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茅野市朝倉山テレマーク(2014年2月)

日にち:2014年2月16日

場所:長野県茅野市

コース:朝倉山表登山口→朝倉山→登山道脇の斜面を適当に滑りながら→朝倉山表登山口

天気:晴れ

記録的な大雪となった翌日、家の周りの雪かきが一段落したので、午後より車山、霧ヶ峰方面の積雪の状況を見に出かけてみた。ところが車山肩まで行かれずに途中で引き返すことになり、その帰りにどこか展望の良い場所で八ヶ岳を眺めてから帰ろうと思い、ふと思い浮かんだのがここ朝倉山でした。
標高が1086mと低く、また山頂まで濃い樹林に覆われているため、バックカントリー向きの山ではないのですが、今回の大雪で少なくとも50cmほどは積もっているだろうし、何とか滑ることが出来るだろうとスノーシューハイクではなくテレマークスキーで登って滑ってみることにしてみました。
朝倉山は八ヶ岳の展望が素晴らしく、また紅葉もきれいなため、主に晩秋を中心に過去何度か訪れていますが、積雪期は初めてです。もちろんここを滑るのも初めてです。

道路の状態が不安でしたが、一応きれいに除雪されていました。

朝倉山。


(クリックすると1024×768pixelの画像が見られます)

除雪は一車線分しかされておらず、車を停める場所を探しつつ進んでいくと、道路脇に車1台分だけ除雪された部分がありましたので、ここに車を停めさせてもらいました。14時30分でした。

準備をし、とりあえず板は抱えた状態で14時37分、道路を歩き始めます。

1分ほどで登山口に到着。実はここから登るのは今回が2回目です。いつもは山頂のすぐ裏側にある山頂まで10分もかからない裏?登山口から登っていました(^^;。

シールを付けたスキーで踏み跡のない登山道を進み始めます。雪は今日のぽかぽか陽気で春のようなぐさぐさな状態で、20cmほどのラッセルとなりました。

左側の斜面の様子。雪の上に出た細い枝が随分と目立ちますが、ま、これくらいなら快適では無いものの、なんとか滑り降りられるかな。木はかなり密で、これなら雪崩のリスクはかなり低そうです。


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重い雪がスキーの上に載るとスキーが上がらないほどに重くなり、苦労してラッセルしていきます。斜面のあちこちにある細いトレースはおそらくシカでしょうね。

尾根の稜線に出ました。ここからは稜線上を登っていきます。

このルートは鳥居や石仏など歴史を感じさせるものが多いです。

途中で尾根の右側に進んで斜面の様子を見てみます。斜面の向きとしては南東になるでしょうか。こちらもさらさらパウダーではなく、ぐさぐさの重い雪になっていました。


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尾根上の登山道に戻って登っていきます。後から思えば、結局登った尾根上の夏道登山道に沿ったルートが一番藪が無く、積雪も多かったような気がします。

急登を登り切るとやっと正面に朝倉山山頂が見えてきます。

進行方向右側の展望台から南に落ちてゆく斜面の様子。遠目ではなかなか良さそうな斜面に見えたので、そこを滑ろうと思ったのですが、上部が少し藪っぽかったので、もう一度登り返して最後はこの辺りから東側斜面に入ってみました。


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15時16分、朝倉山城址に到着。

山頂はあまり展望が良くありませんので、少し東側に下った先にある展望台に向かいます。なおこの先は今まで一番広い滑りやすそうな斜面でしたので、短いですがシールを外してここから滑ってみることにします。


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東側の尾根と言うことで一応パウダーの感触が残っていて(^^)、今日一番の気持ちよい滑りでした。わずか数ターンですが(^^;。


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2つ置かれたベンチはすっかり雪で埋もれています。

15時30分、展望台に到着。目の前に八ヶ岳の展望がどーんと広がります(^^)。


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権現岳をズーム。


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赤岳、横岳、阿弥陀岳をズーム。


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硫黄岳をズーム。


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天狗岳をズーム。


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茶臼山・縞枯山をズーム。


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北横岳をズーム。


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蓼科山をズーム。上の方の積雪は見るからにたっぷりです。


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南側の展望はこれくらい。


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甲斐駒をズーム。手前は大泉山。


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仙丈ヶ岳をズーム。


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オープンバーンの下はかなり藪や木が濃そうです。


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展望台の南側の斜面に入ろうとしたのですが、上から見ると藪や倒木が気になり、どうしようと登ってきた尾根側の斜面をみるとまあまあな感じに見え(ま、結局は遠くからみると細かい部分が見えずによく見えるだけだと思います(^^;)、いったん登り返してあちらを滑ってみることにしたのでした。


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シールを付けていったん登り返してから15時50分、東斜面に入ります。


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ただこの時間になるとぐさぐさだった雪が軽くもなかになってきていて、滑っていてもあまり快適ではありません。


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それなら尾根の反対側の南西側の斜面の方が今の時間は陽当たりが良いのでもなかでないだろうと思い、尾根を乗り越えて反対側に斜面に移動します。
上部は少し藪っぽかったですが、少し下ると比較的疎林になって滑りやすくなりました。


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もちろん雪は重くぐさぐさです。


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16時7分、車を停めた場所まで滑り降りてきました。
今の雪が締まってベースとなり、その上にもう20cmか30cm雪が積もればまあまあ滑れる斜面になるなとは感じましたが、標高が低い山なのでそこまで雪が積もることはめったにないかもしれません。スキーよりはスノーシューでのスノーハイクに向いたお手軽な山です。