「今月よく聴いたCD Best7」の2011年分です。
2011年12月
12月に良く聴いたアルバムです。今月は海外アーティストのみ、Disturbed、Rihanna、The Black Keys、Amy
Winehouse、Mary J. Blige、Bon Iverの最新盤と、Grateful Deadの古いライブ盤の計7枚を購入しました。
今月一番良く聴いたのは、メタルの未来とも称されるDisturbedの初となるB-Sides & Ratiries集「The
Lost Children」でした。オリジナルアルバムではないものの、いずれも正規のアルバムに入っていてもおかしくないハイレベルなナンバーばかりで、がつんと来るメタルロックの心地よさを感じることが出来る好盤です。気に入ってヘヴィーローテーションで聴きまくりました(^^)
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二番目に良く聴いたのは、中南米バルバドス出身の歌姫、Rihannaの通算6枚目となる「Talk That Talk」でした。陽気だった前作よりアップテンポの曲は少なめとなっているが、でも最新のR&B/ポップスアルバムとしてレベルは極めて高い内容となっています。中でもシングル「We
Found Love」は全米で8週連続No.1と特大級のヒットを記録しており、その中毒性はさすがというところです。
三番目に良く聴いたのは、今年の7月、27歳という若さで亡くなったUKのアーティスト、Amy Winehouseの未発表曲が収録されたサードアルバム「Lioness:
Hidden Treasures」でした。最近はお騒がせアーティストとしての話題が目立っていた彼女でしたが、こうして久しぶりに彼女の歌声を聴いてみると、その独特なソウルフルなヴォーカルはやはり彼女ならではの味わい深さがあり、亡くなったことが本当に惜しまれてなりません。
2011年11月
11月に良く聴いたアルバムです。今月は海外アーティストのみ、New Found Glory、Nickelback、Susan
Boyle、Daughtry、Justin Bieber、IL DIVOの最新盤の計6枚を購入しました。
今月一番良く聴いたのは、ポップパンクバンド、New Found Gloryの2年ぶり通算7枚目となる「Radiosurgery」でした。最初から最後まで疾走感溢れるキャッチーなポップパンクナンバーばかりで、彼らのファンだけでなくポップパンクファンにもお勧めできる1枚となっています。付属している歌詞カードの裏に「Pop
Punks Not Dead」と大きく書かれていて、今作の彼らの意気込みを強く感じることが出来ます。
二番目に良く聴いたのは、カナダのロックバンド、Nickelbackの約3年ぶり通算7枚目の「Here And Now」でした。以前より少しハード目の仕上がりになっているかなと感じますが、でもその彼ららしい骨太のヘヴィーなロックは聴いていてとても心地よいです。現在の最高水準のロックアルバムであることは間違いないでしょう。
三番目に良く聴いたのは、UKのオーディション番組「britain's got talent」で準優勝して注目を集め、2009年にデビューするやアルバムが全世界で驚異的な大ヒットとなったUKの歌姫、Susan
Boyleの1年ぶりとなるサードアルバム「Someone To Watch Over Me」でした。今作は彼女が今一番歌いたい曲を歌うという選曲になっているようで、聴いていてとても親しみやすい愛らしいアルバムに仕上がっています。
2011年10月
10月に良く聴いたアルバムです。今月は海外アーティストのみ、Chickenfoot、Trombone Shorty、Evanescence、Blink-182、Kelly
Clarkson、Coldplay、Michael Bubleの最新盤の計7枚を購入しました。
今月一番良く聴いたのは、Sammy Hagar、Joe Satriani、Michael Anthony、Chad Smithの4人で構成されるハードロックのスーパーバンド、Chickenfootのセカンドアルバム「Chickenfoot
III」でした。奇抜さや突飛さは無いものの、これぞ達人のハードロックという貫禄の演奏を今作も聴かせてくれていまして、その心地よい演奏にはたっぷりと楽しませてもらいました。
二番目に良く聴いたのは、ジャズ、R&B、ファンク、ロックなど様々な音楽が混じり合ったたフュージョン系のトロンボーン奏者、Trombone
Shortyの「For True」でした。試聴してそのファンキーなカッコ良さにしびれ、久々に衝動買いしたアルバムです。メインの楽器がトロンボーンというのも実にユニークですが、実はトロンボーンだけでなく、トランペット、ドラム、ピアノまでこなすマルチプレーヤーでもあるのにもびっくりさせられました。
三番目に良く聴いたのは、Amy Lee率いるヘヴィーロックバンド、Evanescenceの約5年ぶりとなるサードアルバム「Evanescence」でした。今作も彼ららしいダークかつ美メロなドラマティックヘヴィーロックアルバムとなっていて、期待を裏切らない好盤となっています。それにしても久しぶりにEvanescenceを聴いてみましたが、女性ヴォーカルのヘヴィーロックシーンでは唯一無比の存在であるなあと改めて感じたのでした。
2011年9月
9月に良く聴いたアルバムです。今月は海外アーティストのみ、Red Hot Chili Peppers、Demi Lovato、Staind、Tony
Bennett、SuperHeavy、Lady Antebellum、Pearl Jamの最新盤とWynton Marsalis & Eric
Claptonの最新ライブ盤の計8枚を購入しました。
今月一番良く聴いたのは、Red Hot Chili Peppersの2006年の「Stadium Arcadium」以来となる通算10枚目のオリジナルアルバム「I'm
With You」でした。いつの間にかメンバーチェンジがあり、ギターのJohn Fruscianteが辞めて代わりにJosh
Klinghofferが加入していますが、アルバム全体としては従来の路線とそれほど大きな変化はなく、ダンサブルでファンキーなロックを中心に構成されていて、聴いていて実に楽しい1枚となっています(^^)。
二番目に良く聴いたのは、女優かつティーンアイドルのDemi Lovatoのサードアルバム「Unbroken」でした。本作では従来のガールズポップロック路線を卒業し、ダンスからR&B、ポップ、バラードまでバラエティに富んだアルバムに仕上がっています。ロックな彼女も好きでしたが、今作の彼女も聴き応えたっぷりで、かなり気に入って良く聴きました。
三番目に良く聴いたのは、ヘヴィーロックバンド、Staindの7枚目のスタジオアルバム「Staind」でした。前作はヘヴィーさは少し控えめにメロディアスさがより強調されたアルバムとなっていましたが、今作では一転ヘヴィーさを前面に打ち出しており、メタルの香りも高いアルバムとなっています。ただ彼ららしいメロディアスさも健在で、聴いていてとても心地良いのです。
2011年8月
8月に良く聴いたアルバムです。今月は国内アーティストでは山下達郎の最新盤を、海外アーティストでは3 Doors Down、Barbra
Streisand、Jerry Jeff Walkerの最新盤とBreaking Benjaminの最新ベスト盤の計4枚を購入しました。
今月一番良く聴いたのは、山下達郎の2005年の「SONORITE 」以来となるニューアルバム「Ray Of Hope」でした。最近のシングル等を中心に構成されていて、落ち着いた大人向けのポップスアルバムという感じに仕上がっています。でも久しぶりりファンキーな曲もあったり夏向きの躍動感を感じさせる曲も増えていて、今の時期楽しく聴くことが出来ました。
二番目に良く聴いたのは、ミシシッピ州出身のロックバンド、3 Doors Downの5枚目のアルバム「Time Of My Life」でした。今作でも彼ららしい骨太のアメリカンロックをたっぷりと聞くことが出来ますが、特にアルバムの半分ほどを占めるメロディアスなパワーバラードがとても印象的でいい感じです。
三番目に良く聴いたのは、個人的に最高の女性ヴォーカリストだと思うBarbra Streisandの約2年ぶりの新作「What
Matters Most: Barbra Streisand sings the lyric of Alan and Marilyn
Bergman」でした。今作はタイトルにあるとおり、Bergman夫妻の歌詞によるスタンダードナンバーばかりを取り上げたスタンダード集となっていて、ヴォーカルアルバムとしてまさに極上の1枚に仕上がっています。
2011年7月
7月に良く聴いたアルバムです。今月は海外アーティストのみ、Selena Gomez & Scene、Colbie Caillat、Joss
Stone、Beyonce、Yesの最新盤とThe Doobie Brothersのライブ盤の計6枚を購入しました。
今月一番良く聴いたのは、女優かつティーンアイドルのSelena Gomezのサードアルバム「When the Sun Goes
Down」でした。 キャッチーでダンサブルなナンバーを中心に構成されていて、ガールズポップアルバムとして文句なしに楽しめる内容となっています。それに加え全体的に大人っぽい雰囲気の曲が増えていて、彼女の成長がうかがえる1枚ともなっています。
二番目に良く聴いたのは、ハワイ在住のサーファーでありシンガーソングライターのColbie Caillatのサードアルバム「All
Of You」でした。夏向けの明るい陽気なポップなナンバーを中心に構成されていて、まさに今の季節にぴったりのアルバムとなっています。聴いているとどこかほっとする1枚でもあります(^^)。
三番目に良く聴いたのは、UKのソウルヴォーカリスト、Joss Stoneの通算5作目となる「LP1」でした。自身のレーベル「Stone'd
Records」へ移籍しての第一弾となっていまして、彼女の意気込みが伝わってくる力作となっています。それにしても彼女のパワフルなソウルフルなヴォーカルには圧倒させられます。
2011年6月
6月に良く聴いたアルバムです。今月は海外アーティストでは、Simple Plan、Journey、All Time Low、Owl
City、Barry Manilow、Arctic Monkeysの最新盤とIron Maidenの最新ベスト盤を、国内アーティストではMongol800の最新盤の計8枚を購入しました。
今月一番良く聴いたのは、ポップパンクバンド、Simple Planの3年ぶり通算4枚目のアルバム「Get Your Heart
On!」でした。落ち着いた前作「Simple Plan」の雰囲気から一転、夏向きのキャッチーでノリの良いパワーポップアルバムとなっていて、ポップパンク好きにはうれしい内容となっています。特に前半は疾走感溢れるナンバーが多く、このうっとうしい梅雨を吹き飛ばしてくれるような爽快な1枚となりました。
二番目に良く聴いたのは、ヘヴィーメタルバンド、Iron Maidenのベスト盤第二弾である「From Fear To Eternity
The Best Of 1990-2010」でした。1990年から2010年にかけてのベストということでCD2枚組、全23曲が収録されています。彼らのアルバムは実は初めて買ったのですが、まさに80年代ヘヴィーメタルロックという感じで、個人的には聴いていてとても心地よいヘヴィーさでした。かなり気に入って車でがんがんかけまくりました(^^)。
三番目に良く聴いたのは、ベテランロックバンド、Journeyの2008年の「Revelation」以来3年ぶりとなるアルバム「Eclipse」でした。前作と比べると今作は一段とハードかつヘヴィーなロック色を高めていて、ロックとして聴き応えたっぷりのパワフルな素晴らしいアルバムに仕上がっています。新ヴォーカリスト、Arnel
Pinedを迎えての2作目ということで、彼のヴォーカルも新生Journeyとして見事に融合しています。
2011年5月
5月に良く聴いたアルバムです。今月は海外アーティストのみ、Seether、Christina Perri、Lady Gaga、Sixx:A.M.、Jennifer
Lopez、The Carsの最新盤を、Sadeの最新ベスト盤、Barry Manilowのデュエット曲を集めた企画ものの計9枚を購入しました。
今月一番良く聴いたのは、ヘヴィーロックバンド、Seetherの「Holding Onto Strings Better Left
To Fray」でした。アルバムリリース毎にヘヴィーさは影を潜め、スローでメロディアスなナンバー、キャッチーなポップナンバーが増えてきていますが、今作もその延長線上にあるアルバムと言えます。ただそのメロディアスさと共にある切れのあるヘヴィーさはさすがというところで、聴いていてかなり心地よく、かなり気に入ってヘヴィーローテーションで聴きました。
二番目に良く聴いたのは、フィラデルフィア出身で昨年デビューした女性シンガーソングライター、Christina Perriの「Lovestrong.」でした。全米でロングヒットを記録している美しいバラード「Jar
Of Hearts」がずいぶんと気に入ってこのデビューアルバムを購入してみたのですが、実際にもそんなバラード系を中心に静かな美しさに満ちたアルバムでした。アコースティックなギター、ピアノを基調とした、まさにピュアなアメリカンポップスという感じです。なにより聴くものの心に染み渡るような彼女のヴォーカルが良いです。
三番目に良く聴いたのは、今や世界のスーパースターとなったLady Gagaのオリジナルセカンドアルバム「Born This
Way」でした。ポップ、ダンス、エレクトロ、ロックなど様々な要素が入り混じった、彼女らしい濃密かつハイレベルなポップスアルバムであると感じました。ただ全体的なアレンジが少し粗い感じを受けてしまうのが少し残念。ただ一段と全体的な雰囲気がMadonnaに似てきた様な気がします(^^;。
2011年4月
4月に良く聴いたアルバムです。今月は海外アーティストのみ、Britney Spears、Foo Fighters、Sum41、Panic!
At The Disco、Yellowcard、Radioheadの最新盤を、Willie Nelson & Wynton
Marsalis Featuring Norah Jonesの最新ライブ盤の計7枚を購入しました。
今月一番良く聴いたのは、ポップアイコン、Britney Spearsの通算7枚目のオリジナルアルバム「Femme Fatale」でした。彼女自身、本作を過去最高作と表現している通り、1曲1曲のクォリティが極めて高い優れたポップスアルバムに仕上がっていて、実際に聴いてみてこの充実度はかなりすごいと驚かされたのでした。今月のマストバイな1枚。ちなみにこのアルバムは全米アルバムチャートで1位を獲得し、これで彼女のオリジナルアルバムは全6枚中5枚が1位を獲得した事になります。
二番目に良く聴いたのは、Foo Fighersの通算7枚目のオリジナルアルバム「Wasting Light」でした。本アルバムはDave
Grohlの自宅のガレージで極めてアナログ的な手法により制作されたということで、激しさ、荒削りさ、熱さを感じさせるハード&ヘヴィなロックアルバムに仕上がっています。まさに「ロック」そのものという感じで、ロック好きにはたまらないアルバムです(^^)。ちなみに本アルバム、彼らにとって初となる全米アルバムチャート1位を獲得した記念すべきアルバムともなりました。
三番目に良く聴いたのは、Sum41の約4年ぶり5作目のオリジナルアルバム「Screaming Bloody Murder」でした。前作でメタルが無くなったのに加え、今作ではさらにパンク色もかなり薄くなって、普通のロックという感じが強くなったと感じます。でもそれでもところどころで感じる事ができる彼ららしさが意外に気に入って、今作も良く聴きました。
2011年3月
3月に良く聴いたアルバムです。今月は海外アーティストのみ、Rise Against、R.E.M.、Bayside、The Strokes、Avril
Lavigne、Chris Brown、Lucinda Williamsの最新盤を、Billy Joel、Harry Connick,
Jr.の最新ライブ盤の計9枚を購入しました。
今月一番良く聴いたのは、シカゴ出身のメロディックパンクバンド、Rise Againstの6枚目となるアルバム「Endgame」でした。彼らのアルバムは2006年の「Sufferer & The
Witness」から気に入って聴いていますが、その圧倒的な疾走感がアルバム毎に徐々にメロディアスな方向にシフトしてきていて、今作もそんな傾向となっていますが、でもそれでもまだまだ十分にがつんと来るその哀愁メロディックパンクは聴いていてかなり心地よいです。まさに私のツボとも言えるサウンドです(^^)
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二番目に良く聴いたのは、R.E.M.の2008年の「Accelerate」以来となるニューアルバム「Collapse Into
Now」でした。前作がハイテンションのロックンロールアルバムだったのに比べると、今作は彼らの持つ様々な音楽性が凝縮されたアルバムとなっています。ハイテンションロックンロールからポップなナンバー、渋いナンバーまで1曲1曲が異なる個性を持ちながら、全体としてはまさにR.E.M.以外のなにものでもないという素晴らしいアルバムに仕上がっています。R.E.M.の最近のアルバムの中では一番のお気に入りです(^^)
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三番目に良く聴いたのは、NY出身のロックバンド、Baysideの「Killing Time」でした。彼らのアルバムを聴くのはこれが初めてですが、試聴してみてそのメロディックで勢いのあるエモ/パンクロックが随分と気に入り、早速買ってみました。ギターロックと表現出来るほどにギターもふんだんにフューチャーされ、その疾走感もかなり心地よいです。
2011年2月
2月に良く聴いたアルバムです。今月は国内アーティストでは桑田佳祐の最新盤を、海外アーティストではRed、Yanni、Adele、Bright
Eyes、James Blunt、The Civil Wars、Celtic Woman、Esperanza Spaldingの最新盤を、Jeff
Beck(2枚)、Pearl Jamの最新ライブ盤の計12枚を購入しました。
今月一番良く聴いたのは、クリスチャン系ロックバンド、Redのサードアルバム「Until We Have Faces」でした。デビュー当初のLinkin
Parkを彷彿とさせるヘヴィーなミクスチャー系のがつんと来るロックにEvanescenceのドラマチックかつダークな美メロ感が合わさった感じのそのサウンドはヘヴィーながらとても聴きやすく、気に入って良く聴きました。日本での知名度がほとんど無い彼らですが、Linkin
ParkやEvanescenceが好きな人には是非聴いて欲しいアルバムです。
二番目に良く聴いたのは、ギリシャ出身のニューエイジ音楽シーンの第一人者、Yanniのニューアルバム「Truth Of Touch」でした。幻想的な美しいヒーリングナンバーばかりかと思いきや、クラシック調、ジャズ調、ポップス調、さらにはロック調の躍動的なナンバーまでと本当に幅広く、ヒーリングでリラックスするつもりがいつの間にか彼の音楽ワールドにぐいぐいと引きずり込まれていってしまいました。
三番目に良く聴いたのは、2年前のグラミー賞で最優秀新人賞を獲得したUKのシンガー、Adeleの約3年ぶりとなるセカンドアルバム「21」でした。彼女の年齢を表していると思われるアルバムタイトルですが、そのヴォーカルはハスキーで貫禄、迫力があり、何より彼女ならではのヴォーカルスタイルが確立されていて、とても味わい深いものとなっています。素晴らしいヴォーカルアルバムです。
2011年1月
1月に良く聴いたアルバムです。今月は国内アーティストでは佐野元春の最新盤を、海外アーティストではCage The Elephant、The
Decemberists、Social Distortion、Corinne Bailey Rae、Charice、Mumford & Sonsの最新盤、Alter
Bridge、Chris Bottiのライブ盤、Jazzの25枚Box Setの「The Perfect Jazz Collection:
25 Original Albums」の計10枚(セット)を購入しました。
今月一番良く聴いたのは、2009年にデビューしたケンタッキー州のロックバンド、Cage The Elephantのセカンドアルバム「Thank
You Happy Birthday」でした。ダンサブルでキャッチーなオルタナ系ロックンロールに荒々しさと前衛さがミックスしたような、実に個性的で尖った、かつハイテンションのロックが妙に気に入って、随分と聴き込みました。中でも#8「Right
Before My Eyes」はキラーチューンと呼べるほどのキャッチーなナンバーで、シークレットトラックに収録されたアコースティック版と共にお気に入りのナンバーとなりました。
二番目に良く聴いたのは、Portland出身のバンド、The Decemberistsの6枚目のアルバム「The King
Is Dead」でした。フォーク/カントリー/ロックのルーツ音楽系のサウンドですが、シンプルで素朴でありながらキャッチーで軽快なのが聴いていてかなり心地よく感じました。アメリカンフォークロックが好きな人にはイチオシのアルバムです。ちなみに2011年2月5日付けの全米ビルボードアルバムチャートで初登場1位を記録しています。
三番目に良く聴いたのは、ベテランパンクロックバンド、Social Distortionの6年ぶりとなる7作目「Hard Times & Nursery
Rhymes」でした。本作はEpitaphレーベルへの移籍第一弾ともなっています。パンク的な激しさはあまり無く、骨太のアメリカンロックアルバムという感じに仕上がっているのがとても良い感じです。ちなみに聴く度にその雰囲気がJohn
Mellencampの若い頃によく似ているなあと感じてしまいます。