ようこそ、あなたは 人目のお客様です。( Since 1999/2/2)
本日のアクセス数: 昨日のアクセス数:

トップページ

情報室
IT資格情報
所有資格
実験室&作品展示室
談話室
遊戯室
趣味の部屋
購読雑誌紹介
プロフィール
雑記帳
気ままにブログ

業務紹介
 ・会社案内
 ・業務内容
 ・サポート料金表
 ・使用機器
 ・主な業績

メ−ル送信
備考
ページ毎アクセス集計
サイトマップ

[2002/08/07] 清水キャンプの想い出

 今から15年ほど前になりますが、毎年秋から春にかけて月に1回から2回ほど、静岡の清水までウインドサーフィンをしに行っていました。ただそこまでは片道4〜5時間前後とかなり遠かったので、土日とキャンプがてら行くことも多かったです。
  今回はそんな清水の海辺のキャンプの印象深い想い出を3つほど紹介してみたいと思います。
 ちなみになぜ夏は行かないのかというと、夏はあまり風が吹かなくてウインドサーフィンが出来ないし、おまけにビーチのほとんどが海水浴場となってウインドサーフィンがかなり制限されてしまうからです。

 まず最初の思い出は台風直撃のキャンプです。
 秋のある週末に、仲間3人でキャンプがてら清水にウインドに行く予定を立てていたのですが、運悪くその直前になって台風がいきなり日本の南岸に近づいてきてしまいました。皆で行くのをやめるかどうか相談したのですが、まさか清水に台風直撃は無さそうだし、台風の影響で風も吹くだろうし(^^; ということで、とにかく決行することにしてみました。
 1日目の午後はほとんど雨も降らず、ただ予想通り台風の影響と思われる風がブローで10〜15mほどは吹いていて、夕方までそれなりにウインドを楽しむことが出来ました。
 ただ恐れていたことが徐々に現実になってきて、夕方から少しづつ雨が降り始め、キャンプ場所でテントを張る頃にはそれはもう見事な暴風雨と化してしまいました。
  当時はまだタープは持っていなかったので、雨が降っては外で食事など出来ません。ところがその時は夕食としてバーベキューの準備しかしていなかったので、なんとしてでもバーベキューをすべく皆で検討した結果、車2台を1mほど空けて停めて風よけにし、その車の上にウインドで使うセールなどを渡して置いて多少の雨よけとして、その下でなんとかバーベキューを行うことに成功したのですが、ただとにかくその荒れ狂う暴風雨の中、かっぱを着て食べた焼き肉はかなり湿っぽかったのを良く覚えています。
 もちろん次の日は、朝から台風一過のさわやかな秋空が広がりました。まるで昨夜のことが嘘のように。

 次は海辺の巨大たき火の想い出です。
 キャンプにたき火はつきものですが、たき火が出来ない場所も結構ありますし、また燃やすもの自身があまり無いという場合もありますので、思う存分たき火が出来る場所というのは今はかなり限られてしまっています。そんな中、燃やすものも沢山あって場所にもそんなに困らないのが川原と海辺ではないでしょうか。
 そのキャンプの時も、夕食のバーベキューが一段落した後、皆で海を見に行こうと浜辺まで歩いて行ったのですが、砂浜の一角に大量の良く乾燥した流木がたまっているのに気が付き、今日はこれを燃やしてたき火をしようと言う事になりました。
 最初は小さかったたき火も、皆が流木を運んできてどんどん投入するので徐々に火が大きくなってゆき、おまけにビールの酔いも適度に回ってきて燃やすのにいっそう熱が入って競争状態と化し(^^;、とうとうそのたき火の炎は7〜8メートルの高さにまで立ち昇ったのでした。
 対岸にはるかに見える伊豆半島の街からも、このたき火の炎は確かに見えたに違いありません。
 それにしても、たき火もあるレベルを超えると人の感覚を麻痺させてしまうものがあるようで、そのたき火の時に撮った写真があるのですが、全員が一線を越えてしまったような目つきをしていたのが印象的でした(^^;。

 3つ目のキャンプの想い出としては深夜の海辺の怪しい明かり事件を紹介してみたいと思います。
 その時もおそらく季節は晩秋の頃だったと思います。
 夕食後、皆で砂浜まで散歩しに来て、涼しい風で酔いをさましつつ、と言いつつも片手にはビールを持ち(^^;、他には誰もいない(はずの)砂浜で波の打ち寄せる音を聴きつつ、人生についてぽつりぽつりと語りつつ(うそ)、ぼーっと静かな時間を過ごしていた時の事でした。
 時間はそう、もう夜10時を回っていたと思います。
 ふと海岸線沿いに遠くで何か時々光るものがあるのに気が付いたのです。最初は目の錯覚かと思っていたのですが、他のみんなにもそれが見えるし、なおかつそれが徐々にではありますがはっきりとこちらに近づいて来ているのです。
 皆であれは何だろうと考えたのですが暗闇で良く見えないし、その場から逃げるべきかどうかかなり悩んだりもしました(^^;。
 でも幽霊やおばけの類では無さそうだし、でも単に一人で波打ち際を散歩しているというのも時間を考えると実に怪しいし、身投げするにしては深い方に向かう様子もないし、もしかすると沖に停泊しているスパイ船とランプで交信している工作員じゃないかという有力案も出たのですが、いろいろ相談している間にもその明かりは徐々にこちらに確実に近づいてきていたのでした。
 そして距離が10mほどになったあたりで、どうやらそれは誰かがライトを持っているものらしいと言うことが判明し、足もどうやらあると言うことがはっきりしたので(^^;、近づいて話をしてみると、その人は近くの大学の研究室で海の生物の研究をしている人で、深夜によく深海の生物が打ち上げられることがあるのでそれを探していたとのことでした。
 それにしてもこちらも明かりもなく誰もいない砂浜に坐っていたので、いきなり人の声が間近で暗闇からしてきて、相手もきっとぎょっとしたのではないかと思います(^^;。