【VectorWorks操作技能保持者認定試験 合格】
2000年3月25日受験
VectorWorksはMacとWindowsに対応した汎用の2D/3D CADで、特に建築業界で人気の高いソフトです。
VectorWorksは旧バ−ジョンはMiniCadと呼ばれていて、私もMiniCadの時代からもう8年ほどのユ−ザにはなるのですが、でも普段使うのは簡単な2Dの製図機能がほとんどで、自分でもとても使いこなしているとは言えない状態でした。
ということで、単に2Dの製図だけでなく、VectorWorksの持つ3D機能やワ−クシ−ト/デ−タベ−ス、マクロ機能などを使いこなせる様になりたいと思ったのが、この試験を受ける一番の動機でした。
ところでこの試験、実技では実際に課題を与えられて2D、3D、ワ−クシ−ト機能などを使った図面を規定時間内に作成しなくてはいけません。
で私、今まで3Dやワ−クシ−ト、デ−タベ−ス、マクロ機能は全くと言っていいほど使ったことがありませんでしたので、試験勉強はまずとりあえずVectorWorksのマニュアルを最初から読んで、実際に操作してみることからスタ−トしました。
ただ思いのほか操作の練習に時間がかかってしまい、試験対策本に取り掛かったのは結局試験日の前日のことでした(^^;
試験ですが、私は東京会場(A&Aビル)で受験を申し込んでいたのですが、当日会場へ行ってみると会場に用意されているパソコンが全部で8台ほどで、もっと受験する人が多いと思っていた私はちょっと拍子抜けしてしまいました(^^;
とりあえず気を取り直してまずは筆記試験のスタ−ト。
筆記試験ではVectorWorksの基礎、2次元製図、3次元モデリングが必修、選択問題はワ−クシ−ト/デ−タベ−スとシンボル/マクロのいずれか一つ。問題数がそんなに多いわけではないので時間的には余裕がありました。
続いていよいよ問題の実技試験。
課題は2D製図した図形を3Dモデリングして、さらにワ−クシ−トに図面内のシンボルを拾いだして、表計算機能で計算させて図面を完成させるというもので、対策本に載っていた過去問と比べるとちょっと難しいものの様に感じました。
とりあえず2Dでの製図まではスム−ズに行ったのですが、やはり3Dの操作にまだなれていなくて、時間も残り少なくなってきて、こりゃだめだ〜とあきらめかけたのですが、
なんとか運良く(^^; 終了間際に指定の図面をほぼ完成させることが出来ました。
ほぼというのは、例えば図形のシンボル登録の際、位置合わせが微妙に(0.00数ミリほど)ずれていたりなど、100%指定通りには出来ませんでしたが、とりあえず自分では90%の出来かなという感じでした。
実技の合格ラインが不明でしたので、ここが一番心配な点でした。
さて試験後、2週間ほどして、合否通知書が届きました。
なんとか無事合格していました(^^)
筆記試験は78点。思ったより点が悪かったです(^^;
心配だった実技試験は「合格」とだけ記載されていました。
使用した参考書
ソフト自身の勉強は製品のマニュアルのみで大丈夫です。(ただし実際に操作できるように)
試験対策としては上記のBNNの対策本がありますが、これ、回答に結構間違いがあって苦労しました(^^;
受験される方へのアドバイス
とにかく試験にでる範囲の機能は一通り使いこなせるようにしておくことが必要です。特に実技は3Dでの操作をかなり要求されます。
ワ−クシ−ト、デ−タベ−ス、シンボル、マクロについては、基本的な項目が理解できていれば大丈夫でしょう。