日にち:2010年3月30日
場所:長野県北アルプス八方尾根
コース:八方尾根スキー場→八方池→南面上部滑走→無名沢上部滑走→八方池→八方尾根スキー場
天気:晴れ
昨日は3月末とは思えない寒波で山にもパウダーが多分たっぷりと降り積もり、かつ今日はほぼ無風の快晴が期待できたことから、このタイミングを逃すと今シーズンさらさらパウダーはもう無いのではと、たまらず八方尾根に出かけてきました。行き先は他にも白馬乗鞍岳、乗鞍岳等いろいろ考えたのですが、もしかしてゲレンデでもパウダーがたっぷり楽しめるかもと期待して、八方尾根スキー場に決めました。
朝5時40分に自宅を出発し、八方尾根スキー場を目指します。そしてスキー場から少し離れた無料駐車場に7時20分に到着。ゴンドラの運行開始は8時ですし、さすがに平日でそれほど混まないだろうと、ここから歩くことにします。
そしてゴンドラ乗り場到着7時38分でした。この時間で並んでいる人はまだ10人ほどでした。
ゴンドラに乗って上に登ります。兎平ですが、昨夜の降雪はそれほど多くなかったようで、コブが埋まりきっていません。
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一番上のリーゼングラートの斜面。ここは圧雪していない右半分はかなり良さそうです。気持ち良い快晴、そしてかぜもそれほど強くないのがうれしいです。
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ではパウダーをいただきましょう(^^)。
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風で多少パック気味ですが、上部以外は底付きもせず楽しめました。続いて黒菱ゲレンデを滑ってみます。
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ここは雪は柔らかいのですが、ちょっと底付きします。
その後この下のゲレンデも滑ってみたのですが、新雪は少なくかりかりのバーンのままのところも多く、失敗でした。
なおかつしばらくするとスキー場上部にはガスがかかってきてしまい、ありゃー、今日は失敗だったかとがっかりしますが、ホワイトアウトなら引き返そうととりあえず上に登ってみることにします。9時29分でした。
すぐに上から3人連れが降りてきましたが、スタッフ(だったかな)と書かれたゼッケンを付けた男性二人と、もう一人は若い女性でした。サングラスをしていたのではっきりとは見えなかったのですが、挨拶した時の声がずいぶんと可愛らしく、すれ違った後で、あっ、今の女性はもしかしてこの上で映画「岳」のロケをしている長澤まさみさんだったのではと思い振り向いたのですが、もうガスの彼方でした(^^;。
しばらくするとガスの上に出たようで、素晴らしい天気となりました。しかもほぼ無風です。今日はこれで雪さえよければ大正解の日でしょう(^^)。
(後でロケのスタッフの方と話をしてみたのですが、約3週間の八方尾根ロケの中で今日が一番良い日だったとか)
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トイレの建物の向こう、ガラガラ沢上部に大勢の人がいます。どうやら今ここで映画のロケをしているようです。そして途中のスタッフの方からガラガラ沢上部には入らないで欲しいと言われました。
10時16分、八方池に到着。今の時期は池はすっかり雪の下です。
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白馬三山をズーム。
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快晴無風でぽかぽかと暖かく、このままのんびりと景色を眺めていたかったですが、ただこの暖かさで時間と共に雪がだんだんと重くなっていきますので、早く滑る斜面を決めて滑ることにします。
とりあえず左右の斜面を眺めながらもう少し進んでみます。
次の3枚は無名沢上部の様子。
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ふと前を見ると、今から南側斜面に滑り込もうとしている人たちがいましたので、しばらく様子を見てみます。
次の写真は今登ってきた尾根と南側斜面の様子。
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火打山をズーム。
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妙高山をズーム。
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今から滑ろうとしている人たちはどうやらガイドツアーの様で、数名が急な岩場を、もう数名がその横の斜面を滑り降りていきました。(後でネットで確認したら白馬で有名なブルークリフのツアーでした)
さすがにこの急斜面を私が最初で飛び込む気にはなれませんが(^^;、数人の滑りを見て斜面の状態は良さそうだと判断し、私も続けてその隣のオープンバーンに飛び込みました。
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雪は深いです。ストックを差すと半分以上すーっと入ってしまうほどです。南面ということでさすがに多少重くなってきていますが、ただ斜面が急ですので自然落下に任せて滑り降りていきます。
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登り返しがありますので、今回はここまで。標高差314mの滑降でした。カールの底は風もなく、暑いほどでした。雪もここまで来るとストップスノー気味です。ではここで休憩してお昼とします。
先行していたガイドツアーの人たちが登り返していきましたので、そのトレースをたどって私も11時33分、登り返します。
次の2枚は登り返しの途中で撮影した先ほどの斜面の様子。
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12時32分、やっと尾根上に出ます。そこで休憩していた先行者の皆さんにトレースのお礼を言い、そのまま反対側の八方池の上を通って無名沢上部に向かいます。尾根の最上部は雪が飛ばされてカリカリでしたが、すぐに吹きだまりの雪が出てきます。ではさらさらパウダーを期待して滑降開始!。
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こちら側は風の影響をかなり受けていて、上部は吹きだまりとかりかりの斜面がはっきりとしていました。吹きだまりの斜面を選んで滑り降りていきます。風の影響をあまり受けていないところは気持ち良いクリーミーなパウダーです。
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こちら側は標高差251mの滑降でした。下に下るほど雪は柔らかくなり、快感度もぐんぐん上がっていきました。もっと滑り降りたいですが、登り返さないといけませんので、この辺までで諦めます。
13時6分、登り返しスタート。こちらにも登り返しのトレースがありましたので、ありがたく使わせていただきます。
14時ちょうど、再び稜線に到着。ではスキー場に向けて帰ることにします。
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帰りですが、さすがに足が疲れましたので、ゴンドラに乗って下りました。そして15時5分、駐車場に到着。