「今月よく聴いたCD Best7」の2023年分です。
2023年12月
12月に良く聴いたアルバムです。今月は海外アーティストのみ、Cher、AJR、Jimmy Buffett、Tate McRae、Chris Stapleton、The Kid LAROIの最新盤、The KillersとTina Turnerの最新ベスト盤、Billy Joelの最新ベストライブ盤の計9枚を購入しました。
今月一番良く聴いたのは、半世紀以上のキャリアを誇るCherの、自身初となるホリデーアルバム「Christmas」でした。てっきりオーソドックなクリスマスアルバムかと思っていたら、まるでダンスパーティー会場にいるかのようなノリノリの楽しいアルバムでびっくり。そして緩徐が現在77歳ということで2度びっくり。Stevie Wonder、Michael Bublé、Tyga、Cyndi Lauperなど豪華なゲストも参加しています。
二番目に良く聴いたのは、NY出身の三兄弟で構成されるポップバンド、AJRの2年ぶり通算5枚目となる「The Maybe Man」でした。ちなみにバンド名はAdam,、Jack、Ryanのそれぞれの間苗の頭文字を取ったもの。ポップでユーモラスな個性的な彼らのサウンドは、間違いなく聴くものをハッピーな気分にさせてくれると思います。個人的にも好きなバンドです。
三番目に良く聴いたのは、今年9月1日に亡くなったシンガーソングライター、Jimmy Buffettの最後となるアルバム「Equal Strain On All Parts」でした。日本ではほぼ無名に近い彼ですが、USではショービジネス界で最も成功した1人と言われ、本アルバムを含む過去14作が全米アルバムチャートでTop10入りしています。彼の特徴は本アルバムのジャケットでも分かる通り南国風のトロピカルな作風で、実際の彼のライフスタイルも海辺でゆったりだったようです。77歳で亡くなってしまいましたが素晴らしい人生だったのではないかと思います。本アルバムの歌詞カードに載っている多数の写真も彼の笑顔ばかりです。
2023年11月
11月に良く聴いたアルバムです。今月は国内アーティストではヤバイTシャツ屋さんの初となるベスト盤を、海外アーティストではDolly Parton、Laufey、Colbie Caillat、Beartooth、Taking Back Sunday、In This Moment、Van Morrisonの最新盤と、サントラ盤「TROLLS Band Together」、「The Beatles: 1962 - 1966」と「The Beatles: 1967 - 1970」の2023 Edition、Bruce Springsteen「Live in Concert 1975-1985」の再発売盤、Willie NelsonとPentatonixの最新ベスト、Barbra Streisandのコロムビア・レコード在籍60周年を記念したコンピレーション・アルバムの計15枚を購入しました。
今月一番良く聴いたのは、ヤバイTシャツ屋さんのバンド結成10周年を記念した初のベスト盤「BEST of the Tank-top」でした。新曲「BEST」に加え過去にCD化されていなかったレア音源など、19曲+ボーナストラック8曲の計27曲が収録されています。コミックバンドと本格的メタルロックバンドの融合は他に例を見ず、聞いていると本当にテンションが上がります(^^)。
二番目に良く聴いたのは、ドリームワークスの3D CGアニメーション映画、「Trolls」のシリーズ第三弾となる最新作「Trolls Band Together」のサントラ盤でした。USでは11月17日に封切りとなるもので、映画自体は過去作を含め実は一度も見たことが無いのですが(^^;、音楽がとにかく楽しく、毎回サントラを楽しみにしていました。今作でもJustin Timberlake、*Nsync、Anna Kendrick、Troye Sivan、Camila Cabello、Kid Cudiなど豪華なアーティストが参加しています。70年代から80年代の懐かしのヒット曲が数多くメドレーされた曲も多く、聞いているとハッピーな気分になること間違いなし(^^)。
三番目に良く聴いたのは、Ed Sheeranの「Autumn Variations」でした。10年に渡って続いた数字記号をタイトルに冠したシリーズが、今年の春に「-」を最後に終了したのですが、その半年後にまさかこのようなフルのニューアルバムがリリースされるとはとちょっと驚きの新作でした。タイトルに秋とある通り秋をテーマにしたアルバムということで、秋らしいしっとりした曲が多いかなと感じます。ちなみにこの国内盤、輸入盤国内仕様ということで、輸入盤に解説と和訳が載ったライナーノーツが追加されたものとなっていました。
今月はもう1枚、4位のLaufey「BEWITCHED」も紹介したいと思います。アイスランド出身の現在24歳の女性ジャズアーティストのセカンドアルバムで、Ella FitzgeraldやBillie Holidayなどを聴いて育ったという本格的なジャズヴォーカルで、しかもてっきり私の知らないスタンダードを歌っていると思ったらこれらは自作の曲と詩って2度びっくり(^^;。これから大いに注目したいジャズ系アーティストの1人です。
2023年10月
10月に良く聴いたアルバムです。今月は国内アーティストではザ・クロマニヨンズの最新ライブ盤、松田聖子の最新ベスト盤を、海外アーティストではThe Rolling Stones、blink-182、Ed Sheeran、Post Malone、Taylor Swift、Wilco、Zach Bryan、Chris Bottiの最新盤と、Pink Floyd「The Dark Side of the Moon」50周年記念リマスター盤、Olivia Newton-Johnの最新デュエット企画盤の計11枚を購入しました。
今月一番良く聴いたのは、The Rolling Stonesの18年ぶりとなる「Hackney Diamonds」でした。中心メンバーであるMick Jaggerは80歳、Keith Richardsも79歳となり、まさかその年でこのようなエネルギッシュなロックアルバムをリリースするとはと驚くほど、これぞストーンズと呼べるエネルギッシュなサウンドで満ちています。2020年に80歳で亡くなったCharlie Wattsのドラムをフューチャーした曲が2曲含まれるほか、Paul McCartney、Elton John、Lady Gaga、Stevie Wonderといった豪華アーティストも参加しています。年齢を考えるとそろそろ最後のアルバムになるのかな。
二番目に良く聴いたのは、カリフォルニア州出身のポップパンクバンド、blink-182のニューアルバム「One More Time…」でした。10年ぶりのTom DeLonge復帰第一弾のアルバムともなっていて、彼ららしい疾走感あふれるポップパンク全開のアルバムに仕上がっています。ポップパンク好きにはたまらない1枚です。
三番目に良く聴いたのは、Ed Sheeranの「Autumn Variations」でした。10年に渡って続いた数字記号をタイトルに冠したシリーズが、今年の春に「-」を最後に終了したのですが、その半年後にまさかこのようなフルのニューアルバムがリリースされるとはとちょっと驚きの新作でした。タイトルに秋とある通り秋をテーマにしたアルバムということで、秋らしいしっとりした曲が多いかなと感じます。ちなみにこの国内盤、輸入盤国内仕様ということで、輸入盤に解説と和訳が載ったライナーノーツが追加されたものとなっていました。
2023年9月
9月に良く聴いたアルバムです。今月は国内アーティストではShogo Hamada & The J.S. Inspirationsの最新盤を、海外アーティストではStaind、Olivia Rodrigo、Diddy、Post Malone、Asking Alexandria、Hozier、Demi Lovato、Carly Rae Jepsen、Doja Cat、Corinne Bailey Raeの最新盤と、Fleetwood Macの1977年のライブを収録したライブ盤、9月2日に亡くなったJimmy Buffettの85年リリースのベスト盤の計13枚を購入しました。
今月一番良く聴いたのは、浜田省吾とツアーのバンドメンバーによる洋楽カバーミニアルバムの第3弾「The Moonlight Cats Radio Show Vol. 3」でした。過去2作もそうでしたが、60年代の懐かしのポップスがカバーされていて聴いていて純粋に楽しくなるシリーズですが、特に今回は初期のBeatlesのアルバム収録曲が全曲を占めており(多分)、アレンジもほぼそのままなので懐かしさでたまらなくなりました(^^)。
二番目に良く聴いたのは、ヘヴィロックバンド、Staindの11年ぶり通算8枚目となるオリジナルアルバム「Confessions Of The Fallen」でした。ヘヴィーでありながら実にメロディアスで、時に美すら感じさせるそのサウンドは今も健在で、本当に久しぶりに心地良いStaind節を聞いた気がします。しばらくヘヴィロテで聞きまくりました(^^)。
三番目に良く聴いたのは、女優、そしてシンガーソングライターであるOlivia Rodrigoの待望のセカンドアルバム「GUTS」でした。2年前、18歳だった彼女のデビューシングル「drivers license」が全米Hot100で初登場1位、そして8週連続1位を記録したほか、デビューアルバムも初登場1位、さらにはその年のグラミー賞では最優秀新人賞も獲得するなど一気にスーパースターの仲間入りを果たした彼女でしたが、今作からの先行シングル「Vampire」も本アルバムもいずれも初登場1位を記録するなど、絶好調を維持しています。はじけるような若さを感じさせる曲から、ピアノの弾き語り調の曲までバラエティに富んでいて、いわゆるアイドル路線ではない本格派アーティストとしてじっくり楽しめるアルバムに仕上がっていると思います。
2023年8月
8月に良く聴いたアルバムです。今月は国内アーティストではLOVEBITESの最新ライブ盤を、海外アーティストではMammoth WVH、Jon Batisteの最新盤と、Aerosmithの最新ベスト盤、Taylor Swiftの再録シリーズ第三弾「Speak Now (Taylor's Version)」の計5枚を購入しました。
今月一番良く聴いたのは、今は亡き偉大なるギターヒーロー、Edward Van Halenの息子、Wolfgang Van Halenのソロプロジェクトの2年ぶりとなるセカンドアルバム「Mammoth II」でした。前作同様に全曲の作曲から、演奏、ヴォーカルまで1人で担当するなどマルチタレントぶりを発揮していますが、ハードロックを基調としながらも、激しいパートはより激しく、かつ全体としてキャッチーさも感じさせるなど、一回りスケールアップしたサウンドを聴かせてくれています。
二番目に良く聴いたのは、国内ガールズヘヴィメタルロックバンド、LOVEBITESの今年3月11日に行われたライブを完全収録したCD2枚組ライブ「Knockin’ At Heaven’s Gate」でした。新ベーシストのfamiを迎えての新体制で活動再開後に発表したニューアルバム「Judgement Day」のリリース直後の時期にあたり、新旧の曲が取り上げられていますが、ライブでの彼女らのパワーには本当に圧倒させられます。
三番目に良く聴いたのは、デビュー50周年を迎えたロックバンド、Aerosmithの最新ベスト盤「Greatest Hits Deluxe Edition」です。過去の全カタログと共にユニバーサル ミュージックへ完全移籍したことで、彼らの全キャリアを包括する今回のベストアルバムが発売可能となったとのこと。幾つかのバージョンがありますが、私が購入したのはCD3枚組、全44曲収録のもので聞き応えたっぷりです。ただライナーノーツに各曲ごとの解説が無かったのは少し残念。
2023年7月
7月に良く聴いたアルバムです。今月は国内アーティストではMONGOL800の最新盤を、海外アーティストではGreta Van Fleet、Lucinda Williams、John Mellencampの最新盤とサントラ盤「Barbie The Album」、Huey Lewis & The Newsの最新ベスト盤の計6枚を購入しました。
今月一番良く聴いたのは、ミシガン州出身の3兄弟を中心とする4人組ロックバンド、Greta Van Fleetの2年ぶりとなるサードアルバム「Starcatcher」でした。Led Zeppelinを彷彿とさせるハードロック、ハイトーンヴォイスが印象的な彼らであるが、今作も懐かしさと新しさが同居する最高のハードロックアルバムに仕上がっていると思います。
二番目に良く聴いたのは、バービー人形の実写版である話題の映画「バービー」のサントラ盤「Barbie The Album」でした。7月下旬にに全米で公開されると、最初の週末に全米だけで1億5500万ドルの興行成績を上げ、今年最大のオープニング興行を記録したことがニュースにもなりましたが、個人的には映画自体と言うよりは使用されている曲の豪華さにひかれこのサントラ盤を入手してみました。Lizzo、Dua Lipa、Nicki Minaj、Charli XCX 、BILLIE EILISH、GAYLE、Ava Maxなど、今がまさに旬の女性アーティストが勢揃いで、よくこれだけ集められたなと思います。全編キラキラポップの文句なしに楽しい1枚。
三番目に良く聴いたのは、沖縄出身のバンド、MONGOL800の7年ぶり通算9枚目となる「LAST PARADISE」でした。今夏で結成25周年になるとのこと。今作で特に印象的なのが演奏にブラスが加わったことで、全体的にブラスロック色がかなり濃くなっています。曲によってはモンパチ with 東京スカパラという雰囲気も(^^;。なおキヨサクのソロ曲としてすでにリリースされていた「想うた 〜親を想う〜」がバンドサウンドにアレンジされ、少しメロコア調もあってモンパチらしい曲になっていると思います。
2023年6月
6月に良く聴いたアルバムです。今月は海外アーティストのみ、Queens of the Stone Age、Foo Fighters、Avenged Sevenfold、Dave Matthews Band、Rancid、Niall Horan、Jason Mraz、Janelle Monáe、Owl City、Kelly Clarkson、Buckcherry、Jason Isbell And The 400 Unit、Bob Dylan、Christina Aguileraの最新盤、Olivia Newton-Johnの最新デュエットコンピレーションアルバムの計15枚を購入しました。
今月一番良く聴いたのは、ハードロックバンド、Queens of the Stone Ageの6年ぶり通算8枚目となる「In Times New Roman…」でした。今作は彼らのセルフプロデュースで制作されたとのことですが、ハードさは若干控えめかなと感じますが、そのダークでヘヴィーなグルーブはやはり聞いていて癖になるものがあります。
二番目に良く聴いたのは、Foo Fightersの2年ぶり通算11枚目となる「But Here We Are」でした。ドラマーだったTaylor Hawkinsが2022年に亡くなって以降の初となるアルバムですが、特にアルバム前半を中心に彼ららしい勢いのあるハードロックンロールナンバーが続きます。なお2曲目の「Under You」は、歌詞を見る限りおそらく亡くなったTaylor Hawkinsに捧げた曲の様に思えます。
三番目に良く聴いたのは、Avenged Sevenfoldの7年ぶり通算8枚目の「Life Is But A Dream」でした。今作は過去最大の問題作といえ、従来のメタルロックパートもあるものの、プログレ風の複雑な構成にクラシックやELO風のスペーシープログレ、Beach Boys風のサーフロックなど、様々な音楽が入り交じっています。本作のインスピレーションとなっているのはアルベール・カミュの代表作でもある「異邦人」とのことで、歌詞も複雑でコンセプトアルバムとして仕上がっていると感じました。とにかく予想の遙か彼方を行くアルバムであることは間違いありません。
2023年5月
5月に良く聴いたアルバムです。今月は海外アーティストのみ、Ghost、Jonas Brothers、Lauren Daigle、Lewis Capaldi、Ed sheeran、Kesha、Yes、Matchbox Twenty、The Nationalの最新盤、Duft Punk「Random Access Memories」の10周年記念盤、「Guardians Of The Galaxy Vol. 3」のサントラ盤の計11枚を購入しました。
今月一番良く聴いたのは、Ghostの最新EP「Phantomime」でした。彼のお気に入りの曲、5曲をカバーしたカバーEPで、Television、Genesis、Iron Maiden、The Stranglers、Tina Turnerの曲が選ばれていますが、いずれの曲もキャッチーなロックナンバーに仕上がっていて、純粋に楽しく聴くことが出来ました。
二番目に良く聴いたのは、Jonas3兄弟からなるJJonas Brothersの4年ぶり再結成第二弾となる「The Album」でした。全体的に80年代風のAORテイストを感じさせる軽やかなポップナンバーが多く、中には70年代ソウル風の曲もあったりして、個人的にはとても楽しく聞くことが出来ました。前作同様に極上のポップヴォーカルアルバムに仕上がっています。
三番目に良く聴いたのは、2021年に解散してしまったフランス出身の電子音楽デュオ、Duft Punkの歴史に残る名盤「Random Access Memories」の10周年記念盤でした。2013年にリリースされ、翌年のグラミー賞で「最優秀レコード」「最優秀アルバム」など5部門を受賞した名実ともに大傑作アルバムで、私も当時どハマりしてこのアルバムを聞いていたこともあり、この記念盤も楽しみに聞いてみました。なおこの記念盤には未発表曲9曲が収録されたCDが追加されていて、彼らのファンなら文句なしに楽しめる内容となっています。それにしても改めて彼らのラストアルバムが本作になってしまったことが残念でなりません。
2023年4月
4月に良く聴いたアルバムです。今月は海外アーティストのみ、Metallica、Ellie Goulding、Waterparks、Boygenius、Melanie Martinez、Morgan Wallenの最新盤、Linkin Park 「メテオラ」の20周年記念盤、Jeff Beckの2014年リリースのライブ盤、Pink Floydの1974年の「The Dark Side Of The Moon」完全ライブ演奏盤の計9枚を購入しました。
今月一番良く聴いたのは、Metallicaの6年半ぶり通算12枚目となる「72 Seasons」でした。タイトルの72 Seasonsとは人生最初の18年(18年×4 Seasons)を意味しているとのこと。前作がハードロック風の曲が多かったのに比べると、大分スラッシュメタルっぽさが戻ってきていると感じます。その余分なものをそぎ落としたソリッドなサウンドは、メタル好きにはたまらないです。
二番目に良く聴いたのは、UKの歌姫、Ellie Gouldingの3年ぶり通算5枚目となる「Higher Than Heaven - Deluxe Edition」でした。今作も前作からの大きな路線変更は無く、彼女らしいキャッチーなポップ、ダンス、エレクトロナンバーを楽しむことが出来ます。それにしても1曲目の「Midnight Dreams」、聞いていると思わず Michael Jackson「Thriller」を思い出してしまいます。
三番目に良く聴いたのは、テキサス州出身の2011年結成のスリーピース・ロックバンド、Waterparksの通算5枚目、FUELED BY RAMENへのレーベル移籍第一弾となる「Intellectual Property」でした。2023-04-29付けの全米アルバムチャートで33位にチャートインしたことから興味を持って試聴してみたところ、ジャンルを超越した幅広い音楽性が気に入りアルバムを購入したのでした。ロック、ポップ、ヒップホップ、パンク、エレクトロなど多彩な音楽が混じり合っているが、基調となるのは軽快なポップパンクで、聞いていて実に楽しい1枚です。
2023年3月
3月に良く聴いたアルバムです。今月は国内アーティストではBABYMETAL、ヤバイTシャツ屋さんの最新盤を、海外アーティストではGodsmack、Fall Out Boy、All Time Low、Miley Cyrus、Gracie Abrams、Van Morrison、U2の最新盤の計9枚を購入しました。
今月一番良く聴いたのは、BABYMETALの3年半ぶりとなる通算4枚目の「THE OTHER ONE (通常盤) 」でした。初のコンセプトアルバムとして構成されているようで、収録曲10曲がそれぞれ時空を超えて存在する10個のパラレルワールドをテーマにしているとのこと。前作は多くのゲストを迎えて多彩な音楽性が特徴だったが、今作はゲストは不在でBABYMETALの音楽をより深化させているアルバムに仕上がっています。アイドルっぽさもすっかり無くなり、オトナになったなとも強く感じます。ただ「Metalizm」の歌詞にある「ズムズムズム」が妙に後を引くなあ(^^;。
二番目に良く聴いたのは、すっかり大人気バンドとなったヤバイTシャツ屋さんの約2年ぶり通算5枚目となる「Tank-top Flower for Friends (初回盤)(DVD付)」でした。パンクロック、メタルロックをベースにコミカルな歌詞が特徴の彼らですが、1作1作パワーアップしている感じで今作も最高のアルバムに仕上がっていると思います。歌詞カードを見ずに聞いていると歌詞がほとんど分からないのもいつも通り(^^)。彼らの人気を反映して、今作でもテレビドラマのエンディングテーマなど5曲のタイアップ曲が含まれています。
三番目に良く聴いたのは、ハードロック/ヘヴィメタルバンド、Godsmackの4年ぶり通算8枚目となる「Lighting Up The Sky」でした。今まではがつんとくるメタル調の曲が多かった印象が強いのですが、今作は個人的にはオールドスタイルのハードロックアルバムに仕上がっていると感じます。でもそれはそれで十分かっこいいアルバムだと思います。
2023年2月
2月に良く聴いたアルバムです。今月は国内アーティストではLOVEBITESの最新盤を、海外アーティストではIn Flames、P!nk、Paramore、Weezer、Shania Twain、Gorillaz、Adam Lambert、Samara Joy、Lil Yachty、Hardyの最新盤とOneRepublicの最新ベスト盤の計12枚を購入しました。
今月一番良く聴いたのは、スウェーデン出身のメロディック・デスメタル・バンド、In Framesの4年ぶり通算14枚目となる「Foregone」でした。彼らのアルバムを聴くのは前作「I, THE MASK」に次いで2枚目となりますが、疾走感あるヘヴィさと哀愁感あるメロディアスさの絶妙な調和が、聴いていて実に心地よいと感じます。
二番目に良く聴いたのは、ポップ界のスーパースターの一人であるP!nkの3年ぶり通算8枚目となる「Trustfall」でした。ポップ、バラード、ロック、ダンス、フォークなど多彩な楽曲がバランス良く構成されており、いずれの曲もシングルとなりうる出来でアルバムとして非常に充実したものとなっています。傑作だと思います。
三番目に良く聴いたのは、国内を代表するメタルバンドの一つ、5人組ガールズバンド、LOVEBITESの約3年ぶり通算4枚目となる「Judgement Day」でした。2021年にベースのmihoの脱退と同時に活動休止となっていましたが、今作より新ベーシストとしてfamiを迎え活動を再開したもので、基本的な路線は以前と変わらず、北欧風メロディックとスラッシュメタルの要素が融合したパワフルかつドラマティックな演奏には今回も圧倒させられます。
2023年1月
1月に良く聴いたアルバムです。今月は海外アーティストのみ、Sam smith、Nofx、SZA、Ava Max、Maneskin、JVKE、Wilcoの最新盤とZach Bryanの最新ライブ盤、今月亡くなったJeff Beckの過去に聞いていなかったアルバム2枚の計10枚を購入しました。
今月一番良く聴いたのは、Sam smithの2年ぶりとなる4枚目のオリジナルアルバム「Gloria」でした。先行シングル「Unholy」が彼にとって初となる全米Hot 100でNo.1に輝くなど話題を呼んでいますが、曲調の格調高いオペラ風と相反するような内容のデンジャラスさが印象的な楽曲で、彼にとって新境地を切り開いたと言えます。そのほかバラード系の彼は相変わらず素晴らしいですし、エレクトロダンス、ディスコナンバーといった乗りの良いナンバーなども実に楽しく、アルバム全体としても素晴らしい内容だと思います。
二番目に良く聴いたのは、USのベテランパンクロックバンド、Nofxの最新アルバム「Double Album」でした。2021年1月にリリースされた前作「Single Album」は、当初はダブルアルバムとして予定されていたようですが、コロナ禍の影響でレコーディング・スケジュールがままならず1CD盤としてリリースされたということで、本アルバムはその2CD目に収録されるはずだった楽曲を収録したものとなっているとのこと。よって前作「Single Album」の延長線上にあるサウンドとなっており、彼ららしい疾走感あふれるメロディックパンクアルバムとなっています。
三番目に良く聴いたのは、R&Bシンガーソングライター、SZAの2017年のデビューアルバム「Ctrl」に続く5年ぶりとなるセカンドアルバム「SOS」でした。現在、全米アルバムチャートで6週連続No.1と大ヒットとなっていますが、デビュー時から非常に高い評価を受けていた彼女がいよいよ大ブレークしてきたという感じです。R&Bバラード系が中心ですが、ロック、ポップ、フォーク、エレクトロ風の曲もあってバラエティに富んだアルバムに上がっていると思います。R&Bに留まらない非常に多彩な音楽性を聞かせてくれる素晴らしいアルバムです。