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車山・車山乗越北東面テレマーク(2015年1月)

日にち:2015年1月9日

場所:長野県霧ヶ峰、車山

コース:車山肩→車山山頂→車山湿原→車山乗越→北東斜面を滑って登り返し→車山乗越→車山湿原→車山肩

天気:晴れ

午後予定していた仕事が急に延期となったため、それならと慌てて10日ぶりとなる地元車山に雪の様子を確認しに出かけてきました。
3日前の前線通過で暴風が吹き荒れた影響で、上の方は新雪はほぼ吹き飛ばされてしまっていましたが、ただ下の方にはその吹き飛ばされた雪が吹き溜まっていて、部分的ではありますがまあままのさらさらパウダーを滑る事が出来ました。
また今回初めてとなる車山乗越と殿城山の間の東斜面を滑り降りてみましたが、こちら側には車山や霧ヶ峰から吹き飛ばされてきた雪が吹き溜まるようで、どこもさらさらパウダーが積もっていてびっくりしました。


自宅を10時40分に出発し、車山肩に向かいます。そして11時13分、車山肩の駐車場に到着。

道路北側の除雪エリアは少し広くなっていて、6台ほどは駐められそうでした。ちなみに昨年末にあった道路南側のエリアは除雪がされていなくて普通の車は駐める事が出来ない状態でした。

準備をし11時24分、シールを付けたスキーで歩き始めます。

蝶々深山。


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まずは車山山頂に向かいます。このあたりは強風の影響でつぼ足でもほとんど沈まないほどの堅い雪になっていました。


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途中から山頂直登ルートに入ります。

進行方向右側の斜面に吹き溜まりの大きな雪庇が出来る場所があるのですが、3日前の湿雪の影響か雪庇が大きく崩落しているのが見えます。あちらには出来るだけ近づかないようにルートを取ります。


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槍ヶ岳、常念岳をズーム。


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急斜面を登る部分ですが、かりかりでは無く、パックされた新雪が付いていましたので問題無く登る事が出来ました。

もう一度先ほどの崩落個所を眺めます。


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稜線も笹はほぼ埋まりました。どこでも滑れますが、稜線はどこもかりかりです(^^;。

登山道に合流しました。

11時56分、車山山頂に到着。

では今日の展望を八ヶ岳方面から右回りでご紹介。


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蓼科山をズーム。


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北横岳をズーム。


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天狗岳をズーム。


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赤岳をズーム。


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権現岳をズーム。


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富士山をズーム。


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南アルプスをズーム。


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ガボッチョをズーム。


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中央アルプスをズーム。


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北アルプス槍ヶ岳、常念岳をズーム。


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鷲ヶ峰をズーム。


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三峰山をズーム。


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美ヶ原をズーム。


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根子岳、四阿山をズーム。


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湯の丸山をズーム。


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篭の登山をズーム。


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浅間山をズーム。


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景色を眺めながら食事にした後、滑る準備をして12時22分、滑り始めます。まずはいったん登ってきたルート沿いに滑っていきます。

直登ルートの途中から北面側に進路を変更します。


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かりかりと新雪ハードパックのミックスです。出来るだけ新雪ハードパックの部分を滑り降りていきます。


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北面上部の急斜面はものすごいシュカブラです。


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北面の真ん中のバーンを滑ってみます。ただしシュカブラがあるところは堅いので、こけないように注意して滑り降りていきます。


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ここからやっと新雪が吹き溜まった柔らかいバーンになりました。


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この先はもう大丈夫でしょう。


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握っても雪玉にならないようなさらさらの雪が30cmほど積もっていました(^^)。


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短い距離ですがパウダーを滑れて良かったです。
車山は冬は南西、西風が吹き付けるため、飛ばされた雪が北面の下半分に吹き溜まりやすいのです。


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登山道まで滑り降りてから斜面を振り返ります。


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斜面をズーム。


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今日はこのまま帰る予定でしたが、ただ少し不完全燃焼気味ですので、一度訪れてみたいと思っていた車山乗越と殿城山の間の東斜面の様子を見に足を伸ばしてみる事にしました。
12時40分、シールを付けて歩き出します。

蝶々深山。


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車山。


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山頂寄りの急斜面をズーム。2個所ある段差がかなり急なので要注意のラインです。


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蝶々深山への分岐を通過。

12時52分、車山乗越に到着。

まっすぐ行くとゲレンデに出てしまうので、いったんは殿城山側に進みます。

途中から適当に東斜面の方に進みます。

殿城山が見えてきました。

この辺りは何カ所か大きな雪庇が出来ている部分があり、落ちると無事では済まない可能性がありますので、注意して進んで行きます。


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左側の斜面。後から思えばあのピーク辺りから滑り降りた方が楽なライン取りが出来たと感じます。


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右側には大きな落ち込みと雪庇。


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13時3分、では滑り始めます。


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滑り出しはかりかりでしたが、すぐに柔らかい雪が深くなりました。霧ヶ峰から飛ばされてきた雪がこの辺りから吹き溜まるようですね。 少しパック気味ですが、踏み込めば30cmほどは削れてくれます。


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北側の様子。


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南側の様子。


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この先は少し藪っぽくなります。


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この辺りから風の影響が無くなり、雪はさらさらになりました。


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あとで右側に見える斜面の樹林帯を登り返しました。この先はすぐに車山高原スキー場のゲレンデがあります。


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この先の急斜面が今回一番の難関でした。

落ち込みは35度ほどの急斜面ですが、そこは雪が飛ばされてかりかりバーンでした。

少しでも雪が付いている方にと右側の斜面に進んだのですが、こちらは斜度がさらにきつくなり、ターンで削った雪がそのまま斜面一番下まで雪崩のように滑り降りていくほどでした。

こけないように慎重にターンをします。

尾根上が一番斜度がなだらかでしたので(それでも30度ほどはあるでしょうか)、雪がつながった辺りで尾根上のルートに戻ります。


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ここからは今日一番の気持ちよいパウダーバーンでした(^^)。時々底付きしますが、でも30cmほどのさらさらパウダーが積もっていました。


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ああ気持ちよかった(^^)。この先は少し斜度が緩みますが、まだしばらく滑り降りて行けそうですが、登り返しがありますので、今回はここまでとします。(車2台で来たなら1台をエコーバレースキー場に駐めると便利かも)


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殿城山側。


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これから登り返す斜面側。


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13時26分、登り返し開始。


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シュプールをズーム。


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林の中をジグを切って登って行きます。この林の中もさらさらの新雪が積もっていました。


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樹林帯を出ると先ほど滑り降りたラインが見えていました。二つ見えるラインのうち手前側を滑り降りましたが、多分もう一つ向こうのラインの方が急な場所が無く滑りやすいと思われます。


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車山高原スキー場のゲレンデ脇を登って行きます。


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14時2分、車山乗越まで登り返しました。

この先は車山湿原に向かって緩い下りになります。シールのまま滑り降りていきます。

車山北面西側の斜面にシュプールが刻まれていました。


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もう一度蝶々深山。


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車山北面を振り返ります。


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車山北面をズーム。これで新雪が積もったら最高のバーンになります。


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14時25分、車山肩の駐車場まで戻ってきました。