日にち:2012年4月18日
場所:長野県乗鞍高原
コース:Mt.乗鞍スキー場休暇村前駐車場→位ヶ原→富士見岳手前の稜線ピーク→位ヶ原→Mt.乗鞍スキー場休暇村前駐車場
天気:晴れ
今シーズンは1月以来乗鞍に出かけていませんでしたので、そろそろ乗鞍に滑りに行きたいと高気圧に覆われて穏やかな快晴が期待できたこの日、久しぶりの乗鞍にバックカントリー(テレマークスキー)に出かけてきました。
予想通り天気は快晴でほぼ無風ということで、登っていても暑くてたまりませんでした。上の方では前日に数センチほどの降雪があったようですが、この暑さで湿ったべったりしたストップスノーとなってしまい、新雪を期待もしていたのですが実際のところ滑りにくかったです。登りではその雪がシールにべったりとくっついて本当に不快でした。でも今回は真っ白になった乗鞍岳を見ることが出来ただけで大満足の1日となりました(^^)。
この日の午後は打合せがありまして午後2時頃には戻らなくてはいけませんので、いつもより少し早めに自宅を4時20分に出発して乗鞍に向かいます。
次の3枚は途中で撮影したもの。
まさに快晴の天気になりました(^^)。また稜線には雪煙も見えず、予想通り上の方は穏やかそうです。
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5時48分、休暇村前駐車場に到着。時間が早いこともあってか、バックカントリーと思われる車はまだ1台も停まっていませんでした。ただし戻ってきた時には10台ほどに増えていました。
なお現在はスキー場は冬の営業が終了し、三本滝駐車場までの道路の開通は翌日11時からということで、この日上に登るためにはここ休暇村からゲレンデを歩いて登らないといけません。
準備をして出発したものの、もしかしてピッケルも必要になるかもと思い、少し進んでから取りに戻りましたので、スタートが10分ほど遅くなりました(^^;。では6時9分、シールで歩き始めます。朝の冷え込みで雪はかちかちです。ただし戻ってきた時にはざくざくになっていました。
ゲレンデの斜面も地面が見えているところは少なく、まだ普通に滑れる状態でした。
乗鞍岳とかもしかゲレンデをズーム。既に道路の除雪が進み、ゲレンデは分断されてしまっています。また除雪した雪でゲレンデの斜面もがたがたです。
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かもしかゲレンデ手前の道路は完全に除雪されていますので、いったんスキーを外して道路を渡ります。
かもしかゲレンデの様子。いつのものか分かりませんが、斜面は一面シュプールでぎたぎたです。
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除雪された道路脇の雪壁はまだ2、3mはありますので、もし滑る場合は注意が必要です。
しばらく道路を歩いてここから再びシールで登り始めます。
雪解けも進んできていて、春を感じます。
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振り向くとこんな感じです。快晴ですがいかにも春霞で遠くはぼーっとしています。
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南アルプスをズーム。この暑さでガスがかかり始めています。ま、それは他人事ではなく、ここ乗鞍でも10時を過ぎるとガスが湧いてきてしまったのでした(^^;。
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7時34分、ゲレンデトップを通過。この辺りで昨日と思われる新雪がうっすらと積もっていました。ただし以前のトレースやシュプールを埋めるほどのものではありません。
最初の急斜面ですが、積雪は多く、途中の藪もほとんど埋まっています。
7時55分、一汗かいて急斜面を登り切ります。
10分ほど休憩してからツアーコースを進んでいきます。それにしても全くの無風で日射しが暑すぎます。昨日の新雪が1、2cmほど積もっているのですが、その暑さでシールにくっついてしまって下駄のようになり、途中でシールは諦めて坪足に切り替えました。朝は斜面も堅めでほとんど沈まずに歩くことが出来ましたので。
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中央アルプスをズーム。南アルプスはほとんどガスに隠れてしまいました。
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ツアーコース途中で北アルプス穂高が見える場所に寄り道します。
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穂高をズーム。
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途中の大きな段差の部分ですが、落ち込みは1mちょっとくらいまで小さくなりました。またその先のうねりもほとんど無くなりました。
位ヶ原手前の急斜面の様子。
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新雪でリセットされていることを期待していたのですが、シュプールはほとんどそのままでぎだぎだです(^^;。残念。
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9時22分、位ヶ原に到着。驚いたことにここもほぼ無風でした。こんな穏やかな位ヶ原は真っ白な時期は本当に珍しいです。
位ヶ原から見た乗鞍岳の展望をご紹介。この景色が見たかったのです(^^)。
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剣ヶ峰をズーム。
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北アルプス槍穂高をズーム。
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常念岳方面をズーム。
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さて今日はどこに登ろうかと悩みながら、とりあえずトイレの建物に向けて進んでいきます。
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再び剣ヶ峰をズーム。
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山頂直下の斜面そして蚕玉岳との間の広い斜面ですが、下半分は強風でパックされた風紋が見えています。その上の方は新雪が吹きだまっているようにも見えますが、果たして実際はどうなんでしょうか。ただここから山頂まで登るにはあと2時間はかかりそうと言うことで、今回は時間切れで行き先を富士見沢に変更しました。
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この先にちょこんと見える2本の杭ですが、おそらくバス停横の標識のものと思われます。いつの間にかこんなに積雪が増えていました。
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この先はほぼ道路に沿って北に進み、摩利支天岳と富士見岳の間の稜線に向けて斜面を登り始めます。
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再び剣ヶ峰をズーム。
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今登っている斜面ですが、パック気味の重めの新雪が5cmから10cmほど、新雪が飛ばされている部分はゆるみ始めたクラストバーンという感じでした。
10時55分、稜線ピークに到着。ここまで来ると若干そよ風程度の風がありましたが、日射しが暑いので心地よいと感じるほどのそよ風でした。ではここでしばらく休憩してお昼とします。
ではここからの展望を剣ヶ峰方面から左回りでご紹介。
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もう一度剣ヶ峰をズーム。
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北アルプス槍ヶ岳から西側をズーム。
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槍穂高をズーム。
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常念岳方面をズーム。
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私の後から登ってきた人ですが、肩の小屋方面に進んだようで、こちらには誰も登ってきていませんでした。
では富士見沢上部に移動して11時30分、滑降開始。最初は吹きだまりの斜面でした。
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ただべったりと重い新雪でかなり引っかかります。それでも上部は吹きだまりの雪が深いためにターンでも底付きすることはなかったのですが...。
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少し下ると新雪が薄くなり、しかもその下は緩んでいない堅い斜面になってしまいました。
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それではと斜面を切り替え、位ヶ原に早く戻れるようにとこちらの陽当たりの良い斜面を滑り降りてみます。
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ざらめ化している部分は気持ちよく滑れますが、やはり新雪の部分はひっかかり気味でした。
先ほど滑り降りた斜面を振り返ります。今から思えばその左側に見える、登っていった斜面そのものを滑った方がもっとざらめ化していて良かったかも。
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位ヶ原もアイスバーンは無く、普通に滑って下りることが出来ました。
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ツアーコースに降りる急斜面、そしてツアーコースですが、この頃になると雪は緩んでざくざくとなり、まあ普通に滑って下りることが出来ました。
ちなみに途中で10人以上のスキーヤーとすれ違いました。乗鞍に登るには一番大変な時期ですが(休暇村から歩く必要があるため)、平日とはいえ天気が良い乗鞍はやはり人気ですね。
駐車場到着、12時43分でした。
さて次に乗鞍に来るのは肩の小屋あるいは畳平までバスで登れるようになってからかなあ。