「今月よく聴いたCD Best7」の2012年分です。
2012年12月
12月に良く聴いたアルバムです。今月は国内アーティストでは山下達郎の最新ベスト盤を、海外アーティストではGreen Day、Ke$ha、Phillip
Phillips、Alicia Keys、Bruno Mars、Lifehouse、Neil Young with Crazy
Horse、Kid Rock、The Lumineersの最新盤、Kelly Clarksonの最新ベスト盤の計11枚を購入しました。ところでビッグアーティストのニューアルバムラッシュは今月までということで、やっと一息と言うところ。
今月一番良く聴いたのは、メロディックパンクのGreen Dayの「Uno」、「Dos」、「Tre」と続いた三部作連続リリースの最終章となる「Tre」でした。三作を聴いてみて、3枚に分けた意味が何だったのか結局よく分かりませんでしたが(^^;、でも本作でも彼ららしいシンプルなメロディックパンクは実に心地よく、そのメロディーセンスには改めて脱帽させられたのでした。ところで通常アルバムは前半が良くて後半から終盤がもう一つという感じになることが多いのですが、このアルバムは後半、特に終盤に良い曲が多く、とても良い感じでアルバムが終わるのがとても好印象です。
二番目に良く聴いたのは、エレクトロポップのKe$ha(Kesha)のセカンドアルバム「Warrior」でした。今作もきらびやかなポップかつエレクトロ/ダンサブルな乗りの良い曲を中心に構成されていて、まさにはじけた1枚となっています。聴いていて実に楽しいアルバムです。なお1枚目には無かったロック色が濃い曲が数曲あるのも印象的。
三番目に良く聴いたのは、フォーク系の新人、Phillip Phillipsのデビューアルバム「The World From
The Side Of The Moon」でした。全米で大人気のオーディション番組、「American Idol」Season
11の優勝者ですが、American Idolにして珍しくアコギのフォーク系のアーティストで、試聴してみてそのアコギが似合う渋さに惹かれて思わずアルバムを購入したのでした。聴けば聴くほどにその雰囲気はアコースティックライブをしているDave
Matthewsという感じがしてきますが(^^)、でもアコギベースのフォークが好きな人にはたまらない1枚といえましょう。
2012年11月
11月に良く聴いたアルバムです。今月は国内アーティストではKen Yokoyama、Hawaiian6の最新盤を、海外アーティストではStone
Sour、Green Day、One Direction、Aerosmith、Rod Stewart、Rihanna、Ne-Yo、Susan
Boyle、Christina Aguileraの最新盤、Led Zeppelinの最新ライブ盤、Whitney Houstonの最新ベスト盤、Norah
Jonesの最新企画ものの計14枚を購入しました。今月もお気に入りアーティストのニューアルバムリリースが集中し、歯止めがきかなくなりました(^^;。来月はもう少し抑えます(^^;。
今月一番良く聴いたのは、国内のパンクロッカーで最高に大好きなKen Yokoyamaのソロ通算5作目となる「Best Wishes」でした。前作が演奏が前面に出過ぎてうるさい感じだったのに比べると、今作は彼のヴォーカルを引き立てる演奏に徹している感じがして好感が持てました。また「This
Is Your Land」あたりに3.11の影響を感じられます。それにしてもアルバムを通して一気に突っ走っていく疾走感はたまらない(^^)。
二番目に良く聴いたのは、国内のインディーズ哀愁メロディックパンクロックバンド、Hawaiian6の3年ぶりとなる新作「The
Grails」でした。ベースがメンバーチェンジしたようですが、その音楽性に基本的な変化はなく、今作でもHawaiian6らしい疾走感溢れる哀愁美メロパンクを聴かせてくれています。ただ6曲入りミニアルバムということで、少し物足りなさも(^^;
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三番目に良く聴いたのは、Slipknotのフロントマン、Corey Taylor率いるハードロックバンド、Stone Sourの最新作「House
Of Gold & Bones Part 1」でした。試聴したとたん、そのヘヴィーさに久々にがつんと来て、たまらずに購入ボタンをクリックしてしまったのでした(^^)。コンセプトアルバムのせいかハード、メタル、プログレ風、バラードなど曲調も多彩で、アレンジも緻密かつ凝ったもので、聴いているとぐいぐいと引き込まれる思いです。
2012年10月
10月に良く聴いたアルバムです。今月は海外アーティストのみ、Donald Fagen、All Time Low、Flo Rida、Taylor
Swift、Kiss、No Doubt、Mark Knopfler、Heart、Tony Bennett、Diana Krall、Barbra
Streisandの最新盤の計11枚を購入しました。今月もお気に入りアーティストのニューアルバムリリースが集中し、すっかり予算オーバーです(^^;。
今月一番良く聴いたのは、Steely Danのフロントマン、Donald Fagenのソロとして6年半ぶりとなる4枚目のアルバム「Sunken
Condos」でした。今作でも彼らしいよく熟成された都会的でハイセンスなサウンドをたっぷりと聴くことが出来ますが、その緻密でゆったりした中にも緊張とリラックスが混在するそのサウンドは、聴いていて実に心地よいのです。極上の大人向けロックとしてぜひ50代以上の人にお勧めしたい1枚です。
二番目に良く聴いたのは、全米で人気急上昇中のポップパンクバンド、All Time Lowの5枚目となるアルバム「Don't
Panic」でした。ポップパンクバンドの中でも彼らは特に若さ、そして爽やかさを感じさせてくれるサウンドが個人的にとても好きなバンドですが、そういえばどことなく日本で以前にブームになった青春パンクに通じるものがあるかも。ポップパンクファンにお勧めの1枚。
三番目に良く聴いたのは、フロリダ出身のヒット曲連発の歌うラッパー、Flo Ridaの今年6月に発売された最新アルバム「 Wild
Ones」でした。個人的にヒップホップ系は興味が無くほとんど聴かないのですが、彼の場合はR&Bとしても十分聴けるサウンドであり、かつ夏に大ヒットしていた「Whistle」が個人的にとても気に入っていたため、このアルバムを買ってみました。それにしてもまさに夏向けのアゲアゲサウンド満載で、聴いていて実に楽しいアルバムなのは間違いありません(^^)。
2012年9月
9月に良く聴いたアルバムです。今月は国内アーティストでは10-Feetの最新盤を、海外アーティストではNofx、Green
Day、Matchbox Twenty、P!nk、The Killers、Dave Matthews Bandの最新盤とJerry
Jeff Walkerの84年録音のライブ盤の計8枚を購入しました。最近CDをあまりに買いすぎているので(^^;、出来るだけ7枚以内に抑えようとしているのですが、どうしても9月、10月はメジャーアーティストのアルバムリリースが多く、予定をオーバーしてしまいます(^^;
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今月一番良く聴いたのは、ベテランパンクロックバンド、Nofxの3年ぶりのフルスタジオアルバム「Self Entitled」でした。大好きだった前作「Coaster」がバラエティに富んだ作風だったのに比べると、今作は最初から最後まで突っ走るような攻撃的なナンバーばかりで構成されていて、疾走感はさすがのひとこと。歳と共に丸くなるアーティストも多い中、いつまでも変わらずにパンクで突っ走っているのは、改めてすごいと思います(^^)。
今月はNofx以外にGreen Day、10-Feetとパンク系アルバムのそろい踏みとなりましたが、本作のパンク度は飛び抜けているのではないでしょうか
。 パンク好きにはイチオシの1枚です。
二番目に良く聴いたのは、メロディックパンクのGreen Dayの3年ぶりとなる「iUno!」でした。最近になくシンプルでストレートなメロディックパンクアルバムに仕上がっていて、少し物足りなさもあるものの、この切れ味の良さはさすがGreen
Dayと改めて感じたのでした。ちなみに本作はUNO!、DOS!、TRE!と続く3部作の第一弾となるアルバムで、これから約2ヶ月毎にアルバムリリースが続いていくとのこと。
三番目に良く聴いたのは、日本のパンク系ロックバンド、10-Feetの3年ぶり通算7作目となる「Thread」でした。10-Feetは2004年の大傑作アルバム「REALIFE」から気に入って聴いているのですが、今作でもパンクやスカ、ミクスチャー系が入り混じったパワフルかつ勢いのあるナンバーを中心に彼ららしい充実したアルバムとなっています。最近国内のパンクシーンが低迷気味の中、こうして元気なサウンドを聴けるのは本当にうれしい限りです。
2012年8月
8月に良く聴いたアルバムです。今月は海外アーティストのみ、Joss Stone、The Darkness、David Archuleta、Owl
City、Yellowcardの最新盤の計5枚を購入しました。今月はお気に入りにアーティストのアルバムリリースが少なく、久しぶりに落ち着いた月となりました。ただし嵐の前の静けさっていうやつかも知れません(^^;
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今月一番良く聴いたのは、UKの白人ソウルシンガー、Joss Stoneの新作「The Soul Sessions Vol.2」でした。本作は2003年の彼女のデビュー作「The
Soul Sessions」のパート2となるもので、60〜70年代のあまり知られていないソウルナンバーを取り上げて、彼女のパワフルかつソウルフルなヴォーカルでそれらをじっくりと聴かせてくれています。昔ながらのリズム・アンド・ブルース、あるいはソウルの本当に素晴らしいアルバムで、久々にそのソウルに酔いました(^^)。
二番目に良く聴いたのは、UKのロックバンド、The Darknessの7年ぶりの復活作「Hot Cakes」でした。AC/DCのハードロックにQueenの華を合わせたようなまさに80年代風の豪華絢爛なロック、そしてファルセットを多用したヴォーカルが強烈な印象を与える彼らですが、今作もそんなThe
Darknessらしさが発揮された充実したアルバムに仕上がっています。多少のB級タッチもほほえましく(^^; 、聴いていて純粋に楽しめるハードロックアルバムです。
三番目に良く聴いたのは、American Idol出身のヴォーカリスト、David Archuletaの4枚目となるアルバム「Begin」でした。今作はオリジナル曲は1曲のみで(おそらく)、後はSimon
and Garfunkel「Bridge Over Troubled Water」、U2「In the Name of Love」、Cyndi
Lauper「True Colors」、Keane「Somewhere Only We Know」など新旧のナンバーを取り上げたカバー集となっています。今作はしっとりとまたじっくりと歌い上げるバラードが多く、彼の歌に対する真剣な気持ちが切々と伝わってくるような素晴らしいヴォーカルアルバムとなっています。
2012年7月
7月に良く聴いたアルバムです。今月は国内アーティストでは桑田佳祐の最新ベスト盤を、海外アーティストではThe Offspring、Maroon
5、Serj Tankian、Zac Brown Band、Neil Young & Crazy Horse、Chris
Brown、R. Kelly、Fiona Appleの最新盤とJennifer Lopezの初ベスト盤、映画「Rock Of
Ages」のサントラ盤の計11枚を購入しました。
今月一番良く聴いたのは、桑田佳祐の最新ベスト盤「I LOVE YOU -now & forever-」でした。夏向きの曲も多く、時期的にもちょうど真夏ということで車に乗りながら良く聴いていました。ベスト盤としては2002年の「TOP
OF THE POPS」以来となり、Disc 1に1987年から2007年までの15曲が(「TOP OF THE POPS」とかぶっている曲も多い)、Disc
2枚目に2007年から現在までの新曲5曲を含む15曲が収録されており、彼の25年のソロキャリアを総括するベスト盤に仕上がっています。個人的にはDisc
2に収録されている「声に出して歌いたい日本文学」が大変に面白く気に入りました。
二番目に良く聴いたのは、ベテランパンクロックバンド、The Offspringの4年ぶりの新作「Days Go By」でした。レゲエやラップ入りポップスなど若干新しい雰囲気の曲もありますが、彼ららしいがつんと来るメロディックパンクも健在で、そんなナンバーにおける疾走感は爽快のひと言。久しぶりに聴いたメロディックパンクのごきげんなアルバムでした。
三番目に良く聴いたのは、今やスーパーバンドの一つとなったMaroon 5の2年ぶり通算4枚目となる「Overexposed」でした。アルバムをリリースする度にどんどんポップになってきた彼らですが、今作は一段とポップ度が高まり、もはやポップロックではなく単にポップスと表現した方がよいアルバムとなっています。でもポップスとして聴けばいずれもシングル向きのキャッチーで親しみやすい曲ばかりなことは確かで、ポップスアルバムとしては現在の最高レベルの1枚であると思うのです。
2012年6月
6月に良く聴いたアルバムです。今月は海外アーティストのみ、Linkin Park、Regina Spektor、Usher、The
Beach Boys、Justin Bieber、Rush、Ed Sheeranの最新盤と今月亡くなったDoc Watsonのコレクションの計8枚を購入しました。
今月一番良く聴いたのは、Linkin Parkの2010年の「Thousand Suns」以来となる通算5枚のアルバム「Living
Things」でした。最近控えめだったヘヴィーさやラップが復活し、初期のアルバムである「Hybrid Theory」や「Meteora」と最近の作風が融合した新たなLinkin
Parkサウンドを聴かせてくれている。久々にがつんと来るミクスチャーロックを聴いた気がしました(^^)。
二番目に良く聴いたのは、ソ連出身で現在はNYをベースとしている、独特かつ少し奇妙な雰囲気を持つピアノ弾きの女性シンガーソングライター、Regina
Spektorの「What We Saw From The Cheap Seats」でした。まるで展開の速いミュージカル仕立てのドラマを見ているかのような気分にさせてくれるアルバムで、彼女のその個性的でかつ尖った雰囲気をたっぷりと楽しむことが出来ました。
三番目に良く聴いたのは、R&Bのスーパースターでエンターテナー、Usherの通算7枚目のアルバム「Looking 4
Myself」でした。スローナンバーを中心い新しい方向を打ち出しており、彼のファンにとって評価に分かれるアルバムですが、個人的にはとりわけ「Climax」の淡々としたファルセットボイスにMarvin
Gayeに通じるセクシーさを強く感じ、妙に気に入ったアルバムとなりました。
2012年5月
5月に良く聴いたアルバムです。今月は海外アーティストのみ、Adam Lambert、Garbage、Slash、Jack White、The
Wanted、John Mayer、Santana、Of Monsters And Men、Norah Jones、Carrie
Underwoodの最新盤の計10枚を購入しました。今月も好きなアーティストのアルバムリリースが多く、少し買いすぎてしまいました。来月は少し押さえないと...。
今月一番良く聴いたのは、American Idol出身のAdam Lambertの約3年ぶりとなるセカンドアルバム「Trespassing」でした。ロック色の濃かった前作と比べると今作はずいぶんとエレクトロ/ダンス色が濃くなっていますが、このダンサブルなビートも聴いているとそれなりに心地よく、いつの間にか何回も繰り返して聴いてしまいました。特に1曲目はまるでQueenの「Another
One Bites The Dust」のようだなと聴く度に感じます(^^)。またアルバム後半に集められたバラード系のナンバーの歌唱は、さすがに本領発揮と言ったところで圧倒的です。
二番目に良く聴いたのは、2005年の「Bleed Like Me」以来7年ぶりとなる通算5枚目のGarbageのニューアルバム「Not
Your Kind Of People」でした。緻密かつ華麗で厚みのあるポップロックが持ち味の彼らですが、今作もまさにそんなGarbageサウンドと表現するしかない内容となっています。「何も引かない、何も足さない」という、どこかで聞いたキャッチフレーズの表現がまさにぴったりくる感じで、それはそれで潔さを感じます。
三番目に良く聴いたのは、GNRのギタリストだったSlashの2010年の「Slash」以来となる新作「Apocalyptic
Love」でした。まさにSlashのギター炸裂と言った感じのご機嫌なギターロックアルバムに仕上がっています。前作は多くのゲストをヴォーカルに迎えての多彩な(悪く言えばばらばらな)アルバムでしたが、今作ではヴォーカルをAlter
BridgeのMyles Kennedyのみが担当しており、アルバムとしてのサウンドの統一感も高くなっています。
2012年4月
4月に良く聴いたアルバムです。今月は海外アーティストのみ、Dragonforce、Halestorm、The Used、Bonnie
Raitt、Train、Wilson Phillips、Jason Mraz、Lionel Richie、Chris Botti、Rascal
Flatts、The All-American Rejectsの最新盤とGeorge Bensonの最新ベスト盤の計12枚を購入しました。好きなアーティストのアルバムリリースが多く、今月は買いすぎてしまいました。
今月一番良く聴いたのは、UKの高速メロディックメタルバンド、Dragonforceの2008年の大ヒットアルバム「Ultra
Beatdown」以来となる5枚目のニューアルバム「The Power Within」でした。今作よりヴォーカルが新メンバーに変わりましたが、聴いてみた感じではそれほど違和感はなく、高速メロディックメタルナンバーを中心に彼ららしいアルバムに仕上がっています。その圧倒的な爆走感、哀愁感は相変わらず心地よく、このアルバムも前作同様にヘヴィーローテーションで聴きまくりました(^^)。
二番目に良く聴いたのは、女性ヴォーカルのハードロックバンド、Halestormのセカンドアルバム「The Strange Case
Of...」でした。久々に試聴して衝動買いしてしまったアルバムですが、こんなエネルギッシュでがつんと来る女性ロックヴォーカルは随分と珍しいと思います。突飛なところはなくあくまでオーソドックスなハードロックですが、随所に70年代、80年代のロックの香りを感じることが出来るアルバムとなっています。
三番目に良く聴いたのは、スクリーモロックバンド、The Usedの3年ぶりとなる5枚目のアルバム「Vulnerable」でした。このアルバムを聴いてみて、彼らのエッジの立ったがつんと来る疾走感たっぷりの美メロロックはやはり心地よいなあと改めて感じるのでした。かつてはスクリーモの旗手とも言われていましたが、絶叫しっぱなしという訳でもなく、まあ少し激し目のエモといったところでしょうか。
2012年3月
3月に良く聴いたアルバムです。今月は海外アーティストのみ、Madonna、Bruce Springsteen、One Direction、The
Shins、Wilco、Esperanza Spaldingの最新盤と映画「The Hunger Games」のサントラ盤の計7枚を購入しました。
今月一番良く聴いたのは、クイーン・オフ・ポップ、Madonnaの2008年の「Hard Candy」以来となる通算12枚目のアルバム「MDNA」でした。ダンスナンバーを中心にポップでキャッチーなナンバーからハードなクラブ調までがつんと聴かせてくれます。50を過ぎてもなおダンス/ポップの最高かつ最先端のサウンドに挑戦し続けるMadonnaには心底脱帽です。素晴らしいポップダンスアルバムです。
二番目に良く聴いたのは、ロック界のボスことBruce Springsteenの2009年の「Working on a Dream」以来となる通算17枚目のアルバム「Wrecking
Ball」でした。ロックからフォーク、トラッド、ゴスペル、カントリーまで彼の長いキャリアを総括するようなバラエティに富んだアルバムに仕上がっていますが、特に力強さを感じさせる明るいエネルギッシュな曲が多いのは本当にうれしい限り。
三番目に良く聴いたのは、ティーンの5人組ボーイズグループ、One Directionのデビューアルバム「Up All Night」でした。UKの人気オーディション番組、X
Factorから誕生したグループで、UKに続き全米でもブレークを果たし、このアルバムはUKのグループのデビューアルムとしては全米Billboardアルバムチャートで初の1位を獲得しています。クセのない良質なポップスで、何よりはじける若さが心地よいです。
2012年2月
2月に良く聴いたアルバムです。今月は海外アーティストのみ、Van Halen、Ingrid Michaelson、Fun.、The
Fray、Paul McCartney、Roberta Flackの最新盤とBob Seger & The Silver
Bullet Bandの最新ベスト盤の計7枚を購入しました。
今月一番良く聴いたのは、Van Halenの14年ぶりとなる通算12枚目のニューアルバム「A Different Kind
Of Truth」でした。ヴォーカルにはなんとオリジナルメンバーのDavid Lee Rothが復帰してということで、初期のVan
Halenのエネルギッシュかつハードな雰囲気がまさに今よみがえったという感じで、聴いていて久々に血が騒ぎました(^^) 。やはり彼らはいまだにハードロック界の最高のバンドであるなあとしみじみ感じたのでした。すべてのVan
Halenファン、ハードロックファンにお勧めの1枚。
二番目に良く聴いたのは、ニューヨーク州出身の女性シンガーソングライター、Ingrid Michaelsonの5枚目のアルバム「Human
Again」でした。弾き語り的なフォークからストリングスを交えたしっとりとしたナンバー、さらにはアップテンポなポップナンバーまでバラエティに富んでいて、アメリカンポップスとして味わい深くかつキャッチーなアルバムに仕上がっていると感じます。気に入って良く聴きました。
三番目に良く聴いたのは、NY出身のスリーピースバンド、fun.のセカンドアルバム「Some Nights」でした。今までこのfun.というポップロックバンドは全く知らなかったのですが、先日のスーパーボールで放映されたCMに彼らの「We
Are Young」が使われていたことから一躍全米の注目を集めた形となり、私自身もその「We Are Young」のあまりの分かりやすいキャッチーさが逆に新鮮に感じて彼らに興味を持ち、このアルバムを買ってみました。シンプルかつキャッチーなポップロックサウンドにプラスはじける若さがとても心地よいのですが、時々ちらっと聴かせてくれるQueenっぽいコーラスやギターが個人的には結構気に入っています。
2012年1月
1月に良く聴いたアルバムです。今月は国内アーティストでは倉木麻衣の最新盤を、海外アーティストではMichael Jackson、Celtic
Woman、The Little Willies、LMFAOの最新盤とAndrea Bocelliの最新ライブ盤、さらにジャズの名盤のリマスター盤の計7枚を購入しました。
今月一番良く聴いたのは、昨年11月に発売されたMichael Jacksonの最新マッシュアップアルバム「Immortal」でした。シルク・ドゥ・ソレイユの「Michael
Jackson The Immortal World Tour」公演のために用意されたもので、オリジナルと比べると全体的にショー向けにメリハリやリズムが強調されたアレンジとなっていますが、彼の小さい頃からのオールタイムベスト盤的な選曲にもなっていて、聴いて純粋に楽しむことが出来ました。
二番目に良く聴いたのは、Celtic Womanのニューアルバム「Believe」でした。メンバーはアルバム毎に変動があるものの、伝統的なケルト音楽をベースにしたピュアヴォイスの癒しのサウンドは今作でも変わらずといったところで、聴いていると心の中が浄化されていくような心地よさがあるのです。
三番目に良く聴いたのは、イタリアの世界的なテノール歌手、Andrea Bocelliの昨年9月15日にNew YorkのCentral
Park Great Lawnで開催されたコンサートを収録したライブ盤「Concerto - One Night In Central
Park」でした。彼の魅力が最大限発揮された素晴らしいライブとなっていますが、彼の歌声には歌声に圧倒されるのとは少し違う、暖かく包み込まれるような心地よさがあるのです。