私がMacintoshのメインマシンとして使っているPerforma6420ですが、今まで軽めのMacOS8.1で使ってきて特に不自由もなかったのですが、さすがに今年になってからリリースされたソフトのほとんどがMacOS8.6以降でないと動かなくなってきてしまいまして、仕方なし覚悟を決めてMacOS8.1から9.1へバージョンアップしてみることにしてみました。(もちろんOSがバージョンアップする度にOSのCDは購入していまして、評価用として使ってはいますが)
なぜMacOS8.1を今まで使ってきたかというと、それ以降(8.5/8.6/9.0/9/1)に上げると全体的に重くなり、決して高速でないPerforma6420(PowerPC603e
200MHz)には荷が重たそうということと、重宝しているPerforma6420付属のソフトやハード(内蔵モデムを使った電話機能やFAX機能、そしてAvid
Cinemaを使った動画キャプチャ&圧縮機能など)が使えなくなるかも知れないと言うことがありました。あと今までは8.1でもそう困らなかったと言うこともあります。
さてMacOS9.1のCDは既に手元にありましたので、既存のMacOS8.1のシステムフォルダを複製した後(複製するのは上書きインストールが失敗したときに元のシステムに戻せるようにです)、まずは手軽に上書きインストールを試してみます。既存の環境を出来るだけ手軽に引き継げたらという事で試してみたのですが、ただうまくいかない可能性も高く、今回もインストール終了後に再起動させてみると見事に爆弾が!
(注:Macの場合、システムエラーが爆弾のマークと共に表示されたので、単に爆弾が出たとか表現する事があります。)
Shift起動をさせてみるもそれでも爆弾は変わらない為、いったん上書きインストールでのバージョンアップは諦め、次に上書きでなく新規にシステムをインストールしてみます。インストール後、今度は問題なくMacOS9.1で立ち上がりましたので、先ほどバックアップしておいた今まで使っていたシステムフォルダから、必要なものをドラッグして移動させます。
心配だった内蔵のGeoport Modemを使った電話/FAX機能は、Performa6420に付属していたCDからAppleテレコム関係をダメ元でインストールしてみると、まだちゃんと動いてくれました。ドライバの更新が全くないAvid
Cinemaはダメだろうなと思っていたら、こちらもちゃんとソフトもキャプチャ・圧縮ボードも動いてくれました。よかったよかった。内蔵のTVチューナーを使ってテレビを見ることも出来ましたし、ソフト等の相性という面では心配したほど問題はありませんでした。
ただ確かに全体的に動作が重くなったのは確かで、忍耐限度にちょっと近づいたような気もしますが、まあぎりぎり許容範囲か。今まで使っていたソフトの動作速度そのものは、今までとあまり変わらないかなという感じでした。
ただ...、早速MacOS8.1では動かなかったAdobe Photoshop6.0とかIllustrator9.0とかをインストールしてみましたが、こちらはバージョンアップに伴ってどんどん動作が重くなってきていて、うーんこれはちょっと忍耐限度を超えてしまったかも。きっとまだインストールしていないMacromediaのDreamWeaver4/Fireworks4も、かなり重くなっているんだろうな(^^;
速度についてはG3搭載のCPUアクセラレータを入れるという手もありますが、でもCPUをG3にすると内蔵モデムが使えなくなるらしいですし、今年中には使い始めたいMacOS
Xが動くかも分からないし(正式には非対応機種になっています)、G4新品を買うには予算があまり無いしと(^^;、古いマシンの強化もいろいろと悩ましいところです。