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[2006/11/15] アウトドアギア:ランタン

アウトドアギアシリーズの4回目はランタンについてです。
キャンプも日が暮れて暗くなってくると灯りが必要です。灯りを取るために使うのがランタンとヘッドライトですが、ヘッドライトについてはまた後日書きたいと思います。

登山では荷物を減らすためにヘッドライトしか持って行かない場合もありますが、オートキャンプやカヌーのキャンプなどではやはりランタンが必要となります。
そのランタンですが、用途で分けると、オートキャンプ用の大きいけれども明るいタイプと、登山用にコンパクトさを重視したそれなりの明るさのものに分かれます。また燃料で分けると、ガスカートリッジを使うもの、灯油、ホワイトガソリン等液体燃料を使うもの、ろうそくを燃やすもの、電池で蛍光灯やLEDを光らせるものなどに分かれます。
オートキャンプに用途を限定すれば、液体燃料を使った大きいサイズのランタンが大光量で明るく快適です。ただ扱いに注意しなくてはいけないこともあって、私は扱いが簡単なガスランタンを当初より使ってきています。ただモデルによって光量がかなり違いますので、使うシーンによって若干考慮が必要です。
なおオートキャンプでも室内の灯り用としては、ガスカートリッジや液体燃料のタイプは倒れてしまうとちょっと危ないですし、また特に夏場はその熱でテント内が暑くなってしまうこともあって、熱の出ない電池式のランタンを使うことが多いです。
登山用のコンパクトなものとしては、ガスカートリッジ式の小型軽量のランタンもありますし、またろうそくを燃やす小さいランタンや電池式のLEDランタンもあります。登山ではヘッドライトは必要不可欠ですので、それ以外の灯りとしてランタンを持って行かない場合もありますが、でもテントの中で小さなろうそくの炎を見ているのはなんとなく心が和らぐものです。

私の持っているランタンですが、基本的には登山やカヌーに持って行かれるようなコンパクトなものをメインとし、それでは足りない場合にオートキャンプ用のものを買い足しているという感じになっています。では私の買ったランタンを買った順に紹介してみたいと思います。

(1)1984年頃:キャンピングガスのガスランタン
最初にキャンプを始めたとき、ランタンとストーブは両方とも同じガスカートリッジが使えるものをということで、当時はかなり多くの人が使っていた青いガスカートリッジが特徴のキャンピングガスのガスランタンを購入しました。最初に一つ買ってみたのですが、一つだけでは使い勝手が悪いということが分かり、すぐさま同じものをもう一つ購入しました。やはりオートキャンプの場合は、ランタンは複数用意した方が快適です。
ただしサイズが比較的大きかったので、これを登山に持って行くことはありませんでした。でもカナディアンのカヌーツーリングにはある程度荷物も積めるので、いつも持って行きました。
そして2005年に(5)のランタンに乗り換えるまで、マントルやホヤを交換しつつ20年近くにわたって使い続けました。

(2)1987年頃:ろうそくランタン
登山用にコンパクトなランタンが欲しいなと思い、買ったのがろうそくのランタンです。ろうそくのランタンにも、本当にちっちゃいろうそくを燃やすタイプもありますが、それだとすぐに燃え尽きてしまうため、比較的大きめのろうそくを燃やすタイプを買いました。
最初に買ったモデルはメーカ名も忘れてしまいました(^^;。しばらく使っていたら壊れてしまい、今使っているのはその次に買ったろうそくランタンです。メーカはタラスブルバ。
登山には必ずヘッドライトを持って行くので、ランタンは無くても別に困らないのですが、やはり燃える炎を見るのはなんとなく心が和むものです。また寒い時期は、そのろうそくの燃える熱だけでもテント内がちょっとだけ暖かくなる気がします。

(3)2000年頃:コールマンの蛍光灯ランタン(蛍光灯ランタンS CP-FL-S)
子供と一緒にオートキャンプをするようになり、(1)のガスカートリッジ式のランタンをテントの中あるいは入り口に持って行くのはちょっと危ないなと感じ、倒しても安全なランタンが欲しいと思って買ったのがこの電池式の蛍光灯ランタンです。
単一の電池4本を使い、サイズもそれなりの大きさですが、夏のオートキャンプでは必需品となっています。危なくないというのもありますし、付けていても熱が全く出ないのでテント内が暑くならずに済むからです。

(4)2000年頃:サウスフィールドのLEDミニランタン
登山用のコンパクトなランタンとして、電池式のものも使ってみようかなと思って買ったのがこれです。単三電池3本を使い、LEDで光量は2段階で調整できるタイプです。
テントの中で使っていて、ランタンを付けっぱなしで寝てしまっても安全なのは良いです。ただし炎でないので、見ていても風情が無いということはあります(^^;。

(5)2005年:プリムスのガスランタン(P-541マイクロランタン)
(1)のガスランタンはまだ使えていたのですが、同じガスカートリッジを使うキャンピングガスのガスストーブが火力が弱いことに難があって、とうとうプリムスの火力の強いガスストーブに乗り換えることに決めたのでした。そうなるとガスカートリッジを2種類持ち歩くのも面倒ということで、ガスランタンの方もプリムス製に替えました。最近では小さいサイズのガスランタンもあって、そういうタイプなら登山にも持って行かれるかなと思い、プリムスのコンパクトなタイプを買ってみました。確かにこれはコンパクトで、サイズ的にはろうそくのランタンと大差なく、持ち歩くのは全然便利になりました。
ただし欠点もあります。それは光量が少ないということです(最大約320ルクスで約90W相当)。やはりランタンの光量はそのサイズにほぼ比例するといっても良いかもしれません。オートキャンプでは光量不足が気になってしまい(^^;、すぐに大光量の(6)のランタンを購入してしまったのでした。

(6)2006年:プリムスのガスランタン(P-573)
オートキャンプ用にプリムスの大光量ガスランタンが欲しいと思い、買ったのがこれです。ちなみにプリムス製にしたのは、(5)のガスランタンあるいはガスストーブと同じカートリッジが使用でき、便利だからです。
(5)と比べると二回りほど大きいオートキャンプ用ガスランタンとなりますが、光量はなんと約900ルクス(200-250W相当)もあります。さすがに明るいです。ただしもちろんその分燃料の消費も速いですが、これは仕方ないでしょう。ま、車に予備のガスカートリッジを積んでおけば済みますので。