私はスキーはもう20年以上やっていまして、その間ほとんど怪我らしい怪我というのはした記憶がないのですが、スノーボードでは過去に2回ほどちょっと怪我をしてしまいましたので、今回はそのことについて書いてみたいと思います。
私がスノーボードを始めたのは、スノーボードが国内に入ってきてすぐでしたので、もう10年以上前になります。ただ途中、規制の多さにいやになって数年ほど全くしませんでしたし、スノーボードをすると言っても年に2、3回程度でしたので、トータルの回数としてはそんなに多い方では無いと思います。
さてスノーボードで最初に怪我をしたのは、今から8年ほど前に岩岳スキー場に仲間と行った時のことでした。
スキー場の上の方のなだらかなゲレンデを気持ちよく滑っていったのですが、リフト乗り場に近いあたりまで来た時に、停まろうとしてゲレンデの中央あたりで転んでしまいました。すぐ後ろからは仲間もスノーボードで滑ってきているはずなので、その場で寝ころびながら後ろを振り向いて、下ってくる仲間を見ようとしたその時でした。その中の一人が運悪く私の方に向かって滑ってきていて、私に気づいてブレーキングしたものの、そのまま転んで私の方に突っ込んできてしまったのでした。もう一瞬の出来事で、私もよける間も無くそのボードと私の顔ががつんとぶつかってしまったのです。そしてボードのエッジとぶつかった顔の鼻から左目の下にかけて、鋭い痛みが走りました。ぶつかった衝撃もあり、痛さに声も出ず下を向いていると、傷からしたたり落ちた血が雪面を赤く染めていくのがよく分かりました。
これはかなりの怪我をしてしまったかもとショック状態に陥りかけましたが、とにかくその場で持っていたティッシュを傷に押し当てていたら、しばらくして出血もある程度収まってきたので、まずはリフトに乗って近くのパトロールのいるところまで移動しようとしました。リフトに乗ろうと並んでいたら、そのリフト乗り場でパトロールらしき人にどうしたんですかと呼び止められ、その場で応急措置でガーゼを絆創膏で顔に貼ってもらいました。
それにしても顔にでかでかとガーゼと絆創膏を貼ってもらったので、その後入ったレストハウスでは一番の注目を集めてしまい、ちょっと恥ずかしかったです。
ちなみに傷はそんなに深くなかったため、今はもうほとんど傷跡も残っていません。それにしてもぶつかった場所があとほんの1cmずれていたら目に当たっていたことを考えると、運が良かったと思うべきかもしれません。
次にスノーボードで再び怪我をしてしまったのは、確かその1年後か2年後だったと思います。懲りもせず(^^;、再び同じ岩岳スキー場に仲間とスノーボードに行った時のことでした。
ゴンドラを下りてから下のゲレンデに下っていく途中、平らな細い連絡通路みたいなコースがあって、そこは平らな部分が結構続くので、その手前の斜面で加速して一気にその平らな部分を通り過ぎてしまおうと思い、速度をつけたままその細いコースに入ったのでした。ただその連絡通路は狭いために人の間を縫っていかなくてはならず、そんなボードの向きを微妙にコントロールしている時に運悪く逆エッジに乗ってしまったのでした。そしてあっという間にすってーんと激しく転倒してしまいました。
どう転んだのか、その時に左手を強打してしまい、その場でしばらくうめいていたのですが、特に小指が痛くて、これはもしかして転んだ拍子に突き指でもしてしまったかもと、ちょっと指を引っ張ってみたりもしてみたのですが、痛さは全然収まりませんでした。
まあそのうちに痛みも引くだろうと何とか我慢して下って、そのまま帰途についたのですが、帰る車の中でもだんだんと小指の痛みは増すばかりで、さらに悪いことにはだんだんと腫れてきているのが分かりました。ただのたうち回るほどの痛さではないし、腫れているといっても指の太さが倍になっているわけでもないので、自宅に帰ってきたのがもう夜だったこともあり、とにかく一晩経って状況が変わらなければ明日病院に行こうと思い眠りについたのでした。
そして翌朝、やはり小指の痛さと腫れは前日とほとんど変わらないため、さっそく病院に行って見てもらうことにしました。レントゲンを撮ってもらったところ、あっけなく小指が骨折してますねと言われてしまいました。
その後、折れた小指に添え木をして包帯ぐるぐる巻きが約1ヶ月ほど続いたでしょうか。その間、キーボードを右手5本、左手4本の指で操作しなくてはならなかったのが、ちょっと辛かったです。
私自身、スノーボードよりはスキーの方の経験が長いせいもあるかも知れませんが、でもスキーに比べると確かにスノーボードの方がちょっと危険度が高いと思います。ぜひスノーボードをされる方は注意をして下さい。特に緩斜面での逆エッジ、これは上半身が思い切り斜面にたたきつけられますので危険度も高いです。
私もこれからも怪我だけはしないように注意しながら、スノーボードにスキー、テレマークなどを楽しみたいと思います。