昨年11月から今年3月までに買って読んだ本について、紹介してみたいと思います。
なお今回より技術書関係も載せるようにしてみました。(ただし純粋に試験対策本は受験記の方で紹介していますので、こちらでは省きます)
このところ、意識的にいろんな本を出来るだけ読んでみるようにしているのですが、それは1000円から3000円くらいで今後につながるビジネスヒントをつかめるなら、こんなに安いものと思うからです。
●IT/ビジネス書
「グラス片手にデータベース」 梅田弘之/翔泳社
以前に月刊誌「DBマガジン」に連載されていた記事を1冊にまとめたものです。販売管理システムに関する業務知識からDB設計に至るまで丁寧に書かれていて、実践的な業務知識を知る意味でも価値のある1冊だと思います。
「メルマガ成功のルール」 高橋浩子/明日香出版社
メールマガジンをビジネス的に成功させる事例が紹介された本です。メルマガの有効活用について参考になると思います。この本を買うきっかけになったのは、あるお客さんからメルマガのPR方法について聞かれ、その方面のノウハウを調べる必要が出てきたことです。
「儲かるしくみはこうつくれ」 岡崎太郎/オーエス出版社
サブタイトルに「通販勝ち組の絶対ルール!」、「ゼロから月商1億円を達成した男」とあるように、これは通販をベースとした儲かる仕組み作りについて、著者の経験や考え方が書かれた本です。メインは通販ですが、その「発想方法」は他のビジネスでも参考になる部分は多々あると思います。
「サービスの教科書」 高萩徳宗/明日香出版社
サービスとは何かについて書かれた本です。私の仕事もある意味サービス業的な側面もありますので、本当のサービスとは何かについてかかれたこの本は、読んでいていろいろ考えさせられるものがありました。
「ザ・会社倒産!」 別冊宝島編集部編/宝島社
この本は会社の倒産という試練から再起した人たちの実際の記録集です。失敗事例を知るという意味で勉強になります。
「問題解決力」 加藤忠宏/ソフトバンクパブリッシング
「ITプロフェッショナルのためのビジネススキル」というシリーズで出されている1冊です。様々な事例に対して有効なITプランを提示するという、問題解決の方法が書かれていて、そういったITコンサルティングのスキルアップに役立つ本です。
「『行列のできるスーパー工務店』の秘密」 平秀信/日本実業出版社
成功している工務店のノウハウが紹介された本です。内容が工務店をターゲットにしたものですが、成功のノウハウは他業種でもいろいろと参考になります。
「病院変わらなきゃマニュアル」 塩谷泰一・谷田一久/日総研出版
日本一の赤字病院に院長として赴任した著者が、その病院をわずか2年で建て直すまでの記録とノウハウを綴ったドキュメンタリーです。病院経営の面に興味を持って購入してみました。
「電子カルテの時代」 井川澄人/悠飛社
実際に電子カルテを導入した病院長が書いた本です。電子カルテによって医療がどのように変わっていくのかについてが、実際の経過と共に書かれています。業者側の視点ではなく、あくまで病院側の視点で書かれた本ということで、いろいろと参考になりました。
●文学書
「ぼくの還る川」 野田知佑/新潮文庫
カヌーイスト、野田さんの本は大抵持っているのですが、この本は買い忘れていました(^^;。元々は2000年に刊行されたものです。
「にっぽん・海風魚旅2 くじら雲追跡編」 椎名誠/講談社
雑誌に連載されていた「海を見にいく」の記事をまとめたもので、「怪し火さすらい編」に続く第二弾となります。載っている海の写真が良いですね。
ふと今年こそはぜひ海を見ながらのキャンプをなんとか実現させたいと思うのでした。
「道をひらく」 松下幸之助/PHP研究所
PHP研究所の機関誌「PHP」の裏表紙に連載された松下幸之助の短文を121編集めた、昭和43年発行のエッセイ集です。ちょっと古さも感じる部分もありますが、でも今でもその言葉の持つ意味の根本は変わらないと感じさせてくれます。今、寝る前に1編ずつ読んでいます。
「6000人を一瞬で変えたひと言」 大越俊夫/サンマーク出版
不登校児・中退生を対象にした私塾「師友塾」の塾長である著者の言葉を27編集めた本です。一つ一つの言葉に強いメッセージがこめられていて、そして相手に対する深い愛情を感じることが出来ます。
「対論・筑紫哲也 このくにの行方」 TBSニュース23制作スタッフ編/集英社
TBS「筑紫哲也ニュース23」の特集対論を単行本化したものです。カルロス・ゴーン、緒方貞子を始めとする8人がこの国の行方について語っています。
「蹴りたい背中」 綿矢りさ/河出書房新社
史上最年少の19才で芥川賞を受賞した著者の受賞作です。話題になっていることもあって買って読んでみました。最初、女子高校生の日記をのぞき見しているような感覚にもなりましたが(^^;、でもその初々しいどっちともつかないような感性は印象に残りました。