日にち:2010年5月21日
場所:長野県御嶽山
コース:6合目中の湯→女人堂→剣ヶ峰→女人堂→6合目中の湯
天気:晴れ
雪が消える前にもう一度御嶽山を滑ってみたいと思い、最後の御嶽山に快晴のこの日出かけてきました。風が強いのは覚悟していましたのが、ただ午前中は特に稜線に出てからの風がものすごく、久々に風で緊張しました。ただお昼頃から急に風が弱くなり(と言ってもまだ普通に強い風ですが、吹き飛ばされるという恐怖は無くなったのは助かりました)、滑るのは快適でした。斜面も山頂直下以外は快適ざらめで、最後の御嶽山を最高の思いで締めくくることが出来ました。
朝4時10分、自宅を出発し6合目中の湯の駐車場を目指します。
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5時51分、中の湯の駐車場に到着。このときは他に車はいませんでしたが、戻ってきた時には私以外に2台の車が停まっていました。
準備をして6時5分、歩き始めます。すぐに中の湯が見えてきますが、その建物の影にはまだ残雪が少し残っていました。
この先から登山道を登り始めます。
登山道がほぼ雪で覆われたのは7合目の小屋に到着する少し手前からでした。昨年と比べてここまでの残雪は少し少なめです。
6時54分、7合目の小屋に到着。
この先は一面の残雪です。どこを登っても良いのですが、とりあえず夏道登山道のある辺りをそのまま坪足で登っていきます。雪も表面はゆるんでいますが、下の方は締まっていて、坪足で問題なく登っていくことが出来ました。
8時8分、八合目の女人堂に到着。ここまで来ると木立が無くなり、吹きさらしとなって風がかなり強くなりました。写真を撮っていても、風がどんと吹いてくるとよろけてしまうほどです。今日は午前中は風が強いのは覚悟していましたが、でも予想以上に強いです。
ここで今日初めての休憩を取りました。
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8時23分、この先も夏道登山道をたどって尾根上に進んでいきます。
尾根の上は雪はほぼ溶けていました。
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9時41分、石室山荘の手前で左側の沢に入っていき、そちらを直登していきます。ただところどころキックステップでもつま先しかかからない堅い部分が出てきましたので、念のためにここでアイゼンを付けました。
この沢もまだほとんど岩も出ていなくて、残雪はかなり多いです。
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10時13分、稜線に到着。ここから風が一気に強くなります。
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剣ヶ峰に進み始めますが、耐風姿勢を取る時間が長く、果たして山頂までたどり着けるのか不安になり始めましたが、なんとか一歩一歩進んでいきます。
稜線から少し左側に降りて登山道のルートに切り替えたところ、風が急に弱くなりました。ただ油断しているとどんといきなり吹いてきてふらつきますので、気を抜くことが出来ません。
11時ちょうど、なんとか山頂にたどり着くことが出来ました。それにしても稜線に出てから、稜線の風下側に避難するまで耐風姿勢をとってばかりでしたので、こんなにも時間がかかってしまいました。
多分山頂一番乗りです。王滝側から登ってきたトレースがありませんでしたし、私が山頂にいる間には、王滝側斜面に登山者を全く見かけませんでした。
山頂ですが、風がこの上を吹き抜けていくようで、ほぼ無風でびっくりしました。おかげでゆっくりとお昼にすることが出来ました。
ではここからの展望を乗鞍岳、北アルプス方面から右回りでご紹介。
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乗鞍岳をズーム。その向こうに槍穂高が見えています。
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中央アルプスをズーム。右端に富士山もちょこんと顔を出しています。
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ところで山頂で休憩している頃から急に吹く風の音が小さくなってきました。あの猛烈な風が吹き付けていたら山頂から一の池に滑り降りるのは難しいかなと思っていたので、これはラッキーでした。
11時26分、裏側に回り込んで滑る準備をします。
山頂直下は強風の影響で雪が少しかためですが、でもアイスバーンではないのでなんとかなるでしょう。では滑ります。
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下の方は少しゆるんできていました。では続いて2の池に向けて斜面を滑り降ります。
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こちらの斜面は日当たりも良く、最高のざらめ斜面です(^^)。
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若干登り返し、次はこの斜面に入ります。ちなみにここで今日始めて登ってくるスキーヤーを見ました。その後もう二人見かけましたが、さすがに平日と言うことで本当に静かな御嶽山です。
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雪はざらめなのですが、斜面が少しでこぼこしていて、振り返ってもシュプールがよく分かりません。この斜面はあまり下らずに、石室山荘のあたりで次の写真の斜面に切り替えます。
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斜度、雪質共に最高です(^^)。
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今日のファーストトラックということで、遠慮無く斜面のど真ん中を行かせていただきました。
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再び斜面をチェンジ。
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あっという間に女人堂まで滑り降りてきました。この先ですが、しばらくは滑りやすい斜面が続きますが、すぐに縦溝ででこぼこになり、また木も密になり修行の滑りとなります。
7合目までなんとか滑って、そこでスキー板をザックに付けて坪足で下ります。帰りはかなり足に来てしまい、へとへとになりながら駐車場まで下りました。14時30分、駐車場到着。下に降りるとまるで真夏のような暑さでした。