「今月よく聴いたCD Best7」の2023年分です。
2023年1月
1月に良く聴いたアルバムです。今月は海外アーティストのみ、Sam smith、Nofx、SZA、Ava Max、Maneskin、JVKE、Wilcoの最新盤とZach Bryanの最新ライブ盤、今月亡くなったJeff Beckの過去に聞いていなかったアルバム2枚の計10枚を購入しました。
今月一番良く聴いたのは、Sam smithの2年ぶりとなる4枚目のオリジナルアルバム「Gloria」でした。先行シングル「Unholy」が彼にとって初となる全米Hot 100でNo.1に輝くなど話題を呼んでいますが、曲調の格調高いオペラ風と相反するような内容のデンジャラスさが印象的な楽曲で、彼にとって新境地を切り開いたと言えます。そのほかバラード系の彼は相変わらず素晴らしいですし、エレクトロダンス、ディスコナンバーといった乗りの良いナンバーなども実に楽しく、アルバム全体としても素晴らしい内容だと思います。
二番目に良く聴いたのは、USのベテランパンクロックバンド、Nofxの最新アルバム「Double Album」でした。2021年1月にリリースされた前作「Single Album」は、当初はダブルアルバムとして予定されていたようですが、コロナ禍の影響でレコーディング・スケジュールがままならず1CD盤としてリリースされたということで、本アルバムはその2CD目に収録されるはずだった楽曲を収録したものとなっているとのこと。よって前作「Single Album」の延長線上にあるサウンドとなっており、彼ららしい疾走感あふれるメロディックパンクアルバムとなっています。
三番目に良く聴いたのは、R&Bシンガーソングライター、SZAの2017年のデビューアルバム「Ctrl」に続く5年ぶりとなるセカンドアルバム「SOS」でした。現在、全米アルバムチャートで6週連続No.1と大ヒットとなっていますが、デビュー時から非常に高い評価を受けていた彼女がいよいよ大ブレークしてきたという感じです。R&Bバラード系が中心ですが、ロック、ポップ、フォーク、エレクトロ風の曲もあってバラエティに富んだアルバムに上がっていると思います。R&Bに留まらない非常に多彩な音楽性を聞かせてくれる素晴らしいアルバムです。