試験はプロメトリック、VUEの試験センターにて実施されている。試験方法はパソコンを使った試験となっていて、終了時に直ちに結果が表示されます。
【M10-200 MCA OS・ネットワーク】 (注:2004年よりこの資格名称が「MCA
Platform(プラットフォーム)」に変更となりました)
試験時間:50分
合格ライン:560点(800点満点、なお3分野に対する個別合格判定もあり)
【M10-100 MCA Database(データベース)】
試験時間:50分
合格ライン:560点(800点満点、なお3分野に対する個別合格判定もあり)
【M10-400 MCA セキュリティ】
試験時間:50分
合格ライン:560点(800点満点、なお3分野に対する個別合格判定もあり)
M10-200 MCA OS・ネットワーク 2003年3月 合格報告
M10-100 MCA データベース 2003年3月 合格報告
M10-400 MCA セキュリティ 2005年11月 合格報告
【M10-200 MCA OS・ネットワーク 2003年3月 合格】
2003年3月15日
マイクロソフトの資格の所有者を対象にした「MCA 1周年記念キャンペーン」があり、このOS・ネットワークの無料試験を申し込んだところ当選通知が届いてしまいましたので、せっかくただで受けられるならと、当初は受ける予定が無かったこの試験を急きょ受けてみることにしてみました(^^;。
ただどうせ受けに行くならついでにデータベースの試験も受けてみようということで、MCAの試験を2つ続けて受けてみることにしてみました。
既にMCSEを取得していることもありますし、何も勉強しなくても余裕で合格しなくてはいけないのは確かなのですが、でも実際にそうして万が一落ちてしまったら目も当てられないということで(^^;、一応参考書としては翔泳社の「MCA教科書
OS・ネットワーク」を買って、これで勉強してみることにしてみました。
ただちょうど仕事が忙しくなり、実際に勉強できたのは試験直前の2日だけでしたが、なんとかMCA教科書を一通り目を通し、試験当日の午前中にもう一度チェックしたところを読んでみました。時間が無いので最後の模擬試験とiStudy
Limited Editionはやりませんでした。なおMCA教科書を読んでみて、確かにMCPほどの突っ込んだ知識はそれほど要求されず、マイクロソフトのOS・ネットワークについて広く浅く扱うというMCAの試験の傾向を強く感じました。
とりあえず受けるからにはと、90%以上の得点を目標に試験に向かいます。
試験は50分で51問。合格ラインは800点満点の560点と表示されます。
問題は全て4択で、複数選択のものは無かったような気がします。画面をスクロールしないといけない問題は数問程度で、問題のレベルはほぼMCA教科書に出ていた練習問題と同じくらいに感じました。そんなに難しくないものの、めちゃくちゃ簡単というほどでもなく(^^;、40分で一通り解答し終わった時点で見直しのチェックの付いた問題が24問もありました。残り時間、もう一度チェック付きの問題を見直して行きますが、多分半分はOK、残りの半分も2択までは絞り込めているので、なんとか目標の90%にぎりぎり届くかどうかと言うあたりだなと感じつつ、終了のボタンを押します。
すると表示された結果は732点で、総合判定も合格でした。
91.5%の得点と言うことで、なんとか自己目標であった90%を超えることが出来ました(^^)。
使用した参考書
参考書ですが、MCPで読み慣れていることもあり、翔泳社のものを使ってみました。
MCA教科書は試験範囲をほぼカバーしていますし、ある程度の知識のある方が試験対策用として使うには良い参考書だと思います。ただOSやネットワークの入門書ではないので、これからOS・ネットワークの勉強をしようという方は、基礎の勉強には別な参考書を使った方が良いでしょう。
受験される方へのアドバイス
決して難しい試験ではありません。位置づけ的にもエントリークラスですし、参考書をきっちりこなせば十分合格ラインに到達できるはずです。
実務でネットワークに携わっている人なら、普段の実力でも十分合格出来ると思いますが、一応試験対策本にさっと目を通して試験範囲をチェックしておくとより確実でしょう。
【M10-100 MCA データベース 2003年3月 合格】
2003年3月15日
上の受験記にも書きましたが、OS・ネットワークの試験を受けるならついでにデータベースの試験も受けてしまおう言うことで、この試験を受けてみることにしてみました。
勉強用に用意した参考書は日経BPソフトプレスの「MCAスキルチェック要点解説 データベース」です。(翔泳社のMCA教科書はこの試験用はまだ発売されていなかったため)
たださすがに同じ日に2つの試験を受けると言うことは、片方の勉強がはかどらないともう片方は全然進まないこととなり(^^;、結局こちらの参考書を開くことが出来たのは試験当日だけとなってしまいました。でも一応MCDBAも取得してはいますので(^^;、過去の知識を思い出しつつ「MCAスキルチェック要点解説
データベース」を急いで読んでみます。本が200ページちょっととそんなに厚くないせいもあり、3時間ほどで一通り目を通すことが出来ました。
そして試験会場で試験と試験の合間にもう一度さっと目を通し、こちらも90%の得点を目標に試験を開始します。
試験は50分で51問。合格ラインが800点満点の560点と表示されます。
問題は全て4択の単一選択の問題だったと思います。問題のレベルは「MCAスキルチェック要点解説 データベース」に出ていた問題と同じくらいだと思いました。そして似たような問題も数問ほど見かけました。
先に受けたOS・ネットワークよりは若干簡単な問題が多く、35分ほどで一通り答え終わることが出来ました。見直しのチェックの付いた問題は14問で、残りの時間じっくりと見直して見ます。
ちなみに問題の中には 「MCAスキルチェック要点解説 データベース」には載っていないもう少し突っ込んだ知識を要求する問題もいくつか有りましたので、この試験でデータベースの勉強をされるという方は複数の参考書を使ってみた方が良いかもしれません。(もちろん他の参考書にはそれらが載っているという保証もありませんが(^^;)
最後までチェックが外せなかった問題が10問ほどありましたが、50%の確率であっているかもと期待し終了のボタンを押します。
結果は694点。
うーん、86.7%とちょっと目標には届きませんでしたが、一応合格です(^^)。
使用した参考書
翔泳社のMCA教科書の発売が間に合いませんでしたので、日経PBソフトプレスの「MCAスキルチェック要点解説」を使ってみました。ページ数がそんなに多くないのでその意味では読みやすいのですが、ただ全体的に本当にかいつまんでという感じになっていまして、データベースをある程度されている方にはちょうど試験内容の確認用にぴったしなのですが、データベースの勉強をこれからされるという方はまず基礎の勉強を他の参考書でしてからの方が良いかもしれません。
受験される方へのアドバイス
ある程度データベースのことが理解できている方なら、試験の内容を対策本で一通り目を通すだけで十分合格できる試験だと思います。
逆にこれからデータベースを勉強しようと言う方には、試験勉強と共にデータベースの基礎についても勉強されることをぜひお勧めします。
なぜならこの試験で問われる内容は広い範囲にわたるものの非常に浅く、仕組みを理解しないでも単語の意味をある程度暗記すれば点が取れてしまうため、試験用の知識を詰め込むだけでは実務にあまりつながらないと感じるからです。
でもデータベースの最初の一歩としては悪くない試験だと思います。ぜひ次のステップを目指して頑張ってください。
【M10-400 MCA セキュリティ 2005年11月 合格】
2005年11月19日
MCAですが、2004年になってからこのセキュリティ科目が追加され、いつか力試しに受験したいと思っていましたが、やっと2005年11月になって受験することが出来ました。
本来ならMCSE取得済みですので、何も勉強しなくても合格できなくてはいけないと感じましたが、万が一それで落ちたらしゃれにならないと(^^;、一応参考書を買って勉強してから受験してみることにしてみました。使用した参考書は日経BPの「MCAスキルチェック要点解説
セキュリティ」です。ネット等で調べてみると、この科目対策としてはインプレスの「徹底攻略 MCA セキュリティ問題集」、通称黒本が非常に評判が良かったのですが、これは問題集だけであり、参考書+問題集を揃えるとなるとそれなりの金額になってしまうため、結局以前のMCA受験の際にも使った日経BPの「MCAスキルチェック要点解説」のみを使ってみることにしてみました。
勉強を始めたのは受験の1週間前からでした。「MCAスキルチェック要点解説」を一通りじっくりと読み、各章末の問題をやってみたら正解率75/84=89%ということで、この時点で合格の手応えを感じることが出来ました。(ただ今から思えばちょっと甘く見てしまったかなと反省しています(^^;)
内容的には今までMCSEその他で勉強してきたセキュリティに関する一般知識とマイクロソフトOS絡みのセキュリティに関することが大半でしたが、それ以外にクライアント系(Outlook
ExpressやOffice等)のセキュリティに関することもありました。基本的には今までの知識の復習という感じで読むことが出来ました。
「MCAスキルチェック要点解説」のチェックした部分を中心にもう一度見直して、いよいよ試験に向かいます。目標はずばり90%以上(スコア720)での合格です。
試験ですが、アンケートを除けば実質50分で51問、合格ラインは560(800点満点)です。最初の数問はいきなり問題文が長い問題が続いて1問を解答し終わるのに1分以上かかってしまい、あれ?、MCAってこんなに問題文が長かったっけなあと焦り始めるものの、その後は短い問題もあってほっとしました。ただ平均すれば「MCAスキルチェック要点解説」に載っている問題の3倍くらいの長さがあったかもしれません。(あくまで問題文のみで、選択肢は長文のものは無し)
「MCAスキルチェック要点解説」にあった問題よりは全体的に難しめの問題が多く、 解いていてこの感じだとちょっと90%以上取るのは難しいかもと感じ始めました。「MCAスキルチェック要点解説」とほぼ同じような問題も2、3問ありました。とりあえず51問まで解答し終わった時点で見直しのチェック付きの問題は16問ありました。残り8分で再度その16問を見直します。大抵は2択までは追い込んであるのですが、最後の答えの選択に迷うものが大半でした。チェック付きの問題を10問まで減らした段階で時間終了。
そして表示された結果は630で合格でした。
とりあえず合格ですが、目標には遠く及ばず(^^;、ちょっと肩を落としつつ試験会場を後にしたのでした。
さてMCAですが、まだアプリケーションが未受験ですが、とりあえずこの試験を最後にしたいと思います。
使用した参考書
上記参考書だけでもきっちりとやれば合格ラインに到達できると思います。要点がコンパクトに整理されています。ただ試験範囲のカバー率としては85%位でしょうか。また載っている問題は実際の試験に比べて簡単なものが多いです。
一般的には通称黒本、
インプレス「徹底攻略 MCA セキュリティ問題集」の評判が良いです。個人的にはこの本を使ったことがないので断言は出来ませんが、問題をこなすという意味では参考書以外にこういった問題集も1冊やっておいた方が良いと感じました。
受験される方へのアドバイス
マイクロソフトのOSやソフトを中心とするセキュリティの勉強としては手頃な試験だと思います。ただ試験範囲が一般的な事やネットワーク、サーバだけではなくクライアントソフト系も入っていますので、セキュリティに関する一般知識のある人でも参考書で一通り試験範囲を押さえておいた方が良いでしょう。