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乗鞍テレマーク(2009年4月)

日にち:2009年4月11日

場所:長野県乗鞍高原

コース:乗鞍高原温泉スキー場休暇村→位ヶ原→肩の小屋→剣ヶ峰→位ヶ原→乗鞍高原温泉スキー場

天気:晴れ

久しぶりに乗鞍にバックカントリーに出かけてきました。今週に入ってずーっと良い天気が続いていて、この日も快晴の予報だったことからおそらく景色は最高だろうなと期待して出かけたのですが、まさに期待通りの最高の展望を山頂から楽しむことが出来ました。また雪も、初夏のような暑さでほぼざらめ化していました。特に位ヶ原は全面快適なざらめとなっていて気持ち良く滑ることが出来ました。ただ帰りのツアーコースはあまりに重いぐさぐさの雪となっていたためにちょっと疲れてしまいました。
なお蚕玉岳と剣ヶ峰の間の稜線から滑り始める時にアイスバーンの斜面に入ってしまい、10mほど?滑落して片方のストックを折ってしまうというおまけ付きともなりました。

朝5時30分に自宅を出発し、乗鞍高原温泉スキー場に向かいます。スキー場手前からは乗鞍岳の雄大な風景が目の前に広がります。今回は期待できそうです(^^)。


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休暇村前の駐車場に到着、6時52分でした。スキー場は2週間前に営業を終わり、その後営業していた休暇村前のリフト1本も先週末で営業終了しているため、三本滝駐車場まで道路が開通するまでは静かな乗鞍になるだろうと思っていたのですが、すでに20台?ほど車が停まっていて、この時間にバックカントリーの準備をしている人も7、8人ほどいました。思ったよりにぎやかでちょっとびっくりしました。

では早速準備をして7時6分、シールを付けたスキーでゲレンデを登り始めます。私の前には先行している人が一人見えましたので、てっきりその人が今日の先頭かと思っていたのですが、もっと早くに登り始めた人が10人以上いて驚きました。
風も無風に近く、日射しがとにかく暑くてたまりませんでした。上着は最初からザックに着けて薄着で登り始めましたが、結局山頂に着くまでその格好でOKでした。とても4月の乗鞍とは思えません。これはもう初夏の陽気です。

7時50分、最上部のかもしかゲレンデ到着。ゲレンデにもまだ営業出来るほどの雪が残っています。なおところどころでゲレンデの雪を集めて山のように盛り上げてあります。

雪はこの時間はまだしまったざらめ雪という感じでざくざくにはなっておらず、かなり上までシールで直登することが出来ました。

8時17分、ゲレンデトップ到着。

ツアーコースに登る急斜面もシールがよく効いてどんどん登っていきます。そして斜面途中の藪はまだ雪の下です。

8時41分、急斜面をやっと登り切ります。ここで今日最初の休憩を10分ほどとります。


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9時46分、位ヶ原手前の急斜面に到着。ここしばらく雪も雨も降っておらず斜面がリセットされていないため、さすがにノートラックバーンというわけにはいきません。


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10時ちょうど、位ヶ原到着。ここまでほぼ無風でしたが、ここまで来るとそよ風程度の風を感じるようになりました。今日は風がうれしいです。

この先でボーダーの集団が休憩していました。そしてその先の斜面を見てみると、既に剣ヶ峰方面に登っている人が4人ほど、そして富士見岳に向かう斜面を登っている人が4人ほどいました。どうやら私より30分から1時間ほど前に出発していたようです。そして帰りも次から次へと登ってくる人とすれ違いました。やはり天気の良い日の乗鞍は大人気です。

ここからの風景をご紹介。


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まずトイレの建物に向かって進んでいきます。雪の状態によっては剣ヶ峰に進むか、富士見岳方面に進むか、まだ決めかねていたためです。


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剣ヶ峰をズーム。いつものテカテカアイスバーンでは無さそうです。位ヶ原も全くクラストしていなくて、柔らかくなりかけた雪です。では今日は今シーズン初めてとなる剣ヶ峰を目指すことにしましょう。


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10時43分、トイレの建物に到着。(今は開いていません)
ではここからの風景を左側から右回りでご紹介。


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まずは肩の小屋を目指して斜面を直登していきます。

途中で後ろを振り向くと、遠くに八ヶ岳、南アルプスの山々がきれいに見えていました。


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11時10分、肩の小屋到着。ここもほぼ無風でした。肩の小屋でこれほど風がないのは、記憶にないほどです。


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ここで今日2回目の休憩を10分ほど取り、いよいよ剣ヶ峰に向けて斜面を登り始めます。
斜面はアイスバーンっぽく見えますが、表面は柔らかくなっていてシールで問題なく登ることが出来ました。


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ただ途中のシュカブラの大群をとっぱするのには疲れました。高さが30cmほどもあって、かなり堅めでしたので。

シュカブラ帯を抜けると今度は雪面がずいぶんと堅くなりました。シールが何とか効いているという感じで、そろそろスキーからアイゼンに切り替えた方が良いかもと思いつつ、もう少しと進んでいきました。そしてトレースをたどりつつ、だんだん斜面を回り込みつつ登っていったところ、次第に雪は柔らかいざらめに変わっていきました。登るに従ってざくざくのざらめになるなんて面白いですが、まあ南東向きの斜面に回り込んできたためですが。

12時7分、朝日岳と蚕玉岳の間のコルに到着。ここからは正面に目指す剣ヶ峰がすぐ近くに見えてきます。

12時17分、蚕玉岳到着。目指す剣ヶ峰はもうすぐそこです。

蚕玉岳と剣ヶ峰の間の斜面。今回はこの斜面を滑りましたが、最初一番奥の急斜面(色がそこだけ違う部分です)に入ってしまい、予想以上のアイスバーンに10mほど?滑落してしまいました。


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剣ヶ峰への斜面も、北向きの斜面で一部堅い部分もありましたが、日当たりの良い稜線上は柔らかくなっていて、ほぼ山頂までシールで登っていくことが出来ました。
12時36分、剣ヶ峰山頂到着。

このときは山頂に二人いましたが、すぐに滑りに下っていきまして、それからは私一人だけの山頂となりました。風もほぼ無いと言って良く、雲一つ無い快晴のもと、360度の展望を思う存分楽しむことが出来ました。

では北側から右回りで展望をご紹介。


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槍穂高をズーム。本当に素晴らしい眺めです。この景色を見れただけで今日ここに来た価値がありました。


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南にそびえる御嶽山をズーム。


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山頂でのんびりとお昼にしたのち、滑る準備をして13時4分、滑り始めます。

剣ヶ峰直下のコースをのぞき込んでみたのですが、シュプールで斜面が多少荒れている感じがしましたので、蚕玉岳と剣ヶ峰の間の広い斜面の方を滑ることにしました。


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奥の方(下に向かって左側)の斜面は既にシュプールがいくつも付いていましたので、シュプールがまだ付いていない手前側から入って見ることします。ただ後から思えばシュプールがないのは、そこがアイスバーンだったからでしたが...。


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上の方は表面にパウダーをまぶした感じで、数ターンほどは普通にターン出来ました。ただその下でいきなりエッジがかからなくなってバランスを崩し、板を下にして斜面に座った感じになったまま斜面をずるずると滑り出しました。エッジをかけても全然駄目で、これはまずいぞと板の下にストックを突き刺してそれで停めようしたとたん、体が1回転し、その反動で板をがつんと斜面に叩きつけるようにしたら、その時点で滑落はほぼ停止しました。
このとき片方のストックの先端が折れてしまいました。先ほど停めようと板の下に差したストックです。多分停めきれずにその反動で体が1回転したのでしょう。
ところでこのとき、背負っていたザックの外側に登山用のピッケルを付けていました。もしかしたらシャフト側の金具がブレーキングにそれなりの効果があったかも知れません。
次の写真は停まった地点から上を見たもの。かりかりのアイスバーンです。落ちたのは多分10m位だと思います。


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停まったとは言え、この場所もかりかりのバーンです。慎重に左側のざらめバーンにトラバースして、今度はそこから滑り始めます。


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やはりこちらは快適なざらめ斜面です。ああ、なんであのかりかりバーンに入ってしまったのだろう。最初の時点で気が付くべきでした。


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途中でシュプールの跡がずいぶんと目立つようになりましたので、左側にトラバースしてこのノートラックの急斜面を滑ってみることにします。


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斜度が緩くなってからもこのざらめ斜面は本当に快適でした。


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先ほどの斜面をズーム。赤の部分が滑落した部分。青が滑ったシュプールです。


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位ヶ原も全面快適なざらめ斜面となっていました。

位ヶ原から下る急斜面ですが、ここから下はざらめがざくざく、ぐさぐさの深く重い状態となってしまい、滑るのに疲れてしまい、あまり快適とは言えませんでした。


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駐車場到着、14時30分でした。