日にち:2008年6月1日
場所:静岡県富士山
コース:富士宮口(新五合目)→剣ヶ峰→富士宮口
天気:晴れ後曇り
今シーズン3回目の富士山に、久しぶりに友人と出かけてきました。今回は富士宮口から登ったのですが、一番の目標は富士山の最高峰、剣ヶ峰に登ることでした。雪は思ったより少なく、また下っていたら8合目の上辺りから濃いガスにすっかり覆われてしまい、滑りを楽しめたのは8合目の上まででしたが、ただ剣ヶ峰まで初めて登ることが出来たのは良かったです。
自宅を4時30分に出発し、富士宮口新5合目駐車場を目指します。富士スカイラインのあたりはほとんどガスっていたのですが、新5合目が近づくとガスの上に出た様で富士山がすっきりと見えてきました。
7時4分、駐車場到着。
そろそろバックカントリーで来る人も少なくなるのではと思っていたのですが、駐車場にはかなり車が停まっていました。おそらく多くはスキーヤー、登山者の車でしょう。
準備をし、7時29分、登り始めます。
それにしてもここからみる富士山の残雪は本当に少ないです。今回滑る雪渓もどれくらい雪が残っているのか心配になります。
7時47分、六合目の小屋到着。
上の方に見えている雪渓が今回滑る雪渓ですが、やはり雪は少なそうです。2番目の雪渓と3番目の雪渓はもうつながっていませんし、下の方の雪渓も小さくなっています。(昨年同じ時期と比較して)
この先、岩だらけの夏道を登っていきます。ただこの辺りから時々ガスが上がってくる様になり、周りがすっかり真っ白になる事もありました。
新七合目の小屋の手前から雪に覆われた登山道を登っていきます。雪はゆるんできていて、キックステップで問題なく登ることが出来ました。
8時32分、新七合目の小屋到着。最初の小休憩をとります。風はそれほどなく、日差しがあると熱いほどです。
9時17分、元祖七合目の小屋到着。ここは休まずに上の八合目を目指します。雪渓を直登する人と岩場の夏道を登る人に分かれましたが、私達は夏道を登ってみました。
八合目の手前はよじ登る様な急な岩場が続きます。9時54分、八合目の小屋到着。
ちょっと疲れてきましたので、ここで大休止とし、20分ほど休憩します。
ここから上はすっきりとした青空です(^^)。時々ガスがかかることはありますが、登っている間、この上はだいたい晴れていました。ここから見る限り、山頂直下から続く最初の雪渓は雪はまだなんとか大丈夫な様です。
ただ吹く風がだいぶ冷たくなってきましたので、ここで上着を着ました。
10時18分、再び登り始めます。この先ですが、しばらく夏道を進みましたが、雪に覆われる部分が増えてきたため、しばらくして雪渓を直登するルートに切り替えました。
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10時56分、九合目小屋到着。さすがにこの頃になるとだんだん疲れてきて小屋毎に休憩しつつ登っていきます。
11時36分、九号五勺の小屋到着。
ここまで来ると山頂もすぐそこに見えます。ただこの先斜度が急になることもあり、距離以上に疲れました。
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雪ですが、九号五勺の小屋を過ぎるとあっという間にクラストしてきました。ただかちかちのアイスバーンというほどではなく、まあけり込めば先が食い込む程度でした。滑りはこの辺り楽しくないかも。
雪渓は山頂までつながっていませんので、雪が切れた辺りにスキーの板をデポして身軽で登っていきます。ただほとんどの人はスキーやボードを背負ったまま登っていきます。ここまで来ると風もかなり強くなり、時々ふらつくほどの風が吹いてきます。
12時34分、富士宮口山頂到着。富士宮口からでは初めての山頂です(^^)。
次の写真は今登ってきたルートを上から見たもの。まだ多くの人が登ってきています。
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右側はるか彼方には海が見えていました。
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食事後、建物の裏に回って剣ヶ峰の方に進んでいきます。
ちょうどこの頃少し雲がかかってしまいました。実は次の写真は帰りに撮った際の剣ヶ峰の写真です(^^;。剣ヶ峰から滑り出してこちらの方にトラバースしてくる人を何人も見かけました。ちなみに山頂まで来ると、この辺りの雪は日当たりが良いせいかクラストしておらず、気持ち良いざらめになっていました。
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お釜に滑り込んだ人が何人か登ってきていました。
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剣ヶ峰まで最後の登りです。
13時16分、剣ヶ峰到着。ここまで登ったのは今回が初めてですので、ちょっと感動です(^^)。
風もそれほど強くなく、穏やかな山頂でした。
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この国内最高地点からの最高の景色を眺めながらのんびりしていたかったですが、時間も遅くなってきていますのでそろそろ引き返すことにしましょう。
先ほどスキーの板をデポしたところまで戻ります。そこでは多くの人が滑る準備をしていました。どうやら私達が登って滑る時間帯は一番人が多い時間帯だったようです(^^;。
13時59分、滑降開始。
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ここは雪渓も狭く、既に多くの人が滑ってノートラックの部分はほとんどありませんので、お互いの滑りを撮るのをメインにして滑っていきます。次の写真は私。斜面は最初はクラスト気味でちょっと滑りにくかったですが、すぐに快適なざらめになりました。
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次の写真は友人の滑り。
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雪渓ですが、雪解けが進んで幅がずいぶんと狭くなってきています。また岩もあちこちでかなり出ていました。岩にぶつからない様注意しながら滑っていきます。次の2枚は私。
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次の2枚は友人。
次の2枚は私。
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友人。
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私。
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八合目の手前より濃いガスの中に入ってしまいました。5m離れると見えないほどの濃いガスです。従って滑りも安全重視でスピードを落としていかざるをえず、ここから下は残念ながらただ滑り降りたというだけになってしまいました。
八合目の小屋まで滑り、そこで板をザックに付けて少し登山道を下り、二番目の雪渓の上部から再び雪渓に下りて、その雪渓を一番下まで滑りました。雪は快適なざらめで、晴れていたら最高に楽しかったことでしょう。まあ来年はもう少し早めにここに来ることにしましょう。
最後、駐車場までの登山道の歩きはかなり足に来ました。駐車場到着、16時35分。