今シーズンのバックカントリーは6月2日の乗鞍岳で終了としましたが、簡単に今シーズンを振り返って見たいと思います。
2017-2018シーズンですが、バックカントリーに出かけた回数は全部で32回でした。そのうち地元の八ヶ岳、霧ヶ峰エリアのBCは14回と少なめでしたが、これは今シーズンを通して地元エリアの雪が少なくてあまり滑れなかったためです。よって今シーズンも地元エリアの新フィールドの開拓はできませんでした。
今シーズンですが、非常に強い寒波の影響で北アルプスや県北部では久しぶりに11月から本格的降雪があり、11月には八方尾根スキー場もオープンするなどさい先の良いシーズンインとなりました。ただ雪が降るのは北アルプスや県北部のみで、地元の霧ヶ峰、八ヶ岳方面はただ寒いだけで雪がなかなか降らない状況が続きました。
2月になってやっと地元エリアでも積雪が増え滑れるようになりましたが、3月になると通過する南岸低気圧がいずれも大雨となってしまい、あっという間に霧ヶ峰エリアの積雪は消えてしまいました。地元エリアに関しては過去11年間で最悪のシーズンになってしまいました。
北アルプス方面でも春になってからの降雪が少なくて雪解けも早く、滑り納めは6月2日という過去2番目の早い板じまいとなってしまいました。(最も早かったのは2015-2016シーズンの5月22日)
今シーズンも特に怪我や事故等はありませんでした。また先々シーズンまで毎年1回は発生していたテレマークのビンディングのワイヤー切れも、先シーズンにテレマークブーツを新しくした以降、一度も起きなくなりました。おそらくブーツの剛性が上がった関係でテレマーク姿勢を取る際のワイヤーへのストレスが減ったのではと思っています。またブーツを履いたときの痛みも少し減ってきたような気がします。
では今シーズンの印象をいくつかにまとめて書いてみたいと思います。
●久しぶりに11月からのふんだんな積雪でのシーズンスタート
今シーズンのBCとしての滑り始めは11月21日のMt.乗鞍スキー場からでした。その後も強い冬型が続き、北アルプスでは順調に積雪が増えて12月には乗鞍や八方尾根でディープパウダーを楽しめるようになりました。ただし強い冬型で降るのは北アルプスや日本海側ばかりで、霧ヶ峰、八ヶ岳では残念ながら少雪でのスタートとなりました。
Fujimori World : 趣味の部屋 : 八方尾根テレマーク 2017年12月
Fujimori World : 趣味の部屋 : 天狗原テレマーク 2018年1月
●2月の厳冬期は地元でもやっと滑れるようになりました
例年この時期は、地元エリア(八ヶ岳、霧ヶ峰など)でも積雪が増えてどこでも滑れるようになるため、主に地元エリアでプチBCを楽むことが多いのですが、今シーズンは2月になってやっと地元エリアの積雪が増えましたので、2月は遠くへ出かけずに地元エリアのみでBCを楽しみました。でも滑るにはギリギリという積雪しかなく、地元エリアでは過去最悪のシーズンとなってしまったような気がします。
さらに3月に入ると通過する南岸低気圧がことごとく大雨となってしまい、霧ヶ峰エリアは早々にThe Endとなってしまいました。それでも3月下旬に降雪直後を狙って訪れた天狗岳、蓼科山では地元エリアで最後のパウダーを楽しめました。
Fujimori World : 趣味の部屋 : 霧ヶ峰鷲ヶ峰テレマーク 2018年2月
Fujimori World : 趣味の部屋 : 八ヶ岳天狗岳テレマーク 2018年3月
●春スキーシーズンは雪解けが早く例年より1ヶ月早い終了に
4月から5月にかけての春スキーの時期ですが、いつもだと春の時期になっても北アルプスなどの標高の高い山は積雪が増えるのですが、今シーズンは春以降ほとんど雪が降らなかったことから雪が消えるのが早く、4月で例年の5月並み、5月で例年の6月並みの積雪しかなく、コンディションの悪化により6月2日の乗鞍岳で滑り納めにしました。
ただ4月から5月中旬にかけては船越の頭、御嶽山、乗鞍岳、富士山吉田大沢、白馬岳などでコンスタントに快適ザラメを楽しめました。
Fujimori World : 趣味の部屋 : 御嶽山テレマーク 2018年4月
Fujimori World : 趣味の部屋 : 富士山テレマーク 2018年5月
Fujimori World : 趣味の部屋 : 白馬岳テレマーク 2018年5月
来シーズンはぜひ地元エリアで雪の多いシーズンになることを強く願っています。