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[2004/02/01] 仕事上の失敗談

 今回は私が独立して以降に経験した仕事上のいくつかの失敗について書いてみたいと思います。

・分割払いって実際には
 以前からお付き合いのある会社からの依頼であるシステムの開発運用を担当した時の話です。開発費の支払いを一括でなく1年間の月々の分割払いでお願いしたいと提案され、システムの開発自体に数ヶ月ほどかかることから、着手時点からの支払い開始ということでこちらも了承したのでした。そして開発が一通り完了するまでは、毎月の支払いもきちんとされていたのでしたが、それから間もなく相手の会社からの支払いが滞るようになり、連絡もほとんど取れない状況となってしまいました。まだ四分の一くらいしか回収出来ていなかったので、正直当方にとってかなりな痛手となりました。
分割払いって実際にはその期間中の貸し倒れのリスクを当社が背負い込んでしまうこと(無担保でお金を貸すのと同じ)なんだということを思い知らされた一件でした。

・ メーカが消えてしまった
 ある会社からの依頼で社内システムの構築を担当した時の話です。そのシステムの要として必要なソフトウェアがあり、いろんなメーカのソフトを調査してみたのですが、低コストの要求もあったことからコストパフォーマンスの最も優れたA社のソフトを採用することに決定し、そのソフトウェアを中心にシステムを設計してみました。
 ただ一つ大きな問題点があり、それはそのA社のソフトウェアはまだ製品として発売されていないニューバージョンのものだったと言うことです。旧バージョンのものは既に販売されていたのですが、それでは機能的に満足できず、近日発売予定のニューバージョンでないと今回のシステムに採用できなかったのです。(もちろんその辺のリスクについてはお客さんとも相談済みでした)
 当初、A社にニューバージョンの発売予定を確認したところ、来月出す予定ですといった返事をもらっていたので、まあ遅れても1ヶ月か2ヶ月だろうと予想し、正式発売を待っていたのですが、待てども待てども全く発売の気配は無しでだんだんこちらも焦ってきます。電話やメールで問い合わせをする毎に発売予定が先に伸びて行き、結局最初に問い合わせをしてから半年後には電話もメールも連絡が取れなくなってしまったのでした。電話・メールではらちがあかないと、実際にその会社の住所まで尋ねていったりもしてみたのですが、そこには数ヶ月前から別な会社が入っていたのでした。
 そのソフトを使うことを前提にシステム構築をある程度進めてしまっていたため、その後のシステム再々構築には非常に苦労しました。

・ 行きがかり上、断れない状況に
 ある会社から開発を依頼され、その打ち合わせを行った時のことです。内容的に難易度が高いのに加え低予算、短納期ということで、ちょっと当社で引き受けるのは難しいなと感じたのですが、ぜひ検討して欲しいとお願いされ、それではとりあえず資料を調査してみてまたお返事しますと話し、その日は資料を持って帰ってきたのでした。その後資料を元に検討して見るも、やはり当社で引き受けるのはちょっと無理と判断し、次の週、資料を返しながら断りに行ったのですが、相手の会社の人は引き受けてくれることを前提にその後の日程を立ててしまっていて、今から他の業者をあたるにも残り時間が少なくてそれも出来ないと言われ、断るに断れない状況に陥ってしまっていたのでした。
 うーん、当方にはそんな状況に陥ったことについての責任は無いのにと思いつつも、以前からお付き合いのある会社と言うこともあって、結局その開発を引き受けることになってしまったのですが、その後おかげで地獄を見ることが出来たのは言うまでもありません(^^;。

・ そんな話は聞いていない
 ある会社の仕事を引き受けたのですが、それはあるシステムを別な会社に導入できるかどうかの事前確認のための作業でした。当方としてはそのシステム本体の受注には全くタッチしていないので、あくまで通常の作業として引き受け、その作業を行いました。ただいざ請求する時点になって問題が発生し、そのシステム本体の受注が出来なかったので今回の作業の費用も出ず支払えないと言われてしまったのです。
 最初に(システム受注が出来た時に費用の支払いが出来ると)言いましたようにと言われてしまったのですが、私の方では全く覚えが無く、ただ何も記録として残っていないためにこちらもそれ以上強く言うことが出来ませんでした。やはり言った言わないの対処には、やり取りをメールやFAX等で記録に残しておくと言うことが何より大事なことです。