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八ヶ岳天狗岳テレマーク(2011年4月)

日にち:2011年4月1日

場所:長野県八ヶ岳

コース:渋ノ湯→黒百合ヒュッテ→東天狗岳→西天狗岳→天狗の奥庭→黒百合ヒュッテ→渋ノ湯

天気:晴れ

前日に標高の高いところでは降雪があり、その翌日は高気圧に覆われて快晴弱風が期待できそうということで、平日ながらこれは行くしかないでしょうということで(^^;、地元の八ヶ岳の天狗岳に出かけてきました。
登山としては夏冬関わらず何度も来ている山ですが、スキーでのバックカントリーとしては初めてとなります。ネットで調べてみたら、東天狗と西天狗の間の稜線を北側に滑降した記録や、東天狗側の天狗の奥庭に下るあたりの斜面を滑降した記録が見つかり、ぜひ一度どんなものか出かけてみたいと思っていたので、今回念願が叶いました。それにしても長野県内全部が見通せる素晴らしい快晴、そして昨日の降雪のあと強風が吹き荒れなかった事によるディープパウダーと滑りも素晴らしいものでした。これほど良い条件のバックカントリーはそうそう無いかも。ただ...、西天狗岳からの急斜面の滑降では、隣の斜面でいつの間にか雪崩が起きていてびっくりしました。

自宅を5時45分に出発し、渋ノ湯を目指します。途中で展望の良い場所がありましたので、車を停めて夜明け直後の様子を撮影します。


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北アルプス槍穂高をズーム。


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乗鞍岳をズーム。


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御嶽山をズーム。全くの無風で煙突の煙も真っ直ぐに立ち上っています。


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中央アルプスをズーム。


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6時15分、渋ノ湯に到着。道路はこの手前数kmほどがアイスバーンとなっていました。
先に渋ノ湯で駐車料金(1日1000円)を払い、それから指定された駐車場に車を停めます。先に停まっていたのは1台だけで、戻ってきた時もあと3台車が増えていただけでした。やはり平日、そして4月1日というせいでしょうか。

準備をして6時32分、スキーはザックに付けて坪足で歩き始めます。

登り始めはそれほど雪が多いとは感じませんでしたが、徐々に周囲の雪が増えていきました。アイスバーンが出てきて登れなくなったらアイゼンを付けようと思っていたのですが、その後中山峠までそのまま登ることが出来ました。

尾根の上に出ました。7時22分、八方台への分岐に到着。まだそれほど疲れていませんので、休憩することなくどんどんと進んでいきます。結局ゆっくりと休憩したのは東天狗の山頂に着いてからでした。
シール登行も出来そうでしたが、面倒で(^^;、その後もずーっと坪足で登っていきました。

昨日の降雪によるものか木の枝には粉雪が積もっていて、まるで厳冬期なみの風景です。

黒百合ヒュッテに出る少し手前の左側の斜面の様子。


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8時25分、黒百合ヒュッテに到着。

天狗の奥庭に登る斜面の様子。予定ではこちらから天狗岳に登ろうと思っていたのですが、昨日のトレースは消え去り、今日はまだ誰も登っていないようです。うーん、ラッセルはちょっときついなと思い(^^;、今日のものと思われるトレースが付いている中山峠の方に行くことにしました。


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新雪はこのあたりで15cmから20cmほどでしょうか。これはあとの滑りが本当に楽しみです。

8時34分、中山峠到着。

樹林帯を抜けたところの急斜面を登り切ると、いきなり目の前に天狗岳がどーんと見えてきます。素晴らしい景色、そして素晴らしい天気で言うことがありません(^^)。ここまではほぼ無風でしたが、この辺りからは少し冷たい風を感じるようになりました。やはりまだ冬山ですから。


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この先の斜面は新雪が50cmほど吹きだまっていました。トレースがないとラッセルで相当苦労しそうな斜面でしたが、先行者に感謝です。


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9時31分、天狗の奥庭への分岐に到着。

西天狗岳への稜線か北側に延びる斜面の様子を見てみます。濃い森に入るまでは疎林ということで気持ちよく滑ることが出来そうです。西天狗岳の山頂からはどのルートを滑るかですが、北東側は最後が少し急かなと感じ、登山道脇の東側斜面を滑ることにしたのですが、その東側には吹き飛ばされてきた新雪がクラスト気味の斜面の上に積もっていて、その部分がおそらく私の滑りをきっかけに崩れてしまいました。


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それにしても今日は本当に素晴らしい天気で、見渡す限りの山々がきれいに見えています。写真を撮ってばかりでなかなか足が進みません(^^;。


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鎖場もすっかり雪に埋もれています。このあたりで下ってくる先行者10人弱とすれ違いました。


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9時50分、東天狗岳山頂到着。他には誰もおらず、山頂独り占めです。

ではここからの展望を南八ヶ岳方面から右回りでご紹介。


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根石岳との間の斜面の様子。ここは風の通り道かつ南側斜面ということで、それほど雪は多くありません。西天狗側からまるで滑り台のように雪が吹きだまっている斜面がありますが、ただ日射の影響で雪の状態はあまりよく無さそうです。


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北アルプス槍穂高方面をズーム。


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北アルプス鹿島槍方面をズーム。


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蓼科山、北アルプス白馬岳方面をズーム。


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頸城山塊をズーム。


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四阿山をズーム。


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浅間山をズーム。


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真っ白な山々をズーム。上越の山だと思いますが、こちらの山はよく知りません(^^;。


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金峰山をズーム。


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10時ちょうど、西天狗岳に向かいます。


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今日はまだ誰も西天狗岳に登っていないようで、うっすらと残っているトレースをたどって進んでいきますが、吹きだまりではふとももラッセルの部分もありました。

10時21分、西天狗岳山頂到着。山頂の標識などは全て埋まっています!。

では再度ここからの展望を南八ヶ岳方面からご紹介。


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硫黄岳、横岳をズーム。


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八ヶ岳主峰赤岳をズーム。


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阿弥陀岳をズーム。


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南アルプスをズーム。左より北岳、甲斐駒、仙丈ヶ岳。


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中央アルプスをズーム。


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御嶽山をズーム。


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乗鞍岳をズーム。


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この頃から北アルプス方面には少し薄雲がかかりだし、その後その雲はこちらにも流れてきましたが、でもお昼頃から再び雲が無くなってすっきりした青空となりました。
10時47分、滑る準備をしていよいよ滑り始めます。上部は柔らかいシュカブラ帯でした。


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目の前の東天狗岳。


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シュカブラ帯を抜けて斜面がまっさらになると、その先は日射の影響で軽くクラスト気味の斜面となりました。


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急斜面を滑り終えて斜面を振り返ると、なんとちょうど今、隣の斜面が雪崩れているところでした。


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上部の破断面をズーム。


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そちら側の方が吹き飛ばされた雪が吹きだまりやすく、その下のクラスト気味の斜面との結合が悪く、私が滑ったことで吹きだまった雪が一気に崩れたようです。そちら側を滑らなくて本当に良かったです。
では気を取りなおしてこの先北側に下っていく沢の斜面の方に進んでいきます。


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北側の斜面に入ると雪質は一変し、さらさらのパウダーとなりました(^^)。


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そして下ることに雪はどんどんと深くなっていきました。


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ああ気持ちよかった。この先は少し森が濃くなりますので、次は東天狗から天狗の奥庭に下る斜面に向かおうと斜面をトラバースしていきます。ただすぐにまた疎林となりましたので、もう少し滑り降りることにします。


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11時17分、斜面がなだらかになるところまで滑り降りてきました。GPSで確認したら、西天狗山頂からの標高差は約250mでした。
では天狗の奥庭に登る斜面をシールで登り返します。

10分ちょっとで天狗の奥庭を通る登山道に出ます。ではこの先に見える真っ白な斜面を目指してさらに登って行くことにします。ただこちら側はかすかなスノーシューのトレースがあるのみで20cmほどのラッセルが続きます。


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12時4分、中山峠から登ってくる登山道との合流点まであと少しと言うところまで登ってきました。

次の2枚は先ほど滑った斜面です。


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雪崩れた東斜面をズーム。


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では滑り始めます。


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吹きだまりの気持ち良いパウダー斜面です(^^)。


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この斜面も一面のパウダーでした(^^)。
では再びシールを付け、天狗の奥庭経由で黒百合ヒュッテに戻ります。


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滑った斜面を振り返ります。


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コルの稜線近くの斜面をズーム。


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黒百合ヒュッテに下る斜面の手前で再び天狗岳を振り返ります。先ほど少し薄雲が広がりましたが、再び雲一つ無い快晴となりました。


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最後に黒百合ヒュッテに下る急斜面を滑り降ります。


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上部は少しパック気味でしたが...。


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ディィィプパウダー!今日一番の深雪だったかも。


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滑り終えて振り向くと、雪庇が思った以上に大きいのにびっくりしました。
13時15分、黒百合ヒュッテ前でスキーに再びシールを付け、そのまま登山道をスキーでゆっくりと滑り降りていきます。(登山道脇は森が濃く雪もかなり深いので、おそらくその中を滑るのはあまり快適ではないだろと思い登山道を滑り降りることにしたのですが、ただこのルートは頻繁に登山者とすれ違いますので、衝突を避けるためにもシールを付けて減速しました。)
14時19分、駐車場到着。