「昨年よく聴いたCD Best10」の今までの分をこちらに保存しておきますので、興味のある方はご覧下さい(^^;
2022年
2022年1年間で最もよく聴いたCD Best10を選んでみました。
2022年で最も良く聴いたアルバムは、昨年のグラミー賞でAlbum Of The Yearを含む5部門の最多受賞となった注目のアーティスト、Jon Batisteの「We Are (Deluxe Edition)」でした。それまで彼のことをあまり知らなかったのですが、Album Of The Yearを獲得するほどのアルバムならと期待を込めて聞いてみたところ、確かにこのアルバムはAlbum Of The Yearを取るべくして取ったのだと言うことが良く分かる素晴らしいアルバムでした。ソウルを基調としながらも、ゴスペル、ファンク、ヒップホップ、ジャズ、クラシックなど多彩な音楽が見事に融合しており、流行り音楽とは別次元の芸術の域にまで達していると感じました。しかもジャズ/クラシックテイストの香り高いピアノは、自らが弾いているとのこと。本当になんという才能なんでしょう。素晴らしい音楽家に出会えて良かったと思える1枚です。
2位は山下達郎の11年ぶりとなるオリジナルアルバム「SOFTLY (初回限定盤)」でした。全15曲中、CMや映画の主題歌などタイアップ曲が11曲あり、ここ11年間のベストアルバムといった内容ですが、彼らしい夏の雰囲気のある曲も多く、中でも「CHEER UP! THE SUMMER」はまさに夏に向けての応援歌となっています。なお初回生産限定盤のみプレミアムCDとして、2021年12月3日に行われた「サンデー・ソングブック1500回記念」のアコースティック・ライブ7曲が収録されたCDが付属しています。それにしても現在69歳になる彼ですが、その声は若い頃から全く変わっていないように感じます。
3位は佐野元春 & THE COYOTE BANDの5枚目、6枚目となる「今、何処 (デラックス・エディション) (初回生産限定盤) 」でした。デラックス版はCD2枚+DVD1枚で構成されていますが、CDのうち1枚が最新作となる「今、何処」で、もう1枚は今年ストリーミングで先行配信されていた「ENTERTAINMENT!」です。両CD共にバンド演奏を基本とした勢いのあるロックナンバーを中心に構成されていて、まさにロックンローラーとしての彼が戻ってきたという感じでうれしい限りです。
2021年
2021年1年間で最もよく聴いたCD Best10を選んでみました。
2020年で最も良く聴いたアルバムは、桑田佳祐の4年ぶりとなる新作「ごはん味噌汁海苔お漬物卵焼き feat. 梅干し」でした。彼にとって初となるEPで、既にリリースされている3曲に新曲3曲が追加された全6曲入りとなっています。ほぼサザンといった曲があったりして、ヘヴィロテで聴きまくりました。自分の世代(50〜60代)の人には心に刺さる曲ばかりです。
2位はデンマーク出身のロカビリーメタルバンド、Volbeatの約2年ぶり通算8枚目となる「Servant of the Mind」でした。今作も路線に大きな変更は無く、彼ららしいフックの効いたキャッチーなメロディーにロカビリーメタルが全開の最高に楽しいアルバムとなっています。メタルロックがこんなにも楽しいバンドって他にあるのだろうか?。まさに唯一無二の最高のバンドだと思います。Volbeatを知らない人がもしいるとしたら、聞かないと損ですよと強く言いたい(^^)。
3位はWeezerの年内2作目となる通算15枚目のオリジナルアルバム「Van Weezer」でした。本作はWeezer史上最もハードロック寄りのロックアルバムに仕上がっていて、前作でがっかりした人でもやっぱりWeezerって最高と感じる最高のロックアルバムに仕上がっています。また本アルバムは2020年10月に亡くなったエディ・ヴァン・ヘイレンに捧げられており、アルバムタイトルもVan Halenから来ていると思われます。まさに80年代ハードロックにWeezerのキャッチーな泣きメロが見事に融合していて最高です。
2020年
2020年1年間で最もよく聴いたCD Best10を選んでみました。
2020年で最も良く聴いたアルバムは、年間アルバムとしては久々にロック以外となったDua Lipaのセカンドアルバム「Future Nostalgia」でした。UK出身で昨年のグラミー賞(61回)で最優秀新人賞を受賞しているDua Lipaですが、前作は個人的に聞いておらず、今作の大ヒットシングル「Don’t Stop Now」の懐かしきディスコビートを初めて聞いてめろめろになり、たまらずにアルバムも購入したのでした。アルバムとしても80年代を彷彿とさせるディスコ、ファンク、シンセポップが満載の内容となっていて、当時を知るものにとってはたまらない内容となっています。
2位は国内スリーピースロックバンド、ヤバイTシャツ屋さんの4枚目のアルバム「You need the Tank-top」でした。パンクロック、メタルロックをベースに、コミカルな歌詞が特徴的ですが、まさに彼ららしいノリノリなアルバムに仕上がっていて最高です。それにしても最初に歌詞カードを見ずに聞いていたらほとんど歌詞が聴き取れなかった(^^;。ま、歌詞が分からなくても最高なのはさすがです。
3位は今や国内メタルシーンを代表するバンドの一つに成長した女性5人組バンド、LOVEBITESの約1年ぶりとなるサードアルバム「エレクトリック・ペンタグラム (完全限定盤B:CD3枚組)」でした。北欧風とスラッシュメタルの要素がうまくミックスされ、パワフルかつドラマティックに展開していく本格派メタルロックが心地よいです。なお今回購入した完全限定版Bには2019年6月にEXシアター六本木で行われた単独公演を完全収録した全19曲のライヴCD2枚組「インヴィテイション・トゥ・ザ・シアター - ライヴ・イン・トーキョー2019」がセットになっていますが、さすがライブバンドというところ。
2019年
2019年1年間で最もよく聴いたCD Best10を選んでみました。
2019年で最も良く聴いたアルバムは、日本が誇るメタルアイドルユニット、Babymetalの3年ぶりとなるサードアルバム「METAL GALAXY」でした。YUIMETALの脱退後、2人組になってから初のアルバムとなりましたが、思った以上に変化が大きく、特に1枚目はいろんな音楽の要素が入ってきて多彩かつ無国籍風メタルに感じましたが、2枚目では従来路線のメタルナンバーが多く、キラーチューンと呼べる曲も何曲もあって聞いていて最高に楽しく、今回もヘヴィロテで聞きまくりました。
2位は2019年最大のブレークと言っても良い現象を巻き起こしたロス出身の女性シンガーソングライター、Billie Eilishのデビューアルバム「When We All Fall Asleep, Where Do We Go?」でした。独自のダークなポップ音楽で聞くものをすっかり虜にする魅力があり、全米ビルボード年間アルバムチャートでも1位を獲得しています。
3位はサンタナの3年ぶりとなる新作「Africa Speaks」でした。本作はアフリカをテーマとしたコンセプトアルバムとなっていて、ヴォーカルにスペイン人シンガーのブイカを全面的に採用し、ほぼスペイン語で歌われています。初めてこのアルバムを聞いたとき、そのエネルギッシュさ、とんでもないまでのクリエイティブさに本当に震えが来ました。アフリカのリズム、ラテン、ロック、ジャズといった音楽が見事に融合し昇華しています。
2018年
2018年1年間で最もよく聴いたCD Best10を選んでみました。
2018年で最も良く聴いたアルバムは、国内メロコア界の異端児バンド、ヤバイTシャツ屋さんのセカンドアルバム「Galaxy of the Tank-top」でした。衝撃的だったデビューアルバムと比べるとはじけ度は少し控えめながら、パワフルさは一段と増したノリノリな内容に仕上がっていて最高に楽しいアルバムです。曲によっては時にまるでコミックバンドの様でもあるのですが、でもその演奏はメロコアを中心に時にメタル、時にパンクなどが入り交じって相当に本格的でこのギャップがたまりません。男女のツインリードヴォーカルも相変わらず良い味を出しています。
2位は昨年11月の公開以来、世界的に大ヒットしている音楽映画、「ボヘミアン・ラプソディ」のサントラ盤でした。映画を見る前に聴いたときはごく普通のQueenのベスト盤くらいの印象しか無かったのですが、映画を見てその内容にあまりに感動してからはこのサントラ盤に対する印象ががらっと変わりました。どの曲を聴いても映画のそれぞれのシーンが脳裏によみがえり、胸アツになっていろいろな思いがこみ上げてきてしまうのでした。映画自体もすでに5回見ましたが、同じ映画を映画館で5回も見たくなるなんて生まれて初めての経験です(^^)。
3位は再びヤバイTシャツ屋さんのサードアルバム「Tank-top Festival in JAPAN」でした。新世代ロックの彼ららしさを維持しつつも音楽的にも作曲作詞面でも大きな進化が感じられるアルバムに仕上がっています。
それ以外では10位には2018年6月18日に銃撃されて亡くなった不世出のラッパー、XXXTentacionのセカンドアルバム「?」が入りました。2017年のデビュー作「17」が全米チャート2位、本作が全米チャート1位を獲得するなど、2018年で最も注目を集めているラッパーだっただけに本当に残念です。ちなみに個人的にはヒップホップはあまり興味が無いのですが、彼の場合は普通に歌っている曲も多く、またジャンルもR&Bからポップ、ロック、ラテンまでととんでもなく幅広く、こんなラッパー今まで聴いたことが無いと本当に驚きました。昨年に良く聴いたCD Best 10の歴史の中では、2000年のLauryn Hill「The Miseducation」に続く2枚目のヒップホップアルバムになりました。普段あまりヒップホップを聞かない人にもぜひ聞いて欲しいアルバムです。
2017年
2017年1年間で最もよく聴いたCD Best10を選んでみました。
2017年で最も良く聴いたアルバムは、京都出身のスリーピースバンド、10-Feetの5年ぶりとなる「Fin」でした。メロディックパンク/ミクスチャーロック/レゲエ/スカと様々要素を持つ個性的なサウンドが特徴の彼らですが、今作もそんな彼らのあらゆる音楽性がちりばめられたパワフルなロックアルバムに仕上がっていてうれしい限りです。次のアルバムはまた5年後かも知れませんが、ぜひ次のアルバムも首を長くして待ちたいと思います。なお付属のDVDには京都大作戦2017の模様や過去のPVなど3時間近い映像が収録されていてかなりお得でした。
2位は昨年大ヒットしたミュージカル映画、「ラ・ラ・ランド」のサウンドトラック盤でした。昨年のゴールデン・グローブ賞では7部門、アカデミー賞では最多となる6部門を受賞するなど、2016年最高の映画の一つと高い評価を得ましたが、この映画のキャッチコピーである「観るもの全てが恋に落ちる、極上のミュージカル・エンターテイメント」の通り、ジャズテイストのおしゃれなミュージカルで、久々に音楽を聴いてたまらなく実際に見てみたくなった映画です。こんなおしゃれで粋なミュージカルがあるなんて素敵です。
3位は桑田佳祐のソロ活動30周年記念、6年半ぶりとなるソロ通算5枚目となる「がらくた」でした。タイトル通り彼の多彩な音楽性がごちゃごちゃに混じった内容になっていて、彼のソロとしての音楽活動の集大成と表現しても良いアルバムになっていると思います。中でもとりわけ彼のバラードはいつもながら味わい深く、「君への手紙」、「ほととぎす [杜鵑草]」の2曲は自分の心の琴線に触れる曲でした。
2016年
2016年1年間で最もよく聴いたCD Best10を選んでみました。
2016年で最も良く聴いたアルバムは、国内のみならず世界的な人気を高めている日本発のメタルアイドルダンスユニット、Babymetalの待望のセカンドアルバム「METAL RESISTANCE(初回生産限定盤)(DVD付)」でした。全体的に一回りスケールアップして幅が広がっていて、随所に2年分の成長も感じさせてくれる素晴らしいメタルアルバムとなっています。なおこのアルバム、なんと2016-04-23付けの全米アルバムチャート(Billborad 200)において39位にチャートインしており、日本のアーティストが全米アルバムチャートのTop40入りするのは1963年の坂本九の14位以来となる大記録となりました。また2017年のレッチリ、メタリカのコンサートへのゲスト出演も決まるなど、国内アーティストとしては過去に例が無いワールドワイドでの破格の活動が続くBabymetalです。
2位は2013年結成の国内メロコアバンド、ヤバイTシャツ屋さんのメジャーデビューアルバム「We love Tank-top」でした。2016年11月14日付けのオリコンウイークリーアルバムチャートで7位に入ったこの奇妙な名前のバンドが妙に気になり試聴してみたところ、メロコア全開のノリノリロックがずいぶんと気持ち良く、たまらずに購入してしまいました。大学生のサークル活動のような雰囲気の3ピースバンドで、関西出身だけあって付属のライブを見ているとまるでコミックバンドの様ですが、ただその演奏はかなりハイレベルです。個人的には#2「Tank-top of the world」のメタルが入るあたりはぞくぞくします。メロコア好きならダマされたと思って聴いてみて(^^)。
3位は2016年1月10日に亡くなったDavid Bowieの遺作「★(Blackstar)」でした。今作ではジャズ系のプレーヤーの参加もあり、より前衛的な尖ったサウンドとなっていて、69歳となったミュージシャンのいまだ衰えない創造性に驚かされたのですが、まさか本アルバムのリリースのわずか2日後に彼の訃報を聞くことになろうとは想像もしていませんで本当にショックでした。彼のことを想いながら何度も何度もじっくりと本アルバムを聴き込みました。実に深みのある素晴らしいアルバムです。
2015年
2015年1年間で最もよく聴いたCD Best10を選んでみました。
2015年で最も良く聴いたアルバムは、国内のみならず世界にその活躍の場を広げているアイドルメタルユニット、BABYMETALのライブ盤「LIVE AT BUDOKAN~RED NIGHT~(通常盤)」でした。まさか自分がアイドル系をここまでのめり込んで聴きまくるとは自分でも驚きですが、久々に完全にすっかりはまってしまいました。そうはいっても演奏は一流のメンバーによるピカイチのヘヴィーメタルであり、最初そのいかにもアイドルという掛け合いのヴォーカル(スクリーム)を聴いて感じていた気恥ずかしさがなるなると、どんどんとその世界にはまってしまったのでした。今はむしろその掛け合いのヴォーカルにこそBABYMETALの魅力ではと感じるほどになりました(^^)。ちなみにかつてロックにはまった中高年こそ、BABYMETALにはまりやすいと言う傾向があるようです。
2位は元ハイスタのKen Yokoyamaのソロ6作目となる「Sentimental Trash」でした。従来はシンプルなパンクロック路線一本の彼でしたが、今作ではパンク色の無いシンプルなチャック・ベリーばりのロックンロールからスカリズムの曲、さてまたストリングスを配したバラードまでとバラエティに富んだアルバムに仕上がっていて、問題作とは言いつつもその曲の変化を楽しんで聴くことが出来ました。もちろんそうは言っても半分ほどは彼らしいスピード感あふれるパンクナンバーで、決してパンクを忘れた訳では無いのでほっとしたりもして(^^)。
やっぱり彼のパンクロックは自分にとって最高につぼな音楽なんだなあと改めて感じます。
3位はアラバマ州出身の4人組バンド、Alabama Shakesの3年ぶりとなるセカンドアルバム「Sound & Color」でした。彼女らのことは今まであまり知らなかったのですが、PVで見たバンドのフロントウーマン、Brittany Howardのただ者では無いインパクトの強さに度肝を抜かれ(^^;、アルバムを買って聴き込んで彼らにどっぷりはまっていったのでした。ソウル、ブルース、ロックを基調としたその独特の南部的なサウンドは時にゆったりと時に激しく、聴くものをぐいぐいと引き込んでいく魅力にあふれています。洋楽ではこの年一番インパクトのあったアルバムと断言出来ます!
2014年
2014年1年間で最もよく聴いたCD Best10を選んでみました。
2014年で最も良く聴いたアルバムは、国内インディーズメロディックパンクバンド、HAWAIIAN6の「Where The Light Remains」でした。本作も彼ららしさが存分に発揮された快作で、最初から最後まで彼ららしい泣きメロたっぷりの疾走感あふれるメロディックパンクで突っ走っているのが聴いていてたまらなく心地よいアルバムでした。まさに個人的につぼといえるサウンドです(^^)。
2位は竹内まりやの7年ぶりとなるオリジナルアルバム「TRAD(初回限定盤)」でした。大人向けのポップスを歌わせたら今だに彼女が一番としみじみ感じるほどに極上のポップアルバムに仕上がっていてヘヴィーローテーションで聴きまくりました。彼女のヴォーカルもまだまだ張りがあって若々しく、ここ20年ほどはほとんど変わっていないのではと思えるほどです。彼女の歌声にはどこかほっとするものを感じてしまいます。
3位はELTの「FUN-FARE」でした。今作はリリースされた時期にマッチした春らしいポップで躍動感のある曲が多く、季節的にもぴったりで車でヘヴィーローテーションで聴いていました。聴いていると気持ちが明るくなるようなアルバムです。
あともう1枚、4位のLos Lonely Boys「Revelation」を紹介したいと思います。Los Lonely Boysはメキシコ系アメリカ人のGARZA 3兄弟によるバンドで、哀愁感たっぷりのブルース/ラテン・ロックが持ち味の彼らですが、今作でもそんな彼らの本領発揮といえる内容になっていて、聴いているとその哀愁感にメロメロにされてしまったのでした(^^)。
2013年
2013年1年間で最もよく聴いたCD Best10を選んでみました。
2013年で最も良く聴いたアルバムは、メロディックパンクロックの3バンドによる共作アルバムのIocofrank×Hawaiian6×Dustbox「The
Anthems」でした。従来からお気に入りのHawaiian6以外にlocofrank、Dustboxという初めて名前を知った国内のバンドが参加し、それぞれ4曲の新曲がシャッフル状態で収録されています。いずれも個性的ながら疾走感あふれる美メロなメロディアスパンクばかりで、その手のサウンドがツボな私には全てが実に心地よく、ヘヴィーローテーションで聴きまくりました。メロディックパンク大好きな人にはお勧めの1枚です。
2位は期待の大型新人、Ariana Grandeのデビューアルバム「Yours Truely」でした。女優としてBroadway
Musical「13」でデビューし、その後TV番組「Victorious」などに出演していた彼女が、いよいよシンガーとしてもデビューしたものです。2013-09-21付けのBillboard全米アルバムチャートで初登場1位を記録したことで世界的にも大きな注目を集めましたが、なんと言ってもまるでMariah
Careyを思わせる伸びやかで可憐なヴォーカルは本当に素晴らしく、久々に本格的なヴォーカリストが出てきたことにワクワクする思いでいっぱいになりました(^^)。全てのポップスファンにぜひお勧めしたい1枚です。
3位はヘヴィメタルバンド、Five Finger Death Punchの「The Wrong Side
Of Heaven And The Righteous Side Of Hell, Vol. 2」でした。ゴリゴリのメタルからアコギインストナンバー、ストリングスを配したドラマティックなパワーバラード、懐メロ「朝日のあたる家」のカバーまで非常にバラエティに富んていて、何度聴いても楽しめるアルバムに仕上がっていると感じます。たっぷりと楽しむことが出来ました。なお2013年に発表した彼らの2枚のアルバム、「The
Wrong Side Of Heaven And The Righteous Side Of Hell, Vol. 1」とこの「The
Wrong Side Of Heaven And The Righteous Side Of Hell, Vol. 2」が共に全米1位を獲得し、2013年のUSメタル界はまさに彼らの年となりました。
あともう1枚、6位の佐野元春の「ZOOEY」を紹介したいと思います。デビュー30周年を迎えた佐野元春の通算15作目となるアルバムですが、今作は久々にデビュー当初を思わせる躍動感溢れるロックンロールアルバムに仕上がっていて、聴いていてわくわくしました(^^)
。最近の彼のアルバムはどこか孤高な雰囲気がありましたが、今作では再び街に戻ってストリートで力強いメッセージを発している様に感じ、そんな元気いっぱいな彼を久しぶりに聴くことが出来てとてもうれしかったです(^^)。
2012年
2012年1年間で最もよく聴いたCD Best10を選んでみました。
2012年で最も良く聴いたアルバムは、メロディックパンクのGreen Dayの「Tre!」でした。Green Dayはこの年、なんとアルバム3枚を約2ヶ月毎に連続リリースして大きな話題を呼びましたが、その三作を聴いてみて3枚に分けた意味がよく分からず(^^;、全体のイメージも薄められてしまった感がなきにしもあらずですが、でもいずれも彼ららしいシンプルなメロディックパンクは実に心地いいものでした。中でもこの最終章となる本作は特に後半以降に良い曲が多く、とても良い感じでアルバムが終わるのがとても好印象でした。
2位は国内のパンクロッカーでは最高に大好きなKen Yokoyamaのソロ通算5作目となる「Best Wishes」でした。アルバムを通して一気に突っ走っていく疾走感は本当にたまりません(^^)。また演奏も彼のヴォーカルを引き立てつつバンドとしての一体感や厚みががさらに増しています。なお「This
Is Your Land」を始めとして3.11の影響を随所に感じました。
3位はベテランハードロックバンド、Van Halenの14年ぶりとなる通算12枚目のアルバム「A Different Kind
Of Truth」でした。ヴォーカルにはなんとオリジナルメンバーのDavid Lee Rothが復帰しており、初期のVan Halenのエネルギッシュかつハードな雰囲気がまさに今よみがえったという感じで、聴いていて久々に血が騒ぎました(^^)
。やはり彼らはいまだにハードロック界の最高のバンドであるなあとしみじみ感じたのでした。
あともう1枚ぜひ紹介しておきたいのが7位のUKの白人ソウルシンガー、Joss Stoneの「The Soul Sessions
Vol.2」でした。タイトルにあるとおり、本作は2003年の彼女のデビュー作「The Soul Sessions」のパート2となるもので、60〜70年代のあまり知られていないソウルナンバーを取り上げて、彼女のパワフルかつソウルフルなヴォーカルでそれらをじっくりと聴かせてくれています。昔ながらのリズム・アンド・ブルース、あるいはソウルの本当に素晴らしいアルバムで、久々にそのソウルに酔いました(^^)。
2011年
2011年1年間で最もよく聴いたCD Best10を選んでみました。
2011年で最も良く聴いたアルバムは、世界的なポップアイコン、Britney Spearsの「Femme Fatale」でした。彼女自身、本作を過去最高作と表現している通り、1曲1曲のクォリティが極めて高い優れたポップスアルバムに仕上がっていて、実際に聴いてみてもこの充実度はかなりすごいと驚かされたのでした。ダンス/エレクトロ/R&Bよりの最先端のポップスを聴くならまずこの1枚と言っても過言ではないでしょう。
2位はシカゴ出身のメロディックパンクバンド、Rise Againstの「Endgame」でした。当初の圧倒的な疾走感がアルバムを出す毎に徐々にメロディアスな方向にシフトしてきていて、今作もそんな傾向となっていますが、でもそれでもまだまだ十分にがつんと来るその哀愁感たっぷりのメロディックパンクは、聴いていてとても心地よいのです。まさに私のツボとも言えるサウンドです(^^)
。Sum 41などを好きな人にもお勧めできるアルバム。
3位は女優かつティーンアイドルのSelena Gomezのサードアルバム「When the Sun Goes Down」でした。
キャッチーでダンサブルなナンバーを中心に構成されていて、ガールズポップアルバムとして文句なしに楽しめる内容となっています。ティーンアイドルらしい可愛らしいナンバーもありますが、全体的に大人っぽい雰囲気の曲が増えていて、彼女の大きな成長がうかがえる1枚ともなっています。アイドルアルバムとしてでなく、ぜひ極上のポップスアルバムとして多くの人に聴いて欲しい1枚。
あともう1枚ぜひ紹介しておきたいのが8位のクリスチャン系ロックバンド、Redの「Until We Have Faces」です。かつてのLinkin
Parkを彷彿とさせるヘヴィーなミクスチャー系のがつんと来るロックにEvanescenceのドラマチックかつダークな美メロ感が合わさった感じのそのサウンドはヘヴィーながらとても聴きやすく、とても日本人向きだとも感じます。日本での知名度がほとんど無い彼らですが、Linkin
ParkやEvanescenceが好きな人には是非聴いて欲しいアルバムです。
2010年
2010年1年間で最もよく聴いたCD Best10を選んでみました。
2010年で最も良く聴いたアルバムは、元ハイスタのギタリスト、Ken Yokoyamaのソロ4枚目のアルバム「Four」でした。個人的にも大好きなインディーズパンクロッカーで、過去の3枚のアルバムもその年一番良く聴いたCD
となっていました。今作は今までで最もパワフルなサウンドとなっており、Ken Bandとしてのバンド演奏が前面に押し出されたアルバムとなっています。
2位は昨年亡くなったKing of Pop、Michael Jacksonの最新作「Michael」でした。未発表曲10曲が収録されていますが、彼の後期の音楽性が見事に昇華されたアルバムとなっています。それにしても聴く度にやはり彼にしか出せないものを持っていたなあとしみじみと感じます。
3位はフロリダ出身のパンクロックバンド、Against Me!のメジャー・セカンドアルバム(多分)となる「White Crosses」でした。そのメロディックなパンクロックは実に心地よく、また爽やかなハーモニーも素晴らしく、個人的にはつぼな1枚でした
(^^)。また時々フォークの香りもあったりします。
ポップパンク好きでもし彼らのことをまだ聴いたことがなかったとしたら、ぜひ一度聴いてみて欲しいアルバムです。お勧め!。
あともう1枚ぜひ紹介しておきたいのが9位のShakiraの「Sale El Sol」です。ラテンの歌姫、Shakiraの全曲スペイン語のアルバムですが、その情熱的なラテンフレーバー全開の気持ちよさが聴いているうちにたまらなくなってしまい(^^)、スペイン語は全く分からないのにすっかりはまってヘヴィーローテーションで聴きまくりました。この心地よさ、ぜひ多くの人にも味わって欲しいです。ラテンポップスの大傑作アルバムです。
2009年
2009年1年間で最もよく聴いたCD Best10を選んでみました。
2009年で最も良く聴いたアルバムは、デビューして25年になるベテランパンクロックバンド、NOFXの「Coaster」でした。このアルバムで彼らを初めて聴いてみたのですが、日本の大好きなパンクロッカー、Ken
Yokoyamaを思わせるそのメロディアスで高速なパンクロックは、シンプルながら乗りが良く、また曲調もバラエティに富んでいて、かなりはまってヘヴィーローテーションで聴いてしまいました。やはりこの手のサウンドは自分のツボですね(^^)。
2位はグリーン・デイの「21世紀のブレイクダウン」でした。2004年の前作「アメリカン・イディオット」が全世界で1200万枚を売り上げるという記録的大ヒットとなった分、このアルバムへのプレッシャーは相当なものがあったと思いますが、今作も前作の流れを組む彼ららしい素晴らしいアルバムに仕上がっていると思います。前作同様にロックオペラ構成となっていて、ストーリー性のある楽曲で構成されていて、ヴォーカルや演奏、曲の構成なども前作より一段と進化したなと感じます。
3位は映画「シークレット・アイドル ハンナ・モンタナ・ザ・ムービー」のサントラ盤「シークレット・アイドル ハンナ・モンタナ・ザ・ムービー・サウンドトラック」でした。「ハンナ・モンタナ」シリーズとしてはこれは3枚目になるものですが、前2作と同様に今回も本当に聴いて楽しいアルバムとなっています。元気なティーンロック、ガールズポップがメインですが、それ以外にもバラードナンバーやカントリー系の曲も多く、バラエティに富んだ聴き応えのあるアルバムとなっています。
2008年
2008年1年間で最もよく聴いたCD Best10を選んでみました。
2008年で最も良く聴いたアルバムは、ディズニー・チャンネルの「ハンナ・モンタナ」で大ブレークしたティーン・アイドル、マイリー・サイラスの「Breakout」でした。昨年も「Hannah
Montana 2/Meet Miley Cyrus」を良く聴きましたが、その若さはじけるガールズポップロックは聴いていて文句なしに楽しめました。
2位は国内のインディーズパンクバンド、太陽族の「少年」でした。アップテンポの曲中心の力強いメッセージが込められた太陽族らしいアルバムとなっていて、中でも「生きてやれ」とのメッセージが込められた#10「声」、#2「素晴らしい人生じゃないか」は、今生きることに悩んでいる若い人(中学生、高校生を含む)にぜひ聴いて欲しいと思う曲です。私もいっぱい元気をもらいました。
3位はマドンナの「ハード・キャンディー」でした。前作「コンフェッションズ・オン・ア・ダンスフロア」で大成功したダンスミュージック路線をさらに進めて、今作ではさらにヒップホップ、R&Bなどと融合したポップなダンスアルバムに仕上がっています。
4位はUKのヘヴィメタルロックバンド、ドラゴンフォースの「ウルトラ・ビートダウン」でした。このアルバムで初めて彼らのアルバムを聴いたのですが、そのキャッチーな高速メタルにはアルバムの1曲目からすっかりはまってしまいました。みえみえなほどにキャッチーなメロディーに、どこかゲーム音楽を思わせる電子音、そしてブリティッシュらしい哀愁感と分厚いハーモニーは、聴いていて文句なしに楽しいです。
5位はシカゴ出身のメロディックパンク/ハードコアバンド、ライズ・アゲインストの「アピール・トゥ・リーズン」でした。以前と比べて疾走感溢れるナンバーが減って少しミッドテンポのメロディックなナンバーが増えましたが、最近聴いたメロディックパンク系のアルバムの中では十分にパワフルかつ疾走感があり、ガツンと来る曲も多いです。
2007年
1 |
Ken Yokoyama 「Third Time's A Charm」 |
2 |
Miley Cyrus 「Hannah Montana 2(Soundtrack) : Meet
Miley Cyrus」 |
3 |
Paul McCartney 「Memory Almost Full」 |
4 |
Avenged Sevenfold 「Avenged Sevenfold」 |
5 |
Avril Lavigne 「The Best Damn Thing」 |
6 |
Bruce Springsteen 「Magic」 |
7 |
竹内まりや 「Denim」 |
8 |
Alicia Keys 「As I Am」 |
9 |
Akon 「Konvicted」 |
10 |
Reliant K 「Let It Snow Baby... Let It Reindeer」 |
2007年1年間で最もよく聴いたCD Best10を選んでみました。
2007年で最も良く聴いたアルバムは、元ハイ・スタンダードのギタリスト、横山健のソロ第三弾となる「Third Time's
A Charm」でした。彼のアルバムは3枚連続でリリースした年のNo.1となっていますが(2004年、「The Cost Of
My Freedom」、2005年「Nothin' But Sausage」)、個人的に大好きなインディーズ・パンクロッカーで、今作もヘヴィーローテーションで聴きまくりました。前作同様にバンドと一体となって気持ちよくパンクしていて実に楽しそうです。
2位はティーンアイドルのマイリー・サイラスの「Hannah Montana 2(Soundtrack) : Meet Miley
Cyrus」でした。TVサントラの「Hannah Montana 2」と彼女自身のオリジナル曲を収録した「Meet Miley
Cyrus」の2枚から構成されていますが、いずれも純粋に楽しいキュートなガールズポップロックで、聴いているととにかく楽しくなってくるのがグッドです。それぞれのCDでちょっと雰囲気も違っていて、個人的には歌を聴かせてくれる曲が多い「Meet
Miley Cyrus」サイドがけっこう気に入りました。
3位は元ビートルズで昨年65歳になったポール・マッカートニーの「追憶の彼方に~メモリー・オールモスト・フル」でした。今作ではストリングスやコーラス、ヘヴィーなバンドサウンドを使うなど多彩で凝ったアレンジの曲が多く、70年代のウイングスの全盛期にも匹敵するほどのパワフルで創作意欲に満ちたアルバムと感じました。今になってこのような素晴らしいアルバムを発表してくれるとは正直期待もしていなかっただけに、もう感激の一言です。
4位はアヴェンジド・セヴンフォールドのセルフタイトルアルバム「アヴェンジド・セヴンフォールド」でした。今作では1曲1曲が非常に多彩となっているのが印象的で、ヘヴィロック、ロックオペラ、カントリーバラードと幅が広がり、また前作にあったB級チックな部分がずいぶんと無くなって本格的メタル&ヘヴィロックバンドとしての風格を感じさせる出来となっています。
5位はロックアイドル、アヴリル・ラヴィーンの3年ぶりとなるサードアルバム「ベスト・ダム・シング」でした。全米No.1ヒットを記録したシングル「ガールフレンド」に代表されるように今作では今までと作風が大きく変わり、のりのりの軽薄とも呼べるほどの明るいパーティロック、ティーンズロック路線がメインとなっています。過去との比較でなく聴けば、キャッチーなパンクテイストのポップロックばかりで文句なしに楽しめるアルバムなのは確かです。
6位はロック界のボスことブルース・スプリングスティーンの2002年の「ザ・ライジング」以来となるロックアルバムの「マジック」でした。2005年「デビルズ・アンド・ダスト
」、2006年「ウィ・シャル・オーヴァーカム:ザ・シーガー・セッションズ」とアコースティック/フォーク系のアルバムが続いていましたので、彼のエネルギッシュなロックはずいぶんと久しぶりに聴いた気がします。またそのポップ性、乗りの良さは80年代の名作「ボーン・イン・ザ・U.S.A.」以来と言っても良いかもしれません。
7位はJ-Popsの永遠の歌姫、竹内まりやの「Denim」でした。オリジナルアルバムとしては2001年の「Bon Appetit!」以来6年ぶりとなるアルバムです。50代となった彼女ですが、声はまだまだ若々しくはりがあって30代の頃とあまり変わっていないのがうれしいです。それにしても彼女のアルバムを聴いていつも感じるのですが、彼女の歌声には心を和ませるものがあって、聴いていると懐かしい場所に戻ってきたような、そんなほっとした気持ちにさせてくれるのです。
8位は2001年のデビュー以来、R&B/ソウルのトップアーティストとして活躍しているアリシア・キーズのオリジナルサードアルバム「アズ・アイ・アム」でした。全体的に以前よりキャッチーさが少し減ったかなと感じますが、でもその分じっくりと歌を聴かせてくれる深い味わいのあるアルバムに仕上がっています。やはり彼女は現在のR&Bシーンでは別格の存在感であるとつくづく感じます。
9位はアフリカのセネガル出身のR&Bシンガー、エイコンのセカンドアルバム「コンヴィクテッド」でした。収録曲もR&B、ソウルからヒップホップ調まで幅広く、またその歌声にはどことなくセンチメンタルさが漂っているのが印象的で、個人的にはその雰囲気がかなり気に入りました(^^)。
10位は爽やか系メロディックパンクバンドのリライアント Kによるクリスマスアルバム「パンク・クリスマス」でした。これほど楽しめたクリスマスアルバムは本当に久しぶりというほどはまりました(^^)。クリスマス定番の歌に加えオリジナル曲も6曲収録されていて、彼らのアルバムとしても十分に楽しめます。ノリノリな曲とバラード系が半分ずつという感じですが、いずれも彼らのオリジナリティが発揮されていて楽しく聴くことが出来ました。
2006年
1 |
Mongol800 「Daniel」 |
2 |
Ellegarden 「Eleven Fire Crackers」 |
3 |
Rise Against 「The Sufferer & The Witness」 |
4 |
Avenged Sevenfold 「City Of Evil」 |
5 |
John Mayer 「Continuum」 |
6 |
Pussycat Dolls 「PCD」 |
7 |
John Legend 「Once Again」 |
8 |
Red Hot Chill Peppers 「Stadium Arcadium」 |
9 |
Soundtrack 「Hannah Montana」 |
10 |
Nelly Furtado 「Loose」 |
2006年1年間で最もよく聴いたCD Best10を選んでみました。
2006年で最も良く聴いたアルバムは、沖縄のインディーズバンド、Mongol800(モンゴル800)の4枚目のアルバム「Daniel」でした。2001年のセカンドアルバム「Message」以来彼らにはまり、アルバムを出す毎に聴き込んでいるのですが、これだけビッグになりながらも未だ健在のインディーズっぽさは個人的に大好きです(^^)。モンパチ、それは日本人の良心としてのロックであると言っても良いでしょう。
2位は同じく国内のインディーズバンド、Ellegardenの「Eleven Fire Crackers」でした。前作「RIOT
ON THE GRILL」の予想以上の大ブレークで、瞬く間に国内インディーズロックシーンのトップに躍り出たエルレガーデンの約1年半ぶり5枚目となるアルバムです。海外のポップパンク/メロディックパンク系バンドのアルバムを聴いているかのような感覚にさせてくれるハイレベルなそのサウンドが最大の魅力で、聴いているとけっこう癖になります(^^)。国内オリコンアルバムチャートで1位を記録しています。
3位はシカゴ出身のパンクロックバンド、ライズ・アゲインストのメジャー第二弾となる4枚目のアルバム「The Sufferer & The
Witness」でした。メロディック・パンク系のヘヴィーで疾走感あふれるシャープなサウンドはかなりカッコ良く、すぐに気に入りました。ツイン・ヴォーカルで、男臭いヴォーカルとスクリーモ系の吠えるヴォーカルも耳に残りますが、とにかくメロディアスで実に聴きやすいです。美メロの高速パンクチューンというパターン、そういえばどこかで聴いたことあるなと考えてみたら、そう、日本のHawaiian6やKen
Yokoyamaに通じるものがあるかもしれません。
4位はアヴェンジド・セヴンフォールド「シティ・オブ・イーヴル」でした。アヴェンジド・セヴンフォールドは日本ではあまり知られていないロックバンドですが、MTVで彼らの「バット・カントリー」のPVを見て、その泣きのツインギターがカッコ良くてこのアルバムを思わず注文してしまいました。サウンドは本道まっしぐらという感じのヘヴィーメタル/ハードロックですが、ダークな中にもどろどろした部分はあまり無く、曲の展開もメタルからアコースティックなバラードまで多彩に変化し、かつメロディアスということで思いのほか聴きやすく、個人的にもかなりつぼにはまって聴きまくりました。
5位はジョン・メイヤーの「コンティニュアム」でした。ソロのオリジナル盤としては3作目、ブルースロックアルバムだったジョン・メイヤー・トリオ「トライ!ライヴ・イン・コンサート」に続くニューアルバムです。トリオと同じメンバーが参加していることもあって「トライ!」の様な雰囲気の曲もありますが、でも今作では久しぶりにデビュー作「ルーム・フォー・スクエア」の頃のようなポップでアコースティックな曲もあり、彼のシンガーソングライター、ポップス、ロック、ブルースといった様々な音楽性が楽しめるアルバムに仕上がっています。アルバムを出す毎に実にいい味わいのあるアーティストに成長してきていると感じます(^^)。
6位はザ・プッシーキャット・ドールズのデビューアルバム「PCD」でした。アルバムを聴いてみて、良い意味で大きく予想を裏切られたアルバムでした。一昨年、ダンスナンバー「ドンチャッ」が全米2位までヒットした時には、いかにも色もの系でこの曲だけで終わるグループではと感じあまり興味を持たなかったのですが、次のシングルの「スティックウィッチュー(Stickwitu)」で見事に彼女たちに魅了されてしまいました(^^)。
このアルバムですが、納められている曲もダンス系だけでなくポップス、スタンダード、ミュージカル、ラテン、ロックまで幅広く、エンターテイメントとして予想以上に楽しませてくれるアルバムになっています。
7位はジョン・レジェンドの「ワンス・アゲイン」でした。ジョン・レジェンドは2004年に発表されたデビュー作「Get Lifted」が大ヒットとなり、グラミー賞でBest
New Artistなど3部門を獲得したR&B/ソウルアーティストで、本作はセカンドアルバムになります。前半は懐かしさを感じさせるポップなソウル/R&Bナンバーが多く、後半に彼らしいピアノの弾き語りのバラードが続くという構成になっていますが、とにかくソウルシンガーとしての彼のヴォーカルがしみじみと良いです。まだこんなことを言うのは早いかもしれませんが、今、第二のスティーヴィー・ワンダーに最も近い存在と言っても良いかもしれません。
8位はレッド・ホット・チリ・ペッパーズの4年ぶりとなる2枚組全28曲の大作「ステイディアム・アーケイディアム 」 でした。彼ららしいミディアムテンポのロックナンバーを中心にファンクからバラードまで1曲1曲のレベルが高く、聴いていてとても楽しめました。ファンク・ロックの傑作と言って良いと思います。
9位はDisney ChannelのTVサウンドトラック「Hannah Montana」でした。全米アルバムチャートでNo.1を記録するなど、全米でベストセラーになっているアルバムです。TVの方は見ていないので分かりませんが、中学生の女の子が実はロックアイドルという設定のドラマのようで、そんな内容を反映して陽気でキャッチーなティーン向けのポップス/ロックナンバーばかりが収録されています。子ども向けだよなあと思いつつ、その分かりやすさは結構気持ちよくて、疲れたときなどよく聴いていました。
10位はネリー・ファータドのサード・アルバム「ルース」でした。カナダの女性アーティストで、デビュー当初からジャンルにとらわれない幅広い音楽性が彼女の持ち味でしたが、前作「フォークロア
」のフォーク路線から一転して今作ではティンバランドと組んでダンス/ヒップホップ路線がメインとなっています。ただ全曲ダンス調ということではなく、バラードやラテン系の曲もあります。アルバム、シングル「プロミスキュアス」と共に彼女にとって初の全米No.1を記録しました。
2005年
1 |
Ken Yokoyama 「Nothin' But Sausage」 |
2 |
Hawaiian6 「Beginnings」 |
3 |
System Of A Down 「Mezmerize」 |
4 |
Ellegarden 「Riot On The Grill」 |
5 |
Jack Johnson 「In Between Dreams」 |
6 |
The Stand Up 「Slow Operation」 |
7 |
The Offspring 「Greatest Hits」 |
8 |
The Click Five 「Greetings From Imrie House」 |
9 |
Southern All Stars 「Killer Street」 |
10 |
Barbra Streisand 「Guilty Pleasures」 |
2005年1年間で最もよく聴いたCD Best10を選んでみました。
2005年で最も良く聴いたアルバムは、元ハイ・スタンダードのギタリスト、横山健のソロ第二弾となる「Nothin' But Sausage」でした。2004年に最も良く聴いたのも彼の「The
Cost Of My Freedom」でしたので、2年連続して一番良く聴いたことになります。今作でもパンクを中心にロックンロール、ポップス、バラードまで幅広く取り上げていて、聴く度にエネルギーをもらいました。ただ正直言いますと、個人的には前作「The
Cost Of My Freedom」の方が好きです(^^;。
2位はその横山健と同じレーベル「Pizza Of Death Records」からデビューしたインディーズバンド、Hawaiian6の「Beginnings」でした。フルアルバムとしては2枚目となります。ハイスタ直系の泣きメロ高速パンクチューンが満載です。この手のサウンドにめっきり弱い私はすっかりはまってしまいました(^^)。
3位はアルメニア系アメリカ人のメンバーによって結成されたロックバンド、システム・オブ・ア・ダウンのサードアルバム、「メズマライズ」でした。基本はメロディアスなヘヴィーロックですが、曲のスピーディでドラマティックな展開が実にスリリングで、またヴォーカルもコミカルさと狂気さを兼ね備えているなど、非常にユニークかつ強烈な個性を持ったグループです。ちなみにこのアルバム、2枚組のアルバムを分割してソロアルバムとして年に2回発売た最初のものですが、いずれも全米チャートNo.1を記録するなど、絶大な人気を誇っています。
4位は国内のインディーズロックバンド、ELLEGARDEN(エルレガーデン)の4枚目のアルバムとなる「Riot On The
Grill」でした。 そのサウンドは極めてメロディアスなロックにパンクと多少のヘヴィーとメタルが入っていていわゆるメロディックパンク系ですが、とにかく音だけ聴くとあちらのバンドかと勘違いするほどのレベルです。良いバンドです。その音楽性が高い評価を受け、このアルバムは国内でもベストセラーを記録しました。
5位はサーフミュージック系の第一人者、ジャック・ジョンソンのサード・アルバム「イン・ビトゥイーン・ドリームス」でした。私は今回のアルバムで初めて彼を聴いてみたのですが、すぐにそのアコースティックで素朴でリラックスしたサウンドに魅了されました。とにかく聴いていると癒やされます。日頃忙しさに流されかけている人はぜひ彼のサウンドを聴いてリラックスしてみて下さい(^^)。
6位は国内のインディーズ青春パンク・バンド、ザ・スタンドアップの「SLOW OPERATION」でした。前作「青い星と君の言葉」も思い切り気に入って昨年良く聴いていましたが、今作でも前作同様の正統派青春パンク全開の気持ちよい元気なサウンドを聴かせてくれています。
7位はロックバンド、オフスプリングのベスト盤「グレイテスト・ヒッツ」でした。オフスプリングは90年代から活躍しているロック・グループですが、私自身はなぜかこのアルバムが初めて買った彼らのアルバムとなりました。基本はメロディックなポップ・ロックで、のりのりな感じがかなり気に入って夏場を中心に車を運転しながら良く聴いていました。
8位はThe Click Five(ザ・クリック・ファイブ、まだ国内盤は残念ながらリリースされていない)のデビューアルバム「Greetings
From Imrie House」でした。2005年、シングル「Just The Girl」のヒットで注目されたグループですが、イケメンの男の子5人からなるアイドル系ロックグループで、分かりやすいメロディアスなパワーポップがかなり気に入って良く聴きました。やっぱりポップスってこういう分かりやすさ、親しみやすさが大事だと思うのです(^^)。
9位はサザンオールスターズの7年ぶりとなる新作「キラーストリート」でした。全30曲の2枚組という大作ですが、ここ数年のヒット曲も網羅されていますので、最近のサザンのベスト盤という感じで聴くことが出来ました。サザンらしいポップス/ロックからR&B/ブルース調、バラードまでバラエティに富んでいて、2枚聴いていても決して飽きることがありませんでした。それにしてもちょっと懐かしさを感じさせるポップス調は一番サザンらしいと思います。
10位は40年以上のキャリアを持つベテラン女性ヴォーカリスト、バーブラ・ストライサンドの「ギルティ・プレジャーズ」でした。タイトルに「ギルティ」とある通り、本作は80年にザ・ビージーズの全面バックアップを得て完成した傑作「ギルティ」の続編にあたるアルバムで、全曲バリー・ギブを中心とするビージーズ・ファミリーによって提供され、バリー・ギブはバックヴォーカルあるいは数曲ではデュエットとしても参加しています。まだまだバーブラの歌声も伸びやかで、バラードからのりの良い曲までポップに歌い上げています。これは極上のポップスといって良いでしょう。
そういえば昨年は彼女を始めストーンズ、ポール・マッカートニー、ニール・ダイアモンドなどベテラン勢が復活を果たした年にもなりました。
2004年
1 |
KEN YOKOYAMA 「THE COST OF MY FREEDOM」 |
2 |
GREEN DAY 「AMERICAN IDIOT」 |
3 |
THE STAND UP 「青い星と君の言葉」 |
4 |
MONGOL800 「百々」 |
5 |
U2 「HOW TO DISMANTLE AN ATOMIC BOMB」 |
6 |
10 FEET 「REALIFE」 |
7 |
AVRIL LAVIGNE 「UNDER MY SKIN」 |
8 |
倉木麻衣 「WISH YOU THE BEST」 |
9 |
佐野元春 「THE SUN」 |
10 |
JOHN FOGERTY 「DEJA VU ALL OVER AGAIN」 |
2004年1年間で最もよく聴いたCD Best10を選んでみました。
2004年で最も良く聴いたアルバムは元ハイ・スタンダードのギタリスト、横山健のソロとして初アルバム「THE COST OF
MY FREEDOM」でした。久しぶりに本物のパンクを聴くことが出来たアルバムでした。硬質で辛口できわめてシンプル。1曲2分程度の曲ばかりですが、その疾走感も良いです。無駄なものを削り落としたシャープさと、凝縮されたエネルギーの固まりを感じます。
久しぶりに魂を揺さぶられた気がしました。それにしても例えば1曲目「I Go Alone」 のアコースティックギター1本で歌い上げるその姿に孤高な男臭さを感じます。
そして#11の「Believer」の俺はDreamerじゃなくBelieverなんだという強力なメッセージは胸にしみました。とにかくかっこいいです。
二番目に良く聴いたのはメロディック・パンク・バンドのグリーン・デイの「アメリカン・イディオット」 でした。ロック・オペラ風の曲も2曲ほどありますが、基本はメロディアスなパンクロックで、今のアメリカに対する強いメッセージがこめられています。発売前から名作との前評判も高かったのですが、私も聴いてみてこれは間違いなく今年のロックアルバムの最高傑作の一つだと思いました。ぜひ多くのロックファンに聴いて欲しいと思います。
まだロックだってこんなに活き活きとして輝いているのです。
三番目に良く聴いたのはインディーズ出身の青春パンクバンド、ザ・スタンドアップのサードアルバム「青い星と君の言葉」でした。彼ららしいポジティブな青春パンク全開の気持ちよい作品に仕上がっていますが、前作よりよりロック色が濃くなりサウンド的にも進歩していて、結構気に入りました。青春の甘酸っぱさ、そしてあまりにまっすぐな想いがストレートに伝わってきます。元気のない時に「突撃物語」、「僕なりの勇気」、「自由の扉」と言った曲を年間を通して良く聴きましたね。ただ年末頃はタイトルチューン「青い星と君の言葉」の切なさがちょっと心にしみました(^^;。
4位は一昨年「メッセージ」で大ブレークを果たした沖縄のパンク・バンド、モンパチことモンゴル800の「百々」でした。宣伝をほとんどしなかったにもかかわらず口コミだけで200万枚以上売り上げた驚異のアルバム「メッセージ」以来2年半ぶりとなるサードアルバムです。基本的には前作の延長線上にあるサウンドで、変わらぬ視線とそのサウンドにはほっとした気持ちでした。ただ前作があまりに強烈なイメージを与えてくれた分、今回のアルバムでは歌詞にせよサウンドにせよちょっとまろやかになった感じを受けました。
でも飾らない、かっこつけない、まっすぐな彼らのサウンドは相変わらず良いです。そして何より故郷沖縄を思う気持ちが伝わってきます。
5位は前作「オール・ザット・ユー・キャント・リーヴ・ビハインド」が7つのグラミー賞を受賞し、名実共に現在世界のトップに君臨するロック・バンドとなったU2の4年ぶりの新作「ハウ・トゥ・ディスマントル・アン・アトミック・ボム」でした。発売前からいろいろと話題に事欠きませんでしたが、実際に聴いてみてこれぞU2、これぞロックと言えるサウンドにしびれました。名作「ヨシュア・トゥリー」を思い出せるような、彼らの原点復帰とも言えるサウンドです。それにしてもこの優しさは何なのだろう。久しぶりに身も心も音楽に包み込まれるような気がしました。
今出会えて良かったと思えるアルバムです。
6位は国内のパンク・バンド10-FEETの「REALIFE」でした。その個性的なパンク・サウンドは強烈でサウンド的な完成度も高く、なおかつパンクという型にはまらない幅広さを感じさせてくれます。中でも1曲目の「2%」と3曲目の「RIVER」は特に気に入りました。歌詞もなかなかに深いものがあり、例えば「RIVER」の「母は泣いた手に触れ泣いた」と歌われる歌詞を聴きながら、その背景となるストーリーをいろいろ思い浮かべてしまうのでした。
10-FEET、現在のパンク・シーンで独自の地位を確立しつつあるなあと感じさせてくれます。
7位はカナダの女性ロッカー、アヴリル・ラヴィーンのセカンド・アルバム「アンダー・マイ・スキン」でした。全世界で1500万枚を売り上げた前作がポップなアイドル路線であったのくらべ、今作ではロック、シンガー・ソングライター的なテイストが強く出ており、着実に進歩が感じられる傑作だと思います。現時点でのガールズ・ポップ・ロックの頂点と言っても良いでしょう。
8位は倉木麻衣の初ベストアルバム、「WISH YOU THE BEST」でした。倉木麻衣のデビュー以来のヒット曲が網羅されたアルバムで、全16曲が納められています。以前のアルバムは最近あまり聴くことが無かったので、久しぶりにかつてのヒット曲を良いなあとしみじみと聴きました。
9位は佐野元春の4年半ぶりとなるニュー・アルバム「THE SUN」でした。今までのエピックレーベルを離れ、自分のレーベル「DaisyMusic」からの再出発としての作品にあたり、新たなスタートにふさわしい活気に満ちた良いアルバムに仕上がっています。特に1曲目の「月夜を往け」は「サムデイ」の頃の元春を思い出させるきらきらしたポップなサウンドで、聴いていて思わずうれしくなってしまいました。
10位は元CCR(クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァル) のジョン・フォガティの7年ぶりの新作「DEJA VU ALL
OVER AGAIN」でした。CCRの頃から含めるともう30年以上彼の音楽を聴き続けていることになりますが、やっぱりこのサウンドは私の心にストレートに響く、私のベーシックとも言える音楽なんだなとつくづく感じます。ロック、フォーク、カントリー、R&Bを基本に、これぞアメリカの根底に流れる音楽というものを聴かせてくれています。
2003年
1 |
太陽族 「手をつなごう」 |
2 |
EVANESCENCE 「FALLEN」 |
3 |
LINKIN PARK 「METEORA」 |
4 |
DIDO 「LIFE FOR RENT」 |
5 |
ALICIA KEYS 「THE DIARY OF ALICIA KEYS」 |
6 |
GOOD CHARLOTTE 「THE YOUNG AND THE HOPELESS」 |
7 |
倉木麻衣 「IF I BELIEVE」 |
8 |
MADONNA 「AMERICAN LIFE」 |
9 |
EVERY LITTLE THING 「MANY PIECES」 |
10 |
BRUCE SPRINGSTEEN 「THE ESSENTIAL BRUCE SPRINGSTEEN」 |
2003年1年間で最もよく聴いたCD Best10を選んでみました。
最も良く聴いたアルバムはインディーズの太陽族「手をつなごう」でした。一昨年に一番聴いたのもインディーズのモンゴル800でしたが、最近はメジャー系でないインディーズから活きの良いサウンドが生まれてきているような気がします。太陽族の初期のブルーハーツを彷彿させるそのサウンドは、ちょっと荒削りだけれど活きが良くて若さに満ちあふれていてポジティブで、聴くたびに私を元気づけてくれました。
2位はエヴァネッセンスのデビュー作「フォールン」でした。映画「デアデビル」の挿入歌「Bring Me to Life」の大ヒットで一躍注目を集めましたが、そのヘヴィーでダークな中にも切なさのある美しいメロディーは私もすっかり虜にされてしまいました。国内でも大ブレークしました。
3位はリンキンパークの「メテオラ」でした。2年前のデビュー作「ハイブリッド・セオリー」も思い切り気に入って聴きまくりましたが、このアルバムでもリンキンパークらしい、ヘヴィー&メロディアスで&ヒップホップなロックを聴かせてくれています。
4位はダイドの「ライフ・フォー・レント」でした。イギリスの女性シンガーソングライターで、何よりそのしっとりとしたヴォーカルに何とも言えぬ魅力を感じてしまいます。彼女の歌声は一瞬で彼女と分かる雰囲気があり、それが私の心の琴線に響くのでしょう。
5位は、前作がグラミー賞で5部門を独占したR&Bの新星アリシア・キーズの「ダイアリー・オブ・アリシア・キーズ」でした。極上のR&Bを彼女のピアノと共に聴かせてくれる、実に良い味わいのあるアルバムです。彼女のアルバムを聴くたびに、アルバムから溢れんばかりの天性の才能を感じます。
6位はポップ・パンク・バンドのグッド・シャーロットのセカンドアルバム「ヤング・アンド・ホームレス」でした。パンク・ロックにジャンルされる彼らですが、見かけのパンクさとは裏腹に思いの外メロディアスでハーモニーも聴かせてくれていて、思った以上にポップなロックンロールでした。全米でもロング・セラーを記録しました。
8位はマドンナの「アメリカン・ライフ」でした。映画「007/ダイ・アナザー・デイ」の主題歌を含む最新作で、私自身マドンナのアルバムを聴くのは本当に久しぶりになるのですが、ダンス・ミュージックとしての質の良さ、そしてアコースティックな要素も加わって、予想以上にそのサウンドが格好良く、思いの外気に入ってしまいました。
2002年
1 |
MONGOL800 「MESSAGE」 |
2 |
LINKIN PARK 「HYBRID THEORY」 |
3 |
NORAH JONES 「COME AWAY WITH ME」 |
4 |
ALICIA KEYS 「SONGS IN A MINOR」 |
5 |
倉木麻衣 「FAIRY TALE」 |
6 |
MARK KNOPFLER 「THE RAGPIEKER'S DREAM」 |
7 |
BRUCE SPRINGSTEEN 「THE RISING」 |
8 |
小田和正 「自己ベスト」 |
9 |
PE'Z 「九月の空」 |
10 |
AVRIL LAVIGNE 「LET GO」 |
2002年1年間で最もよく聴いたCD Best10を選んでみました。
最も良く 聴いたアルバムはなんと言ってもモンゴル800の「メッセージ」でした。いまだに良く聴きますが、年間を通してこれほど1枚のCDを何回も聞いたのは、ここ数年無かったほどです。そして聴くたびに元気をもらっています。インディーズのCDでほとんど宣伝もなかったにも関わらず、ほとんど口コミだけで200万枚以上を売り上げた記録破りのアルバムでもあります。
2位は全米で大ブレイクしたロックバンドのリンキン・パークのデビュー作「ハイブリッド・セオリー」。ヘヴィーさとメロディアスさとヒップホップがほど良くブレンドされた、まさに今のロックを聴かせてくれまして、思いの外気に入ってしまいました。
3位にはこちらもデビュー作になるのですが、女性ジャズ・ヴォーカリストのノラ・ジョーンズの「カム・アウェイ・ウィズ・ミー」がランクイン。本格的ジャズというよりはかなりポップな仕上がりになっていて、そのアコースティックなサウンドはなかなかにグッドです。年間を通してこちらも比較的よく聴きました。
そして4位は昨年のグラミー賞で最優秀新人賞など5部門を独占した注目の新星、アリシア・キーズのデビュー作「ソングス・イン・Aマイナー」。久々に聴いた美しいR&Bのアルバムでした。じっくり聴けば聴くほど良い味がでてきて、一時はかなりはまってしまいました。
6位はマーク・ノップラーの最新作「ラグピッカーズ・ドリーム」。この10枚の中では際だって渋いアルバムになりますが、久しぶりに聴くその孤高のサウンドはしみじみと私の心にしみ渡りました。実にいいアルバムです。
9位はPE'Zの「九月の空」。PE'Zは昨年国内でかなりな注目を集めたジャズ系のグループで、トランペット、サックス、ウッド・ベース、キーボード、ドラムというオーソドックスな構成ながら、本格的ジャズというよりはポップで楽しい演奏を聴かせてくれて、なによりそののりの良さが気に入りました。もちろんかなりホットな演奏もあります。
10位のアヴリル・ラヴィーンは久々に登場したロック・アイドルで、「LET GO」は彼女のデビュー作になります。全米でもシングルヒットを連発するなどブレイク中ですが、とにかく若さあふれる元気いっぱいのロックが気持ちいいです。
2001年
1 |
THE BEATLES 「1」 |
2 |
竹内まりや 「ボナペティ!」 |
3 |
ENYA 「A DAY WITHOUT RAIN」 |
4 |
DIDO 「NO ANGEL」 |
5 |
Every Little Thing 「4 FORCE」 |
6 |
STAIND 「BREAK THE CYCLE」 |
7 |
倉木麻衣 「Perfect Crime」 |
8 |
ERIC CLAPTON 「REPTILE」 |
9 |
宇多田ヒカル 「Distance」 |
10 |
High-Lows 「flip flop」 |
2001年1年間で最もよく聴いたCDを選んでみました。
1位は2000年冬に発売された、ビートルズのNo.1ヒットナンバーを集めた「1」。世界的にも大ヒットしましたが、1年間を通して良く聴いた気がします。
2位は竹内まりやの 「ボナペティ!」。どことなくホッとさせてくれるようなキュートなポップスが心地よかったです。
3位はエンヤの「A DAY WITHOUT RAIN」。疲れた時などふっと聴きたくなるCDで、これも1年間を通して何度も聴きました。国内でもエンヤの曲が映画に使われたりして大ブレイクしました。
4位はダイドの「NO ANGEL」。女性シンガーソングライターで派手さは無いけれど聴けば聴くほど良い味がでてきて、一時はかなりはまってしまいました。お勧めの1枚です。
6位はステインドの 「BREAK THE CYCLE」。久々にヘヴィーでソリッドなロックに酔いしれました。
8位はエリック・クラプトンの「REPTILE」。相変わらず彼らしい良い味出してくれていますが、特にこのアルバムではたっぷり聴ける彼のギターがグッド。
10位のハイロウズの 「flip flop」は彼らのアルバム未収録のヒット曲や別テイクなどを集めた2枚組で、文句なく楽しめるロックンロールばかり。純粋に楽しめました。
2000年
1 |
Every Little Thing「Eternity」 |
2 |
SANTANA「SuperNatural」 |
3 |
BACKSTREET BOYS「Millennium」 |
4 |
THE BEATLES「Yellow Submarine」 |
5 |
STEELY DAN「two against nature」 |
6 |
High-Lows「Relaxin'」 |
7 |
倉木麻衣「delicious way」 |
8 |
Lauryn Hill「The Miseducation」 |
9 |
Doobie Brothers「Sibling Rivalry」 |
10 |
Dan Fogelberg「The Wild Places」 |
2000年1年間で最も良く聴いたアルバムをピックアップしてみました。
1位はなんといってもELT。ELTは最新作以外でも聴くことは多いです。
2位は、1999年から2000年にかけて突然ブレイクしたサンタナおじさん。泣きのギターが酔わせてくれます。
3位のMillennium、やっぱりこのアルバムには良い曲が揃っているなあと思います。2000年、世界で最も売れたアルバムの一つ。
Steely DanとDoobie Brothersは久々のアルバムリリースで、思わず買ってしまいました。Steely Danは相変わらず良い味出してます。
High-LowsはThe Blue Heartsの頃からのつきあいです。(個人的に知っているという意味ではありません(^^;)
Lauryn Hillのアルバムは98年リリースと言うことで新しくはないのですが、99年から2000年にかけてよく聴きました。この手のサウンドはもともと私のテリトリーではないのですが、なぜかこのアルバムだけは耳になじんでしまいました。
Dan Fogelbergの「The Wild Places」はもう10年ほど前のアルバムになりますが、アウトドアに行くときは必ず車の中で聴く1枚となっています。Dan
Fogelbergはコロラドを中心に活躍するシンガーソングライターですが、そういえば最近の消息はあまり聞きません。