日にち:2012年5月26日
場所:長野県乗鞍高原
コース:ほおのき平駐車場→(バス)→畳平→肩の小屋→乗鞍岳剣ヶ峰→位ヶ原→畳平→(バス)→ほおのき平駐車場
天気:晴れ
昨年までは乗鞍スカイラインの開通と同時に出かけていたのですが今年はタイミングがあわず、結局5月最後の週末になってやっと乗鞍に出かけることが出来ました。なお今回は久しぶりに友人と一緒です。
ざらめの乗鞍を楽しみたいと思っていたのですが、なんと前日に上の方では降雪があり、吹きだまりでは5cmから10cmほどの真っ白の新雪を滑ることが出来ました。ま、さすがにさらさらパウダーではありませんでしたが。
友人と待ち合わせて朝5時10分に自宅を出発し、ほうのき平の駐車場に向かいます。そして駐車場に6時42分に到着。
6時55分の始発のバスに乗って畳平に向かいます。始発のバスは1台での運行でした。
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7時42分、畳平に到着。
スキーはザックに付け、7時53分、登山道を歩き始めます。
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うっすらと新雪があるなあとは思っていたのですが、吹きだまりでは5cmから10cmほどの新雪があってびっくりです。
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肩の小屋に向かう専用道路は、雪が無いかと思えばすっかり覆われていたりを繰り返します。ただしアイスバーンと言うことはなく、坪足で普通に歩いていくことが出来ました。
ところでバスを降りて準備をしている時に既に先行車が10人ほどいたはずですが、いつの間にか私達が最初になっていました。あれ、先に出発した人たちはどこにいったんだろう?。その後結局山頂まで私達が先頭で進んでいきました。
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鶴ヶ池の向こうに見える槍ヶ岳をズーム。空には思ったより薄雲が多いです。その後徐々に無くなることを期待しましたが、結局その後も薄雲は消えませんでした。
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8時18分、摩利支天岳と肩の小屋の分岐までくると、正面に目指す剣ヶ峰が見えてきます。
5月もそろそろ末というのに雪はまだまだたっぷりです(^^)。
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剣ヶ峰をズーム。昨日の降雪で多少白くなっているようです。まさかのパウダーも楽しめるかもと大いに期待もしたのですが、さすがに斜面の雪はさらさらという訳にはいきませんでした(^^;。なお滑る斜面ですが、蚕玉岳と剣ヶ峰の間の大きな斜面よりは剣ヶ峰直下の斜面の方が雪が吹きだまっている可能性が高いと思い、今回はそちらの斜面を二人で滑り降りました。
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位ヶ原の道路の除雪もトイレ小屋まではしっかりと済んでいます。今日からトイレ小屋まで春山バスの運行が延長されるという話を聞いていましたので、乗鞍高原側から上がるか岐阜側から上がるか少し迷いましたが、ただ岐阜側から上がる方が少しでも早く山頂に立てますので、出来るだけノートラックバーンを滑りたいと岐阜側の乗鞍スカイラインで上がることにしたのでした。
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この先に何ヶ所か雪の急斜面をトラバースする場所があります。昨日のトレースがうっすらと残っていてそこに柔らかい新雪が吹きだまっていまして、特に恐怖を感じることなく普通に進んでいくことが出来ました。これがアイスバーン気味のかちかちだと、どうするか迷うところですが。
滑れるところは滑って進んでいきます。
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肩の小屋が近づくと、ほぼ道路の雪は溶けていました。
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8時33分、肩の小屋に到着。ここでスキーにシールを付けて進んでいきます。
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朝のうちは斜面はまだ少しかためでしたので、新雪が積もっている部分を選んで登っていきます。
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9時11分、朝日岳と蚕玉岳の間のコルに到着。稜線では多少冷たい風が吹いていて、上着を着ていてちょうど良い感じでした。
9時16分、蚕玉岳山頂を通過。
目指す剣ヶ峰もすぐそこです。
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頂上小屋もまだほとんど雪に埋もれています。
雪は山頂の手前10mほどまでつながっていました。
9時28分、乗鞍岳剣ヶ峰山頂に到着。頂上に立つのは今シーズン初めてです(^^)。そして今日のファーストでした。
では今日の展望を北アルプス方面から右回りでご紹介。上空には薄雲が広がっていますが、でも北アルプス方面の展望はまあまあでした。
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笠ヶ岳をズーム。
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焼岳方面をズーム。
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槍穂高をズーム。
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常念岳をズーム。
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南アルプス北部をズーム。
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中央アルプスをズーム。
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御嶽山。
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そういえばこの時間になってもまだ乗鞍高原側からのバスがトイレ小屋のところ(大雪渓・肩の小屋口)まで上がってきていません。始発からそのバスが運行されれば私達のアドバンテージは30分か40分かなと思っていましたが、どうやら始発のバスはここまで上がってこなかったようです。(実際のところ、大雪渓までバスが上がってきたのは第二便からでした)
のんびり展望を楽しんでいると畳平からの後続者が稜線に見えてきましたので、そろそろ滑り始めることにします。
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9時55分、山頂直下の斜面にドロップイン。次の写真は私の滑り始めの様子。
そして友人の滑り。
新雪ですが、さすがにさらさらという訳にはいかず、少しべったりした感じの湿雪になりつつある感じでした。その薄い新雪の下のバーンもクラストしておらず、ザラメが少し固まったかなと言う感じの滑りやすい斜面でした。
少し下ると新雪が10cmほど吹きだまった斜面が続くようになります。
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後半の急斜面ですが、私は中央の岩場の左側の急斜面側を滑ってみることにします。上部は40度はあろうかという急斜面です。
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滑り始めた私の様子。
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急斜面を抜けると、あとは広い緩やかな斜面が続いていきます。快調にターンを繰り返して滑り降りていきます。
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振り返ると私の友人の二筋のシュプールがくっきりと(^^)。至福の時です(^^)。
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滑った斜面を見上げながらのんびりとお昼とします。
この頃になってやっと位ヶ原山荘から登ってきたと思われる多くの人たちが位ヶ原を一斉に剣ヶ峰に向けて登ってきていました。
休憩後、斜面をトラバース気味に進んでいき、肩の小屋に登り返すことにします。
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10時48分、肩の小屋を通過。
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先ほど滑った斜面をズーム。滑り降りる人がだんだんと増えてきて、斜面のシュプールも増えてきています。
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ここで待つという友人と別れ、私はもう1本、斜面を滑ってみることにしました。
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その後友人と合流し、畳平に戻ります。そして12時50分発のバスで下りました。