日にち:2014年1月27日
場所:長野県霧ヶ峰
コース:八島湿原駐車場→鷲ヶ峰山頂→2番目ピークの北側東斜面を滑って登り返し→1番目ピークの東斜面を滑る→八島湿原駐車場
天気:晴れ
高気圧に覆われておだやかな快晴となったこの日の午前中、快晴に誘われて午前中に今シーズン2回目となる地元の鷲ヶ峰にバックカントリー(テレマークスキー)に出かけてきました。2日前に降った湿雪(麓では雨でした)が上の方ではどんな状況なのかが心配でしたが、実際には陽当たりの良い斜面では朝の冷え込みでもなか雪となっていましたが、陽の当たっていない斜面はクリーミーなパウダーが維持されていました。
自宅を8時45分に出発し、八島湿原の駐車場に向かいます。そして八島湿原の駐車場には9時25分に到着。2日前の雨はこの辺りでは問題なく雪だったようでほっとします。なお駐車場の除雪エリアが前回来た時より少し狭くなっているような。まあ10大ほどは問題なく停めることが出来ると思います。私の前に泊まっている車は2台だけでした。
今日は本当に良い天気となり、ここからでも乗鞍岳や穂高がきれいに見えていました。
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準備をし、シールを付けたスキーで歩き始めます。
なおここから見えているのは鷲ヶ峰の最初のピークで山頂はその向こう側です。
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八島湿原。おそらく昨日のものと思われるスノーシューのトレースが沢山ついていました。
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では鷲ヶ峰山頂に向かいます。
このあたりの雪は、湿った雪が今朝の冷え込みでクラストしてもなか雪状態となっていました。クラストはそれほど堅くはないのですが、滑る斜面の雪の状態が心配になります。
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鹿対策のゲートですが、上下のゲートのうち下の方はほぼ雪で埋もれてスキーを外すことなくまたぐ事が出来ました。今の高さなら鹿は簡単に飛び越えてしまいそうです。
それにしても良い天気、素晴らしい展望です(^^)。
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最初のピークに登る稜線は強風パックと冷え込みによるクラストでほとんど沈まない状態でした。
周りの木々は真っ白です。
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少し歩いては写真を撮りまくりでなかなか前に進みません(^^;。
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蓼科山をズーム。2月になればぜひ北面を滑りに出かけたいです。
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車山北面。
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沢渡スキー場跡の斜面。3日前に滑って最高だった斜面です。
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途中の岩場も雪で埋もれました。
ピークが近づくと右側に吹きだまりの雪が増えてきます。
最初のピークの東側のオープンバーンの様子。特にクラストもなく、雪の状態は良かったです。今回は今まで一度も滑ったことのないこの斜面をあとで滑ってみることにしましょう。
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登山道に戻り、間もなく最初のピークに到着。10時22分でした。
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2番目のピークに向かいます。
一番奥に見えているのが3番目のピークである山頂です。
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すぐに2番目のピークに到着。ここは吹きさらしの場所で厳冬期は強風が吹いていることが多いのですが、今日はなんとほぼ無風です。
ここからの展望を八ヶ岳方面から右回りでご紹介。
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1番目のピークの東斜面をズーム。今回は一番左側に見えるラインを滑りました。上部は30度弱と適度な斜面ですが、下るに従ってどんどん斜度が増していきました。
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続いて今回滑る予定の、2番目のピークから北に延びる尾根の東側の斜面の様子を確認してみます。
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巨大な雪庇が形成されています。ここがいかに強風の場所かよく分かります。
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今回はこの東側斜面を下の樹林帯の沢が左に曲がる辺りまで滑り込みました。
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この辺りは雪庇がずいぶんと崩落しています。
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もう一度東斜面を眺めます。
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縦走路の正面に山頂が見えてきました。
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山頂をズーム。山頂直下の東斜面を前回来た時に滑り降りました。45度を超える斜面でエクストリームな世界であり、お勧めは出来ません(^^;。
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山頂が見えてきました。山頂に巨大な吹きだまりが出来ています。
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11時ちょうど、鷲ヶ峰山頂に到着。
もう一度今日の最高の展望をぐるりとご紹介。
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富士山をズーム。
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南アルプスをズーム。
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中央アルプスをズーム。手前に見える諏訪湖は、表面の氷が随分と溶けてしまったように見えます。
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御嶽山をズーム。
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乗鞍岳をズーム。おそらく今日は乗鞍も風が弱いんだろうなあ。今日はどこに登っても最高だったことでしょう。
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北アルプス槍穂高をズーム。
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常念岳、燕岳をズーム。
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餓鬼岳、立山をズーム。
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蓮華岳、爺ヶ岳、鹿島槍をズーム。
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三峰山をズーム。山全体がバックカントリ向きのよい山です。
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美ヶ原をズーム。。
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根子岳、四阿山をズーム。
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湯の丸山をズーム。
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浅間山をズーム。
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山頂から東側に延びる尾根の北側斜面は疎林で滑るのは面白そうです。さらさらパウダーが保証された斜面です(^^)。
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荒船山をズーム。
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11時18分、そろそろ戻ることにします。次の写真はこれから滑る斜面の反対側の西斜面の様子。上部は強風でたたかれていますが、少し下ると雪も増え滑るには問題無さそうです。前回はこの斜面を滑り降りて帰りました。
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では2番目のピークの北側の東斜面のドロップポイントに向かいます。
ではこの辺りから。
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雪庇のないところからそろりと下におります。
稜線直下は強風の影響で少しパック気味で、柔らかい雪も20cmほどという感じでした。11時37分、では滑り始めます。
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上部のオープンバーンですが、15cmほど下にかちかちの層がありました。
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下るに従って雪はどんどんと深くなります。表面が薄くクラスト気味でしたが、その下は柔らかい雪でした。
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途中で隣の斜面を眺めます。こちらのラインの方が雪が良かったかな(^^;。
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オープンバーンは間もなく終了です。
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ここまで来ると底付きなしのディープパウダーでした。
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雪の状態が良く、かつ藪もすっかり埋まっていますので、この先の林の中もどんどんと滑り降りていきます。
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林の中は日射の影響を受けていないパウダーが吹きだまっていました(^^)。
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稜線から標高差178mを滑り降りたところで今回は登り返すことにします。
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この先ですが、北側にまだどんどんと滑り降りて行けそうです。時間のある時に一度どこまで行かれるかやってみたい感じです。
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では景色を眺めながら自分のシュプールをたどって登り返します。
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12時46分、稜線まで戻ってきました。2番目のピークからもう一度八ヶ岳を眺めます。八ヶ岳も順光となり、先ほどまでよりきれいに見えるようになりました。
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蓼科山をズーム。
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北横岳をズーム。
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赤岳、手前の車山をズーム。
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権現岳をズーム。
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続いて次に滑る予定の最初のピークの東斜面に向かいます。
登山道を外れ東斜面へ。
初めての斜面はどきどきします。
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13時ちょうど、滑降開始。上部は南東向きのため、午前中の日射で湿った雪が軽くもなか雪になりかけていました。ただ斜度がありますので、特に引っかかることもなく快調に滑ることが出来ました。
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オープンバーンが広くど真ん中はちょっと怖いので、藪が見える隅の方を滑ります。
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途中から斜度が少し増すのと雪の状態が変わらないので、南側の林沿いの日陰の部分に移動します。
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日陰にはいると雪は一気にふかふかのパウダーになりました(^^)。しかもストックがすーっと半分は刺さってしまうほど深いです。
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ディープパウダーを気持ち良く滑っていきます。
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オープンバーンは最後、急激に落ち込みますので、途中で林の中にトラバースしていき、上から見えていた林道(林業のひとが使う道路っぽいです)の方に向かいます。
林道が見えてきました。
あとでGPSで確認してみたら、今の斜面は標高差で135m滑っていました。
おそらくこの林道は登山道に近くまでつながっているに違いないと思い、道路を進んでいきます。
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今滑り降りたオープンバーンをズーム。私のシュプールのすぐ隣に鹿?がラッセルした跡がありますね。
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林道ですが、途中で2度ほど分岐(合流)しますが、基本的には登山道に近いと思われる方に進みました。全体的には緩い登りと言う感じでした。
そろそろ登山道に出る予感が。
林道は登山道近くで終わり、最後の吹きだまりを乗り越えると見慣れた風景が飛び込んできました。
13時25分、登山道に出ました。例の鹿ゲートにもうすぐの場所でした。
13時36分、駐車場に到着。車が数台増えていました。