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針ノ木岳テレマーク(2010年4月)

日にち:2010年4月25日

場所:長野県北アルプス

コース:扇沢→針ノ木雪渓→ヤマクボ沢→針ノ木岳→同じルートを滑って下る

天気:晴れ

今日は高気圧に覆われて快晴との予報でしたので、どこに出かけても最高の展望を期待できたのですが、それならばとまだ冬期に一度も訪れたことの無い針ノ木岳に展望を楽しみに出かけてみることにしてみました。ここは雪崩が多い場所で少し心配だったのですが、雪は雪渓上はざらめ、ヤマクボカールから上はほぼクラストバーンということで、滑るルートはまあまあ安定していました。ただ針ノ木雪渓上には沢が雪崩れたデブリが大量に堆積していました。
滑りはそんな訳で上の方はあまり楽しめなかったのですが、でも山頂からの展望は最高で、それだけで今回は大満足でした(^^)。

朝5時45分に自宅を出発し、扇沢の駐車場を目指します。天気は予想通り最高で、雲一つ無い青空が広がっています。


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7時10分、扇沢の駐車場に到着。上の方の駐車場はほぼ満車状態でしたので、一番下の駐車場に停めました。

準備をして夏道登山道の方に向かいます。

雪はまだ多く、夏道登山道は最初から雪で覆われています。シールを付けて7時30分、先行者のトレースをたどって進んでいきます。

前方に見える範囲で20人ほどが先行していましたが、実際にはもっと先に登っている人も多く、今日1日でスキーヤー(山スキー、テレマークスキー)25人、ボーダー1人、登山者15人ほどを見かけました。
先行者のトレースですが、夏道登山道をそのままたどらずに途中から雪渓上に出てそのまま雪渓を進んでいきました。雪渓上の雪は日射しを受けてもうすっかりゆるんでいます。


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針ノ木岳をズーム。


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蓮華岳大沢ですが、直登している人が見えます。大沢もぜひいつか、残雪の時期に滑ってみたいです。


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針ノ木雪渓の斜度が少しきつくなり出した辺りから、雪渓上には大量のデブリが見られるようになります。巨大なデブリはだいぶ前のものの様ですが、最近発生したと思われる小規模から中規模の雪崩によるデブリもかなり目に付きます。


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雪渓の一番急な斜面を登り切ると、やっと針ノ木峠とヤマクボ沢の分岐点が見えてきます。


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10時10分、分岐点に到着。次の写真は針ノ木峠方面。スキーヤーが一人登っていますが、多くの人はヤマクボ沢の方に向かっていました。

ヤマクボ沢方面。針ノ木岳に直登するならこちらです。私もこちらに進みます。


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休憩後、スキーはザックに付けてアイゼンとピッケルに切り替えて直登していきます。ヤマクボ沢は一部斜度がかなりあり、スキーだとアイゼン付きでないと登るのが厳しそうに見えたからです。またこの辺りから風も冷たくなり、雪もかなり締まってきていました。


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この頃からスキーで滑り降りてくる人が目に付くようになります。皆早いなあ。

11時40分、やっとの思いでヤマクボカールに到着。正面に針ノ木岳がどーんと見えてきます。


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スバリ岳方面。こちらのコルから滑ったシュプールがずいぶんと気持ちよさそうです。私もこの先どこに向かおうかと迷い、せっかく来たのだからと山頂近くから滑ることにしましたが、今日はそちらの斜面はほとんどゆるんでいなくて堅いままで、あまり楽しめませんでした。


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山頂より左側(南側)の斜面の様子。こちらにはほとんどシュプールが付いていません。日当たりの悪い斜面ですので斜面が堅く、見ていると何人か滑っていましたが、がりがり言う音が響き渡っていました。


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お昼は山頂で取ることにして、坪足のトレースをたどって山頂に向かいます。


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この斜面ですが、下の方はまだ比較的柔らかかったのですが、登るに従って堅くなっていき、キックステップでけり込んでもつま先だけしか引っかからない部分が出てくるようになり、かなり緊張しながら登り続けることになりました。

12時48分、やっと山頂手前のコルに到着。いやー、久々に疲れました、緊張で(^^;。
稜線に出ると反対側には北アルプス南部の山々が見えてきました。だいぶ足にきていますが、でもこの景色を見ると来て良かったとしみじみ思いました(^^)。

次の写真は、今登ってきた斜面を振り返ったもの。


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スバリ岳。


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針ノ木岳山頂方面。


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コルから山頂方面に進むとすぐに10mほどの急斜面があります。50度ほどはありそうで、この斜面は登れても下るのはかなり厳しいかもと今日はここまでにしようと思っていたのですが、山頂から降りてきた人に話を聞くとアイゼン、ピッケルがあれば何とかなりますよ、今日はぜひ山頂まで行った方が良いですよと勧められて、山頂まで行ってみることにしたのでした。
この急斜面ですが、ステップが切ってあり、ピッケルで確保しながら登っていけば難なく登ることが出来ました。また下りもピッケルで確保しながら後ろ向きで(登った時と同じ姿勢)下りました。
昼食後、13時35分、アイゼンとピッケルを持ち、山頂に向かいます。

13時43分、針ノ木岳山頂到着。時間も遅く、私一人だけでした。風も弱く、日射しがあるので、それほど寒くもありませんでした。


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ではここからの展望を北側から右回りでご紹介。


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白馬岳をズーム。


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鹿島槍をズーム。


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爺ヶ岳をズーム。その向こうに妙高や高妻山などが見えています。


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槍ヶ岳をズーム。


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剣岳をズーム。


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時間があればこの大展望を眺めながらしばらくのんびりしていたいところですが、時間も遅くなってきていますので写真だけ撮ったらすぐに先ほどのコルに戻り滑る準備をします。
14時12分、滑降開始。斜面ですが、もう陽が陰ってきていて、登ってきた時よりさらに堅めになっています。こけたらどこまで落ちるだろうとという恐怖心と戦いつつ、アルペンターンで確実にターンをしながら慎重に滑り降りていきます。


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振り返ってもシュプールはほとんど分かりません。


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カールの底まで来ると少し雪が柔らかくなりました。


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次の写真はスバリ岳と針木岳の間の斜面の様子。こちらの斜面の方が日当たりが良く、雪もゆるんでいるようですので、今日は滑るならこちらの斜面の方が正解でした。残念。

この下の斜面ですが、昼間ゆるんだ雪が半分クラストしかけていて、かなり滑りにくかったです。でも上のアイスバーンに比べると全然滑りやすいですが(^^;。


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雪渓まで降りてくると、雪は快適なざらめとなります。ただもう大勢の人が滑っていますので、斜面はぎだぎだです。


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15時32分、扇沢に戻ってくることが出来ました。下りは扇沢まで滑って下りることができますので、本当にあっという間です。