日にち:2015年1月10日
場所:長野県/群馬県 湯の丸山
コース:湯の丸スキー場→湯の丸山→北面を滑って登り返し→湯の丸スキー場
天気:晴れ時々曇り
1月の三連休の初日、2年ぶりとなる湯の丸山に出かけてきました。ここしばらく降雪が無く、風の影響を受けそうなところはどこも柔らかい雪は期待出来なさそうなことと、それでも湯の丸山北面の樹林帯ならば風も日差しの影響もないディープパウダーが残されているのではと期待したためです。
自宅を7時10分に出発し、湯の丸スキー場を目指します。そしてスキー場の駐車場に到着したのは8時34分でした。向かう途中、湯の丸山の上空に少し雲があるのが気になっていましたが、時間と共にだんだんとその雲が増えてきてしまいました。
標高が高いため、駐車場ですでに極寒です(^^;。
スキー場が営業していますのでリフトの1回券を買ってお手軽に登ります。
8時53分、リフトを降りて緩やかな登りをシール無しで何とか進みます。
すぐに正面に湯の丸山が見えてきます。この辺りの雪は強風の影響か全体的に堅めでスキーではほとんど沈みません。緩やかな下りをスキーで滑り降りていきます。
スキーが止まった辺りでシールを付けます。湯の丸山には頻繁に雲がかかり、すっきりした写真が撮れません。9時5分、シールで歩き始めます。
途中にある東屋(休憩所)の積雪はこれくらい。
ここから見る限り湯の丸山の斜面は積雪が多く、滑走には問題無い状況に見えます。あとはその雪質ですね(^^;。斜面に吹き溜まっていると良いのですが。
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9時13分、鐘の横を通過。
この先から本格的な登りが始まります。先行者のものと思われるスキーのトレースが付いていましたので、それに沿って登って行きます。ただし雪は全体的に堅めでラッセルはありません。
この頃になるとほぼ曇り空となり雪まで舞い出し、今日はもう青空は無いのかな、真っ白かなとがっかりしたのですが、お昼近くになって急に天気は回復していったのでした。
つぼ足でもそれほど沈まずに歩いていますが、ただし所々で笹の踏み抜きで苦労した跡がありましたので、やはりこの時期は登山の場合はスノーシューの方が楽かも知れません。
山頂が見えてきました。
9時56分、湯の丸山南峰横を通過。風はそれなりにありますが、でも暴風というほどではありません。
今回はまず北面を滑りますので、そのまま北峰に進みます。
10時7分、湯の丸山北峰に到着。
相変わらずガスって展望はありません。時々ガスの切れ目から日差しありという感じです。
すぐに滑る準備をし、稜線を北面側に滑り降りていきます。
稜線は相変わらずかりかりです。
正面に角間山を見ながら斜面を滑り出しますが、斜面は強風によるハードパック状態であまり楽しくありません。
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少し下ると堅めのハードパックと少し柔らかめの10cmほどの新雪のミックスとなります。
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シュプールは何とか描けますが、柔らかいと思って突っ込むとハードパックで板が引っかかるなど気が抜けません。
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斜度が増して木の密度が増すこの辺りから下は、いつもだとディープパウダー間違い無しの斜面なのですが、今回はここも強風の影響かパック気味の引っかかりのある斜面が続きます。
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それでも柔らかい雪の層は確実に深くなっていきました。さらさらというよりはもっさりという感じですが。
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高い木が増えてきたこの辺りから風の影響が少なくなり、やっとさらさらディープパウダーと呼べる斜面になりました。
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ちなみに北面の斜度はこれくらい。私のワイドでない板でも深雪を楽しめる斜度があります。
雪は本当にいきなり柔らかくなりました(^^)。
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雪が良いので疎林をどんどんと滑り降りていきます。
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木が密になる辺りまで滑って終了とし、そこでゆっくりと食事とします。あとでGPSで確認したら北峰山頂からここまで標高差で約260mを滑り降りていました。ただし柔らかい雪だったのは半分ほどだったかも(^^;。
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この先は木が密で滑り降りるのに苦労しそうです。
10時55分、再びスキー板にシールを付けて、自分のシュプールをたどって登り返します。
そしてこの頃より上空に青空が時々見えるようになりました。天気が少し回復してきたようです。
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多分今回滑った中で一番雪質が良かった辺り。ターンで削った雪の状態を見ると雪質が一番良く分かりますね。ここは本当にさらさらでした(^^)。
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周りの木の高さが低くなると風と日差しの影響を受け始めて雪質はもっさりした感じになります。
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それにしても真っ白になった木が青空に映えます。
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斜面上部でオープンバーンが広くなると風の影響を受けて柔らかい雪はあっても10cmほどになります。
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降雪直後なら全面さらさらパウダーなのでしょうが、ここしばらく降雪が無いので仕方ありません。
稜線はかりかりです。
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浅間山をズーム。
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西側も青空が見えるようになってきました。ただし北アルプスは雪雲に覆われて見えませんでした。頸城山塊は麓が何とかという感じでした。
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湯の丸山北峰東面の様子。笹は完全に埋まり、滑走には問題無い状態です。雪が少ない時期だと笹を踏み抜いて苦労します。
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11時56分、湯の丸山北峰まで登り返しました。
北西側より雲が帯状に流れてきているのが分かります。今はその帯の間にいるので青空が見えています。北アルプスは相変わらず雲で見えません。
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隣の烏帽子岳。
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烏帽子岳をズーム。
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湯の丸山から烏帽子岳に登る稜線をズーム。いつかあの斜面を滑るのが一つの課題です。
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湯の丸山南峰。
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篭の登山、浅間山。
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浅間山、篭の登山をズーム。篭の登山も樹林が密そうですが南東側にはオープンバーンも少しあるようで、BCで一度挑戦してみたい山です。
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休憩後12時9分、シールを外して東面を滑り始めます。
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ただこちらも北面上部と同様に強風の影響が強く、オープンバーンはどこもハードパック状態で楽しくありません。シュプールもうっすら程度。
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木が比較的多い南峰とのコルの辺りまでトラバースします。
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5cmほどですがやっと柔らかい雪に覆われました。
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急な沢状地形を滑っていきます。
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雪は深くなりましたが、ただ雪質が中途半端で柔らかくもなく堅くも無くという感じで(もっと正確に言えば場所によって少し柔らかめと堅めがまだらな感じでした)、ターンは刻めますがあまり快適ではありませんでした。
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このシュートにはシュプールが集まってきていましたので、ノートラックバーンを求めて右側の急斜面に移動します。
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やっと全面が柔らかいパウダーになりました(^^)。東面でターンして気持ちよいと感じる雪質になりました。ちなみに私が滑った斜面というよりは、おそらく高度が下がった事で風の影響が少なくなったことと、稜線から飛ばされた雪が吹き溜まり始めたのかなと感じます。
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そして下るほどに雪は深くさらさらになっていきました(^^)。
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ただしつつじ平側に戻らなくてはいけませんので、そろそろトラバースを開始します。
つつじ平側に戻ってきました。
つつじ平ですが、表面10cm弱ほどが軽くパック気味ながら柔らかい雪という感じで滑りやすかったです。下地は堅いのでスキーが下に落ち込む事も無く、気持ちよく高速滑走が出来ました。
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12時43分、つつじ平の牧場から有刺鉄線をまたいで登山道に戻ります。
途中で湯の丸山を振り返ります。
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ゲレンデに戻る前にもう一度湯の丸山を眺めます。
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南峰をズーム。登っている人が何人も見えています。
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コルの斜面をズーム。
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北峰をズーム。ちなみに見えているのは東面で滑った北面はその向こう側になります。
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ここからゲレンデ近くまで緩い登りが続きますが、なんとかシール無しで登って行きます。
湯の丸スキー場に戻ってきました。 駐車場までひと滑りです。
ゲレンデはフラットバーンで雪質も良く、気持ちよく高速滑走出来ました。
13時10分、駐車場に戻ってきました。