NetBSDとは68K Macにインストールできる唯一?のPC UNIXです。DOS/V機には以前より何度もLinuxはインストールしていたのですが、MacにPC
UNIXをインストールするのは実は今回が初めてです。
目的は最近電源を入れることがめっきり少なくなったOld Macを、仕事場のMac/Win共用のファイルサーバに仕立てようと言うもの。
さてインストールですが、ローカスの「MkLinux DR3/NetBSD 1.3.2サ−バ−構築入門」を参考書にして、やっとの思いでインスト−ルすることが出来ました。
インスト−ル作業にはほぼ丸2日間かかったかもしれません(^^; インスト−ルやカ−ネルのコンパイルなどに予想外に時間がかかってしまって、まいりました。
また実際のセットアップはファイルを頻繁にvi(エディタ)で書き換える作業を伴いますので、事前に他のPC UNIXマシンでviの操作を練習しておくと安心かも。
インスト−ルしたのはColorClassicIIのメイン基盤を入れたLC575。ですからLC550に相当するのかな。 メモリは20MB、内蔵HDDは320MB。
Lanカ−ドはDITのNETG LCPDS-T/2。これ、Apple純正のドライバで使えるので、多分NetBSDでも使えるのではと予想したのですが、問題なく動きました。
まず内蔵HDDをApple HD SC Setup 7.3.5にてパ−ティション分け。 MacOS用に40MB、SWAP用に40MB、NetBSDシステム領域用に残り全部の240MB。
NetBSDはMacOS上からブ−トするので、MacOSのミニマムセットが必要なのです。
CPUは030の33MHzに確か2倍速CD-ROMという遅い組み合わせのせいもあるのかもしれませんが、インスト−ルに時間のかかること。必要なファイルのインスト−ルにト−タル12時間ほどはかかったような感じがします。←これって私の環境がおかしいのかな?
続いて、マニュアルに従いカ−ネルの再構築。まあほとんどいじってないのでここで実施する必要は全くなかったのですが、どんなものかとためしてみたところ、これも時間のかかること。完了まで5時間かかったのではないかと思います。
とりあえず無事NetBSDが立ち上がったので、次はSambaとNetatalkの組み込み。 インスト−ルと設定等はほぼ書いてある通りに行い、共有フォルダの設定やユ−ザ登録等の処理を行い、なんとかネットワ−ク上のMacやWindowsマシンからSambaの共有フォルダが認識できるようになったのですが、ここで次なる問題
が。
MacとWindows95からはちゃんと接続できるのに、Window98からはパスワ−ドが違うと言われてどうしても駄目。でいろいろと調べてみると、Win98からはパスワ−ドが暗号化されており、そのままではSamba(1.9.18p10)に接続できない
とのこと。 とりあえずWin98のシステムディレクトリにあるNetwork.txtの中にかかれている「SambaとWindows98」の項を参考にレジストリを変更して、Windows98側でパスワ−ドをPlainなTextにすることで、無事アクセスできるようになりました。
もしかするとSamba側で対応できるのかもしれませんが、ちょっと調べきれませんでした。
X Window Systemですが、もともとLC575はファイルサ−バにするのが目的でしたので、X Window Systemは入れてません。