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[2015/06/26] 2014-2015バックカントリーシーズンを振り返って

今シーズンのバックカントリーは5月30日の乗鞍岳で終了となりました。5月中の滑り納めなんて、BCを本格的に始めて9シーズン目になりますが、おそらく初めてのことだと思います。今シーズンは前半は雪が多かったのですが、3月以降はあまり雪が降らなくて雪の減るのが早く、例年より1ヶ月ほど早い雪解けということで最後は雪の状態も悪く、5月末で終了としました。

2014-2015シーズンですが、バックカントリーに出かけたのは全部で46回で、過去2番目に多いシーズンとなりました。そのうち29回が八ヶ岳、霧ヶ峰を中心とする地元エリアで、先シーズン同様に3回に2回は地元エリアに出かけていたことになります。
地元エリアですと、最短で2時間の空き時間があればプチBCを楽しむことが出来ますので、降雪直後の晴れた日に空き時間を見つけては出かけることが増え、地元エリアに出かけた回数は必然的に多くなりました。

今シーズンの大きな課題として地元エリアの新しいフィールドの開拓があったのですが、今シーズン中に殿城山、車山乗越北東斜面、北八丸山北西面などの新たなフィールドを開拓することが出来、地元でのBCの楽しみが一段と広がったのは良かったです。

今シーズンも特に怪我や事故はありませんでしたが、例年通りギヤのトラブルはあり、テレマークのビンディングのワイヤー切れが2回ありました。もうこれは切れるものと諦めてはいますが、あまりに切れるのでシーズン途中で別なメーカのビンディングに変えたのですが、その後も1回切れました(^^;。
私のセッティング(テンションなど)が悪いのか、回数によるへたりで仕方ないものなのか、私の深いテレマーク姿勢に起因するものなのかは良く分かりません。

では今シーズンの印象をいくつかにまとめて書いてみたいと思います。

●積雪が少なめで物足りないシーズン開始
今シーズンの滑り始めは12月7日のMt.乗鞍スキー場からでした。雪が早いシーズンは11月中から滑り始めたりもしていたのですが、ここ数シーズンは12月に入ってからのシーズンインとなっています。シーズン初滑りのMt.乗鞍ではまだ営業前のかもしかゲレンデを何本か登って滑りましたが、さらさらディープパウダーをたっぷりと味わうことが出来て、気持ちよいシーズンインとなりました。

Fujimori World : 趣味の部屋 : Mt.乗鞍スキー場テレマーク 2014年12月

●厳冬期は地元でディープパウダー三昧の日々
1月から3月上旬にかけての厳冬期は、いつもは雪が少なめの地元エリア(八ヶ岳、霧ヶ峰など)でも積雪が多く、ディープパウダー三昧を楽しむことが出来ました(^^)。
地元エリアでいつも出かけている蓼科山、天狗岳、入笠山、守屋山、車山北面周辺、鷲ヶ峰、三峰山、八子ヶ峰に加え、エコーバレースキー場横の殿城山周辺にも何回か出かけてパウダーを楽しみました。霧ヶ峰エリアでは珍しく長い急斜面を楽しめる良いエリアです。また北八丸山の北西面オープンバーンも今シーズン初めて滑ってみましたが、展望、広さ共に北八エリアではお勧めのフィールドだと思いました。

Fujimori World : 趣味の部屋 : 車山・霧ヶ峰テレマーク 2015年1月

Fujimori World : 趣味の部屋 : 殿城山テレマーク 2015年1月

Fujimori World : 趣味の部屋 : 霧ヶ峰三峰山テレマーク 2015年1月

Fujimori World : 趣味の部屋 : 北八丸山テレマーク 2015年2月

(なお国道から直接丸山北西面オープンバーンに出るルートは以下が参考になると思います。
Fujimori World : 趣味の部屋 : 北八丸山テレマーク 2015年3月 )

Fujimori World : 趣味の部屋 : 蓼科八子ヶ峰テレマーク 2015年1月

Fujimori World : 趣味の部屋 : 蓼科山テレマーク 2015年3月

また地元だけで無く、時には遠くのエリアに出かることもありましたが、そのときもディープパウダー三昧でした(^^)。とりわけ黒姫山は行くたびに裏切らない良い山でお気に入りです。

Fujimori World : 趣味の部屋 : 黒姫山テレマーク 2015年2月

●春スキーシーズンは降雪が無く残雪の減るのが早く、5月末で早くもジ・エンド
3月中旬から6月にかけての春スキーの時期は、今シーズンは大外れの年でした。3月から4月にかけて、例年だと里では雨でも標高の高い山では雪となって積雪が増える時期なのですが、今年は山の上の方でもしっかり雨が降り、そのために斜面に雨水が流れた深い縦溝が刻まれてしまい、とても滑りにくくなってしまいました。
また今シーズンは御嶽山が噴火の影響で登れないために、必然的にこの時期に乗鞍岳に出かける回数が増えました。乗鞍は雪の状態が良くないときは摩利支天岳、富士見岳側の斜面を滑ることが多いのですが、この時は今シーズン初めて剣ヶ峰に登って山頂直下のシュートをファーストドロップで滑り降りることが出来ましたが、全面快適ざらめでした。

Fujimori World : 趣味の部屋 : 乗鞍テレマーク 2015年4月

また栂池方面では初めて船越の頭から栂池自然園に滑り込む大斜面を滑ってみましたが、最高の快適ざらめ斜面でした。来シーズン以降の定番の場所になりそうです。

Fujimori World : 趣味の部屋 : 栂池・船越の頭テレマーク 2015年4月

毎年シーズン最後を飾る富士山通いですが、今シーズンは2回のみで終わってしまいました。1回目はいつもの吉田大沢を滑りましたが、2回目に訪れた時はバリエーションルートの一つ、不浄流しにチャレンジしてみました。バリエーションルートの中では比較的メジャーなルートで、時期が遅くなるほどに雪の状態が良くなる奇蹟の雪渓としても知られているのですが、今シーズンは雪が少ないのに加えて時期がまだ早くて雪が堅く、堅めのでこぼこばかりであまり快適ではなかったのが残念でした。

Fujimori World : 趣味の部屋 : 富士山テレマーク 2015年5月

そして今シーズンラストは再び乗鞍岳でした。最高のディープざらめを気持ちよく滑って今シーズンを終えることが出来ました。

Fujimori World : 趣味の部屋 : 乗鞍テレマーク 2015年5月