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入笠山テレマーク(2014年12月)

日にち:2014年12月18日

場所:長野県入笠山

コース:富士見パノラマリゾート山頂駅→入笠湿原→入笠山→入笠湿原→富士見パノラマリゾート山頂駅

天気:曇り時々晴れ

12月としては記録的な強い冬型で各地で大雪となりましたが、近くの山でもそろそろバックカントリーが楽しめるかもと期待して、冬型がそろそろ緩み始めるこの日の午前中、今シーズン初となる入笠山BCに出かけてきました。
入笠山に果たしてどれくらい積雪があるのか少し心配でしたが、12月としてはおそらく過去最高レベルの積雪があって、山頂からほぼ問題無く滑り降りることが出来ました。
トレースが無いところではスノーシューでも30cmほど沈み、つぼ足では腰ほどまで沈んで苦労したトレースがありました。しっかりと踏みつけられたトレースがあればつぼ足でも何とかなると思いますが、やはりこれからの時期はスノーシューは必須だと思います。

自宅を7時35分に出発。そして富士見パノラマリゾートの駐車場には8時21分に到着。朝は通勤帯と言うこともあり、道路が渋滞していて時間がかかりました。

ゲレンデはまだ下までオープンしていませんので、往復共にゴンドラを使います。(ゲレンデは滑りませんので、登山者用の往復券を購入しました)

八ヶ岳の上には雪雲がかかっています。そしてこの辺りも、朝は青空が多かったですが、徐々に雲がかかってきてしまいました。

登山道にはまだトレースがありませんでした。(帰りにはしっかりしたトレースを付けておきました)

私は入笠湿原の斜面をまず滑りたいので林道に進みます。シールを付け、9時ちょうど、歩き始めます。

最初の坂を登り切ったカーブの先にあるアンテナ塔の脇を入笠湿原に向けて進んでいきます。

林の中はまだ笹が埋まりきっておらず、雪も柔らかで膝程度のラッセルとなりました。

入笠湿原の斜面上部に出ました。

斜面上部は昨日まで吹き荒れた暴風で雪が飛ばされて雪が薄かったですが、少し下ると積雪は一気に増えました。9時20分、シールを外して滑り始めます。


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階段や登山道脇の杭もすっかり埋まっています。


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雪ですが、強風でたたかれた影響か重めの引っかかりのある雪で滑りにくかったです。斜度があるところではなんとかターンも出来ましたが、斜度が緩くなったところであえなくストップ(^^;。あとは直滑降で滑り降りました。


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少し登りになったところで再びシールを付けて歩き始めます。

林道に上がってから入笠湿原を振り返ります。


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冬も利用出来る暖房付きトイレ。

林道ですが、昨日?と思われるトレースが付いていて、ラッセルせずに歩くことが出来て助かりました。

周囲の木が皆真っ白でとてもきれいです。

9時46分、入笠スキー場跡のお花畑の斜面に到着。スノーシューと思われるトレースが付いていますが、かなりの部分が雪でほとんど埋まっています。ここから本格的ラッセル開始です。


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斜面上部も積雪が多く、登山道脇の杭もほぼ埋まりかけています。これなら滑るのに問題無いでしょう。あとは雪質です(^^;。


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トレースは右側斜面上の登山道に向かってしまいましたので、途中からはフルラッセルしながら斜面を登っていきます。スキーでも30cmほどは沈むきついラッセルです。雪もさらさらでは無く風でパックされて重いです。

10時5分、斜面上部に到着。

滑る準備をしている内に雲がかかってきて日差しが無くなってしまい、しばし日差し待ちのウェイティング。
10時16分、再び日差しが届き始めましたので慌てて滑り始めます。


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斜面のど真ん中を滑ってみましたが、雪は強風パックされていて少し堅めで重く、滑りにくかったです。


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スキーが止まってしまったところからシールを付けて登山道に向けて登ります。
次の2枚は今滑った斜面の様子。この雪が締まってベースになれば、次に寒波が来てさらさらの雪が降った時は最高の斜面になることでしょう。


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登山道には埋まりかけたトレースがあり、それをたどって登っていきます。

牧場脇の強風が吹き抜ける部分は雪がかなり堅めでスキーもほとんど沈みませんでした。強風の影響で小枝が散乱しています。

10時43分、岩場ルートと岩場迂回ルートの分岐に到着。今回はスキーなので岩場迂回ルートに進みます。

ここから雪は一気に深くなります。しかも柔らかい雪です。トレースがあって本当に助かりました。トレースが無ければ膝上ラッセルとなり、山頂までたどり着けたかどうか。

厳冬期並みの風景です。

上空は雲が速い速度で流れていて、時々青空が広がります。


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木が本当に真っ白できれいです。


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いつも山頂から滑り降りる斜面ですが、藪がすっかり埋まり問題無く滑れそうです。


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雪の重みで枝が登山道の上に覆い被さっています。

山頂が見えてきました。この辺りから風が急に強くなりました。

11時8分、入笠山山頂に到着。今日の最初だと思います。

雲が多く、展望はほとんどありません。八ヶ岳方向もこんな感じです。


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かろうじて守屋山が少しだけ見えていました。


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風が強いのと極寒のため、山頂で長居は出来ず、滑る準備をして11時16分、こちらの方向に向けて滑り始めます。ほぼ山頂から滑ることが出来ましたが、ただし雪は強風パックで堅めです。


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急になってもオープンバーンは相変わらず強風パックで堅いです。滑落しないように注意して滑ります。


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樹林帯に入ると急に雪が柔らかくなり、太もも程度の新雪を滑り降りていきます。今日一番の快感でした(^^;。あっという間ですが。


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登山道を横切って、そのままお花畑の斜面に向けて林間を滑っていきます。


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斜度が無いところはスキーが沈んでしまい歩くスキー状態ですが、斜度があるとそれなりにターンも出来ました。


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少し西側に遠回りしてしまいましたが、なんとか斜面上部に出ることが出来ました。ちなみにここは鹿用の網は外されていて、問題無く通過することが出来ました。

ではお花畑の斜面をもう一度滑ってみます。今度は1本目よりもう少し右側を滑ってみましょう。


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こっちの方が風の影響が少し少ないようで、雪は柔らかめでした。(1本目と比べると)


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登山道脇の杭をポール替わりにして滑り降りていきます。ここも雪が柔らかめで気持ちよくターンすることが出来ました。


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ただし斜度が緩んだ辺りで速度が落ちてストップ(^^;。そこからは下りラッセルです。

朝登ってきたトレースに合流してからは快調に滑り降りていくことが出来ました。トレースを見ると、どうやら今日は私の後にスキーヤーが二人ほど登ってきたようです。

11時57分、入笠湿原まで滑ってきて、ここで再びシールを付けました。


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太ももまで踏み抜いて苦労したつぼ足のトレースが残っていました。これからの時期はもうスノーシューは必須でしょう。

12時21分、スキー場まで戻ってきました。帰りもゴンドラで下っていきます。
下るゴンドラから富士山が見えていました。


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午後は仕事なので急いで帰ることにします(^^;。