日にち:2008年2月28日
場所:長野県霧ヶ峰
コース:八島湿原駐車場→鷲ヶ峰山頂→2番目のピークより東に伸びる尾根を途中まで滑降→八島湿原駐車場
天気:晴れ
昨日も車山・沢渡スキー場跡斜面にテレマークをしにきていたのですが、今日は雲一つ無い穏やかな快晴の日となり、思わずその天気に誘われて再び霧ヶ峰に向かいました。今年は雪が多く、地元の山にもたっぷりのパウダーが積もっていて、遠くまで出かけなくても地元の山がけっこう面白いのです。
今日の行き先は鷲ヶ峰です。スノーシューでは時々訪れる場所ですが、テレマークで滑るのは今回が初めてです。どこを滑るかは実際に行ってみて、雪の状態を見て考える予定です。
自宅を出たのはちょっと遅めの9時30分過ぎでした。八島湿原の駐車場を目指しますが、八島湿原に通じる道路は除雪がまだ除雪が完全でない様で、車1台がなんとか通れるほどの幅しか除雪されていませんでした。(帰りには幅広く除雪されていました)
10時15分、八島湿原の駐車場到着。ただし駐車場の中はまだ除雪されていなくて、仕方なし入口あたりの車が停められるところに停めておきました。(私が準備していたら、隣の車の方が戻ってきて帰られましたので、その後除雪車が駐車場の中を除雪するためにここから入ろうとしたときになんとか入れたようです。)
準備をし、10時27分、シールを付けたスキーで歩き始めます。
まず八島湿原。
昨日滑った沢渡スキー場跡ですが、今日も既に何人もの人が滑っているようで、ここからでもそのシュプールが見えていました。次の写真の中央ちょっと右あたりの斜面です。
(クリックすると800×600pixelの画像が見られます)
では鷲ヶ峰に向かいます。
ここまでは先ほどの方がスノーシューで登られていたのですが、ここから引き返したようで、この先は全くのノートレースです。
最初のオープンバーンですが、左側の斜面も滑ることが出来たらと思っていたのですが、どうも見る限りは雪が風で飛ばされてあまり雪が深くなく、ブッシュが目立ちます。ということで今回は左側の斜面はやめて、登山道のある稜線のあたりを滑ることにしました。
晴れた週末だと大勢のスノーシューの登山者がいてこの斜面も踏み荒らされるのですが、今日は大丈夫です(^^)。
この斜面の上まで登り、まずここを1回滑りましょう。
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シールを外して滑降開始。雪ですが、時々風でパックされた部分もありますが、大体は10cmから15cmほどのパウダーでした。
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あっという間に最初の斜面は終了です。再びスキーにシールを付けて登っていきます。
この先の細い登山道は新雪がかなりたまっていて、この斜面は南側ということで雪が日を浴びて重くなり、ラッセルが結構大変でした。
最初のピークに到着。向こう側に鷲ヶ峰のピークが見えてきます。
この先を90度右に折れて2番目のピークに向かいます。
次の写真は、先ほど通過した最初のピークですが、東側の急斜面が雪崩れているのが分かります。昨日は車山の北面でも雪崩のような跡がありましたし、今年は雪が多いと言うことでここ霧ヶ峰でも雪崩には注意が必要です。
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これから向かう鷲ヶ峰ピークに通じる稜線。
本当はこの左側の斜面を下まで下れるなら下りたいと思っていたのですが、思ったより急な斜面で、かつ雪が風で飛ばされてブッシュが目立つこと、あと下まで行ってから道路にスムーズに降りれるのかが分からないため(道路のこちら側はかなり高い壁になっている部分が多い)、今回はやめることにしました。
この先のちょっとした急な登りを登り切ると、そこからは多少のアップダウンはあるもののほぼ平坦な稜線上のルートとなります。ただ雪が登山道を埋めつくしていて、どこが登山道なのかよく分かりません。ま、何度も来ていますので、大体の場所は分かりますが。
山頂が見えてきました。滑って斜面を転がり落ちないように注意しながら一歩一歩進んでいきます。
山頂到着、12時28分でした。風がそれなりにありますので、写真だけ撮って戻ることにします。
では時計回りに北側から周りの風景をご紹介。
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久しぶりに見える範囲全ての山が見えています。
さて登ってきたトレースを引き返していきます。
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2番目のピークからこちら側に来る際の斜面には大きな雪庇が出来ています。
次の2枚の写真はその左側の様子ですが、こちらは間違いなくパウダーがたまっていることでしょう。でも雪庇の下の斜面はちょっとリスクがありそうdす。
でもよく見てみると、2番目のピークから東に伸びる尾根の上は比較的安全そうです。と言うことで今回はあの尾根上を滑られるところまで滑って登り返すことにしてみました。
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次の2枚の写真は車山をズームしたものですが、昨日見かけた雪崩らしき跡がここからだとはっきりと分かります。思ったよりかなり大規模で、しかも大きく崩落しているその左側にも雪崩れた跡があるように見えます。
(クリックすると800×600pixelの画像が見られます)
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では軽い昼食後2番目のピークまで戻り、そこから東側の様子をうかがいます。次の写真は雪庇のある尾根の様子。
次の写真がこれから滑る尾根。大きなオープンバーンはなく、低木やブッシュがだいぶ目立ちます。尾根上なら雪崩れの心配は無さそうです。
若干上の部分は雪で盛り上がっていますが、雪庇にはなっていませんので、思い切り斜面に滑り込んでいきます。
(クリックすると800×600pixelの画像が見られます)
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尾根上を外れないようにブッシュを避けて滑っていきます。
この辺りより雪が深くなり、気持ち良いパウダーランを楽しむことが出来ました。
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あの下に見える広い場所まで滑ることが出来たらと思っていたのですが、手前の急斜面の藪が高密度なため、今回はここまでとしてスキーにシールを付けて斜面を登っていきます。
登り返してからは登山道を戻っていきます。そして最初のオープンバーンの斜面ですが、私の後からスノーシューの人が二人登った跡が付いていますが、まだノートレースのエリアが広く残っていますので、そこを滑っていきます。
最後は右側に直接道路に下りるルートを滑り降ります。
ここでスノーシューの人とお会いしました。
今日は暖かいこともあって、この辺りの雪はちょっと重めになってきていました。14時25分、駐車場到着。
今回は雪崩が気になり、オープンバーンの急斜面は滑るのを避けましたが、でも尾根上のルートで少しはパウダーを滑ることが出来たので、まあ満足です。