日にち:2015年3月5日
場所:長野県八ヶ岳
コース:R299ゲート→丸山北西面オープンバーン→丸山→麦草ヒュッテ→R299ゲート
天気:快晴
2日前に湿った重い雪が降り、そして前日は暴風が吹き荒れていたことから、山の雪の状態は良くないことは覚悟していましたが、それでも久しぶりの快晴が期待出来る日ということで、まさかのパウダーに密かに期待して、今シーズン2回目となる北八丸山にバックカントリー(テレマークスキー)に出かけてきました。
標高2100m辺りまではどこもかりかりのクラストバーン、それより上では樹林帯は比較的柔らかい雪が残っていたのですが、オープンバーンはどこも強風ハードパック&湿った雪が今朝の冷え込みでクラストというダブルクラストで、状態はあまり良くありませんでした。これだけもなか雪ばかりというのは今シーズン初めての様な気がします。もなか雪の滑りの練習をたっぷりすることが出来ました(^^;。
なお前回丸山に滑りに来た際、最後に北西面オープンバーンを滑り終えてから国道に戻るまでに密な樹林帯で苦労したのですが、噂によればもっと楽に通過できるルートがあると言うことで、そのルートの探索も今回の大きな目的の一つでしたが、狭霧苑から冷山への登山道をたどることで楽に北西面オープンバーンの末端に出られることが分かり、大きな成果となりました。今後は帰りを心配すること無く、北西面オープンバーンを滑り降りることが出来ます(^^)。
自宅を6時30分に出発してR299の冬季閉鎖のゲートに向かいます。次の写真はR299の展望の良い場所で撮影した写真です。
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南アルプスをズーム。
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中央アルプスをズーム。
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御嶽山をズーム。
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槍穂高をズーム。
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ゲート前に7時18分に到着。路肩が少し広めに除雪されているところに車を駐めます。
準備をし7時29分、シールを付けたスキーでゲート脇を通って歩き始めます。
道路上の雪は新雪っぽく見えますが、2日前の湿った雪が今朝の冷え込みでクラストしてかりかり状態です。
このカーブの正面の斜面に比較的疎林でそれなりの斜度のある斜面が白く見えています。
その斜面をズーム。標高差は70〜80mほどでしょうか。今回雪の状態が良ければ一度滑ってみようと思っていたのですが、残念ながらこの辺りの雪はかちかちでしたので諦めました。
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8時20分、展望台に立ち寄ってみます。
展望台からの展望を南八方面から右回りでご紹介。
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阿弥陀岳(多分)をズーム。
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南アルプスをズーム。
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中央アルプスをズーム。
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北アルプス槍穂高をズーム。木の間から何とか見えています。
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再びかりかりの道路を進んで行きます。
茶臼山をズーム。
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中央アルプスをズーム。
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御嶽山をズーム。
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乗鞍岳をズーム。
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木の枝に付いた氷が太陽光できらきらと光ってとてもきれいでした。
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まもなく正面に丸山、そして北西面のオープンバーンが見えてきました。
丸山、北西面オープンバーンをズーム。新雪が吹き溜まっているように見えて期待が高まります。
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その右側のこの斜面は前回来たときに滑ってみましたが、急斜面で楽しかったです。
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9時15分、国道を離れて狭霧苑の方に進みます。うっすらと登山道がくぼんでいてトレースがあったことが分かりますが、ここ数日はあまり歩いていないようです。
私が持っている地図上でもここから冷山へのルートは記載されていますが、歩く人が極端に少ないと思われますので、夏に来たときに普通に歩けるのか少し気になります。
休憩所の屋根がすごいことになっています。とてもその中に入って休憩する気になれません(^^;。
そのまままっすぐとうっすらとしたトレースが残っていましたので、たどって進んで行きます。夏の状態は分かりませんが、少なくとも今日歩いた範囲では普通の登山道という感じで藪っぽいところはほとんどなく、通過しやすいルートでした。
また国道上の雪がかりかりだったのに対して、森の中は比較的柔らかい雪で20cmほどのラッセルとなりましたが、今日はラッセルがうれしかったりします(^^;。
所々倒木がありました。
随所にマーキング等があります。ただ赤のマーキングは登山道を示すものと言うよりは、山の境界線を示すためのものが多いように感じました。(登山道はその境界線に沿ってあるような感じです)
なんて歩きやすいルートでしょう。前回の密林通過の苦労が嘘のようです。
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やはり今たどってきたルートがやはり冷山への登山道のようです。
どうやらこの先がオープンバーンのようです。
9時32分、予想通り北西面オープンバーンの末端に出ました(^^)。
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槍穂高、車山をズーム。
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国道から来ればルートは分かりやすいのですが、逆に丸山からこちらに滑ってきて森へ入る場合は、明確な目印が無く、トレースが無いとちょっと分かりにくそうです。ただ森の中の登山道の位置を知っていれば、もう少し東側の方からトラバース気味に森に入っても良いかも知れません。
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最初は平坦な部分が無いので、斜面をトラバース気味に進んで行きます。
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50cmほどの穴が空いていました。積雪は2mほど、その下に1mほどの空洞が見えます。万一落ちてしまうと一人では上がってこられないかも(^^;。
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斜面が平坦になると、風の影響か雪は再びかちかち状態になってしまいました。ここの雪が良ければ帰りは登ってきたルートをそのまま滑って下ればいいかなと思っていたのですが、これでは滑っても楽しくありませんので、帰りは別ルート(麦草ヒュッテ経由)で帰ることにしました。
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前回訪れた時にはこの横の急斜面を滑ってみました。
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後ろを振り返ります。急斜面ではありませんが広大なので、さらさらパウダーが積もっているときに滑ると爽快でしょう。
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一部では表面の雪が飛ばされて下のかりかりバーンが出ているところもありました。
登るに従って蓼科山方面の展望がどんどんと良くなります。
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国道から見たときには吹き溜まりに見えた斜面ですが、確かに2日前に新雪が吹き溜まったと思われますが、今はもなか雪化していて残念ながら滑ってもあまり楽しそうではありません。
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左側の斜面の上にある岩場(展望台)に直登していきます。
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10時27分、岩場に到着。
ここは南側、東側の展望は無いのですが、北側ほぼ半分(浅間山から御嶽山まで)の展望は実に素晴らしいものがあります。
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蓼科山をズーム。
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北横岳をズーム。
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茶臼山をズーム。
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御嶽山をズーム。
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乗鞍岳をズーム。
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霧ヶ峰、ガボッチョをズーム。
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槍穂高をズーム。手前は車山。
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燕岳方面をズーム。手前の白い山は三峰山。
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美ヶ原をズーム。
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湯の丸山をズーム。
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篭の登山をズーム。
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浅間山をズーム。
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荒船山をズーム。
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南東側には丸山山頂が見えています。
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今日はひっきりなしに上空を飛行機が飛んでいるのが見えました。ただし飛行機雲は全く残っていませんでした。
では斜面上部に進みます。
斜面は全面もなか雪ですが、全く滑らないのも何ですので、とりあえずこちらの斜面を1本滑ってみることにします。
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もなかが厚くないので、なんとかシュプールを描いて滑ることが出来ました。
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ただ最後の斜面は手強かったです(^^;。今季初の極悪クラストでした。最初の数ターンは固いもなかをかち割ってターンを刻みましたが、後半は力尽きました(^^;。
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ではシールで登り返します。 次の写真は登り返しの途中で撮影したものですが、雪の状態が良ければ気持ちよい滑りが楽しめることでしょう。
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11時10分、次は中山山頂に向かいます。ただ...、オープンバーン近くのトレースは前回の降雪で完全に消されてしまったようでルートが分かりません。ルートを探して6分ほどうろうろ(^^;。
やっと近くの木にピンクのテープを見つけることが出来ました。この辺りからはうっすらとしたトレースが残っていました。
11時24分、麦草峠からの登山道に合流。
この先もピンクリボンをたどって丸山山頂に向かいます。登山道ですが、前回の降雪以降歩いた人がいないようで、相変わらず20cmほどのラッセルが続きます。
雪の状態は極上でした(^^)。後の滑りが楽しみです。
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11時36分、山頂手前の標識のところから西側に進みます。(展望の良い場所があります)
すぐに見晴らしの良い場所に出ます。ここは東側以外の展望があります。
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西天狗岳をズーム。
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中山北西面のオープンバーンも何とか滑れそうです。
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南アルプスをズーム。
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入笠山をズーム。
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中央アルプスをズーム。
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御嶽山をズーム。
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今朝の強い冷え込みで厳冬期並みの風景が広がっています。
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冷たい強めの風が吹き付けていましたので、写真だけ撮ったらすぐに引き返し、丸山山頂に向かいます。
11時50分、丸山山頂に到着。
展望が良くない山頂ですが、南東側だけは少し開けています。
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ここの良い点は周囲の樹林に守られて風がほとんど無く、日差しがぽかぽかと暖かく、休憩適所だという点です。ここで休憩としてお昼とします。
食事後、登山道を引き返して、12時10分、北側の急斜面の上部からスキーで樹林帯を滑り降りてみます。
膝程度の柔らかい雪で、今日一番の滑って気持ちよい雪でした(^^)。
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ただし木が結構密なところもあります。
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斜度は30度ほどと急ですが、雪の状態が良いので問題ありません。
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途中から東側オープンバーンに向けてトラバースしていきます。
途中藪っぽい部分もありましたが、なんとか東側オープンバーンの上部に出ることが出来ました。
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浅間山をズーム。
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茶臼山をズーム。
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縞枯山をズーム。
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東側の斜面もどこか滑れないかといつも眺めています。
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この斜面は東面で周囲を樹林で囲まれていますので、昨日の風の影響はそれほど無いのではと期待していたのですが、残念ながらこの斜面もクラスト気味でさらさらパウダーはありませんでした。
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それでも最初の数ターンは比較的柔らかい雪で気持ちよくターンできました。
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でも下る毎にどんどんとクラスト度は増していきました。まあスキーがはじかれるほどの固いもなかで無ければ、なんとかターンを刻んで滑り降りていきます。
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さてこの先ですが、このまままっすぐ進んで麦草ヒュッテまで出られるルートがあるようですので、試しにトレースをたどって進んでみることにします。
今滑った斜面を振り返ります。
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シュプールをズーム。この斜面の滑りで足がぱんぱんになってしまいました(^^;。
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スノーシューのしっかりしたトレースがあって間違えようがありませんが、随所にこうしたマーキングも用意されていました。
12時49分、麦草ヒュッテ前の斜面に出ました。
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最後にこの斜面を滑ってみることにします。
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ここは比較的柔らかめのもなかという感じで、まあまあ滑りやすかったです。(もなかの滑りにだいぶ慣れてきたこともあるかも)
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麦草ヒュッテ前の斜面はなだらかですので、滑りの練習にはちょうど良い斜面です。
13時9分、国道299号線を下り始めます。
最初はしばらく平坦で漕がないと進みませんが、まもなく勢いよく滑り出しはじめます。
北横岳をズーム。
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13時36分、あっという間に冬季閉鎖のゲートに到着。
さて、急いで帰ってから今日の仕事を片付けないと(^^;。