日にち:2014年2月9日
場所:長野県守屋山
コース:杖突峠登山口→分杭平→守屋山→北面を滑る→分杭平→杖突峠登山口
天気:晴れ
前日に今季一番の大雪となり、茅野市の自宅周辺でも40cmほどの積雪があったことから、1年ぶりとなる地元の里山、守屋山に友人と一緒にバックカントリー(テレマークスキー)に出かけてきました。朝の雪かきでスタートが遅くなること、この大雪で遠出は控えたいこともあり、手頃な地元の山にしたのですが、期待通り北面ではディープパウダーの滑りを楽しむ事が出来ました。
なお守屋山はほぼ山頂まで樹林帯に覆われてオープンバーンはほとんど無く、本来はバックカントリー向きの山ではないため、遠くからわざわざ守屋山を滑りに来る価値はあまりないと思うのですが、地元の人でしたら手軽に出かけられる山として大雪直後に出かけてみるのは面白いと思います。
自宅を8時50分に出発し、友人と合流して杖突峠の駐車場に向かいます。そして9時25分、杖突峠に到着。いつもの広い駐車場は、おそらく隣で行われている工事の関係者と思われる車が既に沢山停まっていましたが、なんとか入口近くに車を停めて出発の準備をします。
隣の工事現場の様子。
9時42分、では林道の入口からシールを付けたスキーで歩き始めます。林道をオフロード四駆が乗り入れた跡がついています。林道上にはさらさらの新雪が40cmほども積もっていました。
工事現場のフェンス沿いの登山道に進みますが、私たちが最初のようでノートレースでした。スキーでも20cm以上沈んでしまうほどで、きついラッセルが始まります。
登山道はなんとなく少しくぼんでいるので分かります。
吹きだまりは50cmほどあるところもありました。
最初の急登が終わり平坦になったところで、並行する林道にタイヤの跡が付いていましたので、登山道から林道に移動してタイヤの跡をたどっていくことにしました。
途中から座禅草コースの方に進みますが、ここからまたノートレースでフルラッセルがスタートです(^^;。
10時42分、分杭平の登山道入口の標識までたどり着きました。
休憩場所のイスはすっかり雪に埋もれ、雪がたっぷりと載ったテーブルだけ見えています。
山小屋。
屋根の下の休憩場所で少し休憩することにします。
11時ちょうど、再びラッセル開始です。ここからは友人がしばらくラッセル担当です。
登山道脇の斜面も藪がほぼ埋まっています。帰りには問題なく滑り降りて来れそうです。もちろん藪が目立つ部分もありますが。
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尾根上は昨日吹き荒れた強風で新雪が飛ばされたのか、新雪がせいぜい10cmという感じでした。
胸突坂の急登にさしかかりますが、この辺りは登山道上の新雪が吹き飛ばされて下のカリカリバーンが出ている部分が多かったです。また昨日の猛烈な風により折れた小枝も沢山散乱していました。
あれ?、この標識の掛かっていた木は切られてしまったのかな。
上を見上げると木々が真っ白でとてもきれいでした。
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岩場もほぼ埋まっています。この辺りは急なのでジグを切って登っていきました。
隣の斜面の様子。滑る予定の斜面は一番奥の斜面ですが、雪も多く全く問題ないでしょう(^^)。
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東峰山頂が見えてきました。
12時16分、守屋山東峰山頂に到着。山頂標識横の岩場もほぼ雪で埋まっています。
風もほとんど無く、日射しがあるとぽかぽかと春山のようで過ごしやすかったです。ではのんびりとお昼とします。
少し雲が多めで北アルプスや南アルプス、八ヶ岳などの山はほとんど見えませんが、麓の方はきれいに見えていました。では今日の展望を八ヶ岳方面から左回りでご紹介。
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霧ヶ峰も時々鷲ヶ峰ヶ見える程度でした。
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諏訪湖はきれいに見えています。
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上諏訪の街と三峰山をズーム。
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諏訪湖と岡谷市の街をズーム。
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北アルプスには雪雲がかかっています。
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守屋山西峰。稜線の木々が皆真っ白です。
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中央アルプスは時々ピークが雲の間に見えてイマした。
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南アルプス方面。
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ちなみに休憩しているとスノーシューの登山者が一人登ってきて、西峰に向かいました。
12時58分、そろそろ滑り始めることにします。滑る準備をし、ドロップポイントに向かいます。
ではここから斜面を滑り始めます。
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斜面上部は強風の影響を受けて少しパック気味でした。
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友人の滑り。
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下るに従って雪はどんどんとさらさらに、そして深くなっていきました。
次の写真は自分の滑り。
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友人も大きなスプレーを上げて滑っています。
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自分の滑り。
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斜度が急になった辺りからはふかふかのディープパウダーがたまっていました。
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次の2枚は友人の滑り。
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自分の滑り。舞い上がるさらさらパウダーが気持ちいいです(^^)。
ほぼ30度ほどの急斜面が続きます。木にぶつからないように注意しながら滑っていきます。
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友人の滑り。
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あっという間に途中にある林道に出ました。この下の斜面は木が密なので、昨年と同様にいったん登山道まで戻り、登山道脇を滑ることにしました。
なお林道ですが、緩く登りが続くのですが、特にシール無しで歩くことが出来ました。
林道の終点の広場です。このすぐ先で登山道に合流します。
では登山道脇を適当に滑り降りていきます。
もうすぐ分杭平です。
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座禅草ルートの途中までスキーで滑り降りていき、止まったところでシールを装着します。13時40分でした。ここからはしばらく登りが続きます。
スノーシューの登山者は登山道をラッセルしてきたようで、登山道にトレースが付いていましたので、帰りは林道でなく登山道を戻ることにしました。
登り切った後はシールを付けたまま登山道を滑り降り、あっという間に杖突峠駐車場に戻ってきました。14時15分でした。