「今月よく聴いたCD Best7」の2019年分です。
2019年12月
12月に良く聴いたアルバムです。今月は海外アーティストのみ、Jimmy Eat World、Liam Payne、Rod Stewart With The Royal Philharmonic Orchestra、XXXTentacion、The Who、Tones & I、Camila Cabello、Harry Styles、Lady Antebellum、Summer Walkerの最新盤の計10枚を購入しました。
今月一番良く聴いたのは、いつの間にかデビュー25周年を迎えたエモロックバンド、Jimmy Eat Worldの3年ぶり通算10作目となる「Surviving」でした。アルバム毎に少しづつ変化を続けている彼らですが、今作は乗りの良いロックナンバーが多く、聞いていて爽快になれる1枚に仕上がっています。
二番目に良く聴いたのは、One Directionのメンバーの一人、Liam Payneのソロデビューアルバム「LP1」でした。すでにシングルは何曲も発表しており、今作でも10曲目までと20曲目は新曲、11曲目から16曲目の6曲は既存のヒット曲、17曲目から19曲目までは日本語盤ボーナストラックという構成で、ニューアルバムとベストアルバムがミックスされたようなアルバムになっています。ポップ、R&B、ダンスを中心にした極上のポップアルバムに仕上がっています。
三番目に良く聴いたのは、ソロデビュー50周年を迎えた大ベテランのRod Stewartの特別企画アルバム「You're in My Heart」でした。彼の名曲がロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団のオーケストラ・アレンジでよみがえるという内容で、てっきりオーケストラ演奏による完全新録のセルフカバーかと思って聞いてみるとどうもそうではなく、以前の録音から彼のヴォーカルや演奏を取り出して新録のオーケストラ演奏とバランス良くミックスさせたものとなっていました。オーケストラが主役で無く、原曲の良さを引き出すようなアレンジがされていて、聞いていてとても好印象を持ち何度も聞いていました。
2019年11月
11月に良く聴いたアルバムです。今月は海外アーティストのみ、Jeff Lynne's ELO、Celine Dion、Coldplay、Adam Lambert、Harry Connick Jr.、Beck、Van Morrisonの最新盤と、Pentatonixのクリスマスアルバムベスト盤、The Clash「ロンドン・コーリング40周年記念盤」の計9枚を購入しました。
今月一番良く聴いたのは、Electric Light Orchestraの最新作「From Out of Nowhere」でした。実質的にJeff LynneのワンマンバンドなのでJeff Lynne's ELOとなっていますが、やはり70年代の全盛期を知っているとElectric Light Orchestraの方がしっくりきます。4年ぶりとなる新作ですが、サウンド的には一段と70年代後半の頃の雰囲気に近づいていると感じます。あの頃のELOがよみがえったような懐かしさと甘酸っぱさで胸が一杯になりました。
二番目に良く聴いたのは、カナダ出身の世界の歌姫、Celine Dionの3年ぶり、英語アルバムとしては6年ぶりとなる「Courage」でした。本アルバムでも彼女の歌声は張りがあって力強く、聞いていて心から圧倒させられます。素晴らしいポップヴォーカルアルバムです。なお今作も全米アルバムチャートで初登場1位を獲得しましたが、彼女の英語アルバムは1990年代から常にチャートの上位に入っており、これだけの長きに渡って極めて高い安定した人気を維持しているのは本当に凄いと思います。
三番目に良く聴いたのは、バンド史上最高にポップだった前作「A Head Full of Dreams」から4年ぶりとなるColdplayの最新作「Everyday Life」でした。今作は「Sunrise」サイドと「Sunset」サイドで構成されたコンセプトアルバムとなっていて、混沌とした現在社会に対して問題を投げかけた内容となっています。前作のポップさは全く無くなり、クラシック、アフロ、賛美歌、ジャズその他が混じり合ったサウンドで構成されていますが、アルバム全体を通して彼ららしい美意識を強く感じる事が出来ます。
2019年10月
10月に良く聴いたアルバムです。今月は国内アーティストではBabymetal、佐野元春の最新盤を、海外アーティストではAlter Bridge、Issues、The Goo Goo Dolls、Whiskey Myers、Post Malone、Tegan and Sara、Zac Brown Band、Lewis Capaldi、Lindsey Stirling、Wilcoの最新盤の計12枚を購入しました。
今月一番良く聴いたのは、Babymetalの3年ぶりとなるサードアルバム「METAL GALAXY」でした。YUIMETALの脱退後、2人組になってから初のアルバムとなりますが、思った以上に変化が大きく、またいろんな音楽の要素が入ってきて多彩かつ無国籍風メタルになってきたかなとは感じました。またB'zのTak MatsumotoやArch EnemyのAlissa White-Gluzなど5組のアーティストをフューチャーしているのも特徴で、様々な化学反応や進化が楽しめるアルバムに仕上がっていると思う。でもDisc 2では従来路線のメタルが多く、キラーチューンと呼べる曲も何曲もあって、ライブでは最高に楽しそうです。
二番目に良く聴いたのは、佐野元春の最新盤の「或る秋の日(受注生産限定盤)」でした。過去に配信リリースされた4曲に新曲4曲を加えた8曲というミニアルバムに近い構成となっています。ソロ名義であり彼のヴォーカルが中心でバンド演奏は全体的に控えな感じを受けるサウンドとなっています。甘いというよりはほろ苦い感じがするラブソング集で、でも今の時期にちょうどマッチしたアルバムで気に入りました。
三番目に良く聴いたのは、ハードロックバンド、Alter Bridgeの4年ぶり通算6枚目となる「Walk The Sky」でした。Creedのメンバー3人にヴォーカルとしてMyles Kennedyが加わった4人組バンドで、当所はCreedに近いサウンドが印象的でしたが、徐々にハードロック色を強めると共に彼ら独自のサウンドに進化していき、今作でもメロディアスでありながら緊張感ある極上のハードロックを聞かせてくれています。
2019年9月
9月に良く聴いたアルバムです。今月は国内アーティストでは竹内まりやの最新盤を、海外アーティストではDragonforce、Melanie Martinez、Blink-182、Volbeat、Brittany Howard、Sheryl Crow、Korn、Tool、The Lumineersの最新盤とThe Beatles「Abbey Road」の50周年記念盤の計11枚を購入しました。
今月一番良く聴いたのは、竹内まりやの40周年記念企画盤「Turntable」でした。モアベスト、レアリティーズ、カバーズのCD3枚組構成となっていますが、聞き所はレアリティーズとカバーの2枚です。レアリティーズは彼女が他のアーティストに提供した曲のセルフカバーやアルバム未収録のカップリング曲などを中心に20曲収録されていますが、10代のアイドルに提供した曲をほぼ同じアレンジで歌っています。カバーズは山下達郎「サンデー・ソングブック」の名物コーナー「まりやの課外(クラブ)活動」の音源の初CD化ということで全25曲、前半はThe Beatlesのナンバーを中心に、後半はジャズ、カントリー、フォーク、シャンソン、カンツォーネなど様々なジャンルの曲がカバーされていて、ポップス好きならマストバイなアルバムです。
二番目に良く聴いたのは、UKのスピードメタルバンド、Dragonforceの通算8枚目となる「Extreme Power Metal」でした。キャッチーなメロディーに爆速ツインギターなど、彼らの魅力全開といえるアルバムに仕上がっていると思います。それにしてもこの分かりやすさは最高で、今月はヘヴィロテで聴きまくりました。
三番目に良く聴いたのは、NY出身のシンガーソングライターで現在24歳のMelanie Martinezの「K-12」でした。2012年にオーディション番組「The Voice」の出演で有名になり、2016年のデビューアルバム「Cry Baby」は全米アルバムチャートで最高位6位を記録し、セカンドアルバムとなる本作も3位となったことから彼女に興味を持ち、アルバムを聴いてみました。少しダークな少女っぽさが第一印象であるが、1曲1曲がまるで映画のワンシーンのような雰囲気に仕上がっていて、独特の世界を持っているアーティストであることを強く感じました。今年大ブレークしたBillie Eilishと並んで次世代ポップの注目のアーティストの一人であることは間違いないでしょう。
2019年8月
8月に良く聴いたアルバムです。今月は国内アーティストでは倉木麻衣の最新盤を、海外アーティストではSlipknot、Killswitch Engage、Taylor Swift、Crown The Empire、Skillet、The Allman Betts Band、Chris Brownの最新盤とCreedence Clearwater Revivalの未発表ライブ盤、「Rocketman」、「Blinded By The Light」のサントラ盤の計11枚を購入しました。
今月一番良く聴いたのは、アイオワ州出身の9人組覆面メタルロックバンド、Slipknotの5年ぶり通算6枚目となる「We Are Not Your Kind」でした。甘さを排したヘヴィーネスと狂気、攻撃性には聞いていて圧倒させられました。ただハードなだけで無く意外に美を感じさせるメロディアスなパートもあって、アルバムとして非常に緻密に構成されているなと言うことも強く感じました。
二番目に良く聴いたのは、倉木麻衣の約1年ぶりとなる「Let’s GOAL!~薔薇色の人生~(初回限定盤 Blue)」でした。ところで本作は彼女にとって20周年記念アルバムとのこと。もうそんなに経つんだと少しびっくり。アップテンポとバラードで構成されているが、アップテンポの曲が多いのは個人的にうれしいです。曲のタイトルを見てもLet’s Go、Change、Jumpといったポジティブなものが多く、元気をもらえるアルバムです。
三番目に良く聴いたのは、結成20周年を迎えたメタルコア・ロックバンド、Killswitch Engageの3年半ぶり通算8枚目となる「Atonement」でした。ソニーミュージックへのレーベル移籍第一弾とのこと。彼らのアルバムを聞くのは前作に続いて2枚目となりますが、ソリッドながらもメロディアスさも兼ね備えており、また1曲あたり平均3分とコンパクトなのも聞きやすいです。
2019年7月
7月に良く聴いたアルバムです。今月は海外アーティストのみ、Ed Sheeran、311、Sum41、The Black Keys、Lil Nas X、Prince、Ingrid Michaelson、Of Monsters and Men、Bastilleの最新盤の計9枚を購入しました。
今月一番良く聴いたのは、Ed Sheeranの「No.6 Collaborations Project」でした。本作は今をときめく話題のアーティストとの超豪華共演盤となっていて、R&BのKhalid、Ella Mai、ポップのCamila Cabello、Justin Bieber、Bruno Mars、ラッパーのEminem、50 Cent、Cardi B、Travis Scott、カントリーのChris Stapleton、EDMのSkrillexなど、まさに今を代表するジャンルレスの豪華アーティストの共演に本当に驚かされます。それだけ彼自身もビッグになったんだなあとしみじみ。
二番目に良く聴いたのは、レゲエ、ラップ、メタルが混じり合った独特のミクスチャーロックの311の2年ぶり通算13枚目となる「Voyager」でした。ヘヴィーでありながらメロディアスでカラッとしており、蒸し暑い梅雨の時期にうってつけのアルバムだということでヘヴィロテで聞きまくりました。。ところで彼らのアルバムは過去9作連続で全米Top10入りしていましたが、今作は18位止まりとなり、その記録が止まってしまいました(^^;。
三番目に良く聴いたのは、メタルパンクロックバンド、Sum41の3年ぶり通算7枚目となる「Order In Decline」でした。パンク色はほぼ無く、ヘヴィーロック色がかなり濃いアルバムに仕上がっていると感じました。曲調もアグレッシブなものが多く、その分密度が高いサウンドに仕上がっています。
2019年6月
6月に良く聴いたアルバムです。今月は海外アーティストのみ、Santana、Rammstein、Jonas Brothers、The Raconteurs、DJ Khaled、Madonna、Bruce Springsteen、Lizzoの最新盤の計8枚を購入しました。
今月一番良く聴いたのは、サンタナの3年ぶりとなる新作「Africa Speaks」でした。本作はアフリカをテーマとしたコンセプトアルバムとなっていて、ヴォーカルにスペイン人シンガーのブイカを全面的に採用し、ほぼスペイン語で歌われています。それにしてもこのエネルギッシュさ、とんでもないまでのクリエイティブさには聴いていて本当に震えが来ました。アフリカのリズム、ラテン、ロック、ジャズといった音楽が見事に融合し昇華しています。
二番目に良く聴いたのは、ドイツのロックバンド、Rammsteinの10年ぶり7枚目となるセルフタイトルのアルバムでした。地元ドイツではアルバムが6枚連続No.1を記録しているとのことですが、全米では今作が初めてTop10入りしたと言うことで彼らに興味を持ち初めて聴いてみました。メタルであるが、低いヴォーカルが印象的でまるでホラー映画の語りのよう(^^;。でも重厚かつダークでありながらも意外にキャッチーでもあり、気に入ってヘヴィロテで聞いていました。
三番目に良く聴いたのは、2007年から2009年にかけてヒットを連発するなどボーイズアイドルグループとして大活躍したJonas3兄弟からなるJonas Brothersの10年ぶりとなる再結成第一弾の「Happiness Begins」でした。先行シングル「Sucker」が全米チャートで初登場1位を記録したのに続いて本アルバムも今週の全米チャートで初登場1位を記録するなど、相変わらずの絶大な人気ぶりを見せつけましたが、サウンド的には従来の路線を踏襲しながらも、この10年の年の流れを感じさせる大人の色気が加わった極上のポップヴォーカルアルバムに仕上がっています。
2019年5月
5月に良く聴いたアルバムです。今月は国内アーティストではdustboxの最新盤を、海外アーティストではNew Found Glory、Rob Thomas、AJR、Bad Religion、Vampire Weekend、Sammy Hagar & the Circle、Sting、Ciaraの最新盤の計9枚を購入しました。
今月一番良く聴いたのは、国内インディーズの3ピース・メロディックパンクロックバンド、dustboxのフルアルバムとしては2017年の「Thousand Miracles」以来となる通算9枚目のアルバム「The Awakening」でした。彼ららしい疾走感あふれるメロディックパンクが実に心地よいアルバムに仕上がっていて、今月のヘヴィロテの1枚になりました。それにしてももう結成20周年とは。
二番目に良く聴いたのは、ポップパンクバンド、New Found Gloryの最新作「From The Screen To Your Stereo 3」でした。今作は彼らの映画の名曲カバーシリーズ第三弾となるミニアルバムでした。本作では「The Greatest Showman」の「 This Is Me」、アナ雪の「Let It Go」など7曲を取り上げていますが、原曲の雰囲気も残しつつ彼ららしい乗りの良いポップパンク版に生まれ変わっていて、聴いていて純粋に楽しい1枚です。
三番目に良く聴いたのは、Rob Thomasのソロ4枚目となる「Chip Tooth Smile」でした。Matchbox Twentyのフロントマンで、ソロとしても高い人気を誇る稀代のメロディーメーカーの彼ですが、今作もまさに期待を裏切ることの無い彼らしい素晴らしいアルバムに仕上がっていると思います。アップテンポからバラードまでいずれもメロディーにほれぼれ。
2019年4月
4月に良く聴いたアルバムです。今月は海外アーティストのみ、Billie Eilish、P!NK、Sara Bareilles、Cage the Elephant、Dean Lewis、Khalid、Juice WRLD、Nora Jonesの最新盤とMotley Crueの映画「Dirt」のサントラ盤、Boz ScaggsとNofxのベスト盤の計11枚を購入しました。
今月一番良く聴いたのは、その独特な音楽やファッション性でデビュー前から大きな注目を集めていたロス出身で現在17歳の女性シンガーソングライター、Billie Eilishのデビューアルバム「When We All Fall Asleep, Where Do We Go?」でした。何より驚きなのが流行りとか無関係に独自の音楽性を追求し、録音は自宅でプロデューサーを務める兄と共に行い、キャッチーさとは無縁なダークな音楽が主体である点で、CDジャケもまるでホラーでその独自性は極めて強烈である。ただ癖になるものがあり、私もすっかり虜に(^^;。これは私だけで無いようで、本アルバムは全米チャートでも初登場1位を記録しており、大ブレークを果たしている。
二番目に良く聴いたのは、現在の最強のポップアイコンの1人といえるP!nkの通算8枚目となる「Hurts 2b Human」でした。今作も強力な制作陣、多彩なゲストを迎えて制作されており、彼女らしさが十分に発揮された傑作に仕上がっていると思います。FUN.のNate Ruessと共作となる#3はFUN.らしいポップチューンでおもわずにやりとしてしまうし、そのほかSiaやBeckなどとも共作しています。また迎えているゲストもKhalid、Chris Stapleton、Cash Cashなど、R&B、カントリー、エレクトロとまさにジャンルレスで多彩です。素晴らしいポップアルバムです。
三番目に良く聴いたのは、Netflixオリジナル映画「ザ・ダート:モトリー・クルー自伝」のサントラ盤でした。主題歌「The Dirt (Est. 1981)」を始めとして4曲の新曲(内1曲はマドンナの「Like A Virgin」のカバー)を含む全18曲が収録されていて、新曲以外は彼らのベスト盤という構成になっていて、映画の内容を全く知らなくても十分に楽しめる内容となっています。
2019年3月
3月に良く聴いたアルバムです。今月は海外アーティストのみ、In Frames、Gary Clark Jr.、Dido、Weezer、Weezer、Battle Beast、Hozierの最新盤とMegadethのキャリアを総括する最新ベスト盤、映画「Spider-Man: Into The Spider-Verse」のサントラ盤の計8枚を購入しました。
今月一番良く聴いたのは、スウェーデン出身のメロディック・デスメタル・バンド、In Framesの最新作「I, THE MASK」でした。彼らのアルバムを聴くのはこれが初めてでしたが、試聴してみて疾走感あるヘヴィさとメロディアスさにがつんときて思わずアルバムを購入してしまいました。クリーンとグロールのヴォーカルの掛け合いもかっこよく、久々に聞いたヘヴィーなメタルロックアルバムでした。
二番目に良く聴いたのは、今最も注目を集めるブルースギタリスト、Gary Clark Jr.の通算3枚目となる「This Land」でした。クラプトンの「Crossroads Revisited」に参加していたことから彼の名前は知っていて、てっきりディープなブルースロックギタリストだと思い込んでいたが、実際に本作を聴いてびっくり、伝統的なブルースに留まらずにロックンロール、ファンク、R&B、レゲエ、さらにはポップなど様々な音楽ありのモダンなサウンドに仕上がっていたのだった。凄いアーティストです。
三番目に良く聴いたのは、スパイダーマンのアニメ版映画「スパイダーマン:スパイダーバース」のサントラ盤でした。映画自体はあまり興味は無いのですが(^^;、Post Malone、Juice WRLD、Nicki Minajなどヒップホップの新世代アーティストを中心に、メローな曲からアゲアゲな曲まで聴いて楽しめる曲が多く、意外に気に入ってヘビロテで聞いていました。ドラマティックなヒップホップテイストのR&Bアルバムという感じです。
2019年2月
2月に良く聴いたアルバムです。今月は国内アーティストでは松田聖子、ONE OK ROCKの最新盤を、海外アーティストではDream Theater、Ariana Grande、Papa Roach、Weezer、Bring Me the Horizon、Avril Lavigneの最新盤とLinda Ronstadtのキャリア初となるライブ盤の計9枚を購入しました。
今月一番良く聴いたのは、デビュー30周年を迎えたボストン出身のプログレッシブメタルロックバンド、Dream Theaterの通算14枚目となる「Distance Over Time」でした。壮大だった前作と比べると全体がコンパクトにまとまった感じを受けますが、でもその分彼らの音楽性が凝縮されている感じで、緻密かつキャッチーなプログレ風メタルをたっぷりと楽しめるアルバムに仕上がっています。
二番目に良く聴いたのは、前作からわずか5ヶ月でリリースされたAriana Grandeの最新作「thank u, next」でした。先行シングル「thank u, next」、「7 rings」が全米シングルチャートで連続No.1ヒット、しかも2019-02-23付けのチャートでは1位「7 rings」、2位「Break Up With Your Girlfriend, I'm Bored」、3位「thank u, next」とTop3を独占するなどまさに絶好調の彼女であるが、アルバムも非常に充実した内容となっています。現在のポップシーンの頂点と言っても良いアルバムだと思います。
三番目に良く聴いたのは、カリフォルニア州出身のヘヴィロックバンド、Papa Roachの約2年ぶり通算10枚目となる「Who Do You Trust?」でした。彼ららしいへヴィーかつキャッチーなナンバーが満載ですが、曲調が1曲毎に大きく変わるなど非常に挑戦的なアルバムに仕上がっていて、聞いていてその変化を十分楽しむことが出来ました。
2019年1月
1月に良く聴いたアルバムです。今月は海外アーティストのみ、XXXTENTACION、Backstreet Boys、John Mellencamp、Maggie Rogersの最新盤の計4枚を購入しました。今月はメジャーアーティストのニューアルバムリリースが少なく、久々に少ない枚数となりました。
今月一番良く聴いたのは、昨年6月18日に強盗事件に巻き込まれ銃撃されて亡くなったラッパー、XXXTENTACIONの未発表曲が収録されたサードアルバム「Skins」でした。私は普段はヒップホップはあまり聞かないのですが、彼の場合はほぼ歌っている曲が多いのに加え、ロック、フォーク、R&Bなどジャンルを超越した多彩な音楽性があり、とても好きなアーティストの1人になりました。聴いていると美の世界を強く感じます。
二番目に良く聴いたのは、Backstreet Boysの結成25周年記念となる5年半ぶり通算9枚目のオリジナルアルバム「DNA」でした。相変わらず彼ららしい最高のハーモニーを聴かせてくれていて、極上のポップアルバムに仕上がっていると思います。モータウン系のソウル、ファンク調、アカペラナンバーとバリエーションにも富んでいます。
三番目に良く聴いたのは、ベテランアメリカンロッカー、John Mellencampの通算24枚目となる「Other People's Stuff」でした。ただしオリジナルアルバムではなく、過去にコンピ盤、トリビュート盤、TVセッション等で自身が演奏したロック、フォーク、ブルースの著名曲を再び取り上げてカバーしたカバーアルバムとなっています。いずれも彼らしい泥臭いアメリカンロックナンバーに仕上がっていて、カバーとはいえ相当にかっこいいと思います。