日にち:2011年4月6日
場所:長野県八ヶ岳
コース:白樺高原国際スキー場→七合目登山口→将軍平→山頂→北面を滑る→七合目登山口→白樺高原国際スキー場
天気:晴れ
高気圧に覆われて快晴が期待できたこの日、再び地元の蓼科山に北面を滑りに出かけてきました。前回は強風&かちかちで山頂に立てなかったことから、そのリベンジでもありました。それにしてもこの日はまさに春の陽気でぽかぽかと暖かく、しかも山頂でもほとんど無風と言うことで、登っていて暑いほどでした。北面の雪の状態が心配でしたが、上の方は柔らかめのもなか雪一部カリカリ一部パウダー、中間から下は快適ざらめということで、思った以上に気持ちよく滑ることが出来ました。
朝、自宅を6時10分に出発し、白樺高原国際スキー場を目指します。そして6時53分、白樺高原国際スキー場の駐車場に到着。スキー場は先週末で冬期の営業を終了していますので、今回はここからゲレンデを歩いて登ります。
準備をして7時4分、シールで登り始めます。雪は朝の冷え込みで堅めです。
後ろを振り返ると素晴らしい展望が目に飛び込んできます。
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7時54分、ゲレンデトップに到着。
今日滑る予定の蓼科山北面のオープンバーンをズーム。雪はまだ滑るには十分なほどありそうです。
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登山道を進んでいきますが、最近のものと思われるスキーや登山者のトレースがしっかりと付いています。この時間は雪は堅めで沈み込むことはありませんでしたが、帰ってきた時にはすっかり緩んでざくざくの春の雪となっていました。
8時19分、七合目の鳥居を通過。
この先で先行していた登山者に追いつきました。その後は前後して登っていきます。
天狗の露地からの斜面の様子。この斜面も朝はクラストしていました。ああ、今日はこんなかちかち斜面を滑ることになるのかもとがっかりしたのですが、帰りにここを滑った時にはざくざくの深いざらめ雪となっていました。
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次の2枚はここからの展望。
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9時56分、将軍平に到着。ここまでの登山道ですが、朝のうちは雪も堅く、シールでは滑って登りにくかったのでスキーアイゼンを付けて登りました。
今日は全くの無風で日射しが暑いです。山頂も今日は風が弱そうです。
山頂を良く見ると北東面で雪崩の跡がありました。かなり大きく崩れています。
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少し休憩してから10時7分、スキーはザックに付けて坪足+アイゼンで登っていきます。
山頂直下のオープンバーンに出ました。雪もそれほど堅くなく(かといって柔らかいと言うほどではありませんが、少なくもカリカリではありません)、刻まれたトレースをたどって登っていきます。
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斜度はこれくらい。
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10時43分、山頂の一角に出ました。ほとんど無風なのが信じられません。そして日射しが暖かいです。
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一応山頂の標識まで行ってみます。このときは山頂に誰もいませんでしたが、しばらくして何人もの登山者が登ってきていました。今日登った方は全員大満足なことでしょう(^^)。
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では今日の山頂からの大展望をご紹介。すぐ横の北八北横岳方面から右回りで。撮影している場所は山頂の周りをほぼ1周しましたので都度異なっています。
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北横岳、金峰山をズーム。
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北横岳北面側に見える2本の白いラインが少し気になります。
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八ヶ岳天狗岳方面をズーム。5日前は天狗岳山頂からスキーで滑りましたが、ここから見ると滑った斜面がよく分かります。ところで手前の丸山の周囲にあるオープンバーンですが、良く見ると北側にも1本のラインがあります。いつも北東側のオープンバーンを滑っていますが、次回はぜひ北側にある斜面も滑ってみたいと思います。
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硫黄岳赤岳阿弥陀岳をズーム。
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権現岳、編笠山をズーム。
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南アルプスをズーム。
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入笠山をズーム。遠くからはそれほど目立たない山ですが、ずば抜けた展望の良さを誇ります。
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中央アルプスをズーム。守屋山も見えています。
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御嶽山をズーム。
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眼下に見える八子ヶ峰をズーム。今シーズンはあの斜面も滑りました。
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乗鞍岳をズーム。手前左側のピークは今シーズン頻繁にバックカントリーに訪れた車山。
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北アルプス槍穂高、常念岳をズーム。手前右側のピークはお気に入りのバックカントリーフィールド、三峰山。
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北アルプス針ノ木岳方面、美ヶ原をズーム。
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北アルプス白馬岳方面をズーム。
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県北部の頸城山塊をズーム。
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根子岳、四阿山をズーム。
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浅間山をズーム。
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山頂で素晴らしい景色を眺めならのんびりと休憩します。今日はほとんど風が無く、日射しがぽかぽかと暖かいので、山頂で休んでいても本当に心地よいです(^^)。
12時15分、そろそろ北面の雪も少し緩んできたかなと滑る準備をして北面少し東よりの斜面に向かいます。
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上の写真では斜面の様子がよく分かりませんが、横を見るとこんな感じです。かりかりのアイスバーンの上に新雪が10cmほど積もっていて、その表面が薄くもなか雪になっているという感じです。
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数ターン目でいきなりカリカリバーンに出てしまい、エッジがかからずに10mほど滑落(^^;。
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疎林帯に入ると雪の量も増え、カリカリバーンは無くなります。ただし表面のもなかが柔らかいところと堅いところが交互に出てきて、なかなかに手強い斜面でした。
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北東面の雪崩の跡ですが、随分と下まで落ちています。
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樹林帯にはいると、雪は一気に柔らかくなります。ほぼパウダーの部分も多かったです。
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雪崩は樹林帯の中まで流れ込んできていました。
まもなく予定通り北面オープンバーンに出ます。
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雪ですが、さすがにさらさらパウダーではありませんでしたが、斜面上部は新雪の表面が薄くもなか雪になった状態で、それほどスキーも引っかかることなく気持ちよく滑ることが出来ました。
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中間部はそのもなかも柔らかくなって、一段と滑りやすくなりました。少し重めのパウダーという感触です。
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斜度が少し緩んだ辺りから日射の影響で雪はどんどんとざらめ化していきました。
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13時14分、オープンバーンの一番下まで滑り降りてきました。下の方は春らしい深いざらめでした。
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スキーに再びシールを付けて途中まで登り返し、天狗の露地のあるオープンバーンに向かいます。
こちらの斜面も朝と違って気持ちよさそうなざらめ斜面となっています。たまらずにひと滑り(^^)。
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北面オープンバーンを振り返ります。
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シュプールをズーム。
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登山道に戻り、両脇の森の中を滑り降りていきます。こちらも暖かさのせいで雪はすっかり緩んで滑らない重い雪となっていました。
それでも場所によってはまださらさら感のある雪もありました。
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14時27分、ゲレンデまで一気に滑ってきました。
先ほど滑った北面オープンバーンを振り返ります。肉眼ではよく分かりませんでしたが、ズームしてみると私のシュプールがちゃんと見えていました(^^)。
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この先は誰もいないゲレンデを滑り降りていきます。
こちらも雪が緩んで良い感じです。
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14時40分、駐車場到着。