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焼岳テレマーク(2015年4月)

日にち:2015年4月25日

場所:北アルプス焼岳

コース:新中の湯ルート登山口→焼岳山頂→新中の湯ルート登山口

天気:晴れ

焼岳登山口までの道路が、4月17日に冬季閉鎖解除予定だったのですが1週間延びたため、それにあわせて焼岳にバックカントリー(テレマークスキー)に出かけてきました。
ただ斜面をトラバースしたことで湿雪雪崩を起こしてしまい、下にいた登山者のぎりぎり手前で止まったのですが、大いに反省すべきBCとなりました。

自宅を5時15分に出発し、新中の湯登山口の駐車場に向かいます。そして6時58分、登山口脇の駐車場に到着。駐車場の除雪は広くされていますが、この時間、まだ車は数台ほどで、戻ってきたときも半分以上空いていました。

駐車場の反対側はまだ数メートルの雪壁があります。

今回はここからよじ登っていきます。準備をし、7時13分、歩き始めますが、スキーはザックに付けてアイゼン歩行です。

倒木も多く、シールではおそらく苦労すると感じました。

倒木や藪をまたいだり、くぐったりを繰り返します。

この辺りの斜面が今日の昼間、小規模雪崩を起こしていました。

日当たりの良い場所はすっかり雪が消えている部分もありました。

でも森の中はまだ雪がたっぷりです。朝のうちは雪は堅めでアイゼンがよく効きました。

焼岳が正面に見えてきました。

8時58分、広場に到着。正面に焼岳がどーんと見えています。


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登山道をズーム。


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焼岳南峰をズーム。


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いつも滑っている斜面をズーム。


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例年、全層雪崩が起きている斜面ですが、今年はまだ斜面はきれいです。


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休憩後、9時10分、再び歩き始めます。この辺りはシールでも登れますが、面倒で(^^;、アイゼンのまま登っていきます。

紅葉で無くてもこれはこれできれいです。


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穂高をズーム。


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沢底をまっすぐ登っていきます。


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後ろを振り向くと霞沢岳。雪がほとんどありません。


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30cmほどもある落石も。この沢底を登るルートは常に上を見て落石等に注意する必要があります。


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途中に岩が露出して休憩したくなる場所がありますが、でもここは落石や雪崩の集まるルートとなっていますので、あまりゆっくりせずに常に上に注意している必要があります。


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カール内は風も無く日差しが暑いです。


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北峰をズーム。


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乗鞍が見えてきました。


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この辺りは滑るには良い感じの斜面です。


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噴煙は見えていますが、なかなか近づきません(^^;。


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あともう少し。


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コルの少し手前まで雪がありました。

10時37分、コルに到着。ここにスキーをデポします。


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では北峰に進みます。


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なんとこの辺りは登山道まで雪が繋がっていました。ここまでスキーを持ってくれば良かった。


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乗鞍をズーム。


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コルから山頂までほぼ雪が消えていますが、このあたりだけ20mほど雪の上を歩きました。


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そして反対型の展望が広がります。


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ここだけ少しどきどきしました。今後雪解けによって歩くルートが大きく変わりそうです。


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急な岩場をよじ登ります。


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隣の噴煙。


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10時54分、焼岳北峰山頂に到着。

ではここからの展望を笠ヶ岳方面から右回りでご紹介。


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笠ヶ岳をズーム。


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その右隣をズーム。


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槍ヶ岳をズーム。


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西穂をズーム。


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穂高をズーム。


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奧穂をズーム。


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前穂をズーム。


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上高地をズーム。


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大正池をズーム。ずいぶんと緑に見えます。


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十石山をズーム。


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乗鞍岳をズーム。乗鞍も上の方は再び岩やハイマツが目立ちはじめています。


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山頂で大展望を楽しみながらゆっくり食事にしたのち、11時35分、そろそろ下りはじめます。

板をデポした場所まで戻ってきました。

滑る準備をし、いったん斜面の一番上まで少しかに歩きで登ります。


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11時53分、ここから滑り始めます。


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雪は強い日差しですっかりゆるんで快適ざらめです。


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ただカールの中央部は登山者の登るルートでもあり、また落石が目立ちますので、一つ尾根を超えた南側の斜面を後半は滑ることにして、そこまでトラバースすることにします。(ただし今日の雪の状態ではこの斜面をトラバースすべきでは無かったと反省しています)


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雪が強い日差しでざくざくにゆるみ、トラバースする際にスキーで削った雪がだらだらとなかなか止まらずに流れていくのが気にはなっていたのですが...。


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ざーっと大きな音がし続けるので後ろを振り向くと、滑った部分が全部だらだらと雪崩れていました。雪崩れていった先の少しゆるやかな部分(藪が顔を出している手前のあたり)で多くは止まったのですが、ただ止まりきれなかった一部がさらにその先の沢底まで達していました。


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そしてその先に立ちすくんでいる登山者がいました...。雪崩は登山者の手前10mか20mほどで止まりましたが、その登山者は自分に向かってくる雪崩れにさぞかし肝を冷やしたことと思います。本当にすみませんでした。
今後の自分の注意点ですが、滑ろうとしている・あるいはトラバースしようとしている斜面の下に人がいたら絶対に滑らないこと(人がいないことを十分に確認すること、特にトラバースの場合はその範囲が広いので要注意)、そして斜度と雪の状態から湿雪雪崩のリスクが高いと判断される場合はその斜面に入らない事を、改めて肝に銘じたいと思います。
さて、尾根を超えて進んだ先の斜面がこちらです。


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今の斜面を振り返ります。


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シュプールをズーム。


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こちらの斜面も雪崩れるのではと不安でしたが、斜度が先ほどに比べると緩やかですし、試しにスキーカットしても流れ落ちることは無かったため、なんとか滑れるのではと判断し滑り始めました。
ちなみにこの斜面は登山者が上り下りに使う斜面ではないため、BCスキーヤーが良く滑っている斜面となっています。


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ちょっと縦溝が深いのが気になりますが、でも気持ちよく滑ることが出来ました。


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斜度が緩んでからは何の心配も無く滑ることが出来ました。
先ほどトラバースした斜面を振り返ります。


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最後に滑った斜面をズーム。


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広場まであっという間に滑り降りてきました。

最後にもう一度焼岳を眺めます。


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シュプールをズーム。


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この先も出来るだけスキーで滑り降りていきます。


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登り返しの手前までスキーで滑っていき、そこから先はアイゼンに切り替えて下っていきました。
朝は堅めだった雪もざくざくに緩み、また日当たりの良い斜面では雪解けも一気に進んでいて驚きました。

雪がざくざくに緩んで踏ん張りがきかないので急斜面は少し怖かったです。

また朝には無かった雪が崩れたあともありました。

13時21分、駐車場まで戻ってきました。車も数台増えただけでした。

正面に見える穂高をズーム。


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で、帰ろうと道路を下っていくと、1台の車が道路に駐まっていて何だろうとその先を見ると、なんと道路に倒木があってとても通行出来る状態ではありませんでした。私の2台前に下った車は通過できたようですので、倒木の発生時刻はおそらく13時過ぎ頃だったのではと推測します。

すでに関係者が来ていて状況を確認していましたので、どれくらいで復旧しそうか聞いてみたところ、3〜4時間から5〜6時間はかかるのではという返事だったので、ああ、暗くなるまでここで待機なのかとがっかりしていたのですが、2時間待った15時30分過ぎ、車が通行出来るエリアを確保していただき、やっと通行することが出来ました。


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次の写真は待機しているときに、そこから見える風景を撮影したものです。なにせやることが無いもので(^^;。


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