^;、論文対策にじっくりと取り組むようにしたいと思います。
次の論文有り試験は多分、今秋のシステムアナリストになる予定です。
使用した参考書
- 経林書房「システム監査技術者合格完全対策 2003年版」
- 経林書房「システム監査技術者過去問題&分析 2003年版」
- 経林書房「高度情報処理共通午前問題合格完全対策 2002年版」
- 技術評論社「システム監査技術者受験研究」
- 経林書房「はじめての午後II論文攻略ゼミ」
基本的な参考書として経林書房の「システム監査技術者合格完全対策」は悪くないと思います。一通り範囲が網羅されていると思いました。
技術評論社の「システム監査技術者受験研究」は97年版が最終のため、内容的にはちょっと古さも感じますが、でも午後問題の事例が豊富な点は評価できます。
午前対策は経林書房「高度情報処理共通午前問題合格完全対策」で必要にして十分でしょう。
受験される方へのアドバイス
論文対策としては、上にも書きましたがオリジナルの準備論文を出来たら数本ほど事前に作成しておくことが必要だと思います。言うまでもないことだと思いますが(^^;。
それともうひとつ、「システム監査基準」を元にシステム監査を実施することを想定していますので、いかに「システム監査基準」に沿った解答が出来るかもかなり重要なポイントだと思います。
【システムアナリスト 2003年秋 不合格 】
2003年10月19日受験
システムアナリストに初挑戦した昨年に続き、今年の秋の情報処理試験もこのシステムアナリストを受けてみました。
昨年は論文ありの試験は初めてだったこともあり、案の定論文で惨敗といった感じでしたので、今年は一歩でも合格ラインに近づけるよう、苦手の論文対策を最重点課題として、9月下旬より本格的勉強を開始しました。
今回新たに用意した参考書・問題集は、経林書房の「システムアナリスト合格完全対策 2003年版」、「システムアナリスト過去問題&分析
2003年版」、同友館の「システムアナリスト合格への道 2003年版」の3冊でした。これにプラス、午前対策として昨年使った経林書房の「高度情報処理共通午前問題合格完全対策」を使うことにしました。
まず最初に同友館の「システムアナリスト合格への道」 を一通り読んでみます。この本は午後I、午後IIに対応した対策本となっていて、分量も適度でなかなか分かりやすかったです。引き続き経林書房の「合格完全対策」、「共通午前問題」、「過去問題&分析」と進みますが、10月上旬のダイビングでちょっと体調を崩してからはすっかりペースダウンしてしまい、おかげで最後にじっくり取り組もうと思っていた論文対策の時間が徐々に無くなっていってしまったのでした。そして結局論文対策に取りかかることが出来たのは、試験まで1週間を切った時点になってからでした。
論文対策ですが、 急きょ上記の「システムアナリスト合格への道」、「システムアナリスト過去問題」に加え、同友館の加藤忠宏著「提案型システムコンサルタント養成講座」に同著者が自ホームページ上で販売していたCD-ROM教材「システムアナリスト小論文突破講座」を購入し、最後まで諦めずに短期集中で取り組むことにしてみました。
「システムアナリスト小論文突破講座CD」 ですが、これの参考書として「提案型システムコンサルタント養成講座」を先に読んでおくと効果的だと感じました。論文の書き方についてはとても参考になりました。
ただ良い勉強にはなったものの残り時間もどんどんと無くなっていき(^^;、準備論文を書き始めることが出来たのは試験のなんと2日前のことでした。当初は準備論文を2つ用意したいと思っていたのですが、残念ながら一つをまとめるのが精一杯でした。ま、これでも過去に受けた試験の時よりは対策が出来たと言っても良いのかもしれませんが(^^;。
さていよいよ試験当日。山梨会場でシステムアナリストの試験を受けていたのは、たった7名だけでした。
午前問題は90分で全50問、選択問題はありません。午前はいつも80%以上は取れる自信があるのですが、今回も90%は取れたかなという感触でした。
続いて午後I。 4問から3問を選んで答えますが、まず問題にざっと目を通し、すぐ1 、2、4問を選択しました。問題そのものはいずれもそんなに難問と言うことはなく、時間内に一通り全部の回答欄を埋めることが出来ました。ほとんどが記述式で40文字以内で2つ書けみたいな形式ですので、書いてあることがどれくらい評価されるのかいまいち分からず、感触としては50〜70%のどこか位といった感じでした。
そしていよいよ問題の午後IIです。3問から1問を選び、120分で2400字以上の論文を書く試験です。問1は情報システム投資計画について、問2は業務プロセスの統合について、問3はビジネス変革のためのITの活用についてということで、ここは唯一書ける課題であった問3を選んで論文を書き始めました。
準備論文と若干論点が違っていましたが、その辺を少しづつ修正しつつ書いていきます。ただ準備論文の内容を全て暗記しているわけではありませんので、結局は半分以上はその場で考えた文章になったと思います。たださすがに準備論文を用意しておくと、それなりにスムーズに書けるものだと言うことは実感しました。今回は全部で2600文字ほど書けました。
ただ出題者の意図する内容になっているかどうかはちょっと自信が無く、システムアナリストの論文にはなっていなかった昨年と比べると前進はあったものの、60%位の出来かなという感触でした。
試験終了後、速報サイトで得点をチェックしてみたら、午前は43/50の86%でした。午後Iは答えを控えてきていないので全て記憶にはなりますが、TACで採点してみたら76%位は取れていそうでした。どうやら今回は午前、午後Iの足きりは突破出来そうです。そうなるとあとは本試験でもある午後IIの論文の評価次第です。
どきどきしつつ、合格発表の日を待ちましたが、結局合格者リストの中に私の受験番号を見つけることは出来ませんでした。私が受けた会場の番号すら無かったので、山梨会場では全滅だったと言うことになります。
でも昨年、今年と受けてきて、午前、午後Iの足きりは何とか突破できるようにはなってきたと感じます。来年こそは自分でも満足できるシステムアナリストとしての論文を書けるようになりたいと思います。
使用した参考書
- 経林書房「システムアナリスト合格完全対策 2003年版」
- 経林書房「システムアナリスト過去問題&分析 2003年版」
- 同友館「システムアナリスト合格への道 2003年版」
- 経林書房「高度情報処理共通午前問題合格完全対策 2002年版」
- 同友館 加藤忠宏著「提案型システムコンサルタント養成講座」
- 加藤忠宏「システムアナリスト小論文突破講座CD」
「システムアナリスト合格への道」は午後I、午後II対策をコンパクトにまとめた良い内容だと思います。
また経林書房の3冊をこなせば、午前、午後I対策までは必要にして十分な内容だと思います。
「システムアナリスト小論文突破講座CD」ですが、書き方等でいろいろと参考になりました。
受験される方へのアドバイス
午前、午後Iはあくまで足きり(前提知識)で、本試験は午後IIなんだと言うことを今回つくづく感じました。やはり自信を持って午後IIの論文が書けるようにならないと合格は難しいと思います。
また論文は読んで勉強することも必要ですが、身につけるためには何度も自分の手で書いて評価してみることが何より大事だと思います。
【システム監査技術者 2004年春 不合格 】
2004年4月18日受験
今回の試験からの大きな変化は、試験の合格基準が明確にされ、正解例が公開され、また個人毎の成績も全試験で参照出来るようになったことです。システム監査技術者の合格には、午前がスコア範囲200〜800で600以上、午後Iがスコア範囲200〜800で600以上、午後IIがランクA〜DでAランクが必要で、そして午前合格者のみ午後Iの採点を行い、午後Iの合格者のみ午後IIの採点を行うこともはっきりしました。
昨年春もシステム監査技術者を受けたのですが、やはり論文ありの高度試験は午前、午後Iはあくまで足きりの為の試験であり、本試験は午後IIである小論文であることをつくづく感じましたので、今回は論文対策をもう少しきちんとしなくてはと思い、Web上でいろいろ調べた結果、評判の良さそうだったTACの通信講座「システム監査技術者論文対策コース」(論文対策コースは2万円、ただし初回のみ入学金として別途1万円が必要)を申し込んでみることにしてみました。このコースにはツーウェイの論文添削が含まれています。
これ以外に用意した参考書としては、経林書房「システム監査技術者合格完全対策2004年版」、「システム監査技術者過去問題&分析2004年版」、アイテック「2004
システム監査 専門知識+午後問題 重点対策」を新たに購入し、午前対策本は今までも使ってきている経林書房「高度情報処理共通午前問題合格完全対策
2002年版」を使うことにしました。
試験に向けての本格的に勉強を始めたのは、日商販売士1級の試験が終えた2月中旬からでした。試験まで2ヶ月ほどあり、今回はゆとりを持って勉強が出来るかなと思っていたのですが、最初に経林書房「システム監査技術者合格完全対策」をじっくりと読み、続いてTACの論文対策のテキストを見ながら論文の勉強を始めたのですが、私の場合、論文の勉強はある程度まとまった時間がないと集中出来ず、仕事も忙しかったこともあり、論文対策がはかどらずにずるずると時間ばかりが経過していってしまったのでした。
ただTACの論文対策のテキストを読み、設問で問われている通りに書くということはそう言うことだったのかと、今までの論文の書き方があまり良くなかったことがよく分かりました。また解答例として載っている論文(過去4年分)が、その年の3つのテーマに対して同じ題材を使ってストーリー展開で使い分けているのには非常に参考になりました。振り返ってみると、今まで書いてきた論文は、言ってみれば私が経験したことをそのまま記述した日記であり単なる報告書だったなあと思い知らされました。
とにかく合格できる論文とはどういうものであるかという点を意識して、載っている論文を出来る限り読んで見ました。
結局3月中に添削用の論文が完成出来ず添削は諦めて、4月に入ってからは「午前問題合格完全対策」、「 専門知識+午後問題 重点対策」を一通りこなし、次に「過去問題&分析」の午後問題のみさっとやって、最後に試験前の2日間、自分なりの準備論文を2つほどなんとか書き上げてみました。
試験は今回も甲府会場でした。システム監査技術者の部屋は1つだけ、受験者は10名ほどいたと思います(正確な人数は忘れてしまった)。
午前問題は80%以上は取れる自信がありましたが、今回は90%位は取れたかなと言う感触でした。ところが最後の見直しで迷って修正した3問が、後で採点したらいずれも正解を間違いに変えていたことが分かり、ちょっとショックでした(^^;。
午後Iは昨年苦戦したのでちょっと心配していたのですが、今回も苦戦させられました。今年は必須の問1はそんなに難しくなかったのですが、必須の問2でぜい弱性評価のランクの理解がなかなか出来ず、かなりあせりました。選択問題は問4を選びましたが、結局時間が無くて2ヶ所ほど空欄を残してしまいました。出来としては60〜65%位かなあという感触でした。
午後IIは問題を見て、準備論文が2つとも外れたことにまずショックを受けました。ちょっと修正すればというレベルではなく、完全に新規に書き直さなくてはいけないことになってしまいました。
問題ですが、私の過去の経験から唯一かけそうだった問3の「IT投資計画の監査について」を選択しました。
準備論文が全く使えずその場で全部考えて書いた割には、イとウ合わせて2000文字ちょっと書け、また内容はともかく、TACのテキストのおかげで題意に沿って書くということが初めて出来た論文になったと感じました。ただ自分の評価としては5割プラスアルファと言ったあたりかなと感じでした。
その後速報サイトで採点したら、午前は42/50の84%、午後Iは若干中間点を考慮して61%ほどでした。午後Iがボーダーライン上、午後IIが辛うじてボーラーラインにかかるかどうかというところで、駄目だろうと思いつつも、もしかしてと期待もしつつ合格発表を待ちます。
そして発表された合格者リストには残念ながら私の受験番号は載っていませんでした。
成績は、午前が695、午後Iが610、午後IIがBでした。不合格ながらなんとか午後IIまで採点されていて、その点はほっとしました(^^;。
ちなみに午前合格者は48%、午後I合格者は46%、午後II合格者が33%ということで、午前、午後Iを突破した人の3人に1人が合格出来ることになります。
来年は午後Iでボーダーラインに引っかからないこと、そして午後IIの論文対策をもう少しきちんとすることで、なんとか3回目での合格をぜひ果たしたいと思います。
使用した参考書
論文対策としてTACの通信講座「システム監査技術者論文対策コース」はお勧めです。これを読んで、合格出来る論文にはそのための書き方があるのだと言うことを感じさせられました。
受験される方へのアドバイス
システム監査技術者の午後IIの小論文ですが、最近出題内容が非常に具体的・限定的になってきていると感じます。準備論文は比較的オールラウンドな内容で作成せざるを得ないのですが、それがそのまま適用出来ないケースが多く、いかに出題内容にあわせてアレンジするかという応用力とそれに伴う幅広い知識が必要になってきていると感じます。
【システムアナリスト 2004年秋 不合格 】
2004年10月17日受験
今回で3回目の受験となる秋のシステムアナリストですが、実は直前の10月10日に中小企業診断士二次試験がありそれを受けていたため、システムアナリストに向けての勉強が実質的に1週間しか出来ない状況となってしまいました。こんな状態で受けるべきかかなり悩んだのですが、でもとりあえず受けないことにはどんな結果も出てこないし、とにかく勉強不足ながら出来るところまでやってみようと、受験することにしてみました。
従って今回は勉強時間のあまりの無さに、基本的には昨年使った参考書を中心にもう一度見直す形にして、ただ前回の受験の感触で午後IIの小論文が勝負だとは感じていましたので、とりあえずシステム監査の際に大いに参考になったTACの「システムアナリスト論文対策コース」だけ申し込み、そのテキストだけでも目を通す様にしてみました。
まずは復習をと「システムアナリスト合格完全対策 2003年版」を11日からじっくりと読んでみます。が、ここで思いのほか時間を取られてしまい、ひととおり読み終えるのに15日までかかってしまいました(^^;。ここから焦って「システムアナリスト合格への道
2003年版」を16日(もう試験前日)の夕方までに飛ばし読みし、引き続き深夜までTACの「システムアナリスト論文対策コース」のテキストを読み、昨年書いてあった準備論文をもう一度見直してみました。
試験当日、 会場に向かう列車の中で、午前で落ちたらしゃれにならないと(^^;、とりあえず「高度情報処理共通午前問題合格完全対策 2002年版」にさっと目を通しておきます。試験開始までに時間にして1時間半ほどは勉強出来たでしょうか。
試験会場はいつもの山梨の甲府会場です。この会場でシステムアナリストを受験したのは私を含め6人だけでした。(もしかすると午前だけ7人だったかもしれません)
午前試験は基本的に80%は取れる自信があるのですが、終了した時点では85%ほどの感触でした。午後Iは問1、2、4を選択し、65〜70%位の感触でした。やはりシステムアナリストは中小企業診断士二次試験と重なる部分が多いせいか、そちらで勉強した効果は少なからずあったと感じます。で、問題の午後II。問1、問2は業務経験が全くなくて対応出来ず、仕方なし問3を選択し、なんとか800+1700文字書きましたが、今回論文対策がほとんど出来ていない状態だったため、正直内容的にちょっと自信がありませんでした。ちなみに今回の論文の問題は3つとも難易度が高かったような気がします。
その後、TACの解答速報で採点してみたら 、午前は41/50で82%、午後Iは71%ほどでした。なんとか午前、午後Iの足切りは突破出来そうだということで、やはり勝負は午後IIの小論文なんだということがはっきりしました。
合格発表ですが12月16日にあり、うすうす感じていたとおりやはり不合格でした。
午前 715(200〜800で合格基準600)
午後I 605(200〜800で合格基準600)
午後II C(A〜Dで合格基準A)
いずれにせよ春のシステム監査に続き午後II勝負というのが明確になりましたので、来年はとにかく論文対策に本腰を入れたいと思っています。
使用した参考書
- 経林書房「システムアナリスト合格完全対策 2003年版」
- 同友館「システムアナリスト合格への道 2003年版」
- 経林書房「高度情報処理共通午前問題合格完全対策 2002年版」
- TAC 「システムアナリスト論文対策コース」テキスト
今回はTACのテキスト以外は、今まで使った古い参考書を使いました。
TACの論文対策テキストですが、今回時間が無くてただ単に読むだけで終わってしまったことが本当に残念でした。本来は2wayの添削が込みのコースです。ただ一通り読むだけでは駄目です(^^;。
受験される方へのアドバイス
論文ですが、書き始める前に問題冊子の余白に大きく「経営戦略>情報戦略>情報システム」と書いて、それを意識しながら論文を書いてみたつもりでした。今回は準備不足かつ問題との相性が悪かったようですが(^^;、でもシステムアナリストとしての視点は何なのかを常に意識しなくてはいけないと感じました。
【システム監査技術者 2005年春 不合格 】
2005年4月17日受験
ここ数年、春にシステム監査、秋にシステムアナリストと受験してきていますが、なかなか合格出来ずにいるため(^^;、毎年同じような受験報告になってしまっています。
さて受験に向けての勉強ですが、今回使用する教材をちょっと変えて通信講座で勉強してみることにしてみました。使ったのはTACの通信講座「システム監査技術者本科生・上級コース基本テキスト付き」41000円です。ただ口座を申し込んだのが3月上旬、教材を使っての勉強開始が3月12日からということで、正直1ヶ月間ではこれらの教材を全部こなすことはとても出来ませんでした。
時間的にきびしいため問題や模擬試験は時間があればやろうと思っていたのですが、ちょうど時期的に仕事も忙しい時期に当たり、結局3冊のテキスト(基本テキスト
435ページ、記述式突破作戦 231ページ、論述式突破作戦 115ページ)を読んだだけで一度も添削問題等は提出せずに終わってしまいました。
自分にとって一番の課題の午後IIの論文対策も時間が無くて、今回も試験前日に準備論文を慌てて一つ書いただけに終わってしまいました。
なおこの通信講座には午前のシステム監査以外の範囲は含まれていませんので、午前のシステム監査以外の対策は朝試験会場へ向かう列車の中で1時間ほど、毎年使っている経林書房「高度情報処理共通午前問題合格完全対策
2002年版」を読むだけで済ませました。さすがに午前は毎年受けているとある程度知識が定着してくるようで、一通りさっと目を通すだけで何とかなる自信がありました。
今年も甲府の会場はシステム監査の受験者は6人だけでした。午前は今回より問題が増えて55問の100分になっていました。(前回は50問の90分)全体的にちょっと難しめの問題が多く、終わった時点では80%くらいかと言う感じでした。午後Iの選択は問4を選択。ただ最初の問1の答えの書く量が多くて手間取り、これだけで40分を費やしてしまい、それから焦って他の問題を解いたのですが、出来としては60%前後かなあと言うところでした。そして最後の小論文の午後II。今回も準備論文には全くかすりもせず、うまく外されてしまいました(^^;。おかげで書く内容に大いに迷い、問3を結局選択したのですが、おかげで書き始めたのが30分経過後で最後時間が足りなくなってしまいました。800+1700文字は書いたのですが、最後は尻切れトンボとなり、こりゃ駄目だなあという感じでした。
戻ってきて解答速報サイトをチェックしてみたら、午前は47/55の85%、午後Iは若干中間点を考慮して66%でした。
午後II
は多分駄目だろうと思いつつも、合格発表の日を楽しみに待ちました。
そして合格発表の日、確認してみると、やはり不合格。しかもスコアは午前が445、午後Iが540で午後IIは採点無し(午後Iで合格ラインの600を超えていないため未採点)という惨敗でした(^^;。
まだまだこの戦いは続きます。
使用した参考書
今回使ったTACの通信講座ですが、あまり活用出来ませんでしたが内容的には悪くないと感じました。ただ添削問題等全部こなすことを考えると、勉強期間として3ヶ月は確保しないときびしいと思います。
受験される方へのアドバイス
今回は特になし。前回までの受験記を参照下さい。
【システムアナリスト 2005年秋 不合格 】
2005年10月16日受験
システムアナリストの受験は今回でいよいよ4回目となります(^^;。ただ昨年今年と、いずれも前週に本命とも言える中小企業診断士二次試験があり、それが終わってからの試験勉強開始と言うことで勉強期間が実質6日間しかなく、これではあまりに無謀なのは分かっているのですが、中小企業診断士二次試験とシステムアナリストはある程度重なるところもある試験ということで、無茶を承知で今年も受験してみることにしてみました。
昨年はTACの論文対策コースを受講したものの、時間的にほとんど出来なかったことから今回は通信講座はやめ、とりあえず2005年度版の参考書を2冊新たに買ってそれを中心にやってみることにしてみました。今回新たに購入したのは同友館「2005年度版システムアナリスト合格への道」と「最短合格!システムアナリスト午後I・IIオリジナル問題集」の2冊です。そしてそれ以外に午前対策としてここ数年使っている経林書房「2002年版高度情報処理共通午前問題合格完全対策」、論文対策として昨年のTAC通信講座「システムアナリスト論文対策コース」テキストを使いました。
ただし勉強できるのはたった6日だけですので、これらを全部丁寧に勉強できるわけはなく、まず「2005年度版システムアナリスト合格への道」を一通り読んだ時点で木曜日となり(^^;、金曜日は「最短合格!システムアナリスト午後I・IIオリジナル問題集」をさっと見るだけ見て、いよいよ前日の土曜日から最大の課題である小論文対策に取りかかります。この日はTACの「システムアナリスト論文対策コース」テキストを読んで準備論文を書く予定でしたが、土曜日の朝いきなり客先から仕事で呼ばれて半日つぶれ、結局準備論文どころか論文の手書き練習すら出来ずに終わってしまいました。
さて試験当日の朝、試験会場に向かう列車の中で1時間ほど
「2002年版高度情報処理共通午前問題合格完全対策」をとばし読みます。 午前対策はこれだけでした。
会場はいつもの甲府会場です。ここでシステムアナリストを受験したのは、午前は6人、午後が7人でした。
午前問題はいつもそう心配していないのですが、今回も8割ほどの感触でした。午後Iは問1/2/4を選択し一通り答えを書くことが出来ましたが、一部自信が無く6割強の感触。そして問題の午後II。問1の人材確保・育成計画には意表をつかれて全く論文展開が思いつかず(^^;、なんとか書けそうな問2のIT基盤の整備計画を選択したのですが、やはり事前に準備論文を用意していなかったことが響き、なかなかペースが上がらずに焦りました。残り10分の時点でもまだイ+ウで1200文字しか書けておらず、ああ今回は文字数が規定の1600に届かずで終わるかと思い始めたのですが、なんとかその後驚異の集中で(^^;
無我夢中で書き続けて1600をぎりぎり超えることが出来ました。ただ慌てたせいで一部文章になっていなかった気もしますし(^^;。いや文章どころか文字にもなっていなかった部分もあったかもしれません。正直午後IIは自信が無く、良くてC、多分Dという感触でした。
試験終了後、TACの解答速報で採点してみると、午前が45/55の81.8%、午後Iが中間点を考慮して60.7%でした。午後Iがボーダーライン、午後IIはほぼ駄目というところで、あまり期待せずに合格発表の日を待ったのですが、結果はやはり不合格。でも
午前 690(200〜800で合格基準600)
午後I 640(200〜800で合格基準600)
午後II B(A〜Dで合格基準A)
と午後I、午後IIが思った以上に良かったです。あれ?、あの論文でBだったのか...。ちょっと不思議な感じです。もう何を書いたかも覚えていませんが(^^;。
もちろん来年も再チャレンジする予定ですが、次回こそははきちんと論文対策をし、自信を持って書けるようにしたいです。
使用した参考書
「システムアナリスト合格への道」は知識の整理から午後I、午後II対策そして昨年の問題と解説まで載っていて、これ1冊で一通りをカバーしているのですが、システムアナリストとしての基礎知識の部分はちょっと足りないと感じました。その辺は経林書房「システムアナリスト合格完全対策」が詳しいのですが、今回は時間が無くてこちらは使いませんでした。(まあ過去に何度も読んでいますので、2割位の内容は記憶に残っていると思います)
「最短合格!システムアナリスト午後I・IIオリジナル問題集」は問題集としてはちょっと中途半端だと感じました。ただ論文のネタ本にはなるかもしれません。
受験される方へのアドバイス
論文ですが、今回も「経営戦略>情報戦略>情報システム」を常に意識して書きました。情報システムの話は意識して少なくしたつもりです。それが思ったより高得点のポイントだったのかもしれません。