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入笠山テレマーク(2010年2月)

日にち:2010年2月2日

場所:長野県入笠山

コース:富士見パノラマリゾート山頂駅→入笠湿原→入笠山→入笠湿原→富士見パノラマリゾート

天気:晴れ後曇り

昨夜、茅野の市街地でも15cmほどの積雪があったことから、山の上の方はさらさらパウダーが積もっていることを期待して1ヶ月ぶりとなる入笠山に出かけてきました。
朝、天気は最高でした。なんとかお昼くらいまで持つだろうと思っていたのですが、早い時間から雲がかかってしまい、おまけに上の方は強風&吹雪になるなど天気はいまいちでしたが、でも昨日の新雪が20cmほど、山頂直下では40cmほども積もっていてバックカントリーとしては思い切り楽しむことが出来ました(^^)。

自宅を7時30分に出発し、富士見パノラマリゾートに向かいます。そして8時3分、スキー場の駐車場に到着。平日でかつリフト運行前でしたので、まだ駐車場はかなり空いていました。

準備をし、ゴンドラ片道券を買い、ゴンドラ乗り場に向かいます。

ほぼ始発(8時30分)のゴンドラに乗って上に登ります。八ヶ岳には少し雲がかかっていましたが、そのうちすっきりと晴れるだろうと思っていたのですが、その後天気はどんどん悪化する一方でした。

8時50分、シールを付けたスキーで登山道を入笠山方面に進みます。なお5分ほど前に一人、山スキーの人が先行しまして、トレースは既に付いていました。この辺りで積雪は15cmから20cmほどでした。

先行された方はそのまま入笠湿原の方に進んでいましたが、私はまず入笠湿原横の斜面を滑りたかったので、林道をラッセルしながら登っていきます。

ここから入笠湿原上部に向かいます。

以前のトレースはほぼリセットされています。夏にこのルートを歩いていないと進む方向に迷うかも知れませんが、良く見るとところどころに赤いマークが付いています。

9時8分、入笠湿原の斜面の上部に出ます。まだノートラックです(^^)。では前回同様に下に向かって右側の斜面を滑ることにします。


(クリックすると800×600pixelの画像が見られます)


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20cmほどの気持ち良いパウダーです。その下が少し堅めのバーンですので、板がよく走ります。この斜面で40cm新雪が積もってしまうと下りラッセルとなってしまいますので、このくらいが一番楽しめるかもしれません。


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斜面下の登山道に出て、そこでシールを付けて歩き始めます。

今滑った斜面。私のシュプールもはっきりと見えています。


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林道脇には冬期も使えるトイレが新設されています。今回実際に使ってみましたが、なんと暖房まで入っていて驚きました。

そして入笠山に上る登山道脇のお花畑の斜面です。斜面の右半分にスノーシューのトレースがうっすらと残っていますが、上部斜面はリセットされています。先行された方はこの手前で大阿原湿原方面に林道を進んでいきましたので、ここからは私が最初となってラッセルして進んでいきます。

この斜面を見たらもうたまりません(^^;。山頂に行く前に一度滑っておくことにします。

この斜面の上部で新雪は25cmほどでした。では滑る準備をして9時54分、ノートラックバーンに飛び込みます。


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吹きだまりでは底付き無しの気持ち良いパウダーを味わうことが出来ました。


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再びスキーにシールを付けて山頂に向けて登っていきます。ちょうどこのとき日射しが出てきましたので、今滑った斜面を撮り直します。


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登山道もまだ誰も歩いていなくて私が最初でした。昨日までのトレースもほとんどリセットされています。

岩場迂回コースに進みますが、標識もほとんど雪に埋もれかけています。

きついラッセルが続きます。なおこの辺り、もうヤブはすっかり隠れて気にならなくなっています。

10時52分、入笠山山頂到着。今回は山頂まで雪が積もっています。

ただ残念ながらガスってしまい、ほとんど展望はありません。風も強く、おまけに雪まで降ってきています。入笠山に登ってこれだけの悪天候は久しぶりです(^^;。ま、展望は無いのですが、滑りは楽しめそうなのでそれでよしとします。
とてもゆっくりと休む気になれないので、すぐに滑る準備をして滑り始めます。滑るのは登ってくる時にチェックしておいた、藪が少なそうな斜面です。

山頂近くは強風でパックされていましたが、すぐに積雪も増え柔らかくなります。


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急斜面はパウダーが吹きだまっていて膝上パウダーです。

ということで山頂直下の急斜面はあっという間に終了です。短いですが、この斜面を楽しめると入笠山バックカントリーの満足度もぐんとアップします(^^)。
続いて上ってきた登山道を挟んで、先ほど滑った斜面とは反対側の牧場の斜面に向かいます。牧場は周囲に有刺鉄線がありますが、上部は雪にすっかり隠れています。
ではここで軽く昼食をとってから滑り始めます。


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この斜面は日当たりが良いため、いつもだとこの時間はすっかり重くなってしまっていることが多いのですが、今日はガスっているためにまだ雪はさらさらです(^^)。


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この斜面も下の方は少しなだらかになりますので、深雪だと下りラッセルとなって苦労するのですが、今回くらいが滑りを楽しむにはちょうどよい感じです。
では最後に有刺鉄線の間をくぐって林道に出ます。体の大きい人は通り抜けはちょっと厳しいかも。ま、登り返してもたかが知れています。

その後入笠湿原経由でスキー場まで戻り、スキー場を下まで滑り降り、駐車場に戻ったのは12時30分でした。