日にち:2014年2月5日
場所:長野県霧ヶ峰車山
コース:車山肩→車山山頂→車山肩
天気:晴れ
前日に標高の高いところでは雪が多少降ったらしいということで、もしかして車山北面にもパウダーが吹きだまっているかもと期待して約2週間ぶりに車山にバックカントリー(テレマークスキー)に訪れてみました。ちなみに車山は北面を1本滑るだけなら自宅を出て戻ってくるまで2時間半ほどで済むという、私にとっては超お手軽なBCフィールドなのです(^^)。
自宅を12時30分に出発し、車山肩に向かいます。そして13時5分、車山肩の駐車場に到着。なんとか停めることが出来ましたが、除雪エリアは相変わらずあまり広くありません。(数台は路駐していましたので、朝から来ていた人が帰った後に私が来たと思われます)
今日は今季最強クラスの寒波が来ていると言うことで、昼の時間帯で日射しもあるのですが、極寒でした。ただ風が弱いので助かりました。
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準備をし、13時19分、シールを付けたスキーで歩き始めます。
この冷え込みで木も少し白くなっています。
冬季も使えるバイオトイレ。
蝶々深山。
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車山北面。
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北面上部をズーム。
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北面下部をズーム。いつものパウダーバーンにシュプールが付いているような。
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では山頂に向かいます。日曜日の雨 or 湿雪と今日の強烈な冷え込みで雪はかちかちで坪足でもほとんど沈まない感じです。昨日の新雪もすっかり飛ばされていて、新雪はどこにも見あたりません。
途中で山頂直登ルートに入ります。(こちらのルートは途中で急斜面をトラバースする部分がありますので、雪道に慣れていない方はお勧め出来ません)
途中で車山肩を振り返ります。
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北アルプス槍穂高をズーム。
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常念岳、大天井岳、燕岳をズーム。
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登っていく右側に、雪が吹きだまって巨大な雪庇が形成されている部分があります。あの辺りは雪庇が時々雪崩れますので、出来るだけ離れて登るようにしましょう。落ちてくるのは車ほどのサイズのあるかちかちの雪ですので(^^;。
今日は木が皆真っ白できれいです。
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急斜面をトラバース気味に登る部分ですが、ここも今日はかちかちでシールだけでは歯が立ちませんでした。スキーアイゼンを付ければ登れますが、面倒なので(^^;、もう少し先の笹が見えている部分をたどって登ることにしました。
笹が顔を出している部分は雪が多少柔らかく、スキーをけり込めば少し削れてくれますので、なんとか斜めに登っていくことが出来ました。
急斜面を登り切った先は直登ルートに戻って進んでいきます。
登山道に合流するとすぐに山頂です。
13時52分、車山山頂に到着。
極寒ですが山頂でも風が弱く、のんびりと展望を楽しむことが出来ました。では今日の展望を八ヶ岳から右回りでご紹介。
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蓼科山をズーム。2月中にはぜひ一度、北面を滑りに行きたいです。
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北横岳をズーム。
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天狗岳をズーム。
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赤岳、阿弥陀岳、横岳、硫黄岳をズーム。
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権現岳、編笠山をズーム。
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富士山をズーム。
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南アルプスをズーム。
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中央アルプスをズーム。
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御嶽山をズーム。
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槍穂高をズーム。
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常念岳〜餓鬼岳をズーム。手前は鷲ヶ峰。
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三峰山をズーム。ずいぶんと雪が少なくなってしまったように見えます。
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滑る準備をして14時9分、滑り始めます。まずは登山道をすこし戻ります。
途中で登ってきた直登ルートの方に入ります。
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そしてこの看板の辺りから直登ルートを外れて北面の方に進みます。(この看板より山頂側で北面に入ると急斜面に入り込んでしまうので要注意です)
北面に入るとすぐに雪は増え、ブッシュは目立たなくなりますが、相変わらず雪の状態はガリガリ、カリカリです。
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振り返ってもシュプールはほとんど残りません(^^;。滑っていて全く楽しくありません。
この先ですが、いつものパウダーバーンは既にいくつかのシュプールが付いていましたので、もしかして真ん中の斜面もそれなりに新雪がたまっているのではと期待して、今回は真ん中の斜面を滑ってみることにします。
真ん中の斜面上部に出て斜面を見下ろします。それにしても今いるところはかちかちのバーンでスキーカットしてもほとんど削れないほどの堅さです。これだと今回は雪崩の可能性は低いものの、それ以上に滑落に注意しないといけない感じです。ここでこけたら間違いなく20mほど下の木のある辺りまで一気に滑り落ちてしまうことでしょう。
ちなみにこの真ん中の斜面ですが、今いる上部の斜度はおそらく35度ほど、木のある辺りから少し斜度がゆるんで30度ほどと言う感じです。下に向かって左側の森の向こう側にあるいつものパウダーバーンは、上部の7、8mほどが30度ながら、すぐに25度ほどの斜面になりますので、やはりこちらの斜面は急だと感じます。
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ターンでエッジが抜けて滑落してもいけないので、斜面のはしまで斜滑降し、安全地帯で方向転換しを繰り返して慎重に下りていきます。久々の緊張です(^^;。見上げるとこんな斜面です。エッジはかかるものの、ほとんどアイスバーンですから恐ろしいです。
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なんとか一番急な部分はクリアしました。さて木のある辺りからはパウダーが吹きだまっていると期待していたのですが、相変わらずパウダーはどこにもありません(^^;。
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今度はもなかバーンです(^^;。もなかの堅さが一定でないので、ターンで雪に突っ込んでこけてばかりでした(^^;。ま、アイスバーンでないので滑落の恐怖からは解放されました。
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斜面下部の斜度がさらに緩んだ辺りからは、表面にうっすらさらさらパウダーが積もっている状態になり、やっと普通に滑れるようになりましたが、あっと言う間に斜面は終了です(^^;。
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今回は滑りを楽しむ余裕はなく、無事に怪我無く滑り降りれて良かったです。
では森をはさんだ西側のいつも滑っているパウダーバーンの様子も見ていきます。今日、数人が滑りに来たようです(^^)。シュプールの様子を見る限りでは、こちらの方が雪の状態は良かったかも。と言ってもいずれにしても薄パウですが。
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登山道まで滑り降り、そこで再びシールを付けて14時34分、車山肩に登り返します。登山道脇の杭はほぼ埋まっています。
蝶々深山。白と青だけの世界です。
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今滑り降りた車山北面西側斜面を振り返ります。
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車山肩の雪庇も成長してきています。
車山肩手前の吹きだまりを乗り越える部分ですが、トレースが付いていて助かりました。なにせ雪はかちかちですから(^^;。
14時45分、車山肩駐車場に戻ってきました。雪の状態としては久しぶりに最悪なコンディションでしたが(^^;、今週末の南岸低気圧によるどか雪に大いに期待したいと思います。