日にち:2009年6月7日
場所:静岡県富士山
コース:須走口(五合目)→3488mまで→須走口
天気:晴れ
今シーズンの富士山ですが、上の方の雪はまだまだ豊富ということで、久しぶりに須走の広大な斜面を滑ってみたいと思い、天気が急に良くなったこの日、一人で出かけて来ました。
朝4時30分に自宅を出発し、河口湖経由で須走口5合目の駐車場を目指します。次の写真は途中で撮影した富士山です。上の2枚は正面が吉田大沢です。白く見えるのはおそらく雪崩の跡だと思われます。かなり大規模です。
(クリックすると800×600pixelの画像が見られます)
次の2枚は須走側の斜面の様子。こちらにもあちこちに大きな雪崩の跡が見えます。今日滑る予定の斜面には雪崩の跡はありませんが、今日は注意が必要でしょう。
(クリックすると800×600pixelの画像が見られます)
6時30分、須走口五合目の駐車場到着。既にかなり車が停まっています。今日は富士スバルラインが自転車レースのために午前中通行止めということで、いつもより来ている人が多いのかも知れません。
(クリックすると800×600pixelの画像が見られます)
ゆっくりと準備をし、さてどこから登ろうかと考え、今回は初めてとなる夏道登山道を途中まで登ってみることにしてみました。(ただ雪渓に出るならブル道を登った方が近かったです)
小屋はすでに営業していました。
7時7分、登山道を歩き始めます。
30分ほど歩くと、登山道に残雪が出てきました。ただここの残雪はそれほど多くありません。
この頃は富士山にガスがかかったり晴れたりを繰り返していました。
振り返ると山中湖がきれいに見えていました。
1時間ほどして出てくる残雪は登山道をすっかり隠してしまい、特にスキーが周りの枝に引っかかって面倒でした。先行者のトレースをたどってなんとか突破します。
夏道登山道を登っていくと、最初に出会う雪渓が次の写真の手前に見える雪渓です。ここで登山道を外れてその雪渓に移動します。
(クリックすると800×600pixelの画像が見られます)
(クリックすると800×600pixelの画像が見られます)
8時30分、雪渓の上をつぼ足で歩き始めます。
この雪渓はしばらくすると途切れてしまいますので、次に左側に見える雪渓に移動します。
この雪渓は上までつながっています。
ただこの先の斜面を横切るブル道の除雪作業の影響で、雪の固まりがかなり下まで滑り落ちてきていました。
10時27分、ブル道到着。雪の壁が1m以上ありますので、登るのに苦労しました。
斜面ですが、適度にゆるんでいるため、結局最後まで私は坪足で登りました。周りを見ても、シールあるいはスキーアイゼンで登っている人と、スキーはザックに付けて坪足で登っている人は半分ずつという感じでした。
(クリックすると800×600pixelの画像が見られます)
この先の岩場で11時7分になりましたので、ちょっと早いですがここでお昼としてしばらく休憩します。昨晩は2時間ほどしか眠れませんでしたので今回は体調がいまいちで、少しペースが遅いかも知れません。(昨日深夜にサッカーワールドカップを見たらなぜか眠れなくなってしまった(^^;)
このあたりはかなりきつい登りです。横を見るとこんな感じです。
しばらくすると上から一人、今日初めてスキーヤーが滑り降りてきました。ざらめのスプレーを飛ばして気持ちよさそうです。
12時57分、本八合目到着。
この斜面ももう何人も滑り降りてきていますので、だんだんとノートラックエリアが少なくなってきています(^^;。
(クリックすると800×600pixelの画像が見られます)
少しでも上へと登っていきますがなかなか足が前に進まず、午後1時30分まで登って今回はここまでとします。GPSで確認したら3488mでした。出来たらこの先の鳥居まで登りたかったですが、体調を考えるとこんなものでしょう。
(クリックすると800×600pixelの画像が見られます)
軽く休憩し、滑る準備をして斜面の方にトラバースしていきます。
下に向かって右側にまだ広いノートラックバーンが残っていましたので、今回はここを滑ることにします。須走の斜面の最大の特徴はとにかく広いことで、富士宮口や吉田大沢と違って沢を滑るわけではありませんので、どこでも滑り放題です。13時50分、滑降開始!。
(クリックすると800×600pixelの画像が見られます)
(クリックすると800×600pixelの画像が見られます)
この日山頂から滑った人の記録をネットで見たら山頂近くはクラストして堅めだったようですが、この辺りはざらめの表面が少しクラストし始めているものの滑りにそれほど影響はありませんでした。少し堅めながら気持ち良いざらめ斜面でした。
(クリックすると800×600pixelの画像が見られます)
(クリックすると800×600pixelの画像が見られます)
(クリックすると800×600pixelの画像が見られます)
(クリックすると800×600pixelの画像が見られます)
ああ、気持ち良かった。さてこの先は先行者のシュプールが入り乱れていますので、右の斜面にトラバースしてこのノートラックバーンを次に滑ってみます。
(クリックすると800×600pixelの画像が見られます)
(クリックすると800×600pixelの画像が見られます)
この斜面は完全にざらめです。しかも軽いざらめということで、滑る感触はパウダーにも似たものを感じました。この斜面の数百メートルは、今シーズン滑った中でも最高の気持ちよさのざらめ斜面でした。
(クリックすると800×600pixelの画像が見られます)
(クリックすると800×600pixelの画像が見られます)
(クリックすると800×600pixelの画像が見られます)
(クリックすると800×600pixelの画像が見られます)
いやー、本当に気持ち良かったです(^^)。次はその下の斜面です。なおその先はすっかりガスっていますので、気持ち良く滑ることが出来るのはこの斜面まででしょう。
(クリックすると800×600pixelの画像が見られます)
(クリックすると800×600pixelの画像が見られます)
(クリックすると800×600pixelの画像が見られます)
ブル道の下はガスの中をひたすら下るだけでした。下ったのは今朝登ってきた雪渓ではなく、その隣のブル道につながる雪渓を大勢のシュプールをたどって下っていきました。
その雪渓はここでおしまい。すぐ隣がブル道です。
ブル道を35分ほど歩くと駐車場です。15時50分、駐車場到着。