日にち:2007年4月29日
場所:長野県乗鞍高原
コース:乗鞍高原温泉スキー場三本滝レストハウス→位ヶ原→摩利支天岳と富士見岳の間の稜線→同じコースを戻る
天気:晴れ
乗鞍にテレマークに来るのは、今シーズン3回目となります。1回目は強風のためにゲレンデトップまで、2回目はガスと吹雪で位ヶ原までしか行かれなかったので、今回は少なくとも肩の小屋までは行ってみたいと思っていたのですが、途中で予定変更して摩利支天岳と富士見岳の間の稜線の方に登ってみました。
天気ですが、天気予報でも快晴となっていましたが、実際に1日気持ちよく晴れてくれました(^^)。もしかすると過去に乗鞍に来た中で一番天気が良かったと言っても良いかもしれません。
今回も私一人です。
朝5時30分に自宅を出発して乗鞍高原温泉スキー場を目指します。
天気予報通り、雲一つ無い青空の下、乗鞍岳が真っ白に輝いています。昨日、上の方では積雪があったということで、もしかするとこれは期待できるかも知れません(^^)。
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昨日の積雪による道路の凍結等がちょっと心配だったのですが、実際には三本滝レストハウス前の駐車場に着くまで道路はほぼ問題ありませんでした。駐車場到着7時ちょうどでした。
駐車場ですが、舗装されている方はこの時間でほぼ満車に近い状態でした。(隣の未舗装の駐車場はまだ空いていました)
うーん、さすがゴールデンウイーク。また上にうっすらと雪が積もった車もありましたが、それはおそらく昨日から乗鞍に来て、位ヶ原山荘に泊まっている人の車だと思われます。
先頭集団でスタートできるかなと思っていたのですが、もう後発組確定ということで(^^;、のんびりと準備をしてから7時40分、シールを付けたテレマークスキーでゲレンデを登り始めます。風もそれほど無くて、かなり暑かったです。
すでにスキー場を横切っている道路の除雪が進んでいるため、いったん道路に出てしばらくはスキーを担いで道路を歩いていきます。なお道路の脇の雪の壁がそれほど高くないので、道路を横切ってゲレンデを直登している人も多かったです。
途中から再びゲレンデに入って、ゲレンデ最上部を目指します。
ゲレンデトップからは山スキーのツアーコースの切り通しを進んでいきます。
8時40分、やっと最初の急斜面を登り終えます。ちょっと汗をかいたので、最初の休憩をここで取ります。
前方の乗鞍岳をながめつつ進んでいきます。
このあたりの雪ですが、堅くなったざらめ雪の上に新雪が5〜10cmという感じでした。
位ヶ原手前の急斜面ですが、雪が比較的しまっていてシールでほぼ直登出来ました。
なお登っていく右手の斜面には大きな雪の固まりがごろごろしていました(この状態ではこの斜面は滑ることは難しそうです)。どうも上から落とされたような感じですが、原因はこの上を通っている道路の除雪作業でした。
位ヶ原到着、10時ちょうどでした。ここまで来ると急に風が強くなりました。慌てて上着を着ます。
次の写真は除雪が始まった道路の様子です。この雪が先ほどの斜面に落ちたものと思われます。
少し進むと乗鞍岳がすぐそこに見えてきます。
前方のコルの部分に肩の小屋も見えています。肩の小屋を目指して進んでいきます。
雪ですが、このあたりは新雪に近い部分と、クラストして堅い部分と、てかてかのがりがり部分が混在していました。
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次の写真は乗鞍岳。
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次の写真は摩利支天岳、富士見岳方面。
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このとき、その斜面(摩利支天岳、富士見岳方面)から一人のテレマーカーが気持ちよく滑り降りてきました。滑りを見ていると雪もまあまあそうでしたので、急きょ予定を変更してそちらの斜面に進路変更したのでした。
次の写真がこれから進む摩利支天岳と富士見岳の間の斜面です。次の写真の左側のピークが摩利支天岳で、そこから右に稜線が伸びていますが、その稜線に向かって登っていく形となります。
次の写真は肩の小屋方面。中央右側にみえているのはトイレの建物。
次の写真は乗鞍岳。
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次の写真は今登っている斜面。この斜面の左側(岩場のある方)を直登しています。
次の写真は再び乗鞍岳。
登るにしたがって風がだんだんと強くなりました。稜線上では雪煙が舞っています。
次の写真は右手に見える槍穂高岳。槍もきれいに見えています。
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やっと摩利支天岳と富士見岳の間の稜線にたどり着きました。11時30分でした。
それにしても風が強くて寒く、とてものんびりとしていられませんので、昼食は下で取ることにして、すぐに下る準備をします。
次の写真は下る斜面の上から下を見たもの。めちゃくちゃ急でもなく緩斜面でもない、適度な斜度の斜面が続いています。既に数人が滑った跡がありますので、出来るだけそこを避けて滑ってみました。
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雪ですが、ちょっと重めながら新雪と言ってもいい感じです(^^)。ただし新雪が吹き飛ばされ、クラストした堅めの部分もところどころにあって、そこでは急にエッジが引っかかるので、注意しながら滑っていきます。
しばらくすると若干斜度がゆるくなります。新雪の部分を選んで快調に滑っていきます。次の写真のほぼ中央を滑っています。
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斜面は途中で右に折れるのですが、その曲がる部分のすぐ先が休憩適所となっていますので、そこでお昼にすることにします。次の写真はそこから今滑ってきた斜面を見たもの。
乗鞍岳の山頂から滑っている人が何人も見えます。次の写真2枚は乗鞍岳をズームして撮影したもの。
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食事後、再び斜面を滑り始めます。ここからは位ヶ原の方に向けて滑り降りていきます。
(クリックすると800×600pixelの画像が見られます)
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斜面の途中で左側を見ると、左に下っていった斜面の先に位ヶ原山荘が見えていました。
そちらには下りずに右に進んでいき、位ヶ原の朝登ってきた斜面の方に進んでいきます。
次の写真は今日滑った斜面をズームで撮影したもの。中央上の斜面ピークから右下に向かって滑り降りてきたことになります。重めながら新雪の感触を味わうことが出来、滑っていて気持ちよかったです(^^)。
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でも気持ちよい滑りはここまで(^^;。位ヶ原から先のコースはすっかり荒らされ、またざらめ雪と化していました。
終車場に戻ってきたのは13時30分のことでした。
さて乗鞍ですが、今シーズン中にもう一度は来てみたいと思います。ただし位ヶ原山荘まで春スキーバスの運行が開始されてからですが。