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北八丸山テレマーク(2012年3月)

日にち:2012年3月20日

場所:長野県八ヶ岳

コース:R299ゲート→麦草ヒュッテ→丸山→麦草ヒュッテ→R299ゲート

天気:晴れ

一昨日から昨日にかけて八ヶ岳でも多少降雪があったことから、もしかしてパウダーが滑れるかもと快晴が期待できたこの日、今シーズンまだ訪れていなかった北八の丸山にバックカントリー(テレマークスキー)に出かけてきました。ただこの日は3月下旬にしてはかなり冷え込み、昨日緩んだ雪がクラストしていてもなか雪となり、非常に滑りにくいバーンとなっていました。結局帰る時までその雪は緩むことはありませんでした。なお昨日の降雪はあまり多くなく、今日の強風でほとんど吹き飛ばされていました(^^;。

自宅を6時20分に出発し、R299を登っていきます。途中で展望の良い場所がありましたので、車を停めて展望を楽しみます。


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そして冬期閉鎖のゲートの前に6時53分到着。車がゲート前の路肩に2台停まっていました。今日は休日と言うことでもっと人が多いかと思っていましたが、今日はここから登る人は比較的少なめのようです。

準備をして7時6分、ゲートを越えてシールを付けたスキーで歩き始めます。

麦草ヒュッテのスノーモービルで道路はしっかりと圧雪されています。もっとも今日はその周りの雪もかちかちで、乗ってもほとんど沈むことがありませんでした。お昼近くなれば日射しで雪も緩むだろうと期待していたのですが、結局帰ってくる時までほとんど緩むことはありませんでした。

途中にある展望台に登ってみます。


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南アルプスをズーム。


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木の間からみえる北アルプス槍穂高をズーム。


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誰とも出会わないまま、もくもくと登っていきます。
最初は無風でしたが、登るに従って徐々に風が出てきました。日射しはありますが、冷え込みでそれほど暖かさは感じません。

正面に見える茶臼山をズーム。


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目指す丸山がやっと見えてきました。

丸山をズーム。


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9時21分、麦草ヒュッテ前を通過。

登山道を進んでいきますが、相変わらず雪はかちかちです。(アイスバーンというほどではなく、表面がクラストしていて踏み込めば表面がばりっと割れる状態)
なおこの辺りからやっと、昨日降った新雪が踏み跡に吹きだまっているようになりました。この先どんどんと新雪が増えていくことを期待しましたが、結局上でも新雪はうっすらという程度でした。

この辺りで今日初めての登山者とすれ違いました。


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この先、登山道は細く急になりますので、今回はここでスキーはザックに付けて坪足で登っていくことにしました。

丸山山頂直下は急登が続きます。

10時25分、やっと坂を登り切りました。この標識のところから展望台にトレースが続いていましたので、私もここにザックをおろし景色を見に行きます。

数分ほど歩くと展望の良い場所に出ます。ただ...、今日は風が強いのとその風が猛烈に冷たく、とてもここではのんびりすることが出来ませんでした。写真だけ撮ってすぐ戻ることにします。
ではここからの展望を南の中山方面から右回りでご紹介。


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ちょこんと見えるピークをズーム。多分西天狗岳でしょう。中山北西側にみえる斜面も、滑るには面白そうな感じです。


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南アルプスをズーム。


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入笠山、富士見パノラマリゾートをズーム。


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中央アルプスをズーム。


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御嶽山をズーム。


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守屋山をズーム。


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乗鞍岳をズーム。


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北アルプス槍穂高、常念岳をズーム。手前は車山。


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燕岳方面をズーム。手前に見える三峰山ですが、雪がだいぶ減ってきているのが見えます。


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撮影が終わったらすぐに先ほどの場所まで戻り、もう少し先にある丸山山頂まで行ってそこで休憩することにします。

ここは森の中ということで風がほとんど無く、ほっとします。やっと日射しの暖かさを感じることが出来るようになり、ここでのんびりと食事にします。
食事後、11時ちょうど、高見石方向に登山道を下っていきます。この悪雪では密で急な樹林帯を滑っていく自信がありませんので(^^;、スキーはザックに付けたままです。
すぐに白駒池、高見石の分岐に出ます。ここでやっとスキーをはきました。

少しだけ白駒池方面に進み、左側の森が疎林になったあたりで登山道から離れて森の中に入っていきます。

途中に木が密なところがあってそこを避けるために迂回していると、なんと立派なトレースにぶつかりました。しかもそのトレースのところどころには木にマーキングまであります。方向的に北東斜面のオープンバーンに向かっていることは間違いないだろうと、私もそのトレースをたどっていったところ、すぐにオープンバーンに出ることができました。


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蓼科山をズーム。


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根子岳、四阿山をズーム。


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浅間山をズーム。


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オープンバーンですが、積雪はなんとか滑るには問題ない程度にはありますが、残念ながらパウダーは吹きだまっていませんでした。せいぜい表面にうっすらという感じで、場所によってはその新雪すら吹き飛ばされて極悪クラストバーンが広がっていました。ああ残念。
おまけに中央の一番滑りやすいルートには、予感はしていましたが大量のスノーシューのトレースが刻まれています。仕方なし、下に向かって右端のトレースのない斜面を滑ってみることにしてみました。


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なんとかクラストを削りながら滑り降りていきますが、かろうじて削れるという感じで決して快適ではありません。

斜面の隅に新雪が1cmほど吹きだまったところがありました。そのわずかな新雪の感触を味わいます。
滑り降りて斜面を振り返ります。大量のスノーシューのトレースが目立ちますが、いったい何人が降りたのでしょう(^^;。


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休憩後、西側に進んでいき、先ほど登る時に通った登山道に向かいます。スキーがほとんど沈むことなく歩くことが出来ましたので、歩く分には楽な雪です。

森の中に入り、登山道の方に進んでいき、登山道をそのまま横切ってその先の丸山北面急斜面の様子を見に行ってみます。過去2回ここに来た時はこのまま帰っていまして、丸山北面斜面に行くのは今回が初めてとなります。

少し登り気味に進んでいくと、登山道から5分ほどで北面オープンバーンに出ました。ここは思った以上に急な斜面です。30度から35度はあるのではないでしょうか。標高差は100m程度でしょうか。


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雪の状態が悪いため、最悪滑落の危険もあり、一番上から滑落したくないなあと(^^;、今回は斜面真ん中辺りから滑ってみることにします。


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もなか雪ですが、思ったほど表面が堅くなく、なんとか踏み込んでシュプールを刻むことができました。


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ではこれで帰ることにします。R299に出てからは、しばらく歩くスキー状態ですが、その先はほぼ一気に下まで下っていくことが出来ました。13時38分、駐車場到着。なお車があと2台増えていました。