日にち:2014年5月18日
場所:長野県乗鞍高原
コース:畳平→肩の小屋→剣ヶ峰→位ヶ原→畳平
天気:晴れ
快晴が期待できたこの日、約1ヶ月ぶりと久しぶりに乗鞍岳にバックカントリーに出かけてきました。ただ前日からの低温強風が少し気になっていましたが、やはりこの日も強風で冷え込んだ朝となり、朝一番ではまだ雪があまり緩んでいなくて、乗鞍岳山頂からの滑走は少し期待外れでしたが、その分クリアな大展望を楽しむことが出来ました。
自宅を4時50分に出発し、バス乗り場のあるほうのき平に向かいます。そして6時30分、ほうのき平の駐車場に到着。 この時間で広い駐車場はまだ車が2割ほどという感じでしたが、戻ってきたときには半分ほどは埋まっていました。
準備をしてバス乗り場に向かいますが、既に30人ほどの列ができていました。
6時55分の始発のバスに乗って畳平に向かいます。バスは1台でしたが、ほぼ定員いっぱいという感じでした。
7時40分、畳平に到着。気温は氷点下ではっきり言って寒いです。風もそこそこあります。
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富士見岳。乗鞍高原側から登る場合、このアングルから眺めることはほとんどありません。
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7時48分、登山道を歩き始めます。雪は最初はつながっていないので、スキーはザックにつけました。
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摩利支天岳のドームが見えています。
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大黒岳とまだ凍っている鶴ヶ池。
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恵比寿岳。
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おそらく昨日ざくざくに緩んだ際の踏み跡がかちかちに凍っていて歩きづらいです。
分岐は雪がほぼ溶けています。
大黒岳側。ここから見る限り、こちら側(南面側)の雪はほぼ溶けているように見えます。
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富士見岳。上の方は登山道上に少し雪がありそうです。
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富士見岳には登らずにこちらに進みますが、この後急速に北アルプス側にガスがかかってきてしまいましたので、後から思えばこのとき富士見岳に登ってガスがかかる前の北アルプスの大展望を楽しんでおけば良かったかなと。
鶴ヶ池と畳平。見事な風景です。
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朝のうちは雪がまだかちかちでしたので、念のためここでアイゼンを装着しました。
振り返ると鶴ヶ池の向こうに北アルプスがきれいに見えていました。
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槍穂高をズーム。
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その左側をズーム。
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8時21分、摩利支天岳の分岐の地点まで来ると、ちょうど正面に剣ヶ峰が見えてきました。
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槍穂高をズーム。
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久しぶりの乗鞍岳。まだまだ真っ白です。
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剣ヶ峰をズーム。この時点で畳平からBCで来ている人の中では私が先頭でしたので、山頂からのファーストドロップを大いに楽しみにしたのですが...。
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位ヶ原の道路の除雪も方の小屋口辺りまで進んでいます。すでに位ヶ原を
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中央アルプスをズーム。
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南アルプスをズーム。
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八ヶ岳をズーム。
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この先、肩の小屋まではほぼ下りになりますので、ここでスキーに切り替えます。途中、こんな急斜面をトラバースする部分もありますが、こちら側の斜面は日当りがよいので、既に少し緩み始めていて、スキーで問題なく滑ることができました。登山の人はアイゼン、ピッケルは必須の部分です。
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ただしこの先で少し雪が途切れますので、少しだけ歩きました。
この下側の斜面。後でこの急斜面を滑りました。
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進む毎に乗鞍岳の見え方が変わり、たびたび足を止めて写真を撮ってしまいます。
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次の写真は観測所側。
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肩の小屋が見えてきました。
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8時37分、肩の小屋に到着。
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小屋はまだかなり雪で埋まっています。
肩の小屋から朝日岳方面は北側斜面となり朝のうちはかちかちに近く、シールでは少し不安がありましたので、スキーはザックに着けてアイゼンで登ることにしました。(時間がもう少し遅ければ、雪も緩んでシールで問題なく登れると思います)
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まだかちかちです。それでも斜度が緩やかなうちは良いのですが...。
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登るに従って北アルプスが見えてくるようになります。
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槍穂高をズーム。ただいつの間にかガスがかかり始めています。
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登るに従って斜面の日当たりが徐々に良くなり、途中からは急速に表面の雪が緩んできました。ただこんな急斜面の途中でスキーに切り替えるのは面倒ですので、その後も結局山頂までアイゼンで登っていきました。
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蚕玉岳と朝日岳の間の斜面の様子。私より先に一人スキーをザックに付けた人が登っていますが、早朝に三本滝から歩いて登ってきた人でしょうか。
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稜線まであとひと登りです。
振り返ると北アルプスの大展望です。
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槍穂高をズーム。ああ、ガスが徐々に増えてきています(^^;。
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その左側をズーム。
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9時19分、やっと稜線に到着。強めの冷たい風が吹いていました。
朝日岳の斜面の様子。
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剣ヶ峰山頂が見えてきました。
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白山をズーム。山頂は見えていますが、少し雲が多めです。
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蚕玉岳に登る途中で見た朝日岳。まだほぼ山頂から雪はつながっています。
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蚕玉岳山頂が見えてきました。
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剣ヶ峰と蚕玉岳の間の斜面の様子。ここも雪は多く、途中に岩等は出ていなくて快適そうです。ただし雪の状態が良ければ、ですが。
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蚕玉岳山頂。エビのしっぽが大きいです。
位ヶ原を見下ろすと、乗鞍高原側から朝一番のバスで登ってきた人たちがトイレ小屋の辺りまで到達しているのが見えました。
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剣ヶ峰まであと少しです。
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まだかちかちの岩場を慎重に進みます。
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山頂手前の頂上小屋はまだほとんど雪に埋もれていました。
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山頂直下の斜面の様子。斜面の向きが北東で朝のうちはまだかちかち状態でした。滑る頃には少しでも緩んでくれると良いのですが...。
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山頂まで後10mくらいのところまで雪はつながっていました。ただしこの辺りは特に風が強く、スキーが風にあおられて時々耐風姿勢を取るほどでした。1週間前の御嶽山の時とは大違いです(^^;。
9時36分、剣ヶ峰山頂に到着。
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鳥居の巨大なエビのしっぽが今日の冷え込み、風の強さを物語っています。
ただし風下側の岩陰では風はそれほどありませんので、そこで展望を楽しみながらのんびりとすることにします。
では今日の展望を北アルプス側から右回りでご紹介。
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槍ヶ岳をズーム。北アルプス側はすっかりガスが増えてしまいました。ただし、時々ガスが切れては槍ヶ岳がきれいに見えたりしていました。
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浅間山をズーム。麓の松本の街もよく見えています。
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八ヶ岳をズーム。
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南アルプスをズーム。
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中央アルプスをズーム。
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御嶽山をズーム。先週はあの山頂から東側斜面を滑りましたが、全斜面が快適ざらめでした。
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白山をズーム。
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雪が緩むまでのんびりと休憩するつもりでしたが、ただこの頃から急に乗鞍にもガスがかかるようになってしまいました。時には真っ白になることもあり、滑るときに日差しがなくなってはたまらないと10時ちょうど、滑る準備をして山頂直下の急斜面を滑り始めます。
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ただ...、やはり雪は全く緩んでいなくてまだカチカチ状態でした。おまけに昨日のシュプールのあとがそのまま凍ってでこぼこでとても滑りにくく、これはたまらないと滑りやすい斜面を探して右往左往(^^;。結局板を多少傷つけた後(^^;、この斜面を滑り始めます。南東向きの斜面ということで、日差しを受けてざらめが育ってきています。
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それでも上の方は緩んでいるのは表面だけという感じでしたが、それでも山頂直下のかちかちと比べると安心して滑ることが出来ます。
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この先は剣ヶ峰と高天原の間のコルに向けて大斜面を滑り降りてきます。
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フィルムクラストのほどよいざらめ斜面を気持ちよく滑り降りていきます。本当は山頂からこんなざらめ斜面を滑りたかったのですが(^^;。
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この先は沢を下って行きます。
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下るに従ってどんどん快適ざらめになりました。
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途中で位ヶ原方面に戻るため、斜面をトラバースしていきます。
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次の写真はその途中で滑った斜面を振り返ったもの。今トラバースしている斜面も見事なフィルムクラストのおいしそうな斜面で、ただトラバースで滑るのは少し悔しかったです。
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10時38分、シールで位ヶ原を肩の小屋方面に進んでいきます。
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剣ヶ峰と山頂直下の斜面をズーム。滑っている人が見えますが、まだ斜面は少し堅そうな感じです。
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蚕玉岳と朝日岳の間の斜面をズーム。ここも日当たりの良い右側(朝日岳側)の斜面だけ滑っているのが見えます。
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摩利支天岳の斜面がざらめが育っておいしそうでしたので、帰る前にここを1本滑っておくことにします。
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肩の小屋に向けて登っていきます。
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写真を撮っているのはガスがかかっていないときばかりですが、実際には乗鞍岳にも頻繁にガスがかかっていました。ただしガスがかかったり無くなったりを繰り返していました。
肩の小屋からの登山道に合流しました。
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剣ヶ峰をズーム。山頂は大賑わいなことでしょう。
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朝日岳と蚕玉岳の間の斜面はものすごい人です。
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ではここから滑ってみましょう。11時40分、滑走開始。
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パーフェクトなざらめです(^^)。
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この中間の部分がノートラック快適ざらめで最高に気持ちよかったです。
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もう少し滑り降ります。
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斜面上部をズーム。同じ斜面を何人もの人が滑り始めています。
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再び肩の小屋まで登り返し、畳平に戻っていきます。朝、急で緊張した摩利支天岳の急斜面のトラバースも、しっかりした踏み跡が出来ていました。
今滑り降りた斜面を上から眺めます。
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13時ちょうど、畳平に到着。13時20分のバスに乗ることができました。畳平は観光客で賑わっていました。
次の写真はほうのき平から帰る途中に咲いていた桜です。
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