日にち:2012年4月10日
場所:長野県霧ヶ峰車山
コース:車山肩→車山山頂→車山肩
天気:晴れ
翌日には大雨になる予報で、その前日の今日はまあまあの晴れということで、それならばと午前中に今シーズン最後の車山にバックカントリー(テレマークスキー)に出かけてきました。
山の南側斜面の雪はほとんど溶けてしまっているのですが、北側にはまだ残雪が多く、山頂から北面を一番下まで問題なく滑ることが出来ました。朝のうちはまだ雪が緩んでいなくてクラスト気味ですが、すぐにざらめ化してきて、気持ちよく滑ることが出来ました。
自宅を7時20分に出発して車山肩を目指します。そして7時55分、車山肩の駐車場に到着。駐車場の雪もだいぶ減り、ほぼ夏と同じ広さだけ車が停められるようになりました。ただしまだ8割は10cmほどのアイスバーンに覆われているため、冬用タイヤが安心です。この時間、私の他には車は停まっていませんでしたが、戻ってくるともう1台増えていました。山頂ですれ違ったスキーヤーの車と思われます。
準備をし、8時5分、スキーは手に持って歩き始めます。
蝶々深山も陽当たりの良い南側はほぼ雪が溶けてしまいました。ただ手前の車山湿原はまだ一面の残雪で覆われています。
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この先の登山道からシールを付けたスキーで歩き始めます。登山道ですが、踏み固められた雪がまだ残っていて、普通にシールで歩いていくことが出来ました。ただし今週の雨で一気に雪解けが進むとどうなるか分かりません。
途中からいつも通り山頂直登ルートに進みます。こちらもところどころかろうじて雪がつながっている部分がありました。
今日は高気圧に覆われて快晴を期待していたのですが、思ったより薄雲が多いです。徐々に雲が無くなっていくことを期待したのですが、実際には逆に薄雲がどんどんと増えてきてしまいました(^^;。やはり一昨日のようなどピーカンはなかなか無いものです(^^;。
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途中の急な雪壁を登るところ。陽当たりが悪く、かちかちに近い状態でした。
飛行機雲の影が上空の薄雲にうっすらと見えています。
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8時45分、車山山頂に到着。このときは他に誰もいませんでしたが、しばらくして車山肩方面からスキーをザックに付けた人が登ってきました。ただその後一度も見かけることはありませんでしたので、もしかすると営業を終えた車山高原スキー場のゲレンデ側に滑り降りたのかも知れません。
ではここからの展望を北アルプス方面から右回りでご紹介。手前の斜面は北面ですが、残雪は豊富です。
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乗鞍岳をズーム。
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槍穂高、常念岳をズーム。
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燕岳方面をズーム。
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爺ヶ岳、鹿島槍方面をズーム。手前の三峰山も雪解けが進んでいます。
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浅間山はうっすらとしか見えませんでした。いかにも春霞という感じです。
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蓼科山をズーム。
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富士山をズーム。五合目辺りまで真っ白です。あと1ヶ月もすれば、また富士山がよいが始まります(^^)。
南アルプスをズーム。
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中央アルプスをズーム。
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御嶽山をズーム。
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山頂は微風で日射しもあり、寒さは感じませんでした。遊歩道に腰掛けてのんびりと休憩し、雪が緩むのを待ちます。
そして9時58分、そろそろ滑ってみることにします。仕事で午前中には帰らないとまずいもので(^^;。
いつもは登山道を少し戻ってから北面西側斜面に滑っていくのですが、今回は山頂直下の一番急な斜面を滑ってみることにします。上部は斜度が60度はあろうかという崖で、新雪の時期は雪崩が心配ですが、今回はまあ大丈夫でしょうということで。それよりもクラストしてかりかりだと滑落の方が心配ですが、時間と共に表面が少し緩んできていましたので、なんとか滑り降りれるでしょうと斜面に入っていきます。
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上部の一番急な部分はやはり緊張します。エッジは引っかかるとはいえ、まだざらめにはなっていませんので。
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次の急斜面辺りからは斜面がやっとざらめ色になりました。
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もしかすると今シーズン初めてのざらめ斜面の滑りになるかも知れません。もう少し経てばもっとざらめ化が進むのでしょうが、でも一番上の堅めの斜面を思えばこれだけでも十分に快適です(^^)。
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登山道まで一気に滑り降りてきました。雪の量は多く、ここまで普通に滑り降りることが出来ました。
今滑り降りた急斜面をズーム。
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では車山肩方面に戻っていきます。
当初はそのまま帰る予定でしたが、ふと見上げたいつもの斜面がノートラックで気持ちよさそうだったため、最後にもう一度だけ滑ってみることにし、シールで斜面を登っていきました。では車山の最後の滑降開始。
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上部の急な部分はまだ堅めでしたが、すぐに快適ざらめ斜面となりました。
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こちらも残雪が多く、登山道まで普通に滑り降りてくることが出来ました。
では車山肩に戻りましょう。
最後に車山北面を振り返ります。今年も楽しませてもらいました。
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11時20分、駐車場に到着。次にここに来るのは花の時期になると思います。