日にち:2015年1月29日
場所:長野県霧ヶ峰/美ヶ原
コース:R142旧道和田峠→ビーナスライン→登山道→三峰山→東斜面を滑走→三峰山駐車場下の北面を滑って登り返し→ビーナスラインをショートカットしながら下る
天気:晴れ
数日前に山では湿った雪が降りましたので、もしかして斜面にはもっさり気味ながら新雪がたっぷり積もっているのではと期待して快晴となったこの日の午前中、今シーズン2回目となる三峰山にバックカントリー(テレマークスキー)に出かけてきました。
確かに雪は多かったのですが、ただ残念なことに今朝の強烈な冷え込みで昨日陽があたった斜面はことごとくサンクラストのハードもなかになっていて、あまり快適ではありませんでした。それでも北向きの斜面を中心に雪の状態の良い斜面を探しながら滑ってみましたが、今回初めて滑った三峰山駐車場(三峰茶屋)から北側に下っていく道路下の斜面は予想外のディープパウダーでびっくりしました。三峰山の斜面がいずれも状態が良くないときは、がっかりして帰る前に一滑りする斜面として検討してもよさそうです。
なお今回は時刻等は明記いたしません(^^;。
旧道の和田峠のビーナスライン入口の除雪エリアに車を駐めて準備をします。ここまで自宅から45分ほどです。ビーナスライン入り口は車が2台か3台ほど駐められるスペースが除雪されていますが、今日は私が最初でした。少し手前(諏訪側)にも路肩に数台置けるスペースがあります。
準備をし、ここからシールを貼ったスキーで歩き始めます。昨日に数名のスキーヤーが訪れたようで、しっかりしたトレースが付いていて助かりました。ただ雪の表面は今朝の強烈な冷え込みでクラストしていてもなか雪状態です。うーん、今日は雪の状態があまり良くないかも...。
冬季閉鎖のゲートの中央部はほぼ埋まりました。あと一降りあれば中央部は完全に埋まりますね。
すぐに登山道の標識がありますが、うっすらとしたトレースが見えました。登山の場合、スノーシューあるいはワカンは必須です。
最初のカーブはミラーのところからショートカットします。
ここは意外にも雪がさらさらでした。
道路に合流します。この先の右カーブの先の沢の右側の斜面をトレースをたどって進んで行きます。なお次の写真でちょうど正面に見える、沢の手前の尾根をまっすぐ登るトレースもありましたが、ここを登ると少し遠回りになります。
林道のショートカットルートに進みます。沢の右側の斜面をトラバース気味に進んで行きます。なお前日訪れたと思われるスキーヤーは林道をそのまま登っていったようです。
尾根上に出て切り開きの開けたところを進んで行きます。
道路に出ました。
カーブをまっすぐ進んで斜面を登ります。
稜線までまもなくです。
出発して1時間ほどで稜線に出ました。今日はラッセルも無く楽でした。
目指す三峰山が遠くに見えてきました。
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三峰山をズーム。
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北アルプスもきれいに見えています。
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燕岳をズーム。
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常念岳をズーム。
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槍穂高をズーム。
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鉢伏山をズーム。
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乗鞍岳をズーム。
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御嶽山をズーム。
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東側には浅間山もきれいに見えています。
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浅間山をズーム。
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厳冬期は風が強いことが多いのですが、今日はなんとほぼ無風です。それなのにこの大快晴とクリアな大展望、素晴らしい日に訪れました(^^)。
ここから360度の大展望を楽しみながらの気持ちよい稜線散歩が始まります。
振り向くと八ヶ岳。
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南アルプスも見えてきました。
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南アルプスをズーム。
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和田峠スキー場跡斜面の様子。シュプールも見えています。
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中央アルプスをズーム。
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特徴的な丸い吹き溜まり。
三峰山がだんだんと近づいてきました。
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三峰山をズーム。斜面のあちこちに多くの鹿がいるのが分かります。
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全ての方向が絶景ですので、少し歩いてはぱちりとなかなか前に進めません(^^)。
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この辺りから稜線周辺に鹿の痕跡(足跡、掘って草を食べた跡など)が目立つようになります。
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三峰山駐車場から登ってくると、稜線のルートの合流地点になる標識。
沢山の鹿がじっとこちらを見ています。以前は私の姿を見るとさっと逃げたものですが、今回は近づくまでなかなか逃げませんでした。逃げるときも、逃げるのは面倒だなと言う雰囲気をたっぷりと感じさせていました(^^;。
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山頂まであと少しです。ちなみに稜線は柔らかい雪は飛ばされてクラスト気味のバーンです。
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鹿と穂高岳。
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南東側斜面の雪も多いですね。ただ雪の状態が気になります。
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1本だけある木は大丈夫でした。(前回来たときは重そうな樹氷で折れそうでしたので心配していました)
鹿の掘り返した部分の間を通って登っていきます。
出発して約2時間で三峰山山頂に到着。
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では今日の大展望を八ヶ岳方面から右回りでご紹介。
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蓼科山をズーム。
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天狗岳をズーム。
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赤岳、横岳、硫黄岳をズーム。
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権現岳、手前の車山をズーム。ちなみに今日の三峰山は昨日陽があたった斜面が皆クラストしていましたので、ほぼ北に面している車山北面や沢渡スキー場跡斜面はおそらく雪の状態は悪くなかったのではと予想します。
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富士山、手前の鷲ヶ峰をズーム。
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和田峠スキー場跡斜面をズーム。
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南アルプスをズーム。
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南アルプス南部をズーム。
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守屋山をズーム。
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中央アルプスをズーム。
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御嶽山をズーム。
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乗鞍岳、手前の鉢伏山をズーム。
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北アルプスが全てきれいに見えています(^^)。厳冬期にこれだけ北アルプスがきれいに見えるのは月に何日もないほどです。
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槍穂高をズーム。
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常念岳をズーム。
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燕岳をズーム。
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立山、蓮華岳をズーム。
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爺ヶ岳、鹿島槍、五竜岳、白馬岳をズーム。
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美ヶ原をズーム。
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茶臼山をズーム。
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根子岳、四阿山をズーム。
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湯の丸山、篭の登山をズーム。
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浅間山をズーム。
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特徴的な形の荒船山をズーム。
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山頂を別アングルから。なんと鹿が山頂直下の急斜面をよじ登ってきたトレースが!。
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滑る準備をし、山頂少し手前の南東面に向かいます。
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滑りはじめますが、なんとこの南東面は山頂直下からクラスト気味でまともに滑ることが出来ません(^^;。昨日晴れていましたので、陽があたって重くなり、今朝の冷え込みですっかりクラストしてしまったようです。
数ターンでこの斜面は諦め、左側の尾根上に逃げます。
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尾根より北側の斜面の雪は日差しの影響が少なくなり、比較的柔らかくて重めの新雪という感じで普通にターンして滑ることが出来ました。
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途中で元の斜面に復帰しますが、雪の状態は変化無し。滑りやすい雪を求めてどんどん南側にトラバースしていきます。
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隣の斜面に入りました。
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こちらは雪庇が発達しています。
東向きの斜面中央を滑れたら気持ちよさそうですが、ここもクラスト...。
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北東に面した部分まで回り込んでやっと雪が柔らかくなりました。ではこの方向で滑り降ります。
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クラスト感は無く、もっさり気味の新雪が20cmほどという感じで気持ちよく滑れました。
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ただし沢の中央まで下ると再びもなか雪となってしまいました。
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道路を戻ります。
一番手前の斜面。写真左側の斜面は北東向きですので、雪の状態は悪くないだろうと思い、滑ってみることにします。
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斜面のすぐ脇を登り返します。
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エントリーしやすいこの辺りから滑ってみます。
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今滑ったラインは雪の状態も良く普通に滑ることが出来ました。
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滑り降りてから再びシールで道路を上っていきますが、左側(東側)の斜面が北向きで比較的オープンバーンなのに心惹かれます(^^)。
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今滑った斜面を振り返ります。
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巨大な吹き溜まりを超えていきます。
三峰山を振り返ります。
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三峰山山頂をズーム。
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三峰山駐車場(三峰茶屋)の横に広がる斜面がなかなか良さそうでしたので、どんな感じか一度滑ってみることにします。この斜面を滑るのは今回が初めてです。(三峰山の斜面自体の状態が良かったらこっちを滑ろうとは思わないのですが、今回は滑りは不完全燃焼気味でしたので)
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ではこの辺りから滑ってみます。
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最初は緩く下っていきますが、北向きということでクラスト等はありません。
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すぐに斜度が急になり、同時に雪も深くなりました(^^)。
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後半は30度弱ほどの急斜面です。
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30cmほどのもっさり気味パウダーを気持ちよく滑ることが出来ました(^^)。
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隣の樹林帯も疎林で良さそうでしたので、登り返してもう1本滑ってみることにします。
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次の3枚は登り返す途中で撮影したもの。距離はそれほどありませんが、良い斜面だと思います。
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三峰茶屋の建物まで戻ってきました。
この斜面2本目は先ほどよりもう少し東側を滑ってみます。
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東に尾根が延びているようで、ずいぶんと先まで白い斜面が続いていました。
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先ほどと同様に斜度が急になり始めると雪が急に深くなりました。
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ターンする毎に大きなスプレーが上がるのが分かります(^^)。
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このラインも楽しく滑ることが出来ました。
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この下は樹林帯となるのですが、疎林に見える東側に少し移動してもう少し滑ってみます。
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樹林帯の斜度はこれくらい。
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日影なのできれいな写真が撮れません。
一番下に見える沢まで下れそうですが、登り返しがありますので少し下った辺りまでとしてシールで登り返します。
道路まで戻ってきました。いつの間にか西側の空に雲が広がりはじめていました。
なお八ヶ岳は順光になってきれいに見えていました。
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蓼科山をズーム。
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天狗岳をズーム。
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鷲ヶ峰をズーム。
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道路をスキーで滑り降りていきますが、道路上の雪はクラスト気味でしたのでスキーで快調に滑り降りていくことが出来ました。(新雪が深いと歩くスキーになってしまいます)
最初に大きく左に曲がるところで直進してショートカットルートに入ります。
この切り開きの斜面は雪の状態が良く気持ちよく滑ることが出来ました。おそらく樹林に囲まれているために陽がほとんどあたらないためだと思います。
ただしこの先の樹林帯の下りが雪が悪く修行でした(^^;。
すぐに道路に出て、その先は道路→ショートカット→道路と登ってきたルートに沿って滑り降りていきました。