日にち:2012年6月2日
場所:長野県御嶽山
コース:6合目中の湯→女人堂→剣ヶ峰→女人堂→6合目中の湯
天気:曇り
6月に入って御嶽山もそろそろ滑るのは終盤ということで、最後に中の湯側(御岳ロープウェイ側)の斜面を滑っておきたいと思い、天気はぱっとしないのを覚悟でこの日、御嶽山に出かけて来ました。
午前中はなんとか天気が持ってくれるのではと期待していたのですが、朝から薄雲が広がり、稜線上は9時を過ぎた頃から頻繁にガスがかかるようになってしまいました。雪ですが、女人堂から上はかなり多く、山頂からどの斜面も気持ちよく滑ることが出来ました。ただ女人堂から下は雪も減ってきていて、滑るのはそろそろ不適という感じでした。
朝4時50分に自宅を出発し、6合目中の湯の駐車場を目指します。次の写真は途中で見えてきた御嶽山の様子です。来る途中はずーっと曇りで今日は久しぶりに外したかなあとがっかりしていたのですが、まあ大外れでは無さそうで少し安心しました。
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滑る斜面をズーム。こちら側は東側ということで、上の方の雪はまだまだ豊富です。
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6時35分、中の湯の駐車場に到着。私は2台目でした。この頃は弱いながらも日射しがあり、風がほとんど無いために歩き始めると猛烈に暑くなりました。
準備をして6時46分、歩き始めます。すぐに中の湯が見えてきます。
30分ほど歩くと、ところどころに残雪が出てきます。
7時35分、御岳ロープウェイからの登山道が合流し、すぐに7合目の小屋に着きます。この辺りからやっと登山道はほぼ雪で覆われるようになりました。
斜面には藪がだいぶ出てきていますので、そのまま坪足で登っていきます。夏道登山道にトレースがしっかり付いていて、迷うことはありませんでした。
女人堂が近づくと稜線が見えてきますが、なんといつの間にかガスがかかり始めていました。ショック!。
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8時34分、八合目の女人堂に到着。
ここで10分ほど休憩します。
稜線には相変わらずガスがかかっています。
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登ってくる途中で乗鞍岳や中央アルプスがなんとか見えていたのですが、この頃になるとすっかりガスで隠れてしまいました。
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8時46分、再び歩き始めます。先行者は斜面を直登していきましたが、私は夏道登山道に沿って雪渓をトラバースして進んでいきます。
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尾根の上の夏道登山道はほぼ雪が溶けていました。
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石室山荘への直登する斜面ですが、さすがに雪が少し堅いところが出てきましたので、ここでアイゼンを装着しました。
この辺りで突然日射しが差して青空が見えてきました。ただこの青空も一瞬でした(^^;。
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登っていく左側の斜面。かすかなシュプールはありますがほぼノートラックと言っても良く、これは後の滑りが楽しみです(^^)。
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10時35分、やっと稜線に到着。いつの間にか青空は無くなってガスが流れてきています。
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その後も日射しがあるかと思えばあっという間にガスってしまうを繰り返しました。
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11時7分、御嶽山剣ヶ峰山頂に到着。
山頂には10人弱の人が休憩していました。ガスって展望はいまいちですが、ただ風がほぼ無風で寒くもなく、山頂でのんびり休憩することが出来ました。
一の池への斜面ですが、下の方に少し岩が顔を出していますが、問題なく滑ることが出来そうです。
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山頂でのんびりと昼食を取ってから、11時30分、滑る準備をします。
ただすぐにガスがかかってしまい、そのままウェイティング。結局滑り出したのは11時50分頃になってからでした。
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斜面はクラストはなく、どこも快適なザラメでした。日射しと青空がないのが本当に残念です(^^;。
続いて二の池に滑り降ります。
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亀裂もほとんど無く、上から下まで気持ちよく滑ることが出来ました。
続いて登ってきた斜面の方に向かいます。
振り返ると先ほどの斜面に日射しが当たっていました。晴れる時間が分かっていればその時に滑り降りるのですが、なかなか難しいものです。
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シュプールをズーム。
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多少登り返してから登山道を横切り、こちらの斜面に滑り込みます。
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最高のザラメです(^^)。
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いつもだと途中の石室山荘のあたりで左にトラバースして滑る斜面を切り替えるのですが、あまりに楽しくて斜面の一番下まで一気に滑り降りてしまいました(^^)。
では再びスキーはザックに付けて、石室山荘まで登り返すことにします。
さて滑ろうかと言う時、ガスがかかってなかなか晴れず、おまけにみぞれまで降ってきてしまったのでした。これはたまらないとガスが一瞬切れたのを見計らって一気に滑り降りていきます。
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最初はポツポツ程度だったのが、だんだんと小雨程度に降ってくるようになり、滑っていてもゴーグルに水滴が付いて前が見えにくいほどでした。
女人堂に向けて滑り降りていきますが、途中で今滑った斜面を振り返ります。
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13時35分、女人堂に到着。この先は藪がだいぶ目立ってきていて滑ってもあまり楽しそうでは無いなあと感じ、ここでスキーをザックに付けて歩いて下っていきました。(もちろん斜面を選べば七合目まで滑り降りれなくはないでしょうが、半分藪スキーになると思います)
14時37分、へとへとになって駐車場に到着。七合目から下のあの細かい段差のある登山道をテレマークのブーツで下るのは本当に疲れます。
さてこれで御嶽山の今シーズンのバックカントリーは終了です。天気はぱっとしませんでしたが、でも上の方の雪は多く、どの斜面も快適ザラメで本当に楽しく滑ることが出来ました。