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ログハウス:薪ストーブ

日にち:2006年1月2日

薪ストーブを久しぶりに使ってみましたので、簡単にその様子をご紹介します。
私の家にある薪ストーブはバーモントキャスティングスのイントレピッド(INTREPID)というモデルです。
1993年にログハウスを建てたときに一緒に設置してもらいました。今までに使ったのは最初の2年間にそれぞれ4,5回ほど、続く3年間ほどは年に2回ほど。そしてそれ以降は子供が小さかったこともあって、危ない為に全く使うことはありませんでした。ですから火を入れるのは8年ぶり位になると思います(^^;。
本当は煙突の掃除をしてから使おうと思っていたのですが、結局年末にかけて忙しく全く出来ませんでした。また煙突掃除は近いうちにしてみたいと思います。

まずダンバー(火室から煙突に直接排気する弁)と吸気口のエアーコントロールを全開にし、小さい薪を積み上げて段ボール等で火を着けます。この段階ではまだ危なくないので、息子に火を着けさせます。

たきつけの薪に火が着きましたので、太い薪を何本か上に置きます。今回使う薪は、以前に買ってあったまま8年間放ってあった広葉樹の薪と、昨年秋にテラスのログ(多分ダグラスファー)で傷んだものをカットして薪割りして作った薪です。薪ストーブには広葉樹の薪の方が向いているのですが、ま、針葉樹の薪も乾燥させた上で完全燃焼させればなんとか使えるとありましたので、それで今回初めて針葉樹の薪も使ってみることにして見ました。

火がある程度勢いよく燃えはじめたので、ダンパーを閉め、エアーコントロールを絞ってしばらく置いておいたら、ふと気がつくと煙突の上の方から黒いタールの様なものがたれてきているではないですか。

そう、実はこれ以前にも経験しているのですが、基本的には薪の中にある水分が煙突上部で結露し、煙突内の煤やタールと一緒にたれてくるものの様なのです。ただこれちょっと嫌なにおいを出しますので(^^;、再び慌てて火力を上げてから窓を全開にして換気をし、においがなくなるのを待ちます。
多分先ほどエアーコントロールを絞りすぎたことで火力が弱まり、そのためにちょっと不完全燃焼気味&煙突内の排気の温度が下がってしまったことで煙突内で結露したためかと思われます。薪ストーブをたくのは、石油ファンヒーターと違って、スイッチを押したらそれっきりほったらかしで良いという訳にはいかず、火の様子を見ながら薪や空気量の調節をしてあげないといけません。そこが面倒でもあり、薪ストーブの面白いところでもあるのです。

薪ストーブの熱はじわーっと暖まりますので、個人的には大好きなのですが、でも最初に火が着くまでに時間がかかる点、それとちょっと出かけるからと言ってファンヒーターの様にスイッチをひねって消す訳にはいかず、出かけているときに気がかりな点が、自分にとっての最大の難点かなあ。でも今シーズンはこれからも何度か使ってみたいと思っています。ストーブの前でくつろいでビールを飲みながらでも(^^)。

【2006/01/15追記】
2006年初めて薪ストーブを焚いたのが前回報告した1月2日でしたが、その後もう一度焚いてみた時に以下の問題点があることを感じました。

・ダンパーを閉めた後にやはりタールのたれが目立つこと(もちろんダンパーを開けて火の勢いを増せば収まる)
・ ダンパーを閉めていると時々正面の扉の合わせ目の一番上の辺りから煙が外に出てきている
・ダグラスファーの薪はおきになってからの発熱がいまいち

まずタールのたれですが、タールが煙突の外側にたれる要因としてネットで調べてみると、低温で燃焼させたときにタールが出やすいこと、また煙突の継ぎ方で上側が外側に出るようになっているとタールが外側にたれやすい(薪ストーブの場合は煙突は上側が内側になるように継ぐ方が良いらしい)と言うことが分かりました。多分私の薪ストーブの燃やし方が下手なことが一番の原因だとは思うのですが(^^;、煙突の継ぎ方にも問題があるのかなあと気になり始めたのは事実です(^^;。
次に正面の扉の合わせ目から煙が漏れてくる件は、ドアの開閉部の密閉度を高めるためのガスケットと呼ばれるグラスファイバーロープがへたってきているのが原因だと感じ、これは早急に自分で交換してみることにしてみました。
次に薪の件ですが、針葉樹であるダグラスファーの薪は最初の燃え方は悪くないのですが、繊維が広葉樹と比べるとすかすか気味のため、おきになってからの発熱量が広葉樹に比べて明らかに少ないのを実感しました。うーん、まだ沢山ダグラスファーの薪はあるけれど、どうやら広葉樹の薪をメインとして時々ダグラスファーの薪を使う程度でないと駄目だなあという感じです。

さて、いつも最初のたき付けに結構苦労していること、また正面の扉のガラスが煤でかなり曇ってきていることから、ネットで見つけた以下の業者から着火剤とガラスクリーナー等を購入してみることにしてみました。
ログハウスメンテナンスR&Rサービス
実はそれ以外にもいくつか購入した物があるのですが、それはまた後日報告出来るかと思います。
次にガスケットの交換ですが、これはやはり専門の方に実際に聞きながら必要な物を買った方が良いだろうということで、地元にある以下のショップに行ってみて、話を聞いてみることにしてみました。
Stove House 蓼科店
行ってすぐにガスケットを購入しようとしたら、お店の方からまず症状や燃やし方をいろいろと聞かれ、今回の正面からの煙の漏れはガスケットの摩耗のせいでは無さそうだと言われてしまいました。十分に熱が上がっていないためにくすぶっているのが原因ではないかと思われ、またそのため空気の流れも悪いのではないかと。そう言われてみるとそんな気もしてきます。そしてタールのたれも、煙突の継ぎ方で出やすいのは確かだが、でもこちらもやはり十分に熱が上がっていないためではないかと言われてしまいました。そして何度で焚いているかと聞かれ、分からないと答えると、おそらく温度が低すぎると思われるので、薪ストーブ用の表面温度計で温度を管理して300度位で焚いた方が良いと強く勧められました。ということでガスケットの代わりにファイヤーサイドのストーブトップ温度計を買ってみることにしたのでした。

そして今回買ってきた温度計がこちらです。磁石で薪ストーブの表面にくっつきます。

表示を見ると、0度から500度までメモリがあり、0度〜175度位までが「COOL ZONE」、そこから350度までが「BEST ZONE」、それ以上は「DANGER ZONE」とあります。さて自分は今まで何度で焚いていたのが気になるところです(^^;。
また着火剤とガラスクリーナーはこちらです。

ガラスクリーナーですが、これを付けてこすってみたところ、あれほどこびりついていた煤の汚れがきれいに落ちてくれました(^^)。また着火剤ですが、薪ストーブ用にいろんな種類が発売されていますので、これがお勧めかは分かりませんが、今日薪ストーブを燃やした際に、上記の箱に3本(1本は8ブロックに分割可能)はいっているうちの1本の半分だけ使ってみたのですが、それでちゃんと薪に火が着いてくれました。いやー、楽ちん。いずれももっと早く入手しておくべきでした。
そして注目の温度ですが、ダンパー全開、フロント扉全開でもなかなか100度にも上がりませんでした。その後火の勢いが強くなったので正面扉だけ閉めてダンパーとエアーコントロールは全開で燃やしてみたのですが、それでも200度まではなかなか上がりませんでした。確かに以前の私なら正面扉を閉めてしばらくしてからもうダンパーを閉めてしまっていました。やはりお店の人に言われたとおり、今までは温度が低いのは確かなようです。
そのままダンパーとエアーコントロール全開のまま燃やし続け、250度以上になった時点でやっとダンパーを閉じましたが、確かにこの状態ですと扉の隙間からの煙の漏れはほとんど感じませんし、タールのたれも一晩焚いて特にありませんでした。
また前回正面ガラスに煤を付けた大きな要因のダグラスファーの薪ですが、今回高温状態で燃焼させたところ目立つほどの煤は出ませんでした。ただし燃え始めると強い火力で一気に燃える感じで、やはり広葉樹と比べると火力が長持ちしないのは感じました。(広葉樹の薪は一気に燃えさかることはなく、じっくりと燃えていく感じ)

と言うことで結論としては、今まで薪ストーブを燃やしたときは温度計がないために温度が分からず、結果として温度が十分に上がっていなかったために煙突ではタールが発生しやすく、火室ではくすぶって隙間から煙が漏れ、正面のガラスに煤がこびりついてしまったということでした。
薪ストーブを使われている方はぜひ温度計できっちりと温度を管理することをお勧めします(^^;。