今シーズンのバックカントリーは5月22日の針ノ木岳で終了としました。BCを本格的に始めて今シーズンで10シーズン目になりますが、5月中旬での滑り納めなんてはじめてのことですが、それだけ今シーズンは雪不足に泣かされたシーズンであったと言えます。
2015-2016シーズンですが、バックカントリーに出かけた回数は全部で25回と、本格的にBCを始めた1年目を除けば最も少ない回数のシーズンとなりました。そのうち地元の八ヶ岳、霧ヶ峰エリアのBCは12回でした。昨シーズンは地元エリアで29回も滑っていましたので、今シーズンはいかに滑れなかったのかが良く分かります。
今シーズンは最初から雪がなかなか降らず、やっとBCがなんとか出来るようになったかなと思った2月には大雨が続き雪が一気に溶け、それで地元の霧ヶ峰エリアでのBCは早々にジ・エンドとなってしまいました。
それにしても2月中旬、例年なら一面真っ白のはずの霧ヶ峰が、大雨で一時的にせよ雪がほとんど消えてしまったのには本当にショックでした。ま、霧ヶ峰に限らず今シーズンはどこも少雪に悩まされたシーズンではありました。
今シーズンも地元エリアの新フィールドの開拓を大きな課題の一つに挙げていましたが、あまりの雪の少なさに出かける機会がなかなか無く、北八の縞枯山周辺に1回出かけただけで終わってしまいました。
また今シーズンも特に怪我や事故等はありませんでしたが、例年通りギヤのトラブルはあり、テレマークのビンディングのワイヤー切れが1回ありました。
では今シーズンの印象をいくつかにまとめて書いてみたいと思います。
●降雪が極端に少ないシーズンスタート
今シーズンのBCとしての滑り始めは12月9日の八方尾根からでした。このときはまだ雪も多くなかったのですが、2回目のBCとして12月20日に訪れた八方尾根ではやっと気持ちよいディープパウダーの滑りを楽しむことが出来ました。
Fujimori World : 趣味の部屋 : 八方尾根テレマーク 2015年12月
今シーズンは乗鞍も少雪で出かける回数は少なかったのですが、それでも2月上旬にはそれなりに雪も増え、ディープパウダーを楽しむことが出来ました。
Fujimori World : 趣味の部屋 : 乗鞍テレマーク 2016年2月
●いつもなら厳冬期の時期は、今シーズンは暖かくて大雨に泣かされました
2月から3月にかけての厳冬期は、主に地元エリア(八ヶ岳、霧ヶ峰など)でプチBCを楽しんでいることが多いのですが、今シーズンは大外れのシーズンとなってしまいました。12月はほとんど雪が無く、1月になってやっと積もってきたなと思ったら、2月の大雨で雪が激減し、とりわけ標高の低い霧ヶ峰では2月中旬の時点でいったん雪がほとんど消えてしまうと言う、信じられないシーズンとなってしまいました。
それでもそんな少雪の中、降雪直後を狙って地元エリアでもまあまあのパウダーを何度か楽しむことが出来ました。
Fujimori World : 趣味の部屋 : 車山テレマーク 2016年2月
Fujimori World : 趣味の部屋 : 八ヶ岳天狗岳テレマーク 2016年3月
Fujimori World : 趣味の部屋 : 蓼科山テレマーク 2016年3月
●春スキーシーズンは、終了は早かったものの最高に楽しめたシーズンでした
4月から5月にかけての春スキーの時期ですが、今シーズンはあまり大雨が降らなかったことから、昨年は特にひどかった縦溝があまり目立たず、滑りやすいバーンが維持されていて、気持ちよく滑ることが出来ました。
ただし5月中旬以降は雪が目立って減ってきて、例年の6月下旬という感じになってしまいましたので、もう快適に滑れないだろうと5月中旬で早々にシーズンを終了としたのでした。
Fujimori World : 趣味の部屋 : 白馬岳テレマーク 2016年4月
Fujimori World : 趣味の部屋 : 富士山テレマーク 2016年5月
Fujimori World : 趣味の部屋 : 乗鞍テレマーク 2016年5月
来シーズンはぜひ雪の多いシーズンになることを強く願っています。