日にち:2023年2月11日
場所:長野県八ヶ岳
コース:白樺高原国際スキー場→七合目登山口→将軍平→蓼科山→北面を滑る→七合目登山口→白樺高原国際スキー場
天気:快晴
前日の南岸低気圧による大雪で、そろそろ蓼科山も滑れるようになったことを期待して、今シーズン初めてとなる蓼科山に出かけてきました。
新雪は登山口で30cm、吹き溜まりでは60cmほども積もっていて、登山者は腰ラッセルを強いられるほど。樹林帯の先の急斜面も新雪がほぼ一面に積もっていて(一部はパックスノー)、シールで問題無く山頂まで不安無く登ることが出来ました。
北面稜線からドロップしましたが、稜線直下は全体的にパック気味でしたが、それでも30cmほどは沈む雪質で、滑るのは楽しかったです。
ただ疎林帯通過に低木がかなり邪魔になること、北面オープンバーンに目立つ岩や地雷多数を考えると、全体的にあと50cmから1mは欲しいところです。
登山道周辺の滑りは、斜面が広い部分はふかふかディープパウダーを満喫出来ました。
自宅を7時50分に出発し、白樺高原国際スキー場に向かいます。そして8時30分、白樺高原国際スキー場の無料駐車場に到着。朝はまだかなり空いていましたが、戻ってきたらあの広い駐車場がほぼ満車状態に。びっくりです。
今シーズン初めての蓼科山BCです。まず1回券でゴンドラで上に上がります。なお今シーズンからスキーオンリーでは無くボードも良くなったと聞きました。
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ゴンドラを下りると既に絶景。
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槍穂高と手前に真っ白な三峰山。今日はディープパウダーだったのでは。
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登山道入口にて準備をします。昨日の降雪でリセットされノートレース。
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滑る予定の蓼科山北面。日差しが当たっていないので斜面の様子が良く分かりません。
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9時、シールで歩き始めます。新雪は30cmほど。もっさり気味の新雪でラッセルも少し疲れます。
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いつもここはもこもこ。
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なんとなく登山道は分かります。
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ラッセルの跡。
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道路に出ました。
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9時38分、七合目鳥居。
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今日はこのまま一人ラッセルを覚悟していたのですが、
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途中でつぼ足の若者3人があっという間に抜いていきました。膝ラッセルなのに馬力あるなあ。
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ノートレースよりは楽になりましたが、つぼ足のトレースをならして行くので、相変わらずペースが上がりません(^^;。
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登山道は一面雪で覆われています。
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この先は切り開きのような感じで雪が吹き溜まるところです。
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なんと腰ラッセル(^^;。登山者はスノーシュー等は持っていない感じでしたので、この斜面を突破出来ずに引き返すかもと思っていましたが、頑張っています。
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この腰ラッセルに追いつけない私って(^^;。
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10時43分、天狗の露地の標識の少し手前から天狗の露地に入り、北面オープンバーンの様子を確認します。
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北面上部をズーム。山頂直下の斜面はほぼ大丈夫そう。その次の樹林帯の通過は雪が少なければ苦労しそう。
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北面オープンバーン。今回の大雪でも岩がまだ埋まりきっていませんが、なんとか滑るルートはありそうです。
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乗鞍岳、北アルプスがずらり見えています。
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乗鞍岳。手前に殿城山。殿城山も今日はディープパウダーだったのでは。
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10時50分、登山道に戻り、この標識をパチリ。
ここで先頭を交代し、再びラッセル開始。
樹林帯は新雪は30cmほど。
あっという間に抜かれます(^^;。
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ここは吹き溜まりで新雪が50cmほど。滑ったら多分楽しいはず。
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先頭は再び腰ラッセル。
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ふと見上げるときれいな霧氷。
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11時32分、将軍平に到着。ここでしばし休憩とします。
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木々は皆真っ白。
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山頂を見上げます。
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滑る予定の北面側をズーム。雪の状態はかなり良さそうに見えます。さらさらパウダーだったらうれしいな。
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蓼科荘もかなり埋まりました。
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霧氷。
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11時45分、再び歩き始めます。岩は埋まって歩きやすいです。今回は山頂までシールで登れました。
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この辺り吹き溜まりで新雪は50cmほど。
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トレースは登山道を直登していますので、私は樹林帯を出る辺りからトラバース気味にジグを切って登っていきます。
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東面は吹き溜まっています。一面50cmほど。
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ただ北東面の上部は風が吹き抜けるせいか、シュカブラのでこぼこと藪が目立ちます。
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振り返って浅間山。
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浅間山。
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根子岳、四阿山、湯の丸山。
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風に叩かれてパックスノーです。硬いところもあれば柔らかいところも。
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斜度はこれくらい。登山の場合はアイゼン、ピッケルは必須です。今回はカチカチはなかったのでピッケルは無くても済みましたが、コンディションによってはハードな場合もありますから。
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冬季ルートを示すポール。一番上にもう1本あります。
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稜線近くの大きなシュカブラ。
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間もなく稜線。
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急斜面は終わり、ここからはなだらか。
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埋もれています。
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山頂まで行ってみます。
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12時47分、蓼科山山頂。風は若干ありますが、強風と言うほどではありません。
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八ヶ岳。
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赤岳。
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山頂反対側には行かず、北面ドロップポイントに向かいます。
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北面ドロップポイントにて。カチカチだったらここからは滑りませんが、今日はソフトパックの雪が一面に付いていますので、ここから予定通りドロップします。北アルプスがずらり見えています。
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浅間山方面。
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北面上部は最初はこれくらいの斜度。
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槍穂高。
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爺ヶ岳、鹿島槍、白馬岳。
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13時、そろそろ滑ります。
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風でパックされていますが、30cmほどは沈みます。
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北面上部はほぼこれくらいの斜度が続きます。
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下るにしたがってだんだんと雪は深くなります。
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樹林帯手前は少し藪が目立つようになります。やはりまだ雪は少ないです。
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疎林帯入口はちょうどこの真下。
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ここはパック感がほぼ無くなり、柔らかい膝上パウダーでした。さすが北面です。
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疎林帯入口の標識。
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真下と言うよりは少し右側に向かって滑って行きます。
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北面でも雪質はさらさらで無くもっさりですが、風によるパックが無いので気持ち良く滑れます。
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ここは比較的通過しやすいです。
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樹林帯には柔らかい雪が60cmは積もっています。
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どこを通過するか悩むような場所が多かったです(^^;。疎林帯もあと1mは欲しいです。
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木の隙間を斜滑降、たまにターン。雪はさすがに柔らか。
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オープンバーン上部に出ました。上部は岩もほぼ埋まっている感じです。
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最初の数ターンは今日一番のさらさらディープパウダー。
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それ以降はもっさりパウダー。でもここまでは地雷を踏むことはありませんでした。
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滑りやすそうなルートを探しますが、岩があちこちで目立ちます(^^;。2回ほどガリッと(^^;。
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結局スキーヤーズレフトのいつものラインを滑ってみます。
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このラインは雪が吹き溜まるようで気持ち良く滑れます。
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横を見ても、岩はこの辺りはほぼ埋まっています。
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斜面中間まで来ると、だいぶ岩が目立つようになります。
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何度が地雷にヒットしましたが、下るほどに風の影響が無くなり雪は徐々にふかふかに。
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いつもだとオープンバーンの一番下まで滑って登り返すのですが、今回は時間も少し遅いので登り返し無しのルートで帰ることにします。登山道に戻るために樹林をトラバース。
予定通り天狗の露地に出ました。
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登山道も横切ってその先の沢に向かいます。ではここを滑り降ります。
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日差しや風の影響がないせいか、ふかふかのディープパウダーでした。ここは気持ち良かったです。
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ここからしばらくはお楽しみの斜面です。
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ここも日差しが当たらないので、雪はふかふかの状態を維持しています。
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登山道ディープパウダー、最高です(^^)。
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まだまだ続きます。
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どこまでもふかふかディープパウダー。
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14時49分、ゲレンデまで滑り降りてきて、蓼科山を振り返ります。あの山頂からここまで滑ってきました。
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ゲレンデもノートラックが意外に残っていて、北面側はまだふかふかでした。
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15時8分、駐車場に戻ってきました。